お元気ですか?うめきちです(^0^)
最近、クレームの被害が多数報告されている記事を新聞や雑誌でよく見かけるようになりました。
とは言え、他人事だと思っていたモンスタークレーマー被害が身近に起こることになるとは思いませんでした。
知り合いの美容室で起こった驚愕の事実です。
クレームをする側はは単に自分の要求を言っているだけのことなのでしょうが、度が過ぎればもはや犯罪になりうるものなのです。
今回の記事は、
・知り合いの美容室で起こった、とんでもないモンスタークレーマー
- 撃退するための効果的な対処法
- もっと悪質な場合には法的な処置も!
- まとめ
以上についてまとめてみたいと思います。
クレーマー被害に悩んでいる先生方も、一つの参考にして下さいね。
知り合いの美容室で起こった、とんでもないモンスタークレーマー
どこにでもある美容室[K]でのできごとです。
60代の先生とバイトの美容師のふたりでやっている小さなお店です。
とても混みあっていたある日の午後、親子連れのお客がやって来ました。
40代の娘と70代の母親です。
事の起こりは
リピーターの娘さんはヘアカラーをし、初めての母親の方はストレートパーマをかけました。
施術後、キレイに仕上がって喜んでお帰りになったはずなのに、翌日の夕方、すでに閉店した後で、母親の方が店に怒鳴りこんできたのです。
「家でシャンプーをしたらバサバサでまとまらない、これでは外へも出られないから責任を取ってくれ!」
先日の来店時にヘアチェックをした時に聞いた話によれば、くせ毛が強くてボリュームを抑えたいからということでした。
ヘアカラーを頻繁に行い、ダメージが目立つ髪だったので美容室の先生は躊躇しましたが、どうしてもということだったのでストレートパーマをかけました。
その結果さらにダメージを与えてしまったのです。
そのお詫びに
彼女の剣幕に驚いてしまった先生は、すぐさまパーマ代金を返金してトリートメントを行いました。
もちろん無料です。
ここまでは普通のクレーム時の応対だと思います。
しかし、さらに文句を言いつのるクレーム客は、ストレートパーマをかける前はダメージは全く無くて健康毛だったと言い張るので、お詫びとして店内に置いてあった商品の中で一番高額のシャンプーとトリートメントの大びん(\6000相当)を差し上げたのです。
しかし、その人(すでに客ではなくクレーマー)は髪が元通りになるまで責任を取ってほしいと言い、それから毎日来るようになったのでした。
モンスタークレーマー
クレーマー客は毎日、夕方やって来てタダでシャンプー・トリイートメント・ブローをしていくのです。
毎日ですよ!普通に施術すれば数千円する事を毎日タダでやるのです。
技術料というモノは目には見えませんが、素人ができない特殊な技術だからお金を取るのに、
「使う材料費はほんの少しでしょ?ちょいちょいとやってちょうだいね」
そう言ってのけるのです。
定休日も来たそうです。
明日は休みだからと言うと
「どこに行くの!?」
と驚いたような言い方をしたのだそうです。
すっかり怯えてしまった先生は、それでも自分も美容師としてのプライドがあるから、クレームが来るような失敗をした自分が全部悪いと言って、クレーマーの要求に答え続けたのでした。
一方、クレーマー客はそんな先生の態度を自分と仲良しになったからだと勘違いしているようで、親し気に孫の話をしたりするのです。
いくら親しいと感じたからと言ってクレーマーが来なくなるわけではありません。
それどころか「とても良いところを見つけたわ~!」くらいにしか思っていないのでしょうね。
タダでシャンプー・トリートメント・ブローをプロの美容師にやってもらえるなんてそりゃあ「ラッキー!」ですよね。しかも期限なし!
その結果
やがて1ヶ月あまり過ぎたある日、ついに先生は腰を傷めてしまったのです。
さらに気力も衰え、うつっぽくなってしまいました。
昼間、バイトの美容師がシャンプーなどの重労働は全部こなしてくれますが、バイトが帰った後でやってくるモンスタークレーマーのシャンプーを毎日やり続けた結果です。
秘策
これでは先生が倒れてしまうと思ったバイト美容師のAは、いろいろとモンスタークレーマーの事例について調べ、ある秘策を知りました。
その秘策を実行すると、モンスタークレーマーは掌を返したように態度が激変したのです。
「まだ、髪が治るまでに1年はかかるかしら~?」なんて言っていたのに、タダでもらうつもりだったはずのトリートメントのボトルの代金を支払い、明日からしばらく来れないからと言ってそれきり来なくなったのです。
この1ヶ月あまりで腰を傷めた上に3kも痩せてしまって、毎日夕方が近づくとイライラしていた先生が見違えるように元気になりました。
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撃退するための効果的な対処法
◆Aが使ったある秘策とは、「クレーマー用のカルテ」です。
ふつうは美容室で施術する時には、今日行ったことを記録しておく「美容カルテ」がどこの美容室にもあるのです。
だから、逆に「クレームカルテ」を作って、
- モンスタークレーマーに施術した最初の内容や会話
- クレーム時の返金金額
- お詫びに差し上げた商品
- クレームで使った商品
- 補修のために施術した内容や会話
- 補修の施術後の状態
などを毎日、事細かく書き込んでおいたのです。
✒細かく書けて分かりやすい!
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またボイスレコーダーなども購入して、モンスタークレーマーが来る時間にはいつでも使えるようにしてありました。
ちょうど、いじめやセクハラ被害にあった時の証拠になる、毎日の被害者の記録みたいな感じですね。
ボケたふりをしても誤魔化せませんよ。
✒小さい上に操作も簡単!ワゴンの中にひそませて。
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✒胸ポケットにさしてカムフラージュ!
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そしてある時このカルテを、モンスタークレーマーに見せたのです。
「クレームは美容組合に提出しなくちゃいけないから確認してください」とか上手く言いつくろって内容を読んでもらったのです。(もちろん提出はウソですが)
相手はここでやっと自分がモンスタークレーマーになっていたことに気がついたんじゃないでしょうか。
すぐに態度が激変しました。
普通の神経ならもうとっくに気づいていますがね。
もしも万が一、何か言いがかりをつけられた時の対策としても、このカルテやボイスレコーダーはかなり有効な証拠にもなる良い対処方法だと思います。
だれでも案外、気がつかないうちにモンスタークレーマーになっていることってあると思いますよね。
もっと悪質な場合には法的な処置も!
◆もしも、クレーマー客が「金品」や「商品」を要求してきた時は、「たかり」「ゆすり」「恐喝」で警察に訴えれば犯罪として扱われます。
◆しつこい要求や乱暴な態度なども対象となり、弁護士を立てることもできるのです。
弁護士費用については、まずは市町村で無料でやっている「相談窓口」や、「法テラス」などで聞いてみると被害の状態によっての対処方法や費用などの相談もできます。
まとめ
今回の記事は、
・知り合いの美容室で起こった、とんでもないモンスタークレーマー
- 撃退するための効果的な対処法
- もっと悪質な場合には法的な処置も!
以上をまとめてみました。
クレーマーはどこにでもいますが、その被害はキリがありません。
美容室を経営している先生方にも、もしもの時の参考になれば幸いです。
今回は美容室で聞いた衝撃の事実でしたが、みなさんも気をつけてくださいね!
ではでは(^0^)/