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お元気ですか?うめきちです(^o^)/
斉藤倫先生の新刊「水晶の響」第1巻が講談社BE LAVE KCから2019年10月11日に発売されました。
「耳の聞こえない親友に『音』を伝えたい!」と願う脳性麻痺の幼い少年”式町水晶(みずき)”。
彼がバイオリニストになりたいと思った理由は、耳が不自由な一つ年上のなっちゃんに聞かせたい!それが始まりでした。
※実在のバイオリニスト式町水晶さんをモデルにしたフィクションです。
今回は感動の物語「水晶の響」第1巻の紹介をしたいと思います。
「水晶の響」第1巻
- あらすじと感想
- 「水晶の響」を無料で試し読みする方法
- 「水晶の響」2巻の発売日はいつ?
- まとめ
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「水晶の響」第1巻
あらすじと感想
親友のなっちゃん
式町水晶(小5)は「スーパーキッズオーディション」に出場してバイオリンを弾いて最高得点を獲得しましたが、障がい者だというだけで落選してしまいました。
審査員の「面白い歩き方をするね」という質問に、
「あ、ぼく、脳性まひがあるんです!!」
と明るく答え、落選が納得いかないお母さんの抗議にも、
「お母ちゃん、シャーーーラップ!!!」
「まー確かに!? この障害のせーで足がフラフラしてすっ転んだりするしっ、それで頭のネジがはずれたみたいに!? どーしてもこの口が止まらなくなっちゃって、っておまえが単におしゃべりなだけだろっ」
そう自分の身体をネタにノリツッコミをして会場を笑わせるような明るい少年でした。
そんな水晶には奈月(なっちゃん)という1つ上の親友がいますが、彼は腎臓が悪かったので透析もしていてそのせいで耳が聞こえなくなったのです。
耳は聞こえなくてもダンスが大好きでいつもカッコよく踊っているなっちゃんに、どうやったら自分のバイオリンの音も伝えることができるのかと考える水晶でした。
水晶は普通の子より2ヶ月も早く生まれてしまった未熟児で、脳性まひの小脳低形成によって手足の力加減ができなかったり歩き方がおかしかったりし、目も緑内障でいずれ失明するかもと言われていました。
そんな水晶が、お母さんからリハビリになるからと進められてバイオリンを始めたのは4才のときでした。
ある日、水晶は「中吉俊博」というバイオリニストのコンサートに行きとても大きなショックを受けました。
中吉先生のジャンルを超えた超絶バイオリンの音が空気を響かせて押し寄せてくるのにものすごく感動した水晶は、どうしても中吉先生からバイオリンを教わりたいとお願いしますが、弟子は取らないと断られてしまったのです。
でもどうしても諦めきれないので、自分の気持ちをこめた手紙をたくさん書きました。
通常学級に編入し・・・
やがてなっちゃんは卒業してろう学校に行きましたが、水晶は中学生になったら通常学級に行きたいと決めたので、6年生から通常学級に編入することになり。今日から新しい学校の通常学級です。
ドキドキしながらお母さんと初登校すると、6年3組の担任の菊池先生から車椅子に乗るように言われました。
水晶を受け入れるための条件だと言われたけれど、「なんで?ぼくは歩けるよ」と一人で歩いていってしまった水晶は、すぐにほかの生徒にぶつかって転んでしまい、支援学級の子たちと違って通常学級の子たちは動きがすごく速いんだと驚きます。
クラスの子たちは先生から紹介された水晶が車椅子に乗っているのを見て驚き、なのに彼がいきなり立ち上がってヒョコヒョコ変な歩き方で自分の席まで歩いていったことで、クラスの空気は妙な感じになりました。
イジメ
ところで水晶の隣の席の久地くんは、声をかけても返事をしないし、上履きも履いていなくて陰でナメクジさんとよばれて虐められていました。
水晶も変な歩き方や、ボタンが留められない、給食を食べるのが遅い、力加減ができなくて給食係で失敗するなどから「しょーがいしゃくん」と呼ばれ始め、少しづついじめの対象になっていくのでした。
中吉先生のレッスン
そんな時に中吉先生から電話があって、体験レッスンを受けることができました。
レッスンではバイオリンは弾かないで、お話をしたり、曲に合わせて歩いたりするだけでした。
レッスン終了後、先生は今後も続けるならレッスンは1時間2万円といわれましたが、絶対に先生みたいに弾きたいと思う水晶でした。
中吉先生のレッスンは、いつまでたっても歩く練習ばかりだったので「バイオリンにはいつ触れるんですか?」と聞いてみました。
すると先生は、水晶の演奏を動画で観た時にリズムがメチャクチャだったからリズムを取って歩ける練習だと言いました。
そして「水晶の出すバイオリンの「音」は水晶だけの「音」で、リズムを手に入れて他の基礎も手に入れたら障害なんて感じられなくなるよ」と言ってくれました。
ピアノの音
学校でのイジメはだんだん酷くなってきたので、水晶はみんなの前でバイオリンを弾いてみたらいいかもしれないとバイオリンを持って登校しましたが、介助の有田先生に預かられてしまいました。
そして授業中にお腹が痛いと言ってトイレに行った水晶は、有田先生からバイオリンを奪ってトイレに籠ってしまったのです。
『どうしよう・・・』と思っているうちにチャイムが鳴って、それでもトイレに籠ったままの水晶は、いつしか音楽室から聞こえてくるピアノの音に合わせてバイオリンを弾き始めました。
そしてトイレから出てくると倒れてしまったのです。
水晶の誕生
1996年北海道で予定日より2ヶ月早い10月28日に水晶は生まれました。
お母さんが目を覚ました時には、彼は大きな病院に移されてもしかしたら3日の命かもしれないと言われたのです。
でもお母さんは彼に『水晶(みずき)』という名前をつけて、強く生きてと願ってくれたのです。
やがて黄疸も消えて命の危機は脱しましたが、未熟児ゆえに今後なんらかの障害が出てくるだろうと宣告されました。
お父さんはそんな水晶を育てる自信がないと言い、離婚したお母さんは水晶を連れて実家に戻ってきたのです。
水晶の障害は・・・
やがて1歳を過ぎた頃に「内斜視」と診断されて手術、3才になった頃、よく転ぶことから病院に受診すると「脳性まひの小脳低形成」と診断されました。
それからお母さんは水晶が一人でも生きていけるようにとリハビリをさせ、歌やリトミック、ダンス、そして最後にバイオリンに出会ったのでした。
けれど病魔はまたしても水晶を襲い、今度は「緑内障」の疑いが・・・。
ショックに打ちのめされるお母さんでしたが、それでも水晶と一緒に歩こうと決めました。
そんなある日、初めてバイオリンコンサートを観に行った水晶が、「ぼくもプロのバイオリニストになりたい」と言ったのです。
お母さんにはようやく未来が見える気がしたのでした。
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もう感動で泣けて泣けて(ノД`)・゜・。
こんないい子になんでこんなひどい障害があるの!?
でも強い子ですね~。これはひとえにお母さんの深い愛情の賜物だと思います!
いくら親と暮らしているからといってもシングルマザーだし、レッスン1回2万円は普通だったら「無理!」ですよね!!
それを通わせてあげるお母さんてすごい!
私だったらどんなに可愛くても上限を考えちゃいますからね~。
それにしても水晶くんが素直で可愛い!!
ところどころに出てくる成長した彼の姿もイケメンだし(#^.^#)
この次の展開がたのしみですね!
☆
「水晶の響」を無料で試し読みする方法
次はどうなるのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!
☟詳しくはこちらをご覧くださいね☟
「水晶の響」2巻の発売日はいつ?
「水晶の響」2巻の発売日はまだ未定のようです。
また新しい情報が入りましたら更新していきたいと思います。
しばらくお待ちくださいね!
※「水晶の響」2巻の発売日は2020年2月13日です。
まとめ
今回は感動の音楽漫画「水晶の響」第1巻の紹介でした。
健気な水晶の次の展開が楽しみです!
ではでは(^o^)/
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