おげんきですか?うめきちです(^0^)
アニメ映画「聲の形」の原作者大今良時先生の最新刊【不滅のあなたへ】5巻が2017年11月17日に発売されました。
各地から凶悪殺人犯を集めた島・ジャナンダに連れて来られたフシは、離れ離れにされてしまったビオランの居場所を捜し回っているうちにトナリ達と出会います。
ビオランを救いだし、この島から脱出するために闘技場のトーナメントで優勝して島長になることをめざしました。
今回の記事は、
- 【不滅のあなたへ】5巻のあらすじと感想
- 【不滅のあなたへ】6巻の発売日情報
- まとめ
以上の紹介をしていきたいと思います。
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
【不滅のあなたへ】5巻のあらすじと感想
あらすじ
#35 紡ぐ少女
7歳までは両親と共に幸せに暮らしていた少女・トナリの夢はすごく面白い本を書いてパパをビックリさせることでした。
しかし7歳になったある日、母親が殺されて犯人は父親だという教会の判断で島流しにされてたのです。
父親を信じていたトナリは父について島送りの道を選びました。
その島は殺人犯とその家族で構成された独特の文化があり、あらゆる自由はみとめられていました。
犯罪も殺人も普通のことで、それを取り締まる組織は存在しません。
人々は島のリーダーを決める大会に熱中していました。
優勝して島長になれば島の外にでることもできるので、父親は大会に出ることにしたのです。
父親は大会で優勝して島長となりましたが、すぐに敗者の仲間に殺されてしまったのでした。
8歳の誕生日にトナリは父親からのプレゼントの本をみつけ、物語を始めようと決めました。
9歳になったトナリは同じような境遇の子供たちのところに居場所をみつけました。
島から出る手段を模索していた14歳の時にフシに出会ったのです。
港でフシを見かけた時に、何者かに「フシたちを船に乗せ、大会に出るように導け」とささやかれたのでした。
#36 自由の島・ジャナンダ
大会の1回戦に勝ち残ったフシは瞬く間に有名人になりました。
トナリの情報によれば、ビオランは昔10人のヤノメ人を毒殺した凶悪殺人犯として特別な場所に拘束されているようです。
トナリ達は島の中を案内してくれながら色々なことを話してくれますが、ここから脱出することにすべて繋がっていました。
トナリ達の考え方にどうしてもついて行けないフシは、一人だけで崖の下で眠っていました。
その夜中、怪しい女が眠っているフシに近づいてきて彼の顔を舐めたのです。
★まるで妖怪みたいな不気味な女です。キスではなくて舐めるとかキモ過ぎます~(;´Д`)
#37 新しい型
オオカミの姿のフシは、どこかで嗅いだことのあるニオイを感じていました。
地面の下から聞こえてきた音はモグラでした。
地上に出てすぐに死んでしまったのでモグラの姿を手に入れたフシは、モグラになって穴を掘ろうとした瞬間に鳥にさらわれしまい、偶然にも落とされた所は闘技場の中だったのです。
2回戦からは1対1の対戦で、戦いたくないフシはオオカミの姿やグーグーの火炎で脅して降参させようと考えましたがうまくいきません。
そしてふと思い出したパロナの姿に変身していました。
#38 問い
フシが変身できるのは死んでしまった個体なので、パロナの姿に戸惑っていました。
「なんで・・・」
フシの疑問などお構いなしに次の瞬間、興奮した敵が襲いかかってきたのです。
しかし鍛え上げられたパロナの体は軽くて敏捷で、その強い蹴りは敵を一撃で倒してしまう威力がありました。
2回戦を勝ち残ったフシですが、パロナの死が信じられません。
悲しみに沈んでいるフシの傍に現れた黒い男は冷淡にいいました。
「心の痛みは成長を促す大事な機能だ」
「うせろ!」
そこにやって来たトナリは、嫌がるフシを無理やり大会に引きずり込んだことを謝りながらも、島を出たい自分たちの気持ちを押しつけるように食事に誘ってきました。
トナリは『死んだ方がいい連中ってのがちゃんといるんだ』と言いますが、フシにとって死とは大きな意味を持っている事柄です。
パロナやグーグーが誰かを助けようとしたように、フシは二人の思いを真似してビオランを助けようと決心しました。
#39 誇り高い戦士
モグラの姿になったフシはビオランが捕らえられている場所をみつけ、今持っている全部の姿で登頂を試みましたがどうもうまく登れませんでした。
やがて3回戦が始まり、今度の相手はとても強くてパロナのフシは手こずっていました。
なかなか決着がつかないことにイラだった観客が観覧席から矢を放ってきたのです。
次から次へと降り注ぐ矢をフシは薙ぎ払い、対戦相手を守ろうとしました。
けれど防ぎきれなかった矢が刺さり、フシの勝ちが決まったのでした。
ナンドというその男はは死んではいませんでした。
ベッドに横たわるナンドは、罪人として連れて来られた母親と一緒にここに来ました。
けれど去年亡くなったのでここに留まる理由は無く、今は弟のために大会に出ようと思ったと話しました。
それを聞いたフシは、これが『誇り高い』と言うことなのかと思ったのでした。
#40 トナリという少女
フシはナンドと話をしていると時間の経つのも忘れてしまうほど楽しいのですが、トナリはそれが気に入りません。
何だかんだとフシにまとわりついて離れないのです。
フシがナンドの所でグーグーの姿でいた時に、フシの戦い方が気に入らない島民たちが文句を言ってきましたが、トナリの仲間たちと島民たちとでアッという間に乱闘状態になってしまいました。
その乱闘の最中にフシの身体に異変が起こった時、突然、岩のオニグマ・ノッカーが現れてグーグーの器が奪われてしまったのです。
フシはグーグーのことを思いだせなくなってしまいました。
オオカミになってノッカーを人気のない所までおびき寄せ、モグラになってノッカーの中にもぐり込んで攻撃しようとしました。
しかしモグラの器も奪われて絶体絶命の瞬間、トナリ達が投げつけたイスがノッカーに当たって助かったのでした。
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#41 新しい力
大岩のバケモノ・ノッカーの出現でトナリと島民達は団結して戦いますが、人間の歯のたつ相手ではありません。
アッという間に劣勢になってしまい、フシはどうすればいいのか必死に考えました。
そしてパロナの力を借りることにしました。
弓の名手だったパロナは狙い定めた岩の隙間に矢を打ちこみ、矢に付けられていあた火薬が爆発してノッカーを倒すことが出来たのです。
フシはマーチもオニグマもグーグーも取り戻すことができました。
#42 子供たちの夢
トナリと子供たち、ナンドとフシは牛の血を飲んで祝杯をあげました。
そして各々の夢を語り合ったのです。
みんなの夢はまずはここを出ること、その後はそれぞれ動物を飼う仕事だったり医者になりたいとか夢を言い合いました。
トナリの夢はお父さんをビックリさせることでした。
取りあえずは明日の決勝戦にすべてがかかっています。
精をつけようとトナリが出した食べ物が少なかったので、フシが自分の記憶にあるだけの食べ物を出しました。
大喜びでみんな頬張りましたが、その中にはヤノメ人のハヤセが食べさせてくれた眠り薬入りのウドンもあったのでみんな眠ってしまったのでした。
「・・・ごめん・・気がつかなかった・・」
フシは足下に落ちていた本を見つけて読んでみました。
そこにはトナリのみんなへの思いが書かれていました。
その晩、フシは取り戻したマーチの姿で崖をよじ登り、モグラになって小窓から飛びこんでビオランのところへ辿り着きました。
固く抱きしめ合って再会を喜び合い、フシは必ずビオランをここから救いだすと約束して帰って行ったのでした。
#43 プレゼントの贈り主
ついに決勝戦の日がやって来ました。
闘技場でフシの前に立っている対戦相手はなんと!ヤノメ人のハヤセだったのです。
「マーチは可愛そうな少女でしたね・・・」
ハヤセは「お前が殺した」と言ってフシの心を逆なでしてきます。
フシは持てる力のすべてを出してハヤセと戦いますが、彼の戦いを研究し尽くしているハヤセにはかないません。
ついにパロナの姿になって戦うと、ハヤセが思わぬことを言いだしたのです。
パロナの器を「私からの贈り物です」と言うのです。
ハヤセはパロナを殺したと言ったのです。
怒り狂ったフシはハヤセに猛攻撃を繰り出しますが、不死身だというだけで本当の戦い方を知らないフシの敵ではありませんでした。
すれ違いざまにニシアサガオの眠り薬を打たれて眠らされてしまい、フシは負けてしまいました。
新しい島長はハヤセに決まりました。
#44 先覚者
島長となったハヤセは決勝戦を見物していた島民たちにある提案をしました。
それは「この怪奇なる存在をここで守りませんか」というものです。
ハヤセはフシを見つけた最初の人間として彼を管理する責任がある!自分と共に守護団を結成して戦おうとみんなに言いました。
そして島長の席はトナリに譲るとまで言いだしたのです。
ハヤセの説得はすぐにみんなに受け入れられ、『流刑地ジャナンダ』は『聖地ジャナンダ』に変わりました。
フシはハヤセのモノにされてしまいました。
けれどトナリはハヤセの口車には惑わされません。
「なにが私のフシだ。あのブスめ!」
フシの居所探索を始めたのでした。
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感想
フシは心が複雑に成長して、もう野獣でも怪物でもなくて物事を冷静に判断できる立派な人間です。
よくぞ育ってくれた!と思わず叫んでしまいそうでした(笑)
ジャナンダにヤノメ人のハヤセが現れたのにはビックリですね!
しかも大会に出場してくるとは!
フシがパロナの器を取りこむとわかっててワザとパロナを殺すなんて、コイツもしかして黒い男の何かかと疑ってしまいました。
一体何を企んでいるのか不気味な女ですね。
それにしてもトナリの不器用な一直線ぶりが可愛いいです~。
6巻でフシの探索を始めた彼女のファイトが楽しみですね。
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【不滅のあなたへ】6巻の発売日情報
【不滅のあなたへ】6巻の発売日は、5巻の巻末に2018年2月16日発売予定と記載されていました。
何事もなければ来年の2月16日には続きを読むことができるということですね(^_-)-☆
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➜「不滅のあなたへ」4巻ネタバレ感想・フシ初めての苦しみ&5巻発売日も!
➜「不滅のあなたへ」6巻ネタバレ感想 ビオランに泣かされた・7巻発売日も
まとめ
今回の記事は、
- 【不滅のあなたへ】5巻のあらすじと感想
- 【不滅のあなたへ】6巻の発売日情報
以上の紹介でした。
ジャナンダでの抑圧はフシの人としての成長に大きな役割を果たしましたが、ハヤセの登場は物語をいったいどういう展開へと導いていくのか目が離せません。
早く2月にならないかな~!
ではでは(^0^)/
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