お元気ですか？うめきちです（^0^）
緑川ゆき先生の【夏目友人帳】20巻が2016年4月5日に発売されました。
幼い頃から「あやかし」を見ては周りに気味悪がられて嫌われていた夏目貴志は、藤原家の居候となり穏やかに暮らすことの落ち着きや喜びを知りました。
ひょんなことから知り合ったにゃんこ先生という妖怪（実は大妖怪らしい）ともペット兼用心棒としてまるで親友のように付き合い、人間の友達や理解者とも出会い、少しづつ自分の力の意味を知るようになってきました。
今回の記事は、【夏目友人帳】20巻のあらすじと感想＆21巻発売日予想と第5期TVアニメ放送スタートについて紹介していきたいと思います。
（※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね！）
【夏目友人帳】20巻のあらすじと感想
詳しくはこちらもご覧ください
巻数を重ねるごとに、少しづつ「あやかし」との付き合い方や考え方に深みを増した来た夏目に、この20巻ではどんな「あやかし」との出会いがあるのでしょうか。
それでは、各話ごとのあらすじと感想を紹介していきたいと思います。
第78話）つきひぐい
夏目はにゃんこ先生とだんごを買いに行く途中で、壁に頭を打ち付けているあやかしを見かけました。
聞いてみれば、壺に頭が入ってしまって抜けなくて困っていると言うのです。
悪い「あやかし」には感じられないので、助けてあげることにしました。
「あやかし」は自分は”つきひぐい”と言う旅の者だと名乗りました。
そして、この礼に若返らせてあげようと言いました。
なんと、夏目は子供に戻ってしまったのです。その上、記憶まで子供に戻ってしまいました。
当然、にゃんこ先生や、藤原家のこと、友人たちのことなど覚えていません。
子供になってしまった夏目は自分の置かれている状況が分からず、にゃんこ先生のことも悪い妖怪かもしれないと思い、逃げようとします。
子供に頃は自分の特異な性質のために周りから疎まれたりいじめられていたのです。
偶然、通りかかった田沼とタキがとりあえず田沼の家に連れて行き、その間ににゃんこ先生が”つきひぐい”を探すということになりました。
田沼の家に連れてこられた子供の夏目は最初は警戒していますが、いろいろ話すうちに現在の夏目は高校生で、優しい藤原家で穏やかに暮らしていることを聞き、それが本当ならどんなにいいかと思いました。
一方にゃんこ先生はあちこち一生懸命に捜し回っていました。
やっとのこと見つけた”つきひぐい”に術を解いてもらうことに成功しました。
へとへとになって田沼の家に帰ってきたにゃんこ先生は昼寝をしている子供の夏目に「にゃんこ先生は僕の友達なの？」
と聞かれて
「ちがうぞ ただの腐れ縁だ」
と答え、夏目の傍らで横になりました。
夕方、田沼とタキが様子を見に来ると、高校生に戻った夏目とにゃんこ先生が寄り添って眠っていました。
子供の夏目が田沼たちをとても警戒したり、今は高校生だと言われている自分が周りから嫌われていないかと聞くシーンは胸が詰まりました。
子供の頃の夏目がかわいそうで悲しいですね。
第79話）流れゆくは
学校の勉強合宿で山の合宿所に泊まりこんでいる夏目は掃除の担当場所で「四つ面塚」というお堂の周りを掃除していました。
お堂の中を覗いてみるとみると、お堂の中にはお面が4つかかっていました。
けれど、他の生徒には3つに見えるようです。どうやら、一つは「あやかし」のようです。
夜になると合宿所の一帯は大変な大雨になりましたが、翌日には良い天気になり、夏目とこっそりカバンに隠れて一緒に来てしまったにゃんこ先生は、昨夜、増水していた川で小舟に乗って顔を水面に浸けたまま流れていく「女のあやかし」を見ました。
それから、夏目には合宿所の廊下中に水が溢れているように見えるのです。
田沼が確認してくれたけれど、異常はないようです。やがて、先生や友人の顔に「四つ面塚」の4つ目のお面が取り憑いて見えるようになりました。
「四つ面塚」に行ってみると、お堂の世話人さんがいて「四つ面塚」の由来を教えてくれたのでした。
小舟に乗った「女のあやかし」は実は山の女神さまで、が捜していたのは彼女の亡くなった夫のくれた大切な形見の簪で、大雨で流されてしまったのです。
なくした簪を見つけてあげた夏目とにゃんこ先生は女神さまに「四つ面塚」の4番目のお面の「あやかし」が今も彼女を守っていることを伝えてあげるのでした。
夫を亡くした悲しみにとらわれた山の女神さまの悲しみが最後に少し癒されて、読み手に暖かい気持ちを残してくれる優しい一編でした。
それにしても、トラ猫に化けたにゃんこ先生には笑かされました(＾◇＾)
第80話）とおかんや
知り合いの「あやかし」の”中級たち”に誘われて新作の饅頭を買いに行く途中、かかしの一団をすれ違いました。
かかしたちはある一軒の家に入って行きます。
怪しんだ夏目は次の日もその家の前に行ってみると、祓い屋の”名取”と遭遇するのでした。
名取はこの家の家人に頼まれて家の異変について調べていました。
お互いの情報を交換し、今回は夏目は名取を手伝うことにしました。
そして、森の奥に住んでいる依島家という払い師の一族を訪ね、かかしの一団が何をしているのかをつきとめたのでした。
それは【とうかんや】という、人間と妖怪の勝負のようなもので「十で完する夜・十完夜」と言い、住み家の欲しい妖怪が10日の間、妖怪が人間を怖がらせ家から追い出せたら妖怪の勝ちで、その家は妖怪の住み家となります。
人間が勝てば妖怪はその家に富を与えなければいけないというものです。
「とうかんや」の意味を知った的場と夏目は協力してかかしの妖怪たちを撃退しました。
元々人の念からできたかかしの妖怪たちを
「できるなら払うのではなく、解放してやってくれ」
と頼まれた的場と夏目は「善処します」と答えて依頼者の家を去りますが、的場たちもまた、それぞれに「妖怪」や「友人帳」から解放される方法を求めているので、何となく思うところのある一件でした。
名取と言う良き理解者がいることに安心感や自信を持つことができた夏目が何だか頼もしくさえ見えるお話でした。
それにつけても、夏目とにゃんこ先生は毎回、饅頭やだんごを買っているシーンがありますが、作者の緑川氏がよほど甘いものがお好きなんですね(*´▽｀*)
第81話）いつかの庭
ある日、夏目は藤原家の塔子さんに花の苗をもらい、主人の滋さんに花壇の作り方をおそわりました。
習ったとおりに花壇の石を積むのですが、次の朝になると崩れていたり、石が減っていたりするので、これは絶対に「あやかし」仕業に違いないと思い、夜に貼りこみをすることにしました。
するとやはり、妖怪が現れて石を持って行こうとするので捕まえて訳を聞くと、この花壇の石は「純石」という石で、彼らにとっては貴重な物だったのです。
妖怪たちに見せられた、箱の中に小さな屋敷が造られている「箱屋敷」というものは”しだ姫様”という旅をする神様が時折訪れて宿にする箱で、妖怪たちはその屋敷の修繕をしたいと言うのです。
結局、妖怪たちの頼みを聞いて「箱屋敷」の修繕をする夏目とにゃんこ先生でした。
藤原家の庭の花壇も並行して造り、どちらも完成した日に夏目は夢を見ました。
箱屋敷の中にいて、座敷から見る庭の花が咲き乱れる美しい様と、”しだ姫”の優しい微笑みを。
白昼夢から覚めた夏目の髪には花びらが一枚付いていました。
書籍情報
自ら進んで花壇造りをし、箱屋敷の修繕と両方に精を出し、やる気いっぱいの夏目の顔は何だかこの巻ですごく変わったような気がします。
友人がたくさんできて、妖怪たちに優しく接して、塔子さんに褒められて、人として自信が付いて来たきたいい顔でした。
これから先、夏目は祖母のレイコさんが残した「友人帳」の本当の意味について考えていくのでしょうね
21巻発売日予想
次巻の21巻の発売予定日の予想ですが、20巻の巻末には2016年秋ごろに発売予定とありました。
しかし、ネットではもう少し先になるかもしれないという情報もありますが、20巻の内容から考えますと
（20巻・・2015年 ララ7・9・11・2016年1月号掲載分）
ということで奇数月の4話分になりますから、単純に考えれば21巻も同様なボリュームならば、2016年の10月10日あたりの発売と予想されます。
もちろん、休載などの大事さえなければという前提ですけれどね・・・
何にしても早く21巻に会いたいですね！
21巻はこちらの記事をご覧ください
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第5期TVアニメ放送スタートについて
TVアニメ【夏目友人帳 伍】第5期の放送は2016年秋に4年ぶりのスタートが決定しました。
もしかしたら、21巻の発売とコラボして、10月からの放送スタートということが考えられますね。
今期も13話構成の1クールの可能性で年内いっぱいの放送となるんではないでしょうか！
また、情報が入り次第更新していきたいと思います。
まとめ
今回の記事は、【夏目友人帳】20巻のあらすじと感想＆21巻発売日予想と秋にスタート決定の第5期TVアニメ放送について紹介してみました。
この20巻では、今までとひと味違う少し自信が出てきた夏目が感じられてうれしかったです。
にゃんこ先生のお茶目さは相変わらずでタキ同様に「もう！なんてかわいいの！！」っていいぱなしでした。
次巻の活躍＆TV放送を楽しみ待ちましょうね。
ではでは（^0^）/
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