「束の間の一花」完結3巻ネタバレ感想・切なすぎるラストに涙が止まらない

     

スクリーンショット 2021-08-20 093937引用元https://www.amazon.co.jp/

お元気ですか?うめきちです\(^o^)/

タダノなつ先生の病気の恋人たち切ないラブストーリー「束の間の一花」完結3巻が2021年8月23日にKCデラックスから発売されました。

切なすぎるラストに涙が止まらない第3巻!

  • 病院を抜け出したふたりが向かった学校で講義をする萬木先生と受ける一花。
  • たった1夜、ふたりでやりたいことや行きたいところを巡り、一花に「いい日だったな」って笑ってくれるかい?とささやく萬木先生。
  • 成人式を迎えた一花は・・・。

今回は涙なくしては読めない切ないラブ・ストーリーの完結巻「束の間の一花」3巻の紹介です。

「束の間の一花」3巻

  • あらすじと感想
  • 「束の間の一花」を無料で読む方法
  • まとめ

(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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「束の間の一花」3巻

あらすじと感想

おママゴトの授業をしよう!

病院を抜け出したふたりが向かったのは学校でしたが、すでに20時を過ぎていたので門が閉まっていて入ることができません。

しかも萬木先生はもうこの学校の先生ではないし・・・。

ということでフェンスを乗り越えて無断侵入した二人はそのままこっそりと開いてる教室を探して構内をうろつき、ようやく開いていた教室を見つけてうれし恥ずかしで久しぶりの講義を始めます。

もう一度先生に戻りたいと言っていた萬木先生ですが、いざ教壇に立つと照れてしまいます。

「こんなの授業と言っても、ママゴトみたいじゃないか!」

「じゃ おママゴトしましょう!先生 このために来たんじゃないですか!!」

野外ステージで

微笑ましく授業ごっこを始めたところを残念ながら警備員に見つかってしまい、逃げ出した二人ですが、途中で萬木先生が力尽きてしまって「見逃してください」と必死に頼んでいたところに偶然現れたのが渋川先生だったのです。

事情を察した渋川先生が「大学の構内は広いんですよ」と、連れて行ってくれたのはすり鉢状になった屋外ステージでした。

「萬木先生ほどの実直な人間が不法侵入までしたってことはさぞ尊い教えがあるに違いない!」と、背を押されて講義を始めました。

その内容は「彼自身の話」でした。

短い人生の中に起こった出来事に夢も希望もクソだって思ったことや、それでも夢を叶えて先生になったことを両親の墓前に報告に行ったこと、そして今病気になってしまって何にもなくなってしまったことで、『ああこれが人生の正体か・・・でもそれが自然なことなんだよな』と。

生きる意味を問いながらも「結局は意味などなくて俺たちの一生は束の間なんだ」という萬木先生ですが、それでも寄り添ってくれる一花の存在が温かいと感じ、

「君といると幸せなんだよな」

「俺は君のことが好きなようだ。君とずっと一緒に生きたい・・・」

「私も先生と一緒に生きたいです」

ふたりで海へ

その後、二人は今夜だけは夜明けまで一緒にいようと、行きたいところややりたいことをして最後に終電に乗って海へと向かいました。

夜明け前の海でびしょ濡れになり、そのまま波打ち際で倒れ込んだ萬木先生に引っ張られて抱き込まれた一花も一緒に海水に洗われながら寝そべると、

「もし・・・俺がくたばっても君は悲しまないでくれるかい?君に会えて俺は本当に幸せだったから、「いい日だったな」って笑ってくれるかい?」とささやく萬木先生でした。

そのままキスして海に抱かれるような感覚の中で朝を迎えた二人は、タクシーで病院に帰り、9日後に先生は一花の前から姿を消しました。

いなくなった萬木先生

その後、毎日のようにお見舞いに行っていた一花ですが、メールの既読がつかないことに不安を感じて病院へ行くと受付でもういないと言われたのです。

2日前に私がお見舞いに行ったあと退院した?うそ・・・そんな状態じゃなかった!

そして追い打ちをかけるように萬木先生の住んでいたアパートで、彼と同じ5階からの引っ越し(というか遺品整理の業者?)の姿が!

婚約者とか家族でもない一花に萬木先生の生死は知りようもありませんでした。

成人式を迎えた一花と萬木先生

やがて一花の周りに萬木先生の気配(霊?)が見え隠れする日々が過ぎていき、成人式を迎えた一花は振り袖姿で成人式会場へと向かう途中で発作をおこしてしゃがみ込み『死ぬのが怖い』と思いながらも、向こう側に佇む萬木先生を追いかけて駆け出していくのでした。

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 萬木先生が亡くなった描写やお葬式のシーンもなく、一花に至ってはいつ亡くなったさえ描かれずにラストシーンは大樹の卒業式でしたが、一花が萬木先生と生きて最後の最後に幸せだったんだと思います。

一花と大樹の写真を懐かしそうに見ているお母さんや寺山修司の詩を検索している大樹など、淡々とした家族の描写もその日常の中に確かに彼女が存在して恋をしていたことを感じさせられて涙が止まりませんでした。

特にカバーの内側の表紙と裏表紙に描かれた2P「夢あるいはデジャヴ」には胸が締め付けられて涙のダメ押しです(T_T)

「束の間の一花」を無料で読む方法

次はどうなるのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!

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「束の間の一花」3巻を電子書籍で無料試し読みする方法・あらすじ
引用元 お元気ですか?うめきちです(^0^) タダノなつ先生の病気の恋人たち切ないラブストーリー「束の間の一花」...

まとめ

今回は切ないラヴ・ストーリー「束の間の一花」完結3巻の紹介でした。

ラストで萬木先生が迎えに来ている場面・・・泣けました。

ではでは\(^o^)/

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