松山ケンイチ/伝説の棋士【聖の青春】ネタバレ内容と感想・キャストや評価

     

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お元気ですか?うめきちです(^0^)

難病と闘いながら将棋に生きた

伝説の棋士「村山聖」の壮絶な一生を描いた

実話映画【聖の青春】が

2016年11月19日に公開されました。

主役の村山聖を演じるのは「松山ケンイチさん」

ライバル羽生善治を「東出昌大さん」

監督は「森義隆氏」です。

幼い頃から腎臓の難病・腎ネフローゼを患い、

入退院を繰り返していた少年・村山聖に

将棋を勧めたのは彼の父でした。

のめり込むように将棋に夢中になって

プロ棋士となった聖は、ライバル羽生善治とは

『東の羽生』『西の村山』と

並び称されるようになっていきました。

今回の記事は、

◆【聖の青春】の見どころ紹介

◆【聖の青春】のあらすじと感想

◆キャスト

◆評価

◆まとめ

以上の紹介をしていきたいと思います。

(※なお、ネタバレのため、

結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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【聖の青春】の見どころ紹介

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引用元http://satoshi-movie.jp/

一番の見どころは、羽生との対局後に二人が

雪の温泉街の小さな食堂で語り合うシーンで

はないでしょうか。

村山聖の将棋に対する情熱や、

二人の勝負への執念が静かにたんたんと

語られていくのが窓の外で静かに降る雪と

相まって映画を観ているこちらの胸にも

降り積もってくるようです。

【聖の青春】のあらすじと感想

将棋会館へ

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引用元http://satoshi-movie.jp/

1994年のある朝、大阪の路上で倒れていた

1人の青年が近くの住人に助けられて

向かった先は、関西将棋会館の対局室でした。

村山聖七段(最終的には9段)は「西の怪童」

と呼ばれる新世代のプロ棋士でした。

ネフローゼ症候群

聖は幼い頃に「ネフローゼ症候群」という

腎臓の難病と診断されてから、

無理のきかない身体と闘いながら

将棋界の最高峰タイトル『名人』を

目指していました。

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引用元http://satoshi-movie.jp/

入院中の幼い彼の気慰めに父親が持ってきた

将棋に夢中になり、

瞬く間に強くなって彼に勝てる者は

周りにはいなくなってしまいました。

そんな将棋の才能を秘めた彼が14歳の時に

母親はプロ棋士・森信夫の所へ

連れて行きました。

森の弟子となった聖は森を親同然に慕い、

森もまた聖のことを身体のこともふくめて

何くれとなく世話を焼いてくれました。

羽生善治

快進撃を続ける聖の前に立ちはだかる

大きな存在・天才羽生善治はその時、

すでに名人となっていました。

やがて迎えた羽生との初めての対局で、

必死に食らいつくものの結局

負けてしまいました。

これから先、将棋は羽生の傍で指したいと

思った聖は上京を決意しました。

上京

聖の決心を聞いた森は、

反対する周りの人たちを抑えて、

「それもいいことだ」とあっさり賛成して

東京での落ち着き先などを手配して

くれたのでした。

髪の毛も爪も伸び放題で身の回りのことには

まるで頓着しない聖は、

アパートは散らかり放題、

酒を飲めば先輩でも構わず喰ってかかり、

強烈な個性で回りを魅了していきました。

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引用元http://satoshi-movie.jp/

一方その頃、羽生善治は前人未到の

タイトル七冠を独占していました。

ますます羽生へのライバル意識を強くした聖は

いっそう将棋に没頭し、

ついに羽生を射程圏内に捉えました。

そんな折、またしても聖の身体を

異変が襲いました。

ぼうこう癌です。

医者からはすぐに手術する必要があると

言われたにも関わらず、

聖は将棋を優先するのでした。

羽生との対局

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引用元http://satoshi-movie.jp/

再び巡ってきた羽生との対局は、今度は聖が

勝ちました。

対局の会場となった雪の温泉宿の一角の

小さな食堂で、羽生と聖は

それぞれの将棋に対する熱い想いを

語り合いました。

羽生は聖に負けたことを

「死にたくなるほど悔しい!」と言い、

聖は「将棋があったからあなたに会えた」

と言います。

まるでデートしているようなシーンですね。

入院

羽生との対局後、容体が悪化してついに入院、

手術することになりました。

医者の診断は

「ステージ3、手術しなければもって3ヶ月、

手術しても、若い聖は3年以内に再発する

可能性は50%だ」という衝撃的なものでした。

周りに説得されて8時間に及ぶ手術、

その後1年近く休養することになりました。

奇跡の復活・・・そして再発

癌から回復した聖は再び将棋に没頭する

毎日となりました。

手術前の最悪な体調の頃に

B級落ちしていたランクも、

奇跡の復活を遂げてA級にランクアップして

NHK杯決勝で再び羽生と対局することに

なりました。

この時にはすでに癌が再発していたのですが、

誰にもそれを告げませんでした。

看護師同行でやって来たNHK杯決勝の最終盤、

聖の指し手が冴えわたり、

勝ちがもうそこまで来ていました。

しかし信じられない大落手で

急転直下の大敗北となりました。

この対局が二人の最後の戦いとなりました。

この5か月後、まだ29歳の若さだった村山聖は

亡くなりました。

病院のベッドの上で混濁する意識の中でも

棋譜をそらんじている聖は、

最後まで将棋の申し子でした。

感想

とても重い、でも心にズシンとくる

物語でした。

村山聖にとって、

いかに将棋がすべてだったかを

映画の全編を通して

語り尽くしてくれました。

映画を観終ったあと、

観客たちは押し黙ったまま席を

立ちあがり、劇場から出て

エスカレータのあたりに

くるまでー誰も何も言わずに

歩いていました。

それにしても村山聖役の

松山ケンイチさんの

迫力もすごかったですが、

羽生役の東出昌大さんが本物の

羽生善治氏そっくりで

ビックリしました!

他の脇役の方たちもみんな

我が道を行く人ばかり棋士たちを

個性豊かに演じていて

おもしろかったです!

書籍情報

小説【聖の青春】

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キャスト

村山聖 / 松山ケンイチさん

羽生善治 / 東出昌大さん

江川貢 / 染谷将太さん

橘正太郎 / 安田顕さん

荒崎学 / 柄本時生さん

村山伸一 / 北見敏行さん

樋口陽二 / 筒井道隆さん

村山トミ子 / 竹下景子さん

森信夫 / リリー・フランキーさん

監督・・・森義隆氏

原作・・・大崎善生氏

評価

私の個人的な評価です。

ズシンと直球ど真ん中ストライクだったので

(☆3.5)を差し上げたいと思います。

まとめ

今回の記事は、

◆【聖の青春】の見どころ紹介

◆【聖の青春】のあらすじと感想

◆キャスト

◆評価

以上の紹介でした。

命が尽きる最後まで将棋に生きた村山聖氏の

壮絶な物語は、何か一つの事に夢中なる情熱を

教えてくれました。

心に残るすばらしい映画でした。

ではでは(^0^)/

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