詩歌川百景 第5話「対岸の桜」ネタバレ感想 森林組合の初恋・6話の予告も

     

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お元気ですか?うめきちです(^o^)/

吉田秋生先生の名作「海街diary 」のスピンオフともいうべき物語「詩歌川百景」の第5話が月刊フラワーズ2021年1月号に掲載されました。

 

第5話は妙に恋をしている森野剛の初恋と、河鹿沢温泉の歴史をアーカイブしようと考えている林田類の心に秘めた想いを描いています。

また類が初江ママから見せられたアルバムには町一番の美人だったと言われていた大女将の芸姑時代の写真が!!

今回は吉田秋生先生の新作「詩歌川百景」5話目「対岸の桜」の紹介をしたいと思います。

詩歌川百景5話目「対岸の桜」

  • あらすじと感想
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  • 6話目の予告
  • 「詩歌川百景」を電子書籍で無料で読む方法
  • まとめ

(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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「詩歌川百景」5話目「対岸の桜」

あらすじと感想

初江ママのアルバム

河鹿沢温泉の歴史をアーカイブしようと考えている林田類の前に置かれた初江ママのアルバムには、あづまやの大女将の芸姑時代の写真がありました。

さすがに町一番の美人で売れっ子NO.1の芸姑”鶴千代”だったと言う大女将の美しさに、アルバムを囲んでいた和樹、剛、守、妙もビックリです!

「おばーちゃん別人~(妙)」「歳月ってのは無情なものだ(類)」「ホントだったんだ(和樹)」と思わず失礼な感想が漏れてしまうほどだったのです。

ちなみにNO.2は初江ママで”小雪”という芸名で、ポッチャリ系のかわいい芸姑さんでした。

さらに鶴千代の花嫁道中の写真を見て初江ママは、

「あの人はほんときれいだった。崇徳院の碑のそばのヤマザクラ(願掛け桜)の花びらが風で散って、まるで映画のワンシーンみたいだった」と言います。

花嫁道中の写真の一枚には、今の和樹と同じくらいの年齢の倉石さんが花嫁の介添をしていました。

バブル期の河鹿沢温泉とあずまや

「明治時代には50人を超える芸者がいた河鹿沢温泉ですが、それも70年代の高度経済成長までの話で、やがて安いコンパニオンに取って代わられて温泉街から花街は消えていったのだ」

そう話してくれるのは、町会議委員で初江ママの息子の宮本秋成です。

町ではバブル期の波に乗って再開発しようと言う声が高かった中、反対派のリーダーだったあずまやの先代で妙の祖父の小川雄作は、温泉街を古いまま残そうと考え、あずまやを敢えて客室を減らして一室あたりを広くした『源泉かけ流しの温泉と美味しい料理が自慢の小さな宿』にリニューアルしてブランド化を図ったのです。

バブル時代の崩壊を予測したかのような祖父の試みは、結果的に良かったのだという話をしながら歩く類と妙ですが、後ろにいる和樹はなんとなく、剛に至ってはチンプンカンプンな内容でした。

剛の初恋

その後、剛は妙に「モールとか行かないか?」と誘いましたが、妙は大浴場の水垢汚れに試したい洗剤が昨日届いたからと断り、剛のそれがデートの誘いだとはまったく気づきません。

妙が帰ってしまったあとで、彼らの様子からようやく剛が妙のことを好きだと気づいた和樹でした。

剛は剛で、和樹がいつも妙と一緒にいることから二人が付き合っているのか気が気じゃなかったようです。

剛が帰って、和樹と二人だけになった類は、「あいつはガキの頃から妙のことが好きだった」と言いました。

「都会育ちなのに泳ぎは自分たちに引けをとらず、虫も怖がらない妙とは気を使わずに遊べる友達だったが、あの一ノ橋から飛び込んだ夏を最後にこの町に来なくなった・・・剛が自分の気持ちに気づいたのは多分それからだろうな」と語る類。

その4年後、両親の離婚でこの町に住むことになった妙と再会したのは、崇徳院の碑のそばのヤマザクラのところでした。

4年の間にすっかりきれいになった妙に、最初は誰だかわからなかった3人です。

しかし喋ってみてようやくその少女が妙だと確信できた和樹、さらに剛にとっては衝撃が強すぎたみたいでポカンとマヌケづらを晒していました。

「恋は突然やってくる。そして苦悩が始まる」と、類は哲学者のようにつぶやきました。

類の苦悩

類は和樹に「知らなかったことにしてバッくれろ」と言いますが、知ってしまった以上なかったことにはできないと思うのでした。

そんなことを考えながら仕事をしていた和樹は、詩歌川の対岸にある願掛け桜のところに類の妹の莉子が歩いていくが見えました。

すると莉子はいきなり崇徳院の碑を蹴飛ばしたのです。

「あっ」という声で和樹たちに気づいた莉子は、願掛け桜にお願いしたのに第一志望の高校を落ちたと怒っていました。

桜は生きているから粗末に扱っちゃダメだから腹立ったら崇徳院の碑を蹴っ飛ばせと、妙に言われたからだという莉子は、和樹に爆弾を落としました。

「偶然見ちゃったんだ。お兄ちゃんの日記・・・妙ちゃんがこの町に越してきた夏休み・・・「Tに知られてはならない絶対に」それでわかったの。お兄ちゃんは妙ちゃんのことが好きなんだって」

和樹の頭に類の言葉がよぎりました。

「恋は突然やってくる。そして苦悩が始まる」と。

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2人の男に想われていることに気づいかない妙自身の気持ちはどこにあるんでしょうかね?

また自分自身の気持ちにさえ気づいていない和樹は?

そして類も妙のことが好きなのだと考えれば、彼が進学しないでこの町に留まった理由も自ずと知れてきますね。

それにしても大女将の芸者姿・・・きれいでしたね~(*^^*)

花嫁姿もメッチャきれいでした!!

若い頃の初江ママと大女将、倉石さんと雄作さんが写った写真の対比がとてもよかったですね。

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6話目の予告

「詩歌川百景」6話目は、月刊フラワーズ2021年5月号(3月28日頃発売)に掲載されます。

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まとめ

今回は吉田秋生先生の新作「詩歌川百景」5話目「対岸の桜」の紹介でした。

森林組合と和樹・・・妙の気持ちは誰にあるのか?

ではでは\(^o^)/

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