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お元気ですか?うめきちです(^0^)
リチカ先生の王宮ファンタジー『星降る王国のニナ』7巻が2022年2月10日に講談社BE LOVE KCより発売されました。
- 極東監獄グリフィゲルドに送られてしまったニナとアンとなぜかヨル王子。
- 監獄なのになぜか身なりの良い囚人ソルと出会い、ホルト将軍の槍を湖の底から取ってくることに。
- 毒から目覚めたセトはニナに裏切られたと絶望する・・・!
そこで今回は「星降る王国のニナ」7巻の紹介をしていきたいと思います。
「星降る王国のニナ」7巻
- あらすじと感想
- 「星降る王国のニナ」8巻の発売日情報
- 「星降る王国のニナ」を無料読み&試し読みする方法
- まとめ
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「星降る王国のニナ」7巻
あらすじと感想
第二十五夜 瞳の謎
自分たちが閉じ込められているところが極東監獄グリフィゲルドだと知ったヨル。
なぜ王子である彼がニナやアンと一緒にこんな所に送られてしまったのかはガルガダ王ノア・ハレの命じたことだったのですが、そんなことは知らないヨルは、
「ここにはホルト将軍がいるはずだ!」
将軍ならヨルの顔を知っているはずだと。
一方、囚人としてここで働かされることになったニナは、囚人たちが兵士に虐待されているのを見て助けようとしますが、
「助けることは認められていないんだ」
と、いい服を着てメガネをかけた若い男性の囚人ソルに止められました。
自分が王子であることを証明しようと、ホルト将軍に会わせてくれと掛け合ったヨルは逆に兵士たちに暴行されてしまい、止めに入ったニナは監獄長によって獣牢送りにされてしまったのです。
獣牢というのは、牢の中に猛獣が放されていて牢に入れられた囚人は食われてしまうという恐ろしい牢です。
ニナは牢の中に放置されているモノが全部食い散らかされた元囚人たちだと気づき、牢の隅から聞こえてくる唸り声に恐怖しました。
「殺される!」と思った瞬間、思わず自分の両手に付けられていた手枷の鎖で襲いかかってきた獣の牙を防ぎ、ただただ『やめて・・・おねがい』と獣の目を見つめることしかできませんでした。
しかしニナの心が通じたかのように獣はおとなしくなってニナの前に座ったのです。
とはいっても恐ろしいこと続きのニナは疲れと悲しみで気を失うように眠ってしまいました。
『外に出たい、身体が鳥のように自由ならアズに会いに行くのに・・・』と思っていたニナはいつの間にか鳥になって飛んでいました。
そしてアズのところに飛んでいくことができたのですが、その鳥がニナだとは知る由もないアズは「人懐こい鳥だな」と微笑み、ビドー王子の領地へと向かって行ってしまいました。
牢の中で目を覚ましたニナの前にいたのは、初日に彼女に忠告してくれたソル・ジーナでした。
第二十六夜 掴み取る未来
「二度めまして 星の民の末裔 本当に存在したんだね」と言ったソルは、ニナがフォルトナのアリシャ姫だと知っている様子で、もしも彼女が生きていたら1日だけ自分の好きにしてもいいと監獄長と賭けをしたと言って連れ出してくれました。
ソルの牢につれてこられたニナは、牢屋のはずなのに普通の部屋みたいに生活道具がそなえつけられているのをみてビックリです。
それに牢なのに暖かいことに気づくと、
「火山の熱を利用して壁のパイプに湯を通してあるんだ。天才の僕!!」
と自慢げに教えてくれました。
けれどこれは看守や一部の上級囚人たちの牢のみに設置されている設備で、他の牢にもつけるべきだと言うと、
「え それ 何か僕に得ある?」と言われてしまうのでした。
毎日が退屈だったというソルは、星の民に興味があるようで、監獄野中を連れ回してアレコレ説明してくれました。
ソルの話ではここでは重罪人が上級囚人として優遇され、下級囚人はごく軽い罪の者や属国の奴隷や貧民で、なぜこんな信じられない制度がまかり通っているかといえば、弱いものをいたぶるのが大好きな監獄長のせいだと言いました。
ここでソルがニナに一つ選択を迫ったのです。
「ここから逃げ出すにはどうすればいいかな?」と。
それは自分ひとりで逃げて他の人達を見捨てるという選択だったのです。
腹を立てたニナは何も答えず、アンたちがいる牢へ行くと、アンを庇ったことで酷い怪我をさせられたヨルが横たわっていました。
アンに話を聞いて『もたもたしてられない』と悟ったニナはとんでもない選択をしたのです!
作業している囚人たちの前で、
「私はフォルトナの巫女姫アリシャです」と、身分を明かしてホルト将軍を探してヨル王子が本物のである証明をさせなければ天から罰が下る、と演説しました。
そして3日の間にホルト将軍を見つけ出したら囚人たちを開放することを要求し、監獄長にアンと自分の命を賭けたのです。
その頃、ガルガダではセトが意識を取り戻していました。
第二十七夜 預けし名は
ホルト将軍を見つけ出すと啖呵を切ったニナが、ちっとも探していないことをソルに突っ込まれたので、
「いるかどうかわかんない人を探すより監獄長を拉致して人質として盾にした方が確実でしょ」と答えました。
それを聞いて大笑いするソルは、かつては王の覚えめでたき天才発明家で、みんなが便利になるようにといろいろな物を発明し、ある時、猟銃を発明してしまったのです。
しかし王は猟が楽になるようにというソルの意図に真逆の使い方を示しました。
「人に使うものだ」
そう言ってソルにお礼を言ってくれた侍女を密偵の容疑で撃ち殺してしまったのです。
悲しみか絶望か自分でもわからなくなったソルは銃をに細工をし、王は銃の暴発で亡くなってしまい、その責任をとってこの監獄送りを希望したのでした。
一生外に出ることもなく好きなことだけをして余生を過ごすだけ日々を送っていたソルの前に現れたニナは、退屈を紛らわす絶好の慰みとなりました。
「ホルト将軍の居場所を教えよう」
ニナにそう言ったソルは彼女を連れて地下道を通り、地底の湖へとやってきました。
「彼は沈んでいる。取ってくるかい?」
そう言われても『死んでるってことじゃ・・・』くらいしか思いつかなかったニナですが、ひょっとして「骨」を取ってきてほしいんだとと解釈して、湖に入ったのです。
湖の水はめちゃめちゃ冷たかったけど澄んでいて遠くまで見渡せたので、底に突き刺さっている槍を見つけました。
骨なんてどこにも見つからなかったけど、『確信はないけどこれな気がする』
野生の勘でコレだと思い、息が続かなくなるギリギリの限界で抜きとって戻ってきました。
「はい」
「これでいい?」
ニナから槍を受け取ったソルは、彼女に対して一目惚れに近いような抗いがたい引力を感じていました。
彼はもう一度立ち上がるきっかけをニナによって与えられ、絶望の淵から救われたのです。
『これを待っていた』
そう感じたソルはメガネ外して前髪を上げました。
「ホルト将軍!」
彼こそがソル・ジーナホルト将軍だったのです!
第二十八夜 邂逅
ガルガダ王ノア・ハレの前に広がる廊下には城内の兵士たちが倒れていて、その先にはセトが立っていました。
「前を阻むな。行く手を遮るな。邪魔をする者 みな冥府送りだ」
そうつぶやくセトは、行方不明になってしまったニナを馬に乗って外に探しに出て毒のせいで倒れていたところにアズに助けられました。
目を覚ましたセトに、
「アリシャ姫はどこだ」と聞くアズ。
「ニセの姫など不要だろう」とカマを賭けてきたセト。
「あれは姫であろうとなかろうと俺のものだ」と。
挑発に乗せられて思わずセトに斬りかかったアズですが、『今ここで殺しておくのが王として正解だとしても・・・』ニナの顔が脳裏をよぎり、セトに向けた剣をひいたのでした。
「おまえにニナは渡さない」
そう言い捨ててセトを縛ったまま立ち去っていきました。
セトはここでようやくニナがフォルトナ守るためだけに行動していたことを悟ったのです。
「そういうことか・・・俺じゃなかった。あの男を見ていたんだ」
裏切られた怒りでニナへの想いがすべて恨みに変わってしまったのでした。
一方、極東監獄グリフィゲルドではホルト将軍として立ち上がったソル兵士たちを倒し、監獄内の様子を見に行ったスキに監獄長に捉えられてしまったニナは、ふと見上げた城壁の上にアズの姿を見つけました。
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なんかね~
なんかね~
ニナって罪なヤツだよね~。
本命はアズかもしれないけど、愛を知らなかったセトに愛を教え、ソルを絶望の底から救い出してホルト将軍に戻してしまった・・・んだけどね。
なまじ愛することを知らなかったセトだから、裏切られた感ハンパなくって怒るのも無理ないよね。
7巻は天然ゆえに周りをたらしこんでしまうニナと、愛に振り回された挙げ句に死にそうな目に合わされて手ひどく裏切られたセト。
セトがただただ可愛そうでなりません(T_T)
「星降る王国のニナ」8巻の発売日情報
「星降る王国のニナ」8巻は2022年7月13日発売です。
関連記事: 「星降る王国のニナ」8巻ネタバレ感想 「好き」になった答え
「星降る王国のニナ」を無料読み&試し読みする方法
次はどうなるのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!
☟詳しくはこちらをご覧くださいね☟
まとめ
今回は「星降る王国のニナ」7巻の紹介でした。
怒りと絶望の淵に叩き落されたセト王子に救いはあるんでしょうか・・・。
ではでは\(^o^)/
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