「不滅のあなたへ」10巻ネタバレ感想 黒い男の存在理由&11巻発売日

     

2019-04-16_210848引用元https://www.amazon.co.jp/

おげんきですか?うめきちです(^0^)

大今良時先生の最新刊【不滅のあなたへ】の10巻が2019年4月17日に発売されました。

  • レンリルを守るためにより大きなものを獲得する修業を積むフシ
  • ポンが選んだ3人の仲間たちは「忠誠心」「背教心」「打算」
  • ノッカーの襲撃に備えて街を作り替えようとするフシと仲間たちは・・・!

今回の記事は、新たな展開を迎えた「不滅のあなたへ」10巻の紹介です。

【不滅のあなたへ】10巻

  • あらすじと感想
  • 【不滅のあなたへ】11巻の発売日は!
  • まとめ

(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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「不滅のあなたへ」10巻

あらすじと感想

フシの修業

ノッカーが1年後にソニア国の都市レンリルを襲うと予告したことから、より大きなものを獲得するための修業を積むフシはついに船全体に樹の根のように自分の体を張り巡らせていき、自分の体の一部とすることができるようになりました。

黒い男に言わせれば3km先まで”フシ”らしいのです。

その中であれば自分が望んだ場所に自分自身を出現させることも出来るようになったのです。

そして自分の先に触れたノッカーを感知して、瞬間移動のように現れて敵を倒すこともできるようになったのです。

土器人族のエコ

ところでここにはフシが街で拾ってきた土器人族の少女・エコも一緒に暮らしていました。

カハクが本で調べると土器人族は土器を使って意思を伝えあうという事がわかったので、フシは死んだエコの弟になって彼女の言葉を読み取ると、彼らの村がノッカーにやられたことがわかったのです。

エコが帰る場所がないことを知ったフシは「おれたちと一緒にいこう」と言うのでした。

新たな仲間

フシには同じような不死身の仲間が必要だと感じていたポンは、仲間を探すためにウラリスへ帰ると正規軍の兵士の中の特に精鋭を集めて人材を募ることにしました。

ボンは死んだことになっているので代わりにトルタが兵たちに呼びかけ、最終的にボンが選んだ仲間たちは「忠誠心・カイ」「背教心・ハイロ」「打算・メサール」の3人でした。

レンリルのアルメ王女

一行はレンリルをノッカーから守るためには街全体を作り変えて、フシの体から伸びた綱を網の目のように張り巡らす必要があると言いますが・・・。

レンリルを統治する王女アルメ姫に会いに行くと、布で顔を隠した王女は話しは聞いてくれたけれど信頼を得るにはまだまだほど遠いようです。

カイの話し

落ち込むフシをカイはゲームに誘いながら、自分が幼い頃に父親の暴力に耐えかね、ノッカーに襲われた時に死ねばいいと思った父親が死ななかったことを話しました。

カイは父親から逃げるようにウラリス軍に入り、その後祖母が亡くなり父を看取った時に「ありがとう」と言われたことであの時に死ななくてよかったと心から思ったと語ります。

ボンはもしもカイがノッカーの手に落ちてもフシのスーパーパワーで復活すると、ゲームのコマを勝ちの位置に据えるのでした。

水車小屋を一晩で建て直す

民の信頼を得るために彼らが最初に行ったのは、崩れてしまった水車小屋を一晩で建て直してしまったことでした。

民の前には酒じいの器を使って現れたフシは、ノッカーが来ても大丈夫なように壁に特殊なパワアを込めたと言いました。

やがて”賢者様”と呼ばれるようになるとその噂はアッという間に広がって希望者が殺到するようになってなっていくのでした。

ある日、オオカミのフシは兵士達と剣の練習をしているハイロを見かけ、

「アンナレンシュウ役ニタタナイヨ」

「兵士の信頼を獲得するのに必要だ!」

ハイロの話し

ハイロはどうやら痛みを感じない体質のようで、そのせいで悪魔の子供と言われて幼い頃から普通ではない暮らしをしてきたようでした。

歯を全部抜かれるとかあり得ないですね。

本人は痛みを感じないと言っていますが、見ているこっちの方が痛いです(~_~;)

教会で育てられたハイロは成長すると、ベネット教本山の主領兵となってボンに出会い誘われました。

以前に聞いたカイの幼い頃の話からも、彼らはもう一度生き直すために一向に加わったことがわかります。

ところが2人の話しを兵士のカムが聞いていたのです。

カムは、フシが兵士も守るから問題ないと言うと「ふざけるな!俺たちに家でチャンバラごっこをしろっていうのか!?」と怒りだしてしまいました。

そしてハイロを引っ張って練習をしに行ってしまったので「兵士の信頼獲得はお前に任せた」と大声で言うのでした。

メサールの正体は?

メサールはどうやら貴族出身のようです。

ボンは毎年ママのが開くスーパーセレブお茶会でメサールを見たことがありました。

年が近いせいかすぐに打ち解け合った二人は将来のこととか話題にし、ソニア国の王位継承者・アルメ姫の話しなんかもしたようでした。

メサールはその頃にした約束、アルメ姫とゲームに勝ったら何でも望みを叶えてくれるという約束を今になって持ち出してきました。

メサールがゲームに勝ってかけあったことから街の作り替えは一気に進んでいきました。

実はメサールはアルメ姫の腹違いの兄弟でした。

「このまま彼女の父と兄がいなくなってしまえば彼女を守るのは自分しかいないじゃないか」

そうフシに言うのでした。

末子相続のこの国では王位を継ぐのは末っ子なんですね。

メサールは兄と言えども腹違いですでにその存在を消されているみたいですが、妹を影から守っていたとはね~。

感の鋭い土器人族のエコは、フシが寝ているフリをして実は抜け殻の体を置いて仕事をしているのに気づいていました。

そして水が濁っている原因が水路が壊れているのだと突きとめたことで、フシに褒められて嬉しそうに微笑むのです。

広がるフシの体の網

街の中に綱の網が広がるにつれてフシは誰かの辛い間隔とか嬉しい気持ちが伝わってくるようになってきました。

つい痛みなどに反応して助けに回るようになったフシは、ナダルや酒じいやマーチなどの器を使って駆けつけるのでした。

ある時カムに頼まれて舞踏大会に出たのですが、カムに切られた傷がすぐに治ってしまったのを目撃されて『ベネット教に退治されたフシ』なのではないかと言い出す人が出てきました。

こうなると人の気持ちは止めることは出来なくなってしまうもので、賢者様を疑うものが出てきたのです。

そしてお約束のようのフシの所に詰めかけた人々は、彼らの前で変身したフシの器に助けられたことを思い出したのです。

救世主フシ

その事があってからはフシは救世主として見なされるようになり、アルメ姫もようやく彼を城に呼んでくれました。

ところがアルメ姫と話している時にまた誰かの痛みを感じて、駆けだしたフシが見つけたのは大きな部屋に放置された一人の病人・ソニア国王ボールドン:アルメ姫の父親だったのです。

国王から許可されたフシは正式に伝説の不死者としてレンリルを守ることになり、城の解体と再建をすることになりました。

今度は隠れてやるのではなく、民が見ている前で堂々とその力を発揮することができましたが、ノッカーの予告まであと2週間・・・フシは不安を拭い去ることはできないでいました。

ボンの策略と黒い男の存在理由!

ある日のこと、ボンに頼まれて眠り薬を作ったフシはそれを飲まされて眠らされてしまったのです。

仲間たちはボンに呼ばれて部屋に入ると、彼は目に見えない誰かと話しています。

ボンは昔から精霊や幽霊が見えるたちで、黒い男のことは「ミスターブラック」と呼んでいました。

黒い男はみんなの前に突然姿を現すと、ボンに問われるままに答え、「この戦い事態を止めることは試したことはないがたぶんできるがやらない」と言いました。

「いずれフシは私の代わりを果たす。その時、私はいなくなるだろう」

黒い男は、フシが黒い男のやっていることすべてを獲得するのを見届けるのみだと言うのです。

メサールは黒い男に剣を突き刺しました!

けれど突き刺さった剣は小さく丸められてしまい、黒い男が消え去ったあとにがシャッと落ちるだけでした。

ノッカーの襲撃、目覚めたマーチ

フシは戦いに備えて自分の体を街のあちこちに置きました。

万が一今の体が襲われてもすぐにそっちに意識を移せるようにと、器を奪われないための措置でした。

綱で繋がっているかぎりフシの一部なので腐ったりしないのです。

ついに戦いが始まり、ノッカーの攻撃目標は西の城門でしたが、そこにはマーチの器が置いてありました。

塀の上から滑り落ちていくマーチは綱が切れて地面へ落下してしまった時、目を覚ましたのです!

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とんでもない展開になりました!

黒い男の目的は自分の代わりを作ることだったんですね!

でも、それなら彼もかつてはフシみたいだったってことなんでしょうか!?

だんだんわからなくなってきました(@_@;)

次はどうなるのでしょうか?ドキドキですね。

【不滅のあなたへ】11巻の発売日は!

「不滅のあなたへ」11巻は、2019年8月16日に発売されました。

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まとめ

今回の記事は、新たな展開を迎えた「不滅のあなたへ」10巻の紹介でした。

すごい展開になりました。

11巻の発売が待ち遠しいですね~。

ではでは(^0^)/

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