2016年4月9日、NHK90年大河ファンタジー【精霊の守り人】シーズン1第話目・最終話「決戦のとき」が放送されました。
シーズン1の最終回、果たしてチャグムは無事、精霊の卵を産みだすことができるのでしょうか?
バルサは、タンダは、トロガイ師は!
ひとりで青弓川の上流に向かったチャグムを追って卵を食べようと襲いかかる怪物ラルンガや、王の刺客・狩人の魔の手からチャグムを守り抜き、逃げきることができるのか!
ついに決戦のときがやってきました。
今回の記事は、【精霊の守り人】シーズン1第4話最終回「決戦のとき」のあらすじと感想&今後の放送予定を紹介していきたいと思います。
(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
【精霊の守り人】シーズン1第4話最終回「決戦のとき」のあらすじ
卵の意思に操られ青弓川の上流はと向かうチャグム。
ラルンガの攻撃をかいくぐり、ついに卵は誕生のときを迎えます。
一方、サグム皇太子は死の瀬戸際にいました。
帝は何としても皇太子の命を守ろうと力の限りを尽くしていました。
最終話では今までいろいろ謎だった事が明らかになっていきます。
・ナユグとこの世との関係
・王の心の闇と葛藤、サグム皇太子とチャグム王子、どちらを選ぶのが神の意思なのか
・バルサの母性の芽生えとタンダとのかかわり方
すべての戦いが終わった時、チャグムは王宮へ行きますが、バルサは彼との旅を思い出し、何を思うのでしょうか。
森に消えたチャグム
チャグムは精霊の卵の意思に支配されて、まるで猿のように木からきへ飛び移り森の奥へ消えていってしまいました。
「あれがラルンガか?」
バルサは狩人のモンにそう聞かれて「王宮でもラルンガのことに気づいていたのか」と思いました。
ふと、森の奥から流れてくる霧の中にシグ・サルアの花の匂いを嗅いだバルサは匂いのする方向へと走り出しました。
トロガイとシュガと卵の秘密
星の宮の奥に聖導師と狩人のモンとモンに連れてこられたトロガイ師がいました。
ジンが今、チャグム王子を追っているという報告を聞き、
「今の王子を追える人間はいないよ。古い記録を知らない限りはね。シュガと言う星読がそういう記録を調べていると聞いたがどうなっているかね?」
シュガのいる秘倉に突然現れたトロガイに驚きつつもさっそく石板を分析した結果を話しました。
「石板の秘文によると王子は青弓川から青池を経てその奥のサアナン・つまりヤクー語で言うと青弓川の水源に行くことになると考えられます。」
「ヤクーの言い伝えではサアナンとは枯れて化石のようになった木のことで、その中に水源があり、そこはナユグとこの世を繋ぐ結び目であると言われておる」
と、トロガイ師が答え、さらにシュガは続けます。
「かつて建国神話の御代に、ヤクーの呪術師がラルンガの触手の内へ飛びこんで、襲われて殺されてしまった子供の体から精霊の卵を取って天に投げ上げ上げました。
すると卵は海へと運ばれ深い海の底で孵化したのです。卵は雲を吐き出し、雨を降らせ、地を潤わせたということです。」
「なぜ天に向かって卵を投げるだけで海まで行くのだ?」
秘倉の魔物と戦う武人の壁画を見ながら疑問に思い、ふと上の方を見上げるとそこに何かが描かれていました。
「なんと!これだったのか、謎は解けた。急いでバルサたちに知らせなければ!」
サアナンの泉で口から光の塊を産み落としたチャグムはそれをそうっと水の中から掬いあげました。卵の中に見えるにはまるで雲が湧き立っているような景色でした。
鳥が海へ運ぶ精霊の卵
トロガイ師は星読みノ塔の最上部にある水鏡の前にいました。
この水はサアナンの水と繋がっているはずなので、トロガイ師の魂をバルサたちのところへ飛ばし、卵の秘密を教えようとしているのです。
バルサと卵を産んだチャグムは依然ラルンガやジンと戦い続けています。
ラルンガに追い詰められて、あわや間一髪のところでどこからともなくトロガイ師の声が聞こえました。
「卵をナージに向かって投げるんだ!」
タンダはヤクーに伝わる歌を思い出しました。
《ナージ、飛べ飛べ、海まで飛べば、雨降り稲穂はすくすく育つ・・》
・・・ナージが卵を海へ運ぶのか!
「チャグム、ナージに卵を投げろ!」
空高く投げ上げられた卵は一羽のナージがくわえると、アッという間に彼方へ飛び去って行きました。
なんとかラルンガをやっつけたバルサの所へ今度は剣を持ったジンがやってきました。
しかし、ジンは「あの時、化け物に殺されそうになっていた俺はお前に助けられた。借りは返す!」と言って剣を鞘に収め、去って行きました。
チャグム皇太子
精霊の卵を守り通し、役目を終えたチャグムはバルサと共に旅に出ようと思っていました。
バルサもチャグムを弟子にして旅をするのもいいかもしれないと感じていました。
バルサはチャグムを我が子のように思い始めていたのです。
けれど、彼らの元へ王宮から使いがやって来て、チャグムの前でひざまずき、
「チャグム皇太子殿下、昨日、兄気味のサグム皇太子殿下が亡くなられました。」
と告げました。
驚いたチャグムは
「嫌だ!バルサと行くんだ」
しかしバルサに「お前の望むようにしろ」と言われ、涙をこぼしながら、
「わかったよ・・・自分から逃げるなって言うんだろ。王宮に戻って皇太子になるよ」
王宮に戻ったチャグムを帝は複雑な気持ちを隠し、悠然とした顔で迎えたのでした。
バルサはジグロの墓前にいました。
旅支度を整えてまた、旅に出る 次はロタへ行くと懐かしい父に報告をしていました。
夏至祭の夜、帝とチャグムは渇きの相を退け、雨を降らせることが出来ました。
精霊の卵もまた、海で卵から孵り、水の精霊としての力を発揮していました。
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感想
ついに最終話・キ・ターです!
チャグムが産んだ卵は実は雨を降らせる、龍のようなものだったんですね。
それを鳥が海まで運ぶとは意外でした。
きっとバルサはチャグムがこのまま自分と共に旅をするなら、ジグロの境地に至れるのかもと思っていたのかもしれないですが、ジグロが父であったように、バルサも時間にすれば短いですが、十分に母だったと思います。
そして、これからチャグムが新ヨゴ国をどこへ導いて行くのか、どこにいてもいつも優しく見つめていることでしょうね。
現王にとって、ナユグを見ることができるチャグムは自分より神に近い存在と言う、許し難い者であることはもう否定できませんから、その魔の手を収めることができるのか不安が残ります。
チャグム、負けるな!がんばれ!
それにしても、聖導師が確信がないだけで、すべての理由を知っていたようなニュアンスが感じられる場面がいくつかあったようです。
やっぱりか~・・陰で動く存在はいつの世界にも常にあるものですね。
今後の放送予定は?
◆シーズン2(全9話)2017年1月から放送予定
◆シーズン3(全9話)2018年1月から放送予定
ということで後に年間に渡りそれぞれ、1月第2土曜日もしくは第3土曜日から始まり、3月半ばくらいまでの放送となると思われます。
詳しい日時はまだ決定していませんが、情報が入り次第どんどん更新して行きますね!
まとめ
今回の記事は、【精霊の守り人】シーズン1第4話最終回「決戦のとき」のあらすじと感想を紹介してみました。
ついに最終話を迎え、幼いながらも一人前の男として成長したチャグムはこれから皇太子として新ヨゴ国を盛り立てていってくれると思うとうれしいですね。
それにしても、バルサとタンダとはこの先、結ばれるという運命はあるんですかね~?
タンダはその気十分な感じでしたが・・。
次のシーズン2に期待しましょうか。
ではでは(^0^)/