【贄姫と獣の王】3巻ネタバレ内容と感想・4巻発売日予想/人間のイリヤ

     

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おげんきですか?うめきちです(^0^)

【贄姫と獣の王】3巻が2017年1月20日に

HCコミックスから発売されました。

友藤結先生の

最新刊・『人外×少女』の3冊目です。

生贄として育てられた少女サリフィは

今は魔族の王様の未来の妃として

暮らしていました。

そこへ突如現れたのは人間の男!

彼の名はイリヤ。

サリフィの幼馴染です。

イリヤはサリフィを人間の世界へ

取り戻すためにやってきました。

今回の記事は、

◆【贄姫と獣の王】3巻のあらすじと感想

◆【贄姫と獣の王】4巻の発売日予想

◆まとめ

以上の紹介をしていきたいと思います。

(※なお、ネタバレのため、

結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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【贄姫と獣の王】3巻のあらすじと感想

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「お前らの王を出せ!

俺はそいつに用がある」

魔族の城に突然、賊が侵入して来ました。

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賊は人間で、かなりの手練れでしたが

多勢に無勢、捕らえられて牢に

つながれています。

彼はサリフィを返せと言っています。

騒ぎを聞きつけてやって来たサリフィは

賊を見て驚きました。

「イリヤ・・・?」

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「生きていた・・・!」

イリヤと呼ばれたその若い男はサリフィの

姿を見て涙を流しました。

イリヤはサリフィ幼馴染でした。

幼い頃から生贄になることを

受け入れて育ってきたサリフィは極力人と

関わらないように暮らしてきましたが、

ただ1人、イリヤとは強くなる修業のために

師匠と旅をしていて1~2年に1度、

サリフィの村を訪れた時に

口をきいたことがありました。

サリフィの命乞いを受け入れて王様は

イリヤのことを許しました。

特例中の特例として今後一切魔族の国に

立ち入らないという条件で

解放されることになったのですが、

牢から出されたイリヤは

サリフィを連れていこうとしたのです。

それを見た王様はサリフィを

抱き寄せて言いました。

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「勝手に連れ出されてはこまる。

この娘は私の妃だ」

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王の言葉にショック受け、疲労のために

倒れてしまったイリヤは一晩、

王宮に泊まることになりました。

それはどういうわけか、

アヌビスの口添えがあったからです。

イリヤのところに食事を

運んできたサリフィに、

「ここを出てどこか人間の国で

俺と一緒に暮らそう」

イリヤは言いました。

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その時、イリヤに強く掴まれた

手首の痛みに驚きながらも

「王様と一緒に生きようと決めたの!

王様を信じてるの」

と、健気な決心を打ち明けました。

イリヤは子供の頃に魔族に家族を殺されて

心の底から魔族を憎んでいました。

だからサリフィの言葉も耳には入りません。

その夜、イリヤは

夕食を持ってきたサリフィを気絶させて

さらっていきました。

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魔族の馬を盗んだイリヤは

気を失ったままのサリフィを乗せて

王宮から脱出しました。

なるべく遠くへ、遠くへと馬を走らせます。

その頃、王宮ではサリフィが

いなくなったので大騒ぎしています。

イリヤが連れ去ったことは明白だったので

すぐにでも後を追わねばと

王様は慌てていました。

ところがアヌビスが言ったのです。

「このまま人間の男と暮らす方が

サリフィ様にとって幸せなことでは

ありませんか?」

王様と言っても、実は恋愛に関しては

かなり臆病なので自分とサリフィの

種族が違うことを気にしていました。

アヌビスの言うように人間同士でいる方が

幸せかも・・・

そんな不安が王様の心をよぎったのも

無理からぬことです。

ところが王様の不安を打ち消す

強い進言をしたのは、

気の弱いアミト姫でした。

怖くて震えながらもアミト姫は

王様に言いました。

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「サリフィ様は王様と共にあることを

心から望まれたはずです。

サリフィ様が貴方をお待ちしていることを

どうかご自分でお確かめください」

「今は王宮が混乱しているので王様が

不在になっては・・」

と言うアヌビスを制して

「それではここは私にお任せ頂こう。

どうぞ、何なりとご命じください」

と、さらに王様の背を押したのは

ヨルムンガンド隊長でした。

「留守はまかせる!」

そう言うが早いか、聖獣に乗った王様は

空のかなたに飛んで行ってしまいました。

あわよくばサリフィと王様を引き離したい

アヌビスの思惑は、残念ながら

外れてしまいましたね。

「王のお背中を押してくださったこと、

感謝いたします。アミト姫」

王様が行ってしまった城の中でアミト姫は

心密かに想うヨルムガンド隊長に

その勇気をたたえられて

感謝の言葉までもらい、

感激で気絶していました♡

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その頃、イリヤとサリフィは魔族の国でも

下層民視されている、ハイエナ族の

自治区に入り込んでいました。

人間が大好物のハイエナ族たちとイリヤは

すぐに激しい戦いを始めてしまいました。

戦いの最中、ハイエナ族の子供がでてくると、

その子までもイリヤが殺そうとしたので

思わず、サリフィは止めました。

「どうしてあんな子供まで・・・?」

イリヤが魔族を憎んでいることは

よくわかっていましたが、今のイリヤは

サリフィの知っているイリヤとは

違っていました。

「おまえが好きだからだ!サリフィ!!」

小屋の中でサリフィを押し倒したイリヤは

押し殺していた想いをぶつけてきました。

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「私はイリヤの言葉は受け止められない

・・・今のイリヤの目には、

私は映っていないもの」

サリフィはイリヤに言いました。

「あるのはただ、憎しみだけ」

怖いくらいにイリヤの心は憎しみで

いっぱいでした。

それがサリフィにはたまらなく

悲しかったのです。

王様のことを信じていると言うサリフィに、

イリヤは子供の頃に自分に起こった

恐ろしい出来事を話しました。

彼の目の前で妹のミィシャが魔族に

殺されて食べられてのです。

部屋の外では母親も食い殺されていました。

まだ子供のイリヤはどこまで逃げられるか

まるでゲームのように、賭けの対象にされて

走らされました。

逃げて逃げて逃げて、師匠に拾われて

やっと助かったのです。

そんな彼の前に現れたのが、

幼いサリフィでした。

イリヤの悲しみと憎しみはもはや、

人間の手では止められるものでは

ありませんでした。

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サリフィの居所をやっと捜しあてた王様は

二人の前に現れました。

そしてイリヤの挑戦を受けたのです。

恐ろしい死闘が繰り広げられ、ほんの一瞬

スキをついてイリヤの剣が王様の腹に

深々と食いこんで行きました。

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イリヤの剣を避けもせず、

腹に受けた王様を見つめ

「なぜだ?」と

聞くイリヤに王様は答えました。

「お前が傷つけばサリフィは悲しむ。

だが、私にもサリフィは必要なのだ」

剣が王様の腹に突き刺さっているのを見た

サリフィは泣きながら駈け寄りました。

「やだよ。死んじゃやだ・・・!」

「落ち着け、魔族はこの程度では死なん」

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サリフィの泣き顔を見て

我に帰ったイリヤは、

子供の頃に

「サリフィを泣かせる奴はやっつけてやる」

と言ったことを思いだしていました。

今、サリフィを泣かせているのは

他ならない自分です。

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「今まで、俺は何をやっていたのだろう」

傍にきたサリフィに抱きしめられて

涙にむせぶイリヤでした。

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王様の腹の傷は

サリフィの聖獣”不死鳥のペンヌ”の力で

治り、大事にはいたりませんでした。

「まだ治まりががつかぬと言うなら

気の済むまで相手をしよう。

サリフィを妃に迎えようというこの私には

その責任がある」

「・・・俺もそこまでバカじゃねぇ・・・

もしもこの先、サリフィを泣かすことが

あったらその時こそ

サリフィを返してもらう!

忘れるなよ、レオンハート」

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修行のやり直しだと言ってイリヤは

人間の国へ帰って行きました。

王宮に帰り、王様のベッドに腰かけて

サリフィはつぶやきました。

「私がもっとイリヤとちゃんと

向き合っていたら・・・」

「もうよい・・・

夜の間は他の男の名は呼ぶな」

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『いくら考えてもいろんな気持ちが

ぐるぐるするだけだけど、

いまこの時だけは ただ眼を閉じよう』

王様の大きな胸に

そっと寄り添うサリフィでした。

ケモ姫と普通の王

王宮に怪しげな輩が侵入して来ました。

「お前らの王を出せ!

俺はそいつに用がある」

捕らえられて牢につながれている

恐ろしげな犬はイリヤという、

サリフィの幼なじみでした。

「サリフィの客ならば、私の客でもある。

出してやれアヌビス」

静かに王様が言うと、

イリヤは凶悪な表情で言いました。

「俺と勝負しろ!」

「いいだろう」

ついに王様とイリヤの

戦いの火蓋は切って落とされました!

「うおおおおおおお!」

叫ぶイリヤに王様はある物をスッと

出したのです。

するとイリヤは投げられたあるものに

バクーっと喰らいつきました。

それはフリスビー!

犬の悲しい条件反射でした(笑)

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感想

お子様だと思っていたサリフィに

降ってわいたような三角関係の

出来事が、ふたりの気持ちを

さらに結びつけることに

なってしまいましたね。

1巻の頃は、いつ死んでもいいし

むしろ早く食べて終わらせて

なんて言ってたサリフィが、

王様のことを好きになって

こんなに生きる気力に

溢れてくるなんて、

変われば変わるものです。

最後の部分などは恋人同士の

イチャイチャであてられて

しまいました(笑)

それにつけても、

アミト姫がかわいいです!

いつかヨルムンガンド隊長と

くっつく時は来るのでしょうか?

そっちの方のお話も

読んでみたいですね(≧▽≦)

書籍情報

【贄姫と獣の王】3巻

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【贄姫と獣の王】4巻の発売日予想

【贄姫と獣の王】4巻の発売日は、

1巻が2016年5月、2巻が9月、

そして3巻が1月です。

4か月ごとの発売という単純な計算から

考えると、4巻は5月20日くらいと言うことですね。

また詳しい情報が入り次第

更新していきたいと思います。

【2017年5月19日に発売されました。(追記5月19日)】

こちらをご覧ください

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まとめ

今回の記事は、

◆【贄姫と獣の王】3巻のあらすじと感想

◆【贄姫と獣の王】4巻の発売日予想

以上の紹介でした。

サリフィと王様の心は一つですね~!

試練の合うとだんだん強くなるのが女

というものですが、

次は何が待っているのかドキドキします。

4巻乞うご期待デス!

ではでは(^0^)/

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