引用元http://wwws.warnerbros.co.jp/subarashiki-movie/
おげんきですか?うめきちです(^0^)
クリスマスのニューヨークを舞台にした物語「素晴らしきかな、人生!」が2017年2月25日に公開されました。
デビッド・フランケル監督(プラダを着た悪魔)(ワンチャンス)、主演にはウィル・スミスが、「人生とは何か?」と問いかけていく物語です。
順風満帆な人生を送っていたハワードは、ある日突然最愛の娘を失って失意のどん底に落ちていました。
そんなハワードが不思議な3人の舞台俳優との出合いによって徐々に変化していく様子を描いていきます。
今回の記事は天国からのプレゼント・それは?
- 天国からのプレゼント・それは?
- 「素晴らしきかな、人生!」の見どころは!
- 「素晴らしきかな、人生!」のあらすじと感想
- キャスト
- 評価
- まとめ
以上の紹介をしていきたいと思います。
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
天国からのプレゼント・それは?
残された両親を思う幼い娘の愛ではないでしょうか。
「素晴らしきかな、人生!」の見どころは!
引用元http://wwws.warnerbros.co.jp/subarashiki-movie/
部屋に並べられたいくつもの机いっぱいに並べられたドミノが一気に崩されていくシーンは思わず「おお!」と言ってしまいます。
これこそがどん底に落ち込んだハワードの心の中を示すモノなのです。
ドミノは亡くなった娘と遊んだ思い出の品でもあったのです。
グループカウンセリングの代表者マデリンと尋ねてきたハワードが少しづつ打ち解けていく姿は、まるで最初から知らない他人同士のようです。
マデリンの「元夫」からのメッセージカードを見せられてもただ見つめるだけのハワードが実は「元夫」だということは最後にならないとわからないのですが、この描写もハワード自身が妻も子供最初からいなかったことにしたかったという心の病を表しているのでしょうか。
そして、マデリンが病院で出会った奇妙な女性の顔と、ブリジットの顔は同じだった!
最後の方で一瞬だけフードの陰から見える顔を見逃さないでくださいね!!
「素晴らしきかな、人生!」のあらすじと感想
あらすじ
ニューヨークで広告代理店を経営するハワードは事業で成功し、ホイットやサイモン、クレアという優秀な仲間たちと共に順風満帆の人生を送っていました。
ところが今、オフィスにいるハワードは生気を失い、まるで別人のようになってしまい毎日ドミノを並べては壊していました。
引用元http://wwws.warnerbros.co.jp/subarashiki-movie/
彼のこの変貌の原因は2年前に6歳の娘を病気で亡くしてしまったことでした。
仕事もしないでただ黙々とドミノを並べるだけのハワードに、クライアントは次々と離れていき、会社も倒産寸前に追いこまれていきました。
そこに舞い込んだ買収の話しに仲間たちは飛びつきましたが、株主筆頭のハワードは全く耳を貸そうとしませんでした。
それどころか、あて先の無い手紙を書いてポストに投函するという奇妙な行動までするのでした。
ホイットたちが雇った探偵が回収してきたその手紙は「死」「時間」「愛」へ宛てたものでした。
そこで思いついたのが、ハワードがおかしくなってしまったから株主筆頭として不適格であるという証拠にするということでした。
そのための証拠作りに3人の無名の俳優を雇いました。
彼らに「死」「時間」「愛」を名乗らせて、手紙の返事を言いに来たと思わせるのが狙いです。
ハワードの反応を探偵がビデオカメラに収めるのです。
(3人の俳優たち)
「死・ブリジット」
引用元http://wwws.warnerbros.co.jp/subarashiki-movie/
「時間・ラフィ」
引用元http://wwws.warnerbros.co.jp/subarashiki-movie/
「愛・エイミー」
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3人は次々とハワードと接触していきました。
彼らはそれぞれの配役になりきってハワードにあれこれと語りますが、この行動が不適格の証拠集めと言うよりはむしろハワードを立ち直らせることになっていくのでした。
最初はおかしな夢を見ていると思っていたハワードは、だんだん彼らが本物の「死」「時間」「愛」のような気がしてきました。
何と言っても、彼らのことが誰も見えていないのですから、不思議なものに取り憑かれたと思うのもしかたありません。
また一方で、ホイットたちもそれぞれ悩みを抱えていました。
・ホイットは浮気が原因で妻と離婚し、一人娘から嫌われていました。
・サイモンは、息子が生まれたばかりなのに重い病気が再発して余名を宣告されていました。
・クレアも今までは仕事一筋だったけれど、子供だけは欲しいと近ごろは精子バンクの検索をする毎日です。
その頃、季節はクリスマスシーズンとなって賑わう街中を彷徨うように歩くハワードは、あるグループカウンセリングの会場を見つけて窓から覗いてみました。
そこでは大切な人を亡くして悲しみに暮れる人を支援する団体でした。
次にそこに行った時、中に入ってみたハワードに代表のマデリンは招き入れてイスに座らせ、亡くなった子供の名前を訊ねてきました。
言葉に詰まるハワードをマデリンは優しくいたわってくれました。
マデリンは離婚した夫を今でも愛していると言いました。
別れる時に彼から受け取ったメッセージカード(「他人に戻れたら・・・」と書かれている)を見せた時も、まるで他人事のような反応のハワードでした。
娘が亡くなる時に、病室の廊下で隣に座っていたいた奇妙な老婦人に
「幸せなプレゼントが来るから見落とさないようにしなさい」
と言われたことも話してみました。
この不思議なことばにより、自分は世界中のあらゆることと繋がっていると知って救われたのだと。
ハワードが少しずつ変化を見せるような気がするこの頃ですが、ホイットたちにもそれぞれ変化があったのです。
・エイミーのことが気になっていたホイットがアプローチしてくると、エイミーは「娘さんと仲直りできたらね」と言ってかわしました。
彼女の言わんとする言葉の意味を考えたホイットは娘と本気で向き合う決心をしました。
・健康を装っていたサイモンですが、もうそれも限界でした。
ブリジットは家族に心の準備をする時間を与えてあげるように助言してみました。
サイモンが真実を告げると、彼の妻は夫の病気を知っていてすでに覚悟を決めていると言ったそうです。
・クレアは年齢的にすでに時間切れに来ていて、子供を持つことを諦めかけていました。
するとラフィが
「子供を産まなくてもお母さんにはなれるよ!」と言ったのです。
それは、養子をとることを考えてみてはどうかと言う提案かもしれませんね。
やがてクリスマスの日に、ハワードは突然マデリンの家にやって来ました。
部屋の中に入ったハワードの目に最初に入ったのは亡くなったマデリンの子供が描いた母親の絵でした。
その絵をじっと見つめるハワードに
「ビデオをつけてもいい?」
といってスイッチを入れたTVに現れたのは6歳の少女の姿でした。
引用元http://wwws.warnerbros.co.jp/subarashiki-movie/
マデリンが「この子は私の亡くなった娘よ」
と、名前と病名を言いました。
最初は拒んでいたハワードも自分の失った娘の名前と病名を言うことができたのです。
TVの中で元気に笑い声を響かせている少女は、ハワードとマデリンの娘だったのです。
ハワードはやっと娘の死を受け入れることができ、愛する妻だったマデリンを固く抱きしめるのでした。
引用元http://wwws.warnerbros.co.jp/subarashiki-movie/
立ち直ったハワードは会社の買収に応じ、マデリンとやり直すことにしました。
公園で手をつないで歩いている二人を、橋の上から見ている3人がいました。
引用元http://wwws.warnerbros.co.jp/subarashiki-movie/
晴れ晴れとした明るい顔のハワードが橋の上の彼らを見て、振り返った時にそこにはもう誰もいませんでした。
感想
ハワードが訪ねて行ったグループカウンセリングの代表者マデリンが、自分の娘が病室で死んでいこうとしている時に廊下で隣に座っていた謎の女性から言われた
「幸せなプレゼントが来るから見落とさないようにしなさい」
というセリフが妙に引っかかってなりませんでした。
終盤でまたこのシーンが出てくるのですが、今度はフードから顔が見えたのです。
その謎の女性の顔はブリジットでした。
ブリジットたちは本当に「死」「時間」「愛」だったのかもしれません。
最後のシーンで、公園を手をつないで歩くハワードとマデリンを橋の上から見つめる3人の俳優たちは、本当は天国の娘からのプレゼントだったのではないのかと思います。
その証拠にハワードが振り返った時には消えてしまっていました。
すでに自分の死がそこまで来ていることがわかっていた幼い娘は、もしかしたら【死・ブリジット】と夢の中とかで会っていたのかもしれませんね。
自分が天国に行ったら両親が悲しむのはわかっていたし、ママよりもパパの方がメンタルが弱いことも感じていたからブリジットにプレゼントを託して行ったんではないでしょうか?
ハワードがマデリンと二人で娘の名前と病名を告げ合うシーンは、涙が止まりませんでした。
幼い娘が両親に残した愛のプレゼントですね~。
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(ポスター)
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キャスト
ハワード / ウィル・スミス
ホイット / エドワード・ノートン
クレア / ケイト・ウィンスレット
サイモン / マイケル・ベーニャ
ブリジッド / ヘレン・ミレン
マデリン / ナオミ・ハリス
エイミー / キーラ・ナイトレイ
ラフィ / ジェイコブ・ラティモア
監督・・・デビット・フランケル氏
参考元http://eiga.com
評価
個人的な評価です。
【☆3.6】を差し上げたいと思います。
まとめ
今回の記事は
- 天国からのプレゼント・それは?
- 「素晴らしきかな、人生!」の見どころは!
- 「素晴らしきかな、人生!」のあらすじと感想
- キャスト
- 評価
以上の紹介でした。
映画館で上映される前に、後ろのおじさんが連れの女性の「お涙頂戴ものだ」とからかっている声が聞こえていましたが、映画の終わりでおじさんも鼻をすすって泣いていました。
久しぶりにいい映画を観て感動しました。
皆さんも是非、涙を流してくださいね!
ではでは(^0^)/