糸川一成先生の新作「空男4」最終巻が2018年9月21日にモーニングKCから発売されました。
ついに最終巻ですね~!!
夢に向かって突き進んできたカケルが、本体への移動のチャンスを前にして出した答えとは?
今回はこちらのマンガを紹介したいと思います。
「空男」4巻最終巻
- あらすじと感想
- まとめ
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「空男」4巻 最終巻
あらすじと感想
悪天候での着陸
プリス(被疑者)の女性医師・玲子の指示に従ったカケルのがんばりで、意識を取り戻した正義をのせた飛行機は羽田空港へと向かって飛行していきました。
ところが羽田は雨が降っている上に霧まで出ているという悪天候に見舞われていたのです。
視界がギリ550mあるかという悪条件で、霧が晴れるのを待っていたら患者の容体が心配です。
どうするべきか悩む機長のダオの横に座るコパイの要は「カテゴリー2」を提案しました。
それは300mの視界でも着陸できるコースですが、技術的にはかなり難しいようでした。
「あんたがやらないならオレがやる!」
普段おとなしい要が珍しく気が強い面を見せたので、ダオは機長のプライドにかけて着陸させました。
正義は無事に救急車に乗せられて病院へと向かうことができましたが、飛行機が着陸した時にまだベルトサインがついているのに勝手に立ち上がって正義の所へ行ったカケルには「始末書」というペナルティーが待っているのでした。
けれどカケルの頑張りを目の当たりにし乗客たちは逆に応援してくれるようになり、日本アイランド航空の機体変更に反対していた島民達の気持ちを和らげることにも一役買うことができたのです。
玲子の心
一方、正義の治療の指示を出してくれた玲子は、取調室で離婚した元夫殺しはやってないと否認し続けていました。
玲子は結果的には元夫の自殺に関わってしまったことで医師を辞め、生きる希望を失い死に場所を探しているような状態だったのに、カケルを見てもう一度医者をやりたくなっている自分を感じていたのでした。
揺らぐカケル
始末書を書いて二星のところに持って行ったカケルは、本体(日本アイランド航空の本社)転籍の希望を止めたいと言いだしたのです。
今回のフライトでの出来事などから自分はまだここで学ぶべきことがたくさんあると感じたようでした。
そんなある日、久我は日本アイランド航空の九嶋にカケルの本体転籍はダメになったと聞き、ひどく驚きました。
そしてカケルをこの世界に引きこんでしまった責任を強く感じるのでした。
正義の学校は航空整備士の専門学校!!
その頃、カケルは正義が退院すると聞いて迎えに行っていました。
正義は、何だか浮かない顔をしているカケルを見て、カケルをある場所へ連れていくのでした。
それは正義が通っている航空整備士の専門学校だったのです。
航空機の整備士は3年も勉強して二等航空運行整備士と言う刺客まで取っても、就職先の募集人数は少ないことから6分の1ほどしか整備士になれないというチョー狭き門でした。
「だからこの学校に通っていることは誰にも言ってないんだ」
と笑いながら話す正義を見ているうちに、カケルはチャンスを摑むってことの難しさを改めて実感しました。
自分が本体へ移動するためには100%準備が整ってからなんて思っていたことを正義にお前らしくないと言われてようやく本当に自分のやりたかったことを思いだしたのです。
要の目標はオヤジ
同じ頃、ATRの訓練を終えた六郎木と四谷が社長室で九嶋と話している所へやって来た要が特大の爆弾を投下したのです!
「日本アイランド航空を辞めて、本体であるNASの採用試験を受けたいんです!」
それを聞いた父親の六郎木は要の胸ぐらをつかんで怒鳴りつけました。
「今、お前がここを辞めたらこの日本アイランド航空はどうなるかわかってるのか!?」
「オレは親父のようになりたいんだ!1年先でも、2年、3年先でもいいから行かせてくれよ!」
普段静かな要が一歩も引かない態度を見た九嶋社長は、
「たとえ親だって人生を変えたいと願う人間を止める権利なんかないさ」
そう言って要の希望を聞き入れてくれたのです。
「もちろん要が抜けた穴埋めはもうすぐ定年だった父親の六郎木が定年を先延ばしにするのさ」と、笑うのでした。
☆世界的にパイロット不足で、ひとり辞めたら航空会社が潰れるときもあるとはビックリです!
パイロットを要請するには莫大なお金がかかるそうですが、そこをなんとかならないもんなんでしょうかね?
豪儀なお金持ちが格安の専門学校を作るとか・・・。
やっぱり本体に行きたい!
その朝早く、出勤したカケルはこの前の本体に移籍は止めると言った件をやっぱり行きたいと二星に言いに行きました。
けれどもう自分の手は離れてしまったことだから、
「ダメもとで自分で行ってらっしゃい」
今日の13時から本体の人たちが来ることを教えてくれたのです。
カケルは会議室に集まっている本体の重役たちを前に、自分の気持ちをすべて打ち明けて夢に近づきたいのだと力説しました。
新機体ATRのお披露目
やがて日本アイランド航空は新機体ATRのお披露目の日がやって来ました。
キレイに塗装されたATRは、当地の名産品であるトビウオをイメージしたデザインがかわいい小型の飛行機です。
会場には新しいCAのコスチュームを着た八雲、そして本体移動をやめて残ることにした二星らの姿がありました。
空男女の園へ初出社!
本体初出勤のカケルはロッカーがわからずに迷ってしまい、遅れたことを大勢の先輩CAたちに謝っていました。
これから350人乗りのボーイング787に乗務することになったカケルは、ひとりで60人も担当すると聞いてちょっとビビりましたが、そこはそれやる気のカタマリの空男です!
大きな声で挨拶しますが、小声で修学旅行生から空男を勧誘して来いと言われて
「マジすか!?あの人数のサービスしながらですか?」
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☆面白かったですね~!
CAの大変さがよくわかりました。
4巻で終わりとはちょっと残念(ノД`)・゜・。
もっとよみたかったですね~。
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まとめ
今回は「空男」4巻 最終巻の紹介でした。
まだまだ人数の少ない男性CAですが、女性CAに負けないように頑張ってほしいですね!
ではでは(^0^)/
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