お元気ですか?うめきちです(^o^)/
柄本ナリコ先生の新巻『Nemuki+コミックス』から発行された「少女ゴーレムと理科室の変人たち」が2017年8月7日に発売されました。
(人外×美少女 青春オカルト・グラフィティー)転校生は人外!?というキャッチコピーのこのマンガは隔月刊誌「Nemuki+」で連載された評判の大人気マンガです。
リア充・モテ女子生活を謳歌する女子高生・羽田野沙美のクラスにやって来た転校生の美少女の正体はなんとゴーレムだった!!
そして彼女を作ったのはクラスメイトのオタク男子たち!?
今回紹介したい記事はこちらです。
「少女ゴーレムと理科室の変人たち」
- あらすじと感想
- 2巻の発売はいつ?
- まとめ
(※なお、ネタバレも含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「少女ゴーレムと理科室の変人たち」
あらすじと感想
あらすじ
第1話
女子高生・羽田野沙美はリア充・モテ女子を謳歌していましたが、ある日、転校生の岩下レイムがやって来てから沙美の日常は一変してしまいました。
美少女転校生岩下レイムはなぜだかコミュ症・石オタクの石田晶一やオカルトお宅の神谷行人と行動を共にし、謎を探るべく彼らのあとをつけた沙美が辿り着いたのは旧校舎の生物部の部室だったのです。
レイムが実は石田の石と神谷が『創造の書』の儀式で作った『ゴーレム』だということを知ってしまった沙美は驚きのあまり逃げ出したのですが、強引に生物部員にされてしまいました。
顧問の湯浅先生は部員不足の生物部に、部員が増えたことを大喜びしていました!
第2話
石田たちのよって、沙美は羽田野沙美の「ハ」と「サミ」をもじって『ハサミ』と命名されてしまいました。
「イシ田」「カミ谷」「ハサミ」でジャンケントリオです(^^;)
レイムは教室にいない時間は常にここに置かれていて夜はロッカーにしまわれ、朝、石田の呼びかけで目覚めます。
ところで、この理科室には幽霊が出るという噂がありました。
そこで神谷が交霊しようと言いだし、昼休みに湯浅先生を憑坐(よりまし)にして交霊術を行うと、先生に取り憑いた霊はレイムの体をよこせと暴れ出したのです。
しかし石田に命じられたレイムによって取り押さえられて、神谷の護符であえなく調伏されてしまいました。
そして新入部員となった幽霊・小野田一郎は20年前にこの理科室で亡くなった生徒で、文字通り幽霊部員でした。
また一方で、レイムが人ではないのに人のようになっていることを羨んでいるものが森の中から見つめていました。
第3話
あの日から沙美はモテ女子ではなくなっていました。
原因は神谷が、沙美と付き合っていると噂を流していたからです。
否定しまくる沙美の審議をめぐって、友人の友子がコックリさんに聞いてみようと言い出しました。
ところが友子がコックリさんに取り憑かれてしまったのです。
友子に取り憑いたキツネは元は二尾の天狐だったものですが、落ちぶれてただの野弧となってしまった今、レイムをみて再び天狐であった時のように人の姿になりたいと思ったのでした。
そして怒りにまかせて狐火でレイムの腕を焼いてしまい、その腕から立ち上る猛毒の亜硫酸ガスの煙の毒気の強さから九尾のキツネだと勘違いして平身低頭の態で立ち去って行きました。
第4話
ゲリラ豪雨かと思うどしゃ降りのある日、生物部の入り口で沙美の声がするので石田がドアを開けました。
その時、ドアの外にいたびしょ濡れのモノに腕を摑まれた石田は驚きのあまり、気絶してしまったのです!
石田は人間のプヨプヨ柔らかく水っぽい身体が大嫌いだったのです。
濡れた身体はさらにダメでした。
その翌日、生物部にまたもや新入部員が入ってきました。
湯浅先生の教え子だったという他校生の恩田依波は生物部に入りびたり、石田にまとわりつくようになりました。
恩田依波は実は水の『精霊オンディーヌ』でだったのです。
石田の愛を得られたら魂がもらえるはずでした。
しかし、石田は水に濡れたものは大嫌いだったので、どんなに口説かれてもゾッとするだけでした。
石田に拒まれたオンディーヌは死んでただの水に戻ってしまいました。
ところが水に戻る瞬間、レイムはその水を浴びてしまったのです。
レイムは元々、神谷のいい加減な儀式のおかげで、ゴーレムに必要な四大元素「土・気・水・火」のうちの「土・気」しか入っていない不完全なゴーレムでした。
けれどもここでオンディーヌの水を浴びて、水の元素が加わったので石のように硬いレイムの肌はしっとりと柔らかいものに変化していたのでした。
不完全なゴーレムのレイムは死んでしまう事があるのか、彼女を動かしているのは何なのか、水銀の涙や化け物たちが寄ってくる理由は・・・?
つのっていく疑問にボソッと小野田がつぶやきました。
「その子に魂があるからじゃないのか?」
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第5話
やがてまた新入部員が入ってきましたが、今度は吸血鬼の世田須和郎でした。
生きていない者同士として親近感をおぼえる小野田は瀬田の入部をすごく喜びました。
そして死なないということに石田は興味を惹かれたようでした。
ところで吸血鬼のエネルギーになるのは『血』の中の精気、つまり『魂』です。
全身魂のみの小野田は瀬田にとってかっこうの食べ物ということに他なりません。
ある晩、アッという間に食べられてしまいました。
その現場を見ていたのは、動かないレイムだけでした。
第6話
いつも理科室にいる小野田がいないことに不信に思う石田に、レイムは冷たい手で触れ、何かを伝えようとしていました。
その手の冷たさは、石田の心の中の奥底に閉じ込めた幼い頃の記憶を刺激してきました。
幼い石田は幼なじみの女の子と川辺で『ガーディアンクオーツ』という水晶の中に別の鉱物が混じった珍しい石を見つけて取り合ううちに川の中へ落としてしまいました。
怒った石田は彼女に言いました。
「お前がひろってこいよな !」
やがて川の中から見つけられた冷たくなった少女は、握っていたガーディアンクオーツを手からこぼれ落としたのでした。
彼女の名前は『レイ』でした。
レイの死は石田を人間嫌いの石オタクに変える原因となりました。
レイムの中にある石田の石の中にはこのガーディアンクオーツも入っていました。
『レイム』≠『レイの魂』という事実は、石田の中で生きていない者になりたいという気持ちがさらに強くなり、それは瀬田の狙う標的となりました。
瀬田は石田を不死者にして自分の仲間にしようと目論んでいました。
一方、瀬田が小野田を消したことをつきとめた神谷が沙美を呼び出し、二人で学校へ行くと理科室には動かないレイムが佇んでいるだけでした。
第7話
「起きて。お願い、石田があぶないの!」
屋上では瀬田と、今まさに吸血鬼にされようとしている石田がいました。
とっさに神谷が飛ばした護符に石田を取りこむことを阻まれた瀬田は、怒って今度は神谷に襲いかかろうとしました。
しかし石田の投げた硫化鉄鋼の臭いで邪魔され、そのスキに逃げ出した神谷を庇うように間にわりこんだレイムの首に噛みついて血を吸い取ったときに吸血鬼の終わりがきました。
レイムの血は流化水銀だったので、吸血鬼には毒だったようですね。
瀬田がチリになって消えたあとには小さくなった小野田の魂が残っていました。
石田の傍にいたい人間そっくりのゴーレムのレイム(レイ)と生物部の部員たちは今日も部活に勤しんでいるようです。
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感想
ゴーレムとはいえ、すごい美少女のレイムちゃんの想いはこの先どうなっていくのでしょうか?
ラストでの沙美に抱きつかれた時のレイムの表情はもはや人間の女の子ではありませんか?
そんなレイムを見つめる石田の変化も見逃せませんね。
本誌での連載再開は嬉しいかぎりです(≧▽≦)
レイムの中の魂に惹かれて集まってくる様々な妖怪や怪物たちの出現におどろおどろしくホラーなストーリーになっていくのかとドキドキしましたが、毎回ホラーどころか化け物たちがなぜか自分勝手に納得して消えていくところがツボってしまいました。
それにしても石田の過去がやるせなくて辛いですね。
今後、レイの魂入りレイムと石田の恋愛も期待で来て楽しみです。
2巻の発売はいつ!?
今のところ、1巻完結の形です。
でも【Nemuki+9月号】で連載が再開されたので2巻の発売はあると思います。
発売時期はまだ未定ですが、また詳しい情報が入り次第更新していきたいと思います。
まとめ
今回の記事は
「少女ゴーレムと理科室の変人たち」
- あらすじと感想
- 2巻の発売はいつ!?
- まとめ
以上の紹介でした。
「Nemuki+9月号」より連載再開のこの物語の続きがとっても気になります。
早くコミックスにしてくれることを編集部に念を送っておきました(笑)
ではでは(^0^)/
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