「七つの会議」及川光博×朝倉あきが探偵!!ネタバレ感想・評価

     

2019-02-02_194726引用元http://nanakai-movie.jp/

お元気ですか?うめきちです(^o^)/

原作:池井戸潤先生、主演:野村萬斎さん、福澤克雄監督による企業映画「七つの会議」が2019年2月1日に公開されました。

「下町ロケット」や「半沢直樹」などの池井戸ドラマを手掛けた福澤監督がメガホンを取るとなれば期待に胸が震えちゃいましたが、マジで面白かったです!

中でも及川光博さんと朝倉あきさんの探偵もどきの尾行とか逆に微笑ましいかも。

そこで今回は映画「七つの会議」について紹介したいと思います。

映画「七つの会議」

  • あらすじと感想
  • 評価
  • キャスト
  • まとめ

(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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映画「七つの会議」

あらすじと感想

地獄の化け物・北川

都内にある中堅企業:東京建電の大会議室ではいつものように月1回の定例会議が行われていました。

営業一課の好調ぶりに対して二課の成績不振を責めまくる営業部長の北川誠(香川照之)と後ろから睨みをきかす梨田元就(鹿賀丈史)

何?この会議・・スゴク不気味だし、気持ち悪いデス。

徹底した結果主義の北川は、35か月連続ノルマ達成という好成績を出し続ける一課の宣彦(片岡愛之助)に信頼を寄せ、結果を出せない二課を責め立てます。

北川の地獄の責め苦に耐えきれずいつも嘔吐してしそうな二課長・原島万二(及川光博)は、こんな地獄絵図の会議中でも平気で居眠りしていびきをかく通称”居眠り八角”八角民夫(野村萬斎)を見ても咎めようとしない北川に違和感を持っていました。

パワハラ事件

その八角は、坂戸の神経を逆なですることばかりして、忙しい最中でも平気で有給休暇が欲しいと言ったことからついにキレた坂戸に暴言を吐かれたことで、パワハラで訴えると脅すのでした!

「訴えてやるよ。パワハラで」

そう言いながら口角を不気味なほどに持ちあげてニタリと笑う野村萬斎さんの顔が怖いです。

まさかほんとうにやったりしないだろうと高をくくっていた坂戸ですが、会社のパワハラ委員会もその訴えを認めて坂戸は移動を命じられてしまうのでした。

坂戸の後釜に座らされた原島は引き継ぎの時に経理担当の浜本優衣(朝倉あき)を紹介されますが、彼女自身ももうすぐ寿退社をすると言っていました。

壊れたイス

ところで原島はあれだけ信頼していた坂戸を北川が簡単に切ってしまった事や、成績不振の二課長だった自分にこのポストが回ってきたことを不可解に思っていたのです。

その結果、やはり原島と一課はノルマ達成はできずに北川から責めまくられて、原島はついにおう吐してしまい、慌てて座り直した椅子が壊れて転んでしまうという醜態をさらしてしまうのでした。

しかしそれを見ていた八角と北川の表情は、笑うどころか厳しい顔でお互いを見ていたのです。

八角の気妙な発注変更

そんな中、八角は独断でネジの発注先を、「トーメイテック」から以前の発注先「ネジ六」の変更してしまいました。

コストの高いネジ六にあえて変更することに疑問を持った経理の新田雄介(藤森慎吾)は、その謎(賄賂を受け取っているかもしれない)を解いて八角の鼻を明かして営業部に一泡吹かせてやろうと調査し、役員会議にかけようと考えるのでした。

ドーナツ泥棒

またその頃、退社を目前に控えていた優衣は、ギスギスした社内の空気を少しでも緩和できればと、環境会議で「ドーナツの無人販売」という企画を出し、試験販売でも順調に売り上げを上げていましたが、その一方でドーナツ泥棒に悩まされていてその犯人として八角を疑っていました。

優衣はネジの発注の件もあって八角を疑っていましたが証拠はなく、また、北川によって苦情処理係に移動させられた佐野健一郎(岡田浩暉)もクレームリストから摑んだ情報で北川と八角を会社から追いだそうと画策するのですが・・・。

しかし逆に新田と佐野も僻地への移動を命じられ、八角に関わった人間が次々と飛ばされて行くことに不自然さを感じた優衣は、自分はもうすぐ退社をする身だから何も怖くないと、嫌がる原島を巻きこんで八角を徹底的に調べ始めるのでした。

実は優衣は新田と社内不倫をしていて、離婚して結婚すると言っては関係を続けようとする新田の不誠実さに嫌気がさして会社を辞めることにしましたが、理由に困って寿退社にしたのです。

ところがそれでもしつこく言い寄る新田が、実はドーナツ泥棒だったことを突きとめて不倫の事実と共に会社に訴えたのでした。

探偵と化した原島と優衣

優衣と原島は、八角は自社製品の椅子『セルーラ』を見に行くのを密かに見て、また別の日は退社する八角を探偵のように尾行して、女性:淑子(吉田羊)とカフェで会ってお金の入った封筒を渡すのを目撃していました。

八角が淑子と別れたあと、優衣は淑子の尾行をし、原島は八角の尾行をするのですが、八角がもらった賄賂でどんな豪華マンションに住んでいるのかと思った原島は、とんでもなくボロアパートに住んでいるのを知って愕然とするのでした。

実は淑子は八角の元嫁で、20年前のある事件がもとで離婚していて養育費を渡していたのですが・・・。

ここから先はネタバレ部分です。要注意!!

不正ネジの恐ろしい秘密

原島と優衣は調査の結果を話し合っていた時に、佐野が入手していたクレームリストのことを思い出して、ある仮説にたどり着いたのです。

クレームの内容は椅子のネジが壊れたなど、ネジの強度に関するものが圧倒的に多かったのですべての部品を保管している部署に調査に行ってみることにしました。

そこで見つけた「トーメイテック」のネジを持ちかえって管理部門の奈倉翔平(小泉孝太郎)のところに持ち込みました。

ところがそこに八角が現れたので思いあまった二人は八角に詰め寄ったのです。

すると八角は本当のことを話してくれました。

八角が話してくれた内容は、

「坂戸が発注していたトーメイテックのネジは強度は既定の半分しかなく、このネジを使用した列車や航空機のイスは遠からず大事故を起こす可能性を孕んでいる!」

ということだったのです!

八角、動く!

二人にすべてを打ち明けた八角は、意を決して行動を起こしました!

2ヶ月前に、坂戸の不正を明らかにした時にリコールすると約束してくれたはずの社長に裏切られた八角は、思い切って親会社のゼノックスに不正の事実をリークしたのです。

実は正義の人だったんですね!

御前会議

この事からゼノックスでは御前会議が開かれることになり、東京建電側には宮野社長(橋爪功)、北川、八角、坂戸が。

ゼノックス側には梨本、田部(木下ほうか)西村京助(世良公則)山郁夫社長(北大路欣也)

八角は2ヶ月前のパワハラ事件で、会社側が坂戸が移動させられたと見せかけて実はホテルに監禁されて不正ネジの販売先の調査をしていたことを話しました。

トーメイテックの社長江木恒彦(立川談春)が学生時代の先輩である宮野の意向を断りきれなくて不正ネジを納品したことを、ボイスレコーダーという動かぬ証拠でつきつけました。

そして20年前に同じようなことがあり、その不正部品の受け入れを当時、東京建電に在籍していた梨本が部下の八角と北川に強要したことも。

その結果、断った八角はぐうたら社員となり、北川は出世コースをばく進することになったのですが・・・。

話しを聞いて「わかった」と、言った徳山に、

「それではリコールはいつ発表してくれるのですか?」

と聞いた八角に、

「リコールするとは一言もいっていない」

そう言ってさっさと立ち去って行ったのです。

この時のやり取りはマジハラハラドキドキでした。

ここが一番のハイライトシーンですね。

正義を重んじる北大路欣也かと思いきや、今回はヒールな役でした。

今回も隠ぺいされると悟った八角は最後の手段に出ました。

内部告発

このとんでもない事実を内部告発され、すぐさま国土交通省が調査にはいり、事実上東京建電は解体されてそれぞれ新部署や新会社に変わり、ゼノックスも世論の追求の真っ只中に置かれることとなっていくのでした。

会社を退社した優衣は縮小された東京建電の無人ドーナツ販売所にドーナツを持ってきて、そこで居眠りしている八角にドーナツを奢るのでした。

いや~面白い映画でしたねぇ!!

「半沢直樹」や「下町ロケット」のそうそうたる顔触れが並びました\(^o^)/

朝倉あきさんと及川光博さんの探偵、コミカルで面白かったですね!!

野村萬斎さんがぐうたら社員と思ったら、実はこんな壮絶な過去を抱えていたとは!

よく今まで生きてこれたと泣きそうになっちゃいました。

ところで野村萬斎さんの独特の喋りにちょっとだけ(笑)ですた。

映画の冒頭ではちょっと違和感がありましたけどすぐに慣れました(笑)

ドラマは次から次へと隠ぺい工作や不正が行われて、最後にはどんでん返しのそのまたどんでん返しが!

ホントにどうなることかと手に汗握りました。

事件が発覚した直後、列車も飛行機も運行停止になって調査が入ったとニュースでやっていましたが、もしもホントにそんなことになったらとんでもない大混乱が起こりそうで怖いですね。現実には起りませんように(@_@;)

ところで一つ引っかかったんですが、

八角は御前会議でわざわざボイスレコーダーまで持ち出したんだから、なんでこの会議を録音することをしなかったんでしょうかねぇ。

そうすればすぐに徳山に「証拠」を突きつけることができたのにね。

と、思ったんですが、そこは素人の浅はかさってことですね。

その場で「証拠」を突きつけたら、こんな大きな組織だもん、消されちゃうよね( ゚Д゚)

だから内部告発という形をとって最後の爆弾にしたってことですね。

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評価

私個人の評価です。

大企業に潜む闇の中の不正と隠ぺいを暴くどんでん返しに次ぐどんでん返し!

野村萬斎さんの臭すぎる演技や、朝倉あきさんと及川光博さんの探偵のような行動。

面白かったですね~!

という事で(☆4)を差し上げたいと思います。

キャスト

  • 徳山郁夫・・・・北大路欣也さん
  • 梨田元就・・・・鹿賀丈史さん
  • 西村京助・・・・世良公則さん
  • 加茂田久司・・・勝村政信さん
  • 江木恒彦・・・・立川談春さん
  • 飯山孝実・・・・春風亭昇太さん
  • 星野・・・・・・溝端淳平さん
  • 奈倉翔平・・・・小泉孝太郎さん
  • 三沢奈々子・・・土屋太鳳さん
  • 淑子・・・・・・吉田羊さん
  • 田部・・・・・・木下ほうかさん
  • 佐野健一郎・・・岡田浩暉さん
  • 浜本優衣・・・・朝倉あきさん
  • 新田雄介・・・・藤森慎吾さん
  • 三沢逸郎・・・・音尾琢真さん
  • 坂戸宣彦・・・・片岡愛之助さん
  • 原島万二・・・・及川光博さん
  • 北川誠・・・・・香川照之さん
  • 八角民夫・・・・野村萬斎さん
  • 監督・・・・・・福澤克雄監督
  • 原作・・・・・・池井戸潤氏

まとめ

今回は映画「七つの会議」についての紹介でした。

大企業の裏を暴く大どんでん返し!ものすごくハラハラドキドキしましたね!

ではでは(^0^)/

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