引用元https://books.rakuten.co.jp/
お元気ですか?うめきちです(^o^)/
ビッグガンガンコミックスから出ている「薬屋のひとりごと」というマンガ、面白いですね。
原作:日向夏氏、作画:ねこクラゲ氏、構成:七緒一綺氏、キャラクター原案:しのとうこ氏という四氏合作の「小説家になろう」発のヒーロー文庫のコミカライズなんですが、中々読み応えがあります!
- マオマオが園遊会で簪をもらった高官・李白を頼って3日間の里帰りをする。
- マオマオの里帰りを知った壬氏は・・・?
- 翌日、よその妓楼で心中騒ぎが勃発するが、心中相手の男はとんでもない問題児だった。
という事で今回は「薬屋のひとりごと」3巻の紹介したいと思います。
「薬屋のひとりごと」3巻
- あらすじと感想
- 原作紹介
- まとめ
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「薬屋のひとりごと」3巻
あらすじと感想
侍女の徳妃虐め
マオマオの所に高順がやってきました。
昨日の園遊会で玉葉妃に出された毒入りスープについて調べろということで、マオマオはその銀食器に粉を付けて指紋がついている部分を指し、4人の人間が触っていると言いました。
- スープを装った者
- 配膳した者
- 徳妃の毒味役
- 器の縁に触った者
この中で気になるのは3番と4番ですが、3番の徳妃の毒味役は徳妃が食べられない物だとわかっていてすり替えた明らかな『いじめ』です。
徳妃が侍女たちに虐められていることは園遊会での衣装や、侍女同士がもめていた件からも窺がえます。
さらに言えば、徳妃は先帝の妃、そしてその息子である現帝に嫁いだ特殊な立場から良く思わない者もいました。
高順に自分なりの見解を話したマオマオは、彼が帰った後で昨日あの毒スープを飲んでおけばよかったなと思うのでした。
高順から一連の話しを聞いていた壬氏はと言えば、昨日の騒ぎで寝る暇もなく疲れ切ってヨレヨレでした。
マオマオの里帰り
その後、マオマオは小欄から簪をもらった侍女は後宮から出ることができるという話しを聞き、自分も何本かもらったので里帰りしようと考えました。
白羽の矢を立てられた李白は自分があからさまに利用されることに腹を立てていましたが、マオマオが示した『お礼の緑青館で花見をする』という誘いにコロッと手のひらを返すのでした。
そりょあ一も二もなく飛びつくでしょうね!
緑青館の三人姫といえば、今で言うアイドルや大スターみたいなもんだし、会えるって言われればそうないますよね、男だし(≧▽≦)
ということで里帰りしたマオマオの紹介で、李白は白鈴(パイリン)の座敷に上がることになりました。
心中事件
一方、マオマオはもっと上客を寄こせとやり手ババアに言われながらも実家に戻ると、やさしくて人の良い養父が「お帰り」と言ってくれるのでした。
翌日、マオマオは見知らぬ禿に叩き起こされて、とある妓楼に連れて行かれました。
するとそこでは妓女と客の心中騒ぎが起こっていて、どうやら煙草の毒を飲んでふたりとも瀕死状態でした。
急いでおやじ(養父)を呼びに行かせたマオマオは思いつく限りの最善の方法で手当てをしました。
しばらく経って禿に呼ばれたオヤジがやってきてマオマオの手際を見ながらアレコレ注意点を指摘してくれます。
こうやって自分に勉強させてくれるこの人は、一の情報から二も三も知ることができる人間で、こんなところで薬屋をやっているには似つかわしくないと常々思うマオマオでした。
男はとんでもない女たらしだった!
ところがその後にマオマオが患者の様子を見に行くと、なんと!禿は男の方にナイフを突き刺そうとしていたのです!
間一髪のところで止めましたが、その騒ぎを聞きつけてきた妓女から聞いた話からこの男はとんでもない女たらしだとわかりました。
豪商の父親に甘やかされたこの男は、妓女に身請け話をチラつかせては口説いて飽きたら棄てるので、刃傷沙汰が絶えず、花街に来るにも護衛を付けてくるというとんでもない奴だったのです。
禿の姉もこの男に見受けされることになったと喜んでいた矢先に身請け話を白紙にされて自殺してしまいました。
禿が医者ではなく薬屋を呼びに来たのも、オヤジを連れてくるのに時間がかかったのもこの男を生還させたくないという思いからだったのだと想像したマオマオは複雑な思いにかられるのでした。
とは言え、心中事件自体にはまだたくさんの疑問を残したままで、アレコレ推理するマオマオにオヤジは「憶測でものを言っちゃいけないよ」と釘を差してきます。
オヤジはきっと真相に気づいているのだろうと思ったマオマオは、現場の様子をもう一度よく思い出してみることにしました。
マオマオがそこから導き出した答えは、心中を図った妓女は男を殺すための偽装だったのではということでした。
そして彼女の周りの人たちもきっとそれをわかっていたのだと思うと、花街も後宮も本質は変わらないのだと改めて思うのでした。
マオマオの頭の中だけの謎解きでしたがスゴイですね~(≧▽≦)
15歳の少女がまるでコナンのごとき「真実はひとーつ!!」
工藤真一並の想像力で、しかもコレがおそらく正解なのだと思うと「おお~!」と叫んじゃいそうですね!
この先、ただの毒マニアじゃなかった彼女の前に数々の事件が待ち構えているんだろうなとワクワクしてしまいます(^◇^
簪の意味とは?
何はともあれ、楽しい夜を過ごしたであろう李白と共に後宮へ帰ったマオマオを待ち構えていたのは不気味なオーラを発する壬氏と面白がっている玉葉妃でした。
マオマオが里帰りのために李白を頼んだということがすでに「なぜだ?」と思っている壬氏は、里帰りの代償に李白に身を任せたとあらぬ想像で爆発しそうです!
あとから玉葉妃から真相を聞いてホッとする壬氏ですが、ここでまた事件がひとつ起きました。
簪の本当の意味ってなんなんでしょうね?
受け取って返事を返したら恋人になる約束になるとかなんでしょうか?
塩分の取りすぎは要注意!
壬氏の親しい高官の”浩然”が宴席で酒の飲み過ぎで死んでしまったという一見ただの自業自得のようですが、そこに疑問を抱いた壬氏はマオマオを呼んで彼女の見解を聞いてみることに。
- 浩然は仕事はいたって真面目だが酒はたくさん飲む。
- けれどこの日に飲んだ酒の量はいつもの半分。
- 酒は甘みのある酒に塩が入っているような味。
- 辛党だったのに突然甘党になったことからどうやら糖尿病だったらしい。
- 浩然が飲んでいた酒瓶には塩の結晶がついていた。
これらのことから浩然はマオマオが出した答えは、真面目な人間を毛嫌いする者がちょっとした嫌がらせのつもりで浩然の酒瓶に塩を入れてみたのではというものでした。
しかし病気のせいで塩味を感じることが出来なくなっていた浩然は気づかないのでもっと入れてやろうとドンドン塩を入れた結果、塩分の取り過ぎで命を落としたのだろうと。
彼女の推理で悲しそうな顔をする壬氏を見て『この人も一応人間なのだ』と不遜なことを思っているマオマオに「礼だ!」と酒の入った瓢箪を一つ差し出してくれました。
が、「酒は二十歳まで禁止せという法案を通そうか?」と意地の悪いことを言うのも忘れていない壬氏でした。
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今回もマオマオの推理が冴えていましたね~!
でも妓楼での心中事件は、花街と言う場所の深い闇を感じさせられてなんかやりきれないモノがありますね。
あんなくだらない男なんか遅かれ早かれきっとどっか別の場所で罰が当たるに決まってますね!
それにしても壬氏のマオマオへの執着ぶりが面白いです(#^.^#)この先どうなるんでしょうかね。
原作紹介
原作「薬屋のひとりごと」は、現在1~8巻まで出版されています。
8巻は2019年2月28日に発売されたばかりです。
原作は文字ばかりなので、その分想像力が刺激されて別の意味で萌えるという意見をききました。
小説はどこらへんが萌えるのかぜひ読んでみたいですね(#^.^#)
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大陸の中央に位置する、とある大国。その皇帝のおひざ元に一人の娘がいた。
名前は、猫猫(マオマオ)。
花街で薬師をやっていたが現在とある事情にて後宮で下働き中である。
そばかすだらけで、けして美人とはいえぬその娘は、分相応に何事もなく年季があけるのを待っていた。
まかり間違っても帝が自分を“御手付き”にしない自信があったからだ。
そんな中、帝の御子たちが皆短命であることを知る。今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。
美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。
人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。
きれいな薔薇にはとげがある、女の園は毒だらけ、噂と陰謀事欠かず。
壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。
稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。引用元https://www.amazon.co.jp/
まとめ
今回は「薬屋のひとりごと」3巻の紹介でした。
壬氏にとってマオマオはお気に入りの玩具というよりは・・・。
次の展開が楽しみですね。
ではでは(^0^)/
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