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お元気ですか?うめきちです\(^o^)/
タダノなつ先生の病気の恋人たち切ないラブストーリー「束の間の一花」2巻が2021年6月23日にKCデラックスから発売されました。
- 大樹によって病気のことを萬木先生に知られてしまった一花は・・・。
- お互いに死期が近いことを知り、約束だったカレーを作りに萬木先生の家に行った一花。
- 「先生復帰計画」として講演会の計画を立てるふたりですが・・・!
今回は余命ありの切ないラブ・ストーリー「束の間の一花」2巻の紹介です。
「束の間の一花」2巻
- あらすじと感想
- 「束の間の一花」3巻の発売日予定日
- 「束の間の一花」を無料で読む方法
- まとめ
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「束の間の一花」2巻
あらすじと感想
大樹の気持ち
倒れて病院に入院した一花は夢の中で萬木先生と偶然バスに乗り合わせて隣に座る幸せな夢を見ていました。
目を覚ました一花は大樹から萬木先生に「一花はこない」と言ったと聞き、諦めた方がいいのかもと弱気になりますが・・・。
一花と萬木先生のことを頑なに反対する大樹としては、1日でも長く姉に生きて笑っていてほしいと思う、ただそれだけだったのです。
けれど大樹が自分の病気のことや余命のことまで話してしまったことを知った一花は、
「萬木先生は運命の人なの!!死ぬのは私なのに!」と叫び、
「俺は姉ちゃんの身体が心配だから言ったんだよ。お前だけの身体じゃねーんだよ!」と叫ぶ大樹。
お互いに自分は身勝手だと思う二人の姉弟はついに大ケンカしてしまいます。
その頃、一花から返信がないことを心配した萬木先生は病院までやってきましたが、入院患者のことは個人情報だから教えられないと受付で断られてしまいました。
水ようかん
意地をはってなかなか仲直りできないのを心配するお母さんは、二人が幼い頃にもあった大ゲンカの話しをしてくれました。
原因は一花の大好物の水ようかんを大樹が食べてしまったことで、意地をはって仲直りできない二人が、二日後の夜、手をつないで眠っていたのだと。
「時間は有限なんだから悠長にすねてんじゃないっ!」と、早く仲直りしろとハッパをかけてくれるのでした。
大樹の涙
一花と仲直りしたいと思っているのは大樹も同じで、仲直り用の水ようかんを持って病院の玄関でウロウロしていた所を萬木先生に声をかけられたので、近くの喫茶店で話しをすることになりました。
大樹は一花から口止めされていると言いながら、彼女が16歳の時に発病したことや能天気に過ごす姉が実は高校の卒業式でみんなと別れる寂しさを泣いていたこと、大学に入って萬木先生に出会って嬉しそうにしていたことなどを話します。
けれど同時に萬木先生と一緒にいてどんなに幸せでも自分だけ先に死んでしまう運命を苦しんでいることも話し、
「俺、姉ちゃんの幸せを奪っちゃったのかもしんない・・・姉ちゃんに長生きしてほしいのに・・・」
「姉ちゃんに・・・また会ってやってくれませんか」と、泣きながら頼む大樹でした。
「よく頑張ったね」という優しい言葉
一花は家に帰るお母さんを見送るために病院の玄関に来たところで、大樹から一花の病室を聞いて急いでやってきた萬木先生と鉢合わせ、ビックリして逃げ出してしまいました。
エレベーターに乗って逃げた一花を追いかけて階段で屋上までたどり着いた萬木先生に、一花は周りの人達が彼女のわがままを”もう長くないから”と許してくれていると思い込んでいたので、彼にもそのわがままを押し付けていると感じて「ごめんなさい」と泣いています。
でも萬木先生は一花のことをそっとバックハグして「聞いたよ。君は3年も前からずっと病気をひとりで抱え込んでいたんだね」
「よく頑張ったね」という優しい言葉に涙があふれて止まらない一花でした。
萬木先生は、自分が余命を宣告されたときには心のほうが先にくたばってしまって、世界のいろいろなものが自分から離れていったけど、「君が引き止めてくれたんだ・・・」
「君まで勝手に離れていかれると困る!まだカレーを作ってもらってないんだから」と笑ってくれました。
退院
大樹と仲直りした一花は点滴も外れてもうすぐ退院です。
お見舞いに来てくれた萬木先生は元気になった一花を連れて公園に散歩に誘ってくれました。
そこで一花はとんでもない将来のやりたいことを提案したのです。
「私 また先生と学校で過ごしたい!」
萬木先生に大学に復帰してもらいたいと言い、一花といる時間が嬉しいと気づいた萬木先生は
「いいよ。やろう」と応じました。
ミニトマトカレー
あれほど生きることに無気力になっていた萬木先生ですが、最近は死のことが頭をかすめる度に、
『先生のことが死ぬほど好きなんです・・・!』
と、一花に告られた日のことや彼女の顔が浮かぶようになって生きる気力が湧いてきたと感じていました。
けれど定期検診にいくと、回復に見込みは薄いので今後の方針はどうするのかと、医師から辛い現実を突きつけられて気分が萎えてしまいます。
そんな萬木先生のただ一つの心の支えは一花の元気な笑顔です。
今日は約束のカレーを作ってもらう日で、ふたりで買い物に行って初めて萬木先生の部屋に上がります。
萬木先生はミニトマトが入ったカレーが好きだ聞いた一花は、彼のミニトマトをもらった近所のおばさんにまだトマトがあるか聞きに行くと、なんと!一年草なのに今年もなったとミニトマトの実をくれたのでした。
先生復帰計画
その後、ふたりは萬木先生の「先生復帰計画」として講演会の計画を立てました。
教師に戻るのは無理だとしても数時間だけの講演会ならいけるかもしれないと思ったのです。
そこで一花は大学の学務課で相談しましたが、萬木先生の専門が哲学だけに人が集まるかが問題だと渋られてしまいました。
そこへ声をかけてくれたのが哲学と倫理学の渋川先生でした。
一花の相談を小耳にはさんだ渋川先生は萬木先生の先生で、彼が大学を辞めた理由も知っていたので、「どうでしょう。私の授業を貸しますからそこでやられては?」と提案してくれたのです!
急変!
その頃、自宅でカレーを食べようとしていた萬木先生は、いきなり吐血してしまいました。
そこへちょうどかかってきた一花からの電話に、
「もうそろそろダメって医者に言われたんだ。君がいてくれてこんなに幸せな最後を迎えられるなんて思わなかったなあ」
そして電話は切れてしまったのです。
驚いた一花はとりあえず萬木先生の家へと急いで電車に乗りました。
雨の中必死でたどり着いた萬木先生の家はドアの鍵はかかっておらず、中に彼の姿は見当たらず、部屋の奥に吐血した痕がありました。
近所のトマトのおばさんに偶然エレベーターで行きあった時に、萬木先生が救急車で運ばれたことを聞き、「まだ諦めないぞ!」とふたりの夢を手放さないと意気込みます!
タイムリミット
一方、幼い頃から今日までの夢を見ていた萬木先生は病院のベッドで目を覚ますと、そこには一花が立っていました。
まる二日昏睡状態だったことから医者からもう明日か明後日の命だと言われた萬木先生は、一花に「もう帰ってくれないか・・・」とネガティブなことを言いだし、
「俺だってずっと君といたかったさ・・・でも・・・」
「・・・私といたいの?私は先生に幸せになってほしいし、一緒に幸せになりたいです」
「これって両想いですか?」
「・・・え?」
「私達には未来はないけど!今があります!!」
その夜、ふたりは病院を抜け出して大学へと夜の街を駆け出していくのでした。
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急展開ですね~。なく暇もなかった・・・。ミニトマトカレーの幸せそうな二人の姿には、一年草なのに年を越してまた実ったミニトマトに「もしや」と思わせる何かがありましたが、現実はそうは甘くはなかったです。この1日2日が山だと言われた萬木先生のネガティブな言葉。
それに反して「私達、両想い!?」と前向きな一花!
ふたりがどんな決断をして大学に向かったのか・・・ド山程ラマティックな想像はできますが、3巻の発売が待ち遠しいことこの上ないですね!
「束の間の一花」3巻の発売日予定日
「束の間の一花」3巻の発売日は2021年8月23日です。
「束の間の一花」を無料で読む方法
次はどうなるのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!
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まとめ
今回は切ないラヴ・ストーリー「束の間の一花」2巻の紹介でした。
夜の街を駆け出して大学へ向かったふたりがやろうとしていることは!?
早く続きを読んで泣きたいです^^;
ではでは\(^o^)/
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