漫画「薬屋のひとりごと」4巻ネタバレ感想・壬氏の楽しみと憂い

     

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引用元https://books.rakuten.co.jp/

お元気ですか?うめきちです(^o^)/

ビッグガンガンコミックスから出ている「薬屋のひとりごと」4巻が2019年2月24日に発売されました。

原作:日向夏氏、作画:ねこクラゲ氏、構成:七緒一綺氏、キャラクター原案:しのとうこ氏という四氏合作の「小説家になろう」発のヒーロー文庫のコミカライズなんですが、中々読み応えがあって面白いんです!

4巻では、ますますマオマオの推理が冴えわたります!

  • 後宮を囲む高い塀の向こうの堀から下女の遺体が上がる。
  • 壬氏に頼まれて柘榴宮へ行くことになったマオマオ。
  • 蜂蜜が苦手だった里樹妃は柘榴宮の風明に嫌われていた?

という事で今回は「薬屋のひとりごと」4巻の紹介したいと思います。

「薬屋のひとりごと」4巻

  • あらすじと感想
  • 5巻の発売日予想
  • 原作紹介
  • まとめ

(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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「薬屋のひとりごと」4巻

あらすじと感想

自殺した侍女

ある寒い日、後宮を囲む高い塀の向こうの堀から下女の遺体が上がり、マオマオは医官のおっちゃんに連れられて検死の手伝いに行きました。

怖がりの医官「代わりにおまえが見てくれ」と頼まれますが、「師匠から死体に触れてはいけないと言われているのでできません」ときっぱり断るのでした。

ホントの理由は人間だって薬の材料に成り得ることから、好奇心旺盛なマオマオなら一度でも死体に触れたら止まらなくなるだろうと危惧したオヤジさんの忠告でしたが・・・。

マオマオなら死体で薬作りもあり得そうで怖いです。

しかし遺体を見たマオマオの見解では、この下女が纏足をしていることから一人で塀を登って飛び込み自殺するのは無理ではないかということでした。

下女の自殺について考え込んでいたマオマオが、つい「私を処刑する時には毒殺にしてください」などと言ってしまいます。

そんな中、玉葉妃の「お茶会」に招かれた里樹妃(リージュ妃)は蜂蜜が苦手なことから、またもや侍女たちから陰口をたたかれているのでした。

柘榴宮の侍女頭

その後、マオマオは壬氏に頼まれて四夫人の中で一番年上の淑妃:阿多妃(アードゥオ妃)柘榴宮へ行くことになりました。

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マオマオの仕事は大掃除の手伝いで、侍女頭の風明(フォンミン)は働き者の彼女に上手く乗せられてさぼる暇もなく1日中しっかりと働かされる中、風明の実家から送られてくると言う何種類もの蜂蜜の壺を見つけて、贅沢品であるこれらが大量に貯蔵されているのに何か引っかかるものを感じていました。

掃除をしていたマオマオは、柘榴宮の庭に隠れるように里樹妃が来ているのを見て、「そういえば・・・」と彼女が蜂蜜が苦手だということを思い出したのでした。

その晩、マオマオは柘榴宮の風明の部屋に泊まることになりましたが、部屋の隅の荷物の間に片方だけの纏足の履が落ちているのを見たのです。

壬氏、マオマオをいたぶる

その後、マオマオの報告を聞く壬氏は、異国の赤いお茶に蜂蜜を垂らしながら最後に片方だけの纏足の話しから事件に関与しているのは風明さまではないか聞くと、

「まあ及第点だな・・・いい子にはご褒美をあげないとね」

と、蜂蜜の壺にずぷっと指を突っ込んでその指をマオマオの口へと持ってきたのです!

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ゾッとしたマオマオは『せめてこの蜂蜜が毒花の蜜ならば割り切れたのに』と思ったことからふとあることに気づきました。

その時、運よく玉葉妃が入って来てくれたので壬氏のいたずらから逃れることができたマオマオですが、彼女の窮地を見てみぬふりをした高順にしっかりとイヤミを言っておくのを忘れませんでした。

「高順さまが舐れば問題ないかと・・・」

高順が壬氏の指を舐るとこを想像して気持ち悪かったですね~(;´Д`)

この人、マジ子供みたいないじわるするから・・・。

風明と里樹妃と蜂蜜

その後、里樹妃に確認したところ、彼女は赤子の頃に蜂蜜を食べて生死の境をさまよったことから蜂蜜を食べれなくなったと知ったマオマオは、最後に風明との関係を聞いて恐ろしい事実を導き出すことになるのでした。

その頃、後宮では新しい上級妃を輿入れさせるために4夫人の中の誰かの位を下げるという噂があり、それは恐らく阿多妃で、先の園遊会で毒を盛ったのが柘榴宮の侍女だったことから阿多妃のために幼い妃・里樹妃を狙ったのではないかと言われていました。

風明の元を訪れたマオマオは自分の見解を述べてみました。

  • かつて阿多妃が東宮の子を産んだ時に皇后の出産と重なって後回しにされたことから難産になって二度と子が産めない体になったこと。
  • 生まれた子が数ヶ月の後に亡くなったこと。
  • その子の世話をしていたのは風明だったこと。
  • 先帝の妃であった里樹妃が赤子の頃に蜂蜜で生死の境をさまよった話しを本人から聞いたこと。

阿多妃の子の死因が蜂蜜だと知った風明はそれをひたすら隠そうとした結果が今回の事件の発端だったということを確信したマオマオですが、風明が17年間重い十字架を背負って生きてきた事に同情しましたが事態は壬氏には隠せないところまできていました。

だからこそマオマオは子の死因を隠匿し、侍女を殺害したことのみを動機として自首するように勧めたのです。

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月夜の酒盛り

その後の阿多妃の処遇は、『彼女は何も知らなかった』ということと、『すでに”南の離宮”に住むという異例の判断を皇帝が下していた』ことを壬氏から聞かされたのでした。

風明が処刑された夜、マオマオは高い塀によじ登って月を眺めているとそこへ阿多妃がやって来て「一杯つき合わないか?」と言いました。

阿多妃はマオマオに酒を注ぐと、自分は男のように瓢箪から直飲みしながら問わず語りを始めたのです。

「息子がこの手からいなくなってからは皇帝とは幼友達に戻ったからまさか淑妃に選ばれるとは思わなかったよ・・・」

そんな話をしながら、「みんな莫迦だ」と言いながら堀へ向かって酒を撒き、涙をこぼすのでした。

阿多妃が去った後、自分も部屋へ戻ろうとしたマオマオは誰かに声をかけられて驚いて塀から落ちてしまいましたが、彼女を受けとめてくれたのは誰あろう壬氏だったのです。

けれど酔っぱらっていた壬氏は、「酒に誘った家主は戻って来ると「すっきりしたから帰れ」と追いだされてしまった」と言い、「寒い」と背後からマオマオを抱きしめるようにしている彼の寂しそうな顔は誰かに似ていると思うのでした。

阿多妃の子と皇弟は・・・?

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その後、阿多妃が淑妃の証である冠を壬氏に渡して、堂々とした佇まいで後宮を去って行きましたが、2人の姿を見たマオマオはとても良く似ていると感心すると同時に恐ろしい可能性に思い当たりました。

かつて皇弟とほぼ同時に生まれた阿多妃の子の将来を思えば、その後どちらの赤子が大切に育てられるかということです。

産後の肥立ちが悪く朦朧とした阿多妃に善悪の区別などつかなっかたのだろうが、結果として取り変えられた阿多妃の子は皇弟として無事に育ちます。

本物の皇弟が蜂蜜の毒で死んでから入れ替わりが発覚したことで、オヤジがその責任を取らされて肉刑を受けて追放されたことに納得するマオマオでした。

それが真相だったんですね~(@_@;)

いろんな関係性が明らかになっていきます。

肉刑って何かと思って調べてみたらゾッとしました。

マオマオ、後宮をクビになる

そして風明の起こした事件はこれで終息したわけではありませんでした。

彼女の罪は一族のみならず実家の仕事の関係者にまで及び、後宮内では関係者に関わる立場に立たされた子女が80人ほどいて、マオマオもその一人になっていたことに気づいた壬氏はどうするべきか悩んでいました。

一方、大量解雇の話を聞いたマオマオは、今ここをクビになったら即、妓女にされてしまうのでそれだけは避けたいと壬氏に頼みこもうと考えましたが、不味い事に言葉足らずが災いして解雇されることになったのです。

マオマオのことを都合のいいコマとして扱いたくないと思った壬氏ですが、クビを言い渡した瞬間から後悔しまくってその落ち込みようはジメジメしすぎてハンパないモノでした。

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『お気に入りの玩具の代わりがないななら本物を用意するしかないか・・・』

困り果てた高順はため息をつきながらある計画をたてました。

キノコが生えてるし・・・!

アルバイトするマオマオ

マオマオはやり手ババアの命令で、三姫のお供で金持ちの屋敷で行われる宴に駆りだされていましたが、詩歌も二胡も引けず、舞踏もできない自分はせめて客の杯が空かないように目を配ろうと思っていました。

すると客の中に1人だけどよ~んと暗い人が・・・!

その顔を隠す前髪を持ちあげてみるとなんと壬氏様じゃないですか!

「お前・・・!」

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マオマオがやり手ババアのところでアルバイトをしていると知って「まさか!」と焦った壬氏ですが、まだ単なるアルバイトだとわかると一安心。

さらにマオマオに会えた嬉しさで「俺が買ってやろうか」なんてふざけて言うと、「ふむ、それもいいかも」と答えるマオマオに逆に焦ってしまいます。

けれど「もう一度後宮勤めもわるくないですね」という言葉にガックリ。

けれどその的外れな答えに嬉しくなってしまった壬氏はいつもの粘着質を発揮して、『妓女に触れてはいけない』というルールを無視して迫り、指先だけと許しを得てマオマオの唇に触れるとその紅が付いた指にキスして紅が移ったその唇でニコッと子供のように微笑んで彼女を焦らせます。

その後、やり手ババアがビックリするような額の銀と虫から草が生えた変な物(冬虫夏草)を持ってマオマオを迎えにくるのでした。

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結局こうなるんですね。

でもマオマオがいなくなってここまで落ち込むとは、まあ、想像できましたが壬氏の落ち込み具合をビジュアル・・・中々面白かったですね~!

だから再開で来た時の喜びようったらまるで飼い主に会えたワンコみたいでした(笑)

ところで壬氏が宦官ではなくて、もしかしたら皇弟かもと思うとまたこの先に複雑な事件がありそうです。

5巻の発売日予想

「薬屋のひとりごと」5巻の発売日は、4巻の巻末に2019年7月発売予定と記載されていました。

また詳しい情報が入り次第更新していきたいと思いますのでしばらくお待ちくださいね!

✒合わせて読みたい↓

原作紹介

原作「薬屋のひとりごと」は、現在1~8巻まで出版されています。

8巻は2019年2月28日に発売されたばかりです。

原作は文字ばかりなので、その分想像力が刺激されて別の意味で萌えるという意見をききました。

小説はどこらへんが萌えるのかぜひ読んでみたいですね(#^.^#)

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大陸の中央に位置する、とある大国。その皇帝のおひざ元に一人の娘がいた。
名前は、猫猫(マオマオ)。
花街で薬師をやっていたが現在とある事情にて後宮で下働き中である。
そばかすだらけで、けして美人とはいえぬその娘は、分相応に何事もなく年季があけるのを待っていた。
まかり間違っても帝が自分を“御手付き”にしない自信があったからだ。
そんな中、帝の御子たちが皆短命であることを知る。今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。
美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。
人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。
きれいな薔薇にはとげがある、女の園は毒だらけ、噂と陰謀事欠かず。
壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。
稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。

引用元https://www.amazon.co.jp/

まとめ

今回は「薬屋のひとりごと」4巻の紹介でした。

すごいラストでしたね~!こうくるか~と!!

まずは落ち着くところに収まりました♪

ではでは(^0^)/

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