おげんきですか?うめきちです(^0^)
アニメ映画「聲の形」の原作者大今良時先生の最新刊【不滅のあなたへ】
2巻が2017年3月17日に発売されました。
マーチによって『フシ』と名付けられた彼は、祭壇に横たわるマーチを見てオオカミに姿を変えてオニグマを倒してしまいました。
その後マーチたちはハヤセに連れられてヤノメ国に向かうことになりました。
そして今、再びフシに転機が訪れます。
今回の記事は、
- 【不滅のあなたへ】2巻のあらすじと感想
- 【不滅のあなたへ】3巻の発売日予定
- まとめ
以上の紹介をしていきたいと思います。
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
【不滅のあなたへ】2巻のあらすじと感想
詳しくはこちらもご覧ください
#5 追想の旅路
ヤノメ人ハヤセ達とヤノメ国へ向かう馬車の中で、パロナは自分の姉のことを考えていました。
かつてパロナも生贄になるはずだったのですが、姉が身代りになってくれたのです。
姉のためにも一刻も早くこんな悪習は無くすべきだと考えていました。
マーチたちは旅の途中で水浴びをしていました。
マーチに辺に連れて来られたオオカミは、水面に映る自分の顔を見て何かを思いだしました。
そしていきなり少年の姿に戻ったのです。
少年は不死身なので「フシ」とマーチが名付けました。
不死だからフシ・・なかなかのネーミングセンスですね。
やがて到着したヤノメ国で、マーチとフシと3人、今度は笑って暮らそうと思うパロナでした。
パロナの笑顔が切ないです。
#6 住みよい国ヤノメ
美味しいものも綺麗なものも何でもたくさんあるヤノメ国はステキな国です。
うどんとダンゴの夕ご飯は信じられないくらい美味しいご馳走でした。
故郷のニナンナの両親への手紙(マーチの手形)も書きました。
『刺激を受けて変化する』とは言え、フシがだんごの食べ方を知らなくて串を口の中に刺してその刺さった串をズポッと抜くところなんか何気にグロイです~。
しかしマーチとパロナが次に目ざめたところは、牢の中でした。
フシはその不死身の観察のために、ハヤセは囚人たちに殺させてみることにしました。
けれどどんなに槍や薙刀で突いても切っても傷はすぐに消えてしまい、殺すことはできません。
自分が何をされているのかわからないフシはめんどくさくなって、オオカミに変身して逃げ出しました。
#7 大きな器
ハヤセの射た弓が当たって捕まったフシは、矢が刺さったままマーチの所へ放りこまれました。
驚いたマーチは急いで手当てをしてやりました。
フシのケガはずぐに治りましたが、数少ない覚えた言葉のひとつ「イタイ」を連発していました。
そのうちフシが牢の壁の下に穴を掘り出し、その穴は隣の部屋と繋がってしまいました。
そこには瀕死のオニグマが横たわっていました。
マーチが近寄ってみると、オニグマの体から生えている棘は全部槍や矢だったのです。
マーチはオニグマの世話をするようにハヤセに言われました。
オニグマをかわいそうに思ったマーチは刺さっている物を抜いて一生懸命に世話をしました。
フシは相変わらず「イタイ」と言い続けています。
ある日、それが「ありがとオ」に変わり、オニグマは亡くなりました。
フシはオニグマの気持ちを代弁していたのでしょうか。
#8 開放計画
パロナはここから脱出することを考えていました。
周到に計画を立て、脱出をはかりましたがロープが切れて捕まってしまいました。
しかしそんなことでは負けないパロナは敵をやっつけ、マーチを救いだしたのでした。
#9 意味のある死
パロナはマーチとフシ、仲間になったばあさんを馬車に乗せて脱出に成功しました。
ところがすぐに追手がやって来て、
「犬を渡せば命だけは助けてやる」
と言って攻撃してきました。
しかしそんな言葉に従うわけにはいきません。
なおも抵抗するパロナを敵の弓が狙っていることに気づいたマーチは、とっさにパロナをかばいました。
マーチの背中に矢が突き立っています!
それを見たフシはオニグマに変身して追手を蹴散らしました。
#10 にんぎょう遊び
マーチの夢はママになることでした。
いつのころからか、ひとりぼっちのパロナと人形遊びをしながら家族ごっこをしていました。
マーチの体に刺さった矢傷は深く、小さなマーチの命をパロナから奪っていきました。
外で暴れているフシを呼んで、動かなくなったマーチを抱いて3人で帰ろうと言いました。
夢の中でマーチは両親の下に帰り、大人になってたくさんの家族に囲まれています。
マーチの周りの子供たちがみんな人形なのが泣かせます~。本当の大人にしてあげたかった・・・。
#11 共にゆく人
マーチが死んでしまって絶望したパロナは自殺しようとしています。
マーチがどんなに叩いても揺さぶってもパロナには伝わりません。
魂だけになったマーチの声はパロナには届きませんでした。
しかしフシにはわかりました。
フシに死ぬことを止められたパロナは小さな骸を抱いて村へ帰りました。
マーチの遺品の手紙を渡してホッとしたのもつかの間、フシへの追手はそこまで来ていました。
「逃げるんだ。自分の生き方は自分で勝ち取れ!」
パロナに激を飛ばされたフシは森の奥へと消えていきました。
でも、今度は一人ではありません。
『マーチの魂』と共に旅に出ました。
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#12 集める者、集う者
フシはオオカミの姿で方向を決め、お腹がすくとマーチの姿で木に上って果物を取りました。
そして森の中でヤノメから一緒に逃げたばあさんと出会い、二人はばあさんの故郷へ向かうことにしました。
旅の中でフシはばあさんから文字や言葉を教わり、人間としての生き方を覚えていきました。
やがて海を渡り、ばあさんの故郷のある土地へ上陸しました。
今夜はここで野宿します。
『おっと 私の庭に誰かが遊びに来たようだ』
何者かが囁きと共に触手を伸ばしてきました。
鋭くとがった触手は眠っているフシの身体を貫いて殺しました。
今までならそのまま再生が行われますが、今回は肉体の反応が違っていました。
少年の姿への再生が始まらないのです。
オオカミになって森の方を見ると、そこには少年の姿を写し取った何者かがいました。
そいつを攻撃しようとした瞬間、周りのすべてと身体が動かなくなりました。
そして「地の底から現れたモノ」が言いました。
「アレはお前の器を奪い取る。アレと戦って奪われたお前の一部を取り戻せ!」
#13 私たちの目的
少年の姿の敵に襲いかかったフシは、そいつと触手の攻撃でオオカミの姿(器)も奪われてしまいました。
「地の底から現れたモノ」は言いました。
「あれはお前が集めた器を奪い、お前を弱体化させることを目的に設計されている。あれを止めるには、中心部にある核を肉から引きちぎることだ」
そう言いながら、フシの戦う様子を観察しています。
オニグマのフシはオオカミになった敵を引き裂いて、核が見えるところまで追い詰めてオニグマの器を奪われました。
残るはマーチの器だけです。
マーチは木に登り、むき出しになっているオニグマの器の核に飛びつきました。
夢中で核を引きちぎると、その瞬間 触手の攻撃もすべて止まりました。
マーチの手に持っていた核は彼女の中へ吸収され、フシは元の少年の姿を取り戻したのです。
「地の底から現れたモノ」はフシを作った者でした。
「私達には大いなる目的がある。”この世界”を保存することだ」
《また話に来る。楽しくやろう。来る終わりのその時まで》
「地の底から現れたモノ」は樹の中に消えていきました。
「地の底から現れたモノ」とは原始の世界でフシの最初の姿だった球を置いたモノですが、彼らは「神」なのでしょうか?
フシはこれからも様々な情報を吸収して、『来る終わり』にはどうなるというのか?
古代の思想に「神はすべてである。森羅万象が神である」というのがありますが、『来る終わり』の後にもしかしたらフシが神になるってことを示唆しているのかも・・・?
3巻の展開が楽しみですね。
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【不滅のあなたへ】3巻の発売日予定
「不滅のあなたへ」3巻は2017年6月16日に発売予定です。
3巻ではフシは自分が何なのか疑問を持つようになっていくようです。
✒詳しくはこちらもご覧ください
まとめ
今回は
- 【不滅のあなたへ】2巻のあらすじと感想
- 【不滅のあなたへ】3巻の発売日予定
- まとめ
以上の紹介でした。
死を知らないフシが自我を獲得して、少しづつ人間らしくなってきました。
彼がこのまま成長した暁には何があるのか?
3巻が早く読みたいです!!
ではでは(^0^)/
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