引用元http://boku-wonderful.jp/
犬の人生(犬生)について深く考える犬のベイリーが、最愛の主人に会うために50年間で3回も生まれ変わる不思議な物語「僕のワンダフル・ライフ」が2017年9月29日に公開されました。
監督は”ラッセ・ハルストレム”、原作&脚本は”W・ブルース・キャメロン”、何種類もの犬が登場して思わず涙がこぼれてしまう犬と人間の極上のラブストーリーは、子供たちにもぜひ見せたい映画の一つではないでしょうか。
そこで今回紹介したいのはこちらです。
「僕のワンダフル・ライフ」
- 見どころは?
- 内容と感想
- キャスト
- 評価
- まとめ
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「僕のワンダフル・ライフ」
見どころ
この映画の見どころは、主人公・犬のベイリーが最愛の飼い主イーサンとともに最高に楽しい障害を送るベイリーの章、そして50年後に現れた犬・バディが自分はベイリーの生まれ変わりだということをイーサンに知らせるバディの章だと思います。
でもやっぱりどの犬の犬生も捨てがたく、とりわけ2番目に生まれ変わった警察犬エリーの章ではつい泣かされてしまいました。
内容と感想
あらすじ
ある暑い夏の日、車の中でぐったりしているゴールデン・レトリーバーの子犬を、8歳の少年イーサンが見つけて助けたところから物語は動き始めます。
ベイリーと名前をつけられてイーサンの家の犬になった子犬は感激して、
『この子から離れない!この子を幸せにするのが僕の役目なんだ!』
と心に誓うのでした。
イーサンが学校へ行っている間以外はベイリーといつも一緒に過ごします。
その年の夏休みには祖父母の農場へ行って二人は毎日ボールで遊び、つぶれたボールをイーサンがフリスビーのように投げてベイリーがキャッチするという彼らだけの得意技もできるようになりました。
イーサンはベイリーのことを『ボス犬』というあだ名で呼び、ふたりは強い絆で結ばれていました。
やがて時は流れ、高校生になったイーサンはアメフト部で活躍する人気者に成長しました。
そして高校最後の夏休みにイーサンはハンナは遊園地で出会い、ふたりはたちまち恋に落ちて二人と一匹は毎日一緒に過ごすようになりました。
夏休みが終わる頃には二人で同じ大学に行く約束かわすのでした。
一方、イーサンの父親は仕事絡みのストレスから酒乱になって毎日あばれるようになり、ついに家から出て行ってしまいました。
このことで家の中の順位は変化し、この群れのボスはイーサンになったのだとベイリーは思いました。
その後、イーサンは奨学金でミシガン州立大学に行くことが決まってイーサンとハンナとベイリーの3人でお祝いをしましたが、イーサンを妬んだ同級生が夜中にやって来て家の中に花火を投げ込んだのです。
外から聞こえるかすかな物音で目を覚ましたしたベイリーは、外に飛び出してそいつに襲いかかりました。
(その後、この男はすぐに逮捕されました)
花火の火はあっという間に燃え広がり、火の海となった2階からイーサンと母親はシーツをロープ代わりに窓から脱出しましたが、逃げ遅れたイーサンは燃え落ちてきた壁で足に大ケガを負ってしったのでした。
家もフットボールの選手生命も失ったイーサンは母親とともに祖父母の家に身を寄せて農場で暮らすことになりました。
ハンナがお見舞いにきてくれたのですが、松葉づえのイーサンは絶望のあまりハンナさえも遠ざけて別れを告げてしまったのです。
ベイリーはハンナを何とか引き留めようとしましたが、結局彼女は泣きながら去って行き2度とここへは来ませんでした。
その後、イーサンは農場の勉強をするために農業学校へ行くことになり、家を出て行くことのなったのです。
強い絆で結ばれていると信じていたベイリーは、なぜ自分が置いて行かれるのかわからずイーサンの車を追いかけました。
やがて時は過ぎ、年老いたベイリーはお迎えがきたことを感じていました。
知らせを受けて学校から駆け付けてきてくれて悲しんでくれるイーサンを見ながらベイリーは、この世界に置いて行く彼のことがとても心残りでした。
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やがてベイリーは生まれ変わり、今度はエリーというシェパードの女の子になっていました。
エリーは警察犬で警官のカルロスとシカゴ警察でコンビを組んで働いています。
ある日二人は凶悪犯に連れ去られた女の子の捜索に向かい、現場でエリーは犯人に撃たれてしまいました。
カルロスの膝に抱えられて、あまり楽しくない犬生だったけれど警察犬としては立派な犬生を全うしたと思いながら目をとじました。
次はコーギー犬のティノに生まれ変わりました。
ティノの主人となった大学生のマヤは孤独な女性でしたが、いつでもどこへでもティノを連れて行ってくれました。
彼女はいつも一人でいて、それは前の相棒・カルロスと似ていました。
ある日ティノは公園で出会ったロクシーという大きな犬の女の子に心を奪われました。
公園で度々出会うようになったマヤとロクシーの飼い主のアルは、結婚して子供が生まれて幸せになりました。
その次に生まれ変わったときにはワッフルズという名前をもらったけれど大きくなり過ぎて飼い主に捨てられてしまいました。
行くあてもなくさまよっているうちに、通りかかったドックランで知っている懐かしい匂いを嗅ぎました。
それはハンナの匂いでした。
心がざわついたベイリーは、記憶を頼りに覚えている道をひたすら走ってついに懐かしいあの農場を見つけたのです。
そして家の横に立っているのは紛れもなくイーサンでした。
「イーサン!!」
イーサンはボロボロの大きな犬が、自分に向かってまっしぐらに走って来て飛びかかって来て酷く驚いていました。
やっと出会えた喜びに興奮しまくってベイリーは大喜びででイーサンの顔を舐めまくっていました。
しかし犬は飼えないと、里親探しのボランティアセンターに預けらてしまったのです。
けれど翌日、思い直したイーサンが迎えに来てくれて二人は一緒に暮らすことになりました。
バディと名付けられたこの犬がベイリーの生まれ変わりだということは誰も知る人はいませんでした。
イーサンは一人で農場で暮らしでとても寂しそうです。
バディは前にドッグランで嗅いだ懐かしいハンナの匂いを思いだして、彼女の家に行ってみました。
家から出てきたハンナは、突然現れて人懐こくまとわりついてくる見知らぬ犬の首輪に付いたドッグタグに書かれた飼い主の名前をを見て驚いていました。
イーサンは家の下の道に止まった一台の車から出てきたバディとハンナを見てビックリしました。
『なぜ彼女がここに?』
イーサンの心の中はハンナと別れたあの日からずっと続いている後悔の嵐が吹き荒れていました。
懐かしく話しをするうちに、ハンナが夫を亡くしてこちらに戻って来ていることを知ったイーサンはすぐに彼女にプロポーズしました。
出会いから50年の時を経てやっと結ばれた二人の結婚式は農場で行われました。
翌日パーティーの片付けをしているイーサンに、どうしても自分はベイリーだとわかってほしくなったバディは納屋の中から懐かしい潰れたボールを探し出してきました。
そのボールで遊びながらバディは、ベイリーといーさんだけができる得意技を披露してついに自分がベイリーだと気づいてもらうことに成功しました。
「おまえ、ボス犬?まさか・・ベイリーか!?」
あり得ない奇跡に驚き、喜んではしゃぎまわるイーサンとベイリーでした。
感想
ベイリーは生まれ変わるたびに誰かを幸せにしているみたいですね。
群れという考え方が犬らしくておもしろいです。
確かに「家族」は「群れ」ですよね!
凶悪犯に撃たれてもう虫の息の犬エリーを膝に抱いたカルロスが悲痛な声で泣くシーンは、思い出すだけで泣けてきそうです・・・。
みなさんはペットを飼っていますか?
犬や猫って(もちろんウサギやハムスターとかも)触ってるだけで癒されますよね。
あの被毛に顔をうずめてモフモフしたい~!って、クシャミ連発しそうですが(笑)
自分の愛犬がいなくなっても彼の感触はいつまでも残っていてもう一度会いたいという想いはきっとどちらも同じなんですね。
しかし生まれ変わっても記憶が残っているという発想がすごいですね!
イーサンとの記憶のために、ベイリーは生まれ変わったどの犬でもなくベイリーという自我を優先したというのに、なぜか感動してしまいました。
エリーやティノの存在は??って思っちゃいますが、それはそれで犬生として完結しているんでしょうね。
それにしても犬たちの演技力がハンパないですね!
あの瞳で見つめられたらもうノックアウトです!!
キャスト
- 大人のイーサン・・・デニス・クエイド(吹き替え・・大塚明夫さん)
- 10代のイーサン・・・K・J・アパ(吹き替え・・梅原裕一郎さん)
- 大人のハンナ・・・ペギー・リプトン(吹き替え・・松岡洋子さん)
- 10代のハンナ・・・ブリット・ロバートソン(花澤香菜さん)
- ベイリー・バディ・ティノ・エリーの声・・・ジョシュ・ギャット(吹き替え・・高木渉さん)
- カルロス・・・ジョン・オーティス(吹き替え・・落合弘治さん)
監督・・・ラッセ・ハルストレム氏
原作・脚本・・・W・ブルース・キャメロン氏
評価
私貴人の評価です。
今、こどもに見せたい映画の筆頭に据えたい感動の作品だと思いましたので、(☆4.9)を差し上げたいと思います。
■まとめ
今回の記事は
「僕のワンダフル・ライフ」
- 見どころは?
- 内容と感想
- キャスト
- 評価
以上の紹介でした。犬目線で語られたステキな映画の紹介でした。
みなさんも大いに感動の涙を流してくださいね!
ではでは(^0^)/