「ランウェイで笑って」12巻ネタバレ感想・ｶﾞｰﾙｽﾞｺﾚｸｼｮﾝ＆育人の夢

引用元https://www.amazon.co.jp/

 

お元気ですか？うめきちです(^o^)／

 

猪ノ谷言葉先生の最新作コミックス「ランウェイで笑って」12巻が2019年9月17日に講談社コミックから発売されました。

 

• NYでのカプセルコレクションを成功させた柳田だが、育人が作った1着目の服への評価を聞き・・・！
• モデル兼タレントとして女優業にも進出しつつある千雪は、東京ガールズコレクションからオファアーが！
• パリコレクションを目指す育人はある決意をする。

 

12巻は育人と千雪の今後を左右する出来事が起ります！

 

気になっちゃうのですぐに「ランウェイで笑って」12巻を紹介したいと思います。

 

（※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね！）

 

 

「ランウェイで笑って」12巻

11巻のあらすじ

まずは11巻のあらすじをどうぞ！

「“Aphro I dite”を喰う」強気の宣言をした育人の師・柳田だが、チームはピンチを迎えていた。柳田の不器用な性格が災いし、不信感が蔓延。育人もコネ入社という誤解から不遇を受ける。成功の鍵はチームの結束。

優秀だが得意分野も性格もバラバラなパタンナー達を束ねるには、育人と柳田が実力を示すしかない! 大本番、ミラノ・コレクションまで3か月。

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追い詰められた柳田の“勝ちにいく”まさかの秘策とは、NYでのカプセルコレクションだった！

 

💡詳しいあらすじはこちらから↓

 

12巻のあらすじと感想

ショー直前

カプセルコレクションの会場にはモデル事務所「BEYOND（ビヨンド）」のエージェント”ジェイミー・コース”、ファッション誌「Ocelot（オセロット）」の副編集長”サリィ・エマニュエル”などのそうそうたるメンバーが姿を見せはじめました。

 

そして「Ocelot」の初代編集長で現・出版元OC・Publications会長の”オリビア・キャリー”という大物の登場で、このコレクションが如何に注目されているのか驚く育人は、このショーが成功すれば「Ocelot」に特集が組まれるかもと聞いてさらにドキドキしてしまいます。

 

その頃、バックヤードの柳田のところに綾野麻衣がやって来ると、ちょうどそこでモデルが着ていた例の服を見て尋ねました

 

「いいフォルムね。作ったのは誰？」

 

「都村育人です」

1着目で伝わってしまったコンセプト

やがて緊張感高まる中で始まったショーは、1着目に育人が1枚の布で作り上げたあの一番難しかった服の登場です。

 

その服は、通常と違って同じ服が3着、しかも黒人、白人、年配の3人のモデルが同時にステージ上で着替えるというパフォーマンスを行いました。

 

それは「人種も年齢も性別さえも超えた幅広く誰でも自由に着れる服」というこのショーでの柳田のコンセプトをより確実に伝えることができるのではという育人の発案からでした。

 

事実その意図をすでに1着目で受け取ってしまったサリィ・エマニュエルは感動を隠せず・・・。

 

会場の一端では麻衣がオリビア・キャリーから、「オールジェンダー・・・マイ、このショー、あなたの入れ知恵？」と聞かれ、「いえ・・全て担当デザイナーが考えたものです」と答えています。

 

そう答えながら麻衣は、この前見た1枚きりの育人のデザイン画を思い出して、

 

『芸華祭の時は、ユニセックスを取り入れていた彼を少し面白いと思っていたけれど、本当に未来を察する素質があるなんてね』そう思いました。

柳田が育人を認めた！

その頃、育人はバックヤードに集まった年齢も人種も様々なモデルたちを見て、柳田が生みだした新しい価値観に感動しながらも、自分も世界に影響を与えられるデザイナーになればそこに千雪が受け入れられる時代にできるかもしれないと心が踊ります。

 

やがてショーが終わると、柳田のところにインタビューに来た「Ocelot」の副編集長サリィ・エマニュエルから「このショーのコンセプトは1着目の服で十分伝わりました」と言われ、育人の才能に改めて驚きます。

 

柳田は初めて育人に直接デザインについて教えようとしました。

 

「彫刻や絵画、建築あらゆるものから気になるフォルムを得たら、それを抽象化して服に落とし込め！必ず何か意味やイメージを込めて形をつくり出せ！」

 

「それが表現できる優秀なデザイナーなら客はお前のファンになる！」

 

そこへちょうど藤戸社長が現れましたが、柳田はオリビア・キャリーがまだいるから面倒くさくなる前に帰れと言ったのです。

ふたりで祝杯を！！

育人は仕事中に突然綾野麻衣から呼び出されると、佐久間のライン「ノービス」でデザイナーをやらないかと言われ、二つ返事で美依とのWデザイナーをやることになりました。

 

一方、今やモデルの他に女優として映画にも出演して少しづつ名が売れ始めた千雪は主演の河崎雄也に口説かれますが「好きな人がいる」と断って、唖然とする周囲を尻目に、迎えにきたエミープロダクション社長・相澤航の車に乗り込んで帰ってしまいました。

 

千雪は久しぶりに育人のマンションへやって来て、ピザを出前で頼んだからお昼ご飯を食べようと誘いますが、そこへ電話が入り「東京ガールズコレクション」からオファーが入ったとの知らせが！！

 

これで育人から仕事をもらってばかりなのを返上して、今度は自分が育人をデザイナーとして呼びたいと大喜びの千雪です。

 

ふたりは前祝いに奮発してお寿司も頼むのでした。

 

良い知らせと悪い知らせ

藤戸は相澤から「良い知らせと悪い知らせがある」と言われました。

 

良い知らせはもちろんガールズコレクションからのオファーです。

 

そして悪い知らせの方はミルネージュがついに消えてしまうことでした。

 

かつて藤戸研二はモデル事務所「ミルネージュ」を経営していましたが、ある時、娘可愛さのあまり社交界のパーティーでマナーを無視したやり方で遠野麻衣に千雪を売りこもうとしたのです。

 

彼はその場にいた少女モデルのシャルロット・キャリーをオリビア・キャリーの孫と知らずに自分の娘の方が勝っていると言ってしまったことからオリビアの不興を買い、ミルネージュは瞬く間に傾いてしまいました。

 

それを親友の相澤が子会社として受け入れてくれたので今まで何とか持ちこたえてきたのですが、今度ミルネージュはアメリカのモデル事務所「BEYOND」と業務提携することになり、事実上ミルネージュは消えてしまうことになったのです。

 

事務所の名に娘の名前からとるほど（ミルネージュはフランス語で「千の雪」）千雪を溺愛していた藤戸にはそれは承服しかねることです。

 

同じく千雪を娘のように可愛がっている相澤は彼女のモデルとしての居場所を残すためだと言い、話し合いは平行線を辿るのでした。

藤戸の苦しみ

その後、藤戸は千雪のパリコレモデルの夢を潰したくないために「千雪をパリへ連れて行ってくれ！」と柳田に頭を下げて頼みますが、柳田は土下座までしようとした藤戸の情けない姿に激昂して帰ってしまいました。

 

すると今度は育人を呼び出し、恥を忍んで事のいきさつをすべて打ち明けて千雪をパリへ連れて行ってほしいと頼んだのです。

 

今まで育人の才能を買って投資をしてきたのは実はいざと言う時に断れないようにするためだという事まで話して・・・・。

 

育人は「自分にできることがあれば！」と言いながら、それだとなんか違う気がすると感じ、

 

「でも・・・ダメですね。怒られちゃいますよ」

 

「僕なんかじゃ”連れてく”なんて言えません。千雪さんはきっとすごいモデルになると思うから」

 

育人の言葉で、自分が娘を信じられなくなっていたことに気づかされた藤戸は泣き笑いして、

 

「二人のパリコレクションを楽しみにしてるよ」

 

そう、晴れ晴れとした顔で言うのでした。

育人の決意

育人はパリコレに出るためにはまず独立しなければならないけど・・・と、途方もないことを千雪に打ち明けていた時、千雪が「そう言えば・・・」と、今や世界一のモデルと称させる”シャルロット・キャリー”の来日会見の時に着ていたドレスの話題を振って来ました。

 

急いでスマホで検索すると、シャルロットの隣に写っていたデザイナーはなんと！綾野遠だったのです！

 

ショックを受けた育人は「俺も独立するならこのままじゃダメだ！」と辞表を書いて麻衣の所へ持っていくと、麻衣は、「無名のあなたに誰が興味を持つかしら？ノービスのデザイナーとして合同展示会でトップを取ることができればもはや無名ではなくなる・・・そうすれば・・・」と言いました。

 

今の育人じゃ無理だけど全部押さえて1番を取れ、そうでなくては綾野遠とは並べないと暗に示された育人は、「勝ちたい！」とパリへの最短ルートに踏みだす決心をしたのです！

 

それは彼の夢がデザイナーのもっとも最高峰であるものに変わった瞬間でした。

 

 

 

「ランウェイで笑って」13巻の発売日予定

 

「ランウェイで笑って」13巻の発売日は、2019年11月15日（金）です。

 

「ランウェイで笑って」無料で読む方法

 

どうなるのかとドキドキしましたが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです！

☟詳しくはこちらをご覧くださいね☟

まとめ

今回は「ランウェイで笑って」12巻の紹介でした。

 

すごい展開になってきましたね！世界ですよ！！パリですよ！！

次回、彼は夢に近づけるのか!?

 

ではでは(^o^)／

 

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