お元気ですか?うめきちです(^0^)
鼻にシュッとスプレーするだけの新しいタイプのインフルエンザワクチンついにが登場しました!
名前は『フルミスト』と言うのだそうです。
日本だはまだ認可されていない薬ですが、アメリカやヨーロッパではすでに使われています。
インフルエンザは今年も、時期的には少し遅れましたが例年にたがわず猛威をふるっています。
予防接種はしっかりやっていますが、あの注射は痛いのでも有名です。
なんとか痛くないのができないかなあと思っていた矢先の朗報じゃないですか!
鼻にシュッと吹きかけるだけのインフルエンザワクチンなんて、痛くないしまるで夢の点鼻薬のようですね。
今回の記事は、新しいタイプのインフルエンザワクチン『フルミスト』を開発した製薬会社やそのメリット・デメリット・実用化の時期と価格について紹介していきたいと思います。
開発した製薬会社はどこ?
承認申請をしたのは「第一三共」という製薬会社です。
もともとはイギリスの製薬会社「アストラゼネカ」が開発・販売をしているのですが、日本ではまだ承認されていないので、『フルミスト』を使いたい人は医療機関に相談して個人輸入し、接種してもらいます。
そこで、日本でも販売するために第一三共が名乗りをあげたのです。
スポンサードリンク
『フルミスト』のメリット&デメリット
【メリット】
従来のインフルエンザワクチンは不活化ワクチン(細菌やウイルスを殺して毒性をなくしたもの)に対して、『フルミスト』は生ワクチン(生きた細菌やウイルスの毒性を弱めたもの)です。
「フルミスト」に使われるインフルエンザウイルスは25℃でよく増殖しますが、人の体温の36~37℃では温度が高すぎてとてもゆっくりな増殖しかできなくなります。
鼻にスプレーして人の体温で増殖が抑えられている上に、病原性も失っているのでこのインフルエンザウイルに感染してもほとんど症状がない小規模な感染で、免疫だけを獲得することができるというわけです。
スプレーだから痛くないし、A型・B型などのワクチン株が一致していなくても予防効果はかなりあり、その年の流行型にあまり左右されません。
【デメリット】
『フルミスト』は生ワクチンなので小規模な感染状態になるため、体力や年齢・既往症などで接種できる対象が限定されてきます。
(接種出来る人)
2歳~49歳の健康な人
(接種できない人)
2歳未満・50歳以上の高齢者、心臓病・糖尿病・呼吸器病・喘息・肝臓病など慢性の病気や免疫不全の患者さんやその家族は接種できません。
実用化の時期はいつごろ?価格は?
第一三共は「フルミスト」をようやく今春(2016年2月20日)に承認申請までにたどり着きました。
なので、認可されるのは、早くても今年の秋から来年の春にかけてくらいはかかるのではないでしょうか。
すると、実用販売はおのずと来年2017年の秋以降ということになりますね。
価格的にも、実用化されれば健康保険の適用もできるようになってきますから、従来のワクチンと変わらない値段にもなってきます。
《現在のフルミスト(¥7000~¥10000)➡従来のワクチン(¥3500前後)》
つまり、2017年のインフルエンザ流行前の予防接種は痛くない鼻スプレータイプになり、値段も今と変わらなくなるってことですね。
まとめ
今回の記事は、新しいタイプのインフルエンザワクチン『フルミスト』を開発した製薬会社やそのメリット・デメリット・実用化の時期について紹介してみました。
子供の頃に学校で集団予防接種のお知らせのプリントをもらうと、病気の怖さより、注射の痛さばかりに目が行って、とても嫌だった思い出があります。
痛い注射はない方がいいので、「フルミスト」は大歓迎ですよ!
早く実用化される日が待ちどうしいです~
ではでは(^0^)/