おげんきですか?うめきちです(^0^)
よしながふみ先生の最新刊『大奥』14巻が2017年2月28日にヤングアニマルコミックスより
発売されました。
日本中を覆っていた恐ろしい業病「赤面疱瘡」も収束し、徳川300年の歴史も終末期に差しかかってきました。
そこそこに幕末の気配が漂うこの時代、江戸城では新たな御台所を迎えようとしています。
いよいよNHK大河ドラマで有名になった「篤姫」の登場です!
今回の記事は
- 「大奥」14巻のあらすじと感想
- 「大奥」15巻の発売日予想
- まとめ
以上の紹介をしていきたいと思います。
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「大奥」14巻のあらすじと感想
あらすじ
胤篤のお輿入れ
今和泉家の次男、忠敬(ただすみ)は、薩摩藩のとある海岸の漁師小屋に村の娘としけこんでいました。
じいやの呼び声で仕方なく出て行きた忠敬を、つくづく見つめるじいやは立派にお育ちになったと感慨深く思うのでした。
父上から大切な話があるというので急いで参上するとその要件とは忠敬の輿入れの話で、しかも将軍・徳川家定公の正室だというのです!
かくて今和泉忠敬は名を胤篤と改め、藩主・島津斉彬の養子となった後、さらに近衛家の養子となりました。
そして御代所にふさわしい教養を身につけ、出で立ちも公家風に整えて立派な輿入れの品々と共に江戸へとむかったのでした。
もちろんただ輿入れするだけではなく、斉彬の密命を帯びての出立でした。
密命とは、将軍家定に次の将軍を一橋の徳川慶喜にするように働きかけることでした。
道中で聞いた噂によれば、家定公という方は身体が弱く、過去に京都から二回正室を迎え、どちらも早く亡くした上に頭もアレで顔もアレだと言われる残念なお方のようでした。
ところが婚儀の時に初めて見た家定公は噂とは大違いで、美人で頭も切れるスーパーウーマンだったのです。
しかしどういう訳か、夜の営みは頑なに拒むのでした。
その代り、胤篤は布団の中で薩摩のことなどいろいろな話をしました。
老中阿部伊勢守正弘の願い
老中阿部伊勢守正弘(ろうぢゅう・あべいせのかみまさひろ)は大奥の者たちにたいへんな人気がありました。
色白でもっちりとした優しげな彼女はまるで天女のような姿なのに、アメリカとの通商条約を結ぶか否かという重責を負っている超大物でした。
最近は忙しさのためか少し痩せたようにも感じられるのです。
家定の信任も篤く、外交についてはすべて任されていました。
今日も下田に滞在しているハリスの様子を家定に伝えるために江戸城へ来ていました。
家定と並んで座っている胤篤を見て、似合いの夫婦であると感じていました。
家定の過去を思えば、これから幸せになってもらいたいと願うのでした。
瀧川
大奥総取締の瀧山は当初は胤篤を薩摩のスパイのように感じて、何かと反発していました。
しかし胤篤に庭歩きを勧められた家定が、散歩を日課とするようになってから食欲も出て弱かった体が丈夫になってくるのを見ているうちにいつしか反抗心は服従心へと変わっていくのでした。
正弘の意地
ある時、井伊掃部頭直弼(いいかもんのかみなおすけ)がわざわざ阿部正弘の所へやって来て、大奥のことやアメリカとのことなどをこれでもかと文句をつけてきました。
そして正弘に老中首座を退き、自分に譲れとまで言ってきたのです。
「文句ばかり言っているだけで、少しもこの国のことを分かろうとしないあなたにはこのお役目を譲るわけにはいきません!」
正弘はきっぱりとそう言い切ったのです。
けれど井伊が帰った後で正弘は突然、同僚の堀田正睦(ほったまさよし)に老中首座の役目を譲ってしまいました。
正弘は重い病気にかかっていたのです。
家定の幸せ
家定はどんどん丈夫になってきて、今では乗馬も出来るようになってきました。
気になっていた正弘の病気見舞いに瀧山を遣わし、その際には家定の手製のカステラを持たせてやったのです。
正弘は家定の気使いに感激して、必ず登城して自分の口からお別れを言いたいと瀧山に言づけました。
やがて痩せ細った正弘が登城してくると、家定は馬に乗っている姿を見せて自分はこの通り上部になったから安心して静養するようにと言うのでした。
見違えるように元気になった家定に、
「ああ、良かった・・私は上様の病をすべて持って逝きます。今度こそ、御台様と幸せになって下されませ」
正弘は喜びの涙を流しながら家定を見つめるのでした。
少女の頃から親友のような正弘の別れの言葉にひどく動揺した家定は、夜になって周りには胤篤以外に誰もいなくなると泣き叫び当たり散らしました。
「伊勢守様のやりきれない悔しさをどうかお考えになって下されませ」
胤篤にそう諭されて家定は、39歳の若さでこの世を去って行かなくてはならない正弘の無念さを思うのでした。
その夜、悲しみに沈む家定と、優しく諭し慰める胤篤は初めて結ばれました。
一度心を許し合ったふたりの仲は今まで以上に睦まじいものとなっていきました。
次期将軍候補
やがて季節は変わり、9月15日の神田明神祭に次の将軍候補とされる一橋の徳川慶喜と、もう1人の候補である紀州の福子姫が江戸にやって来ることが決まりました。
家定は慶喜が嫌いでした。
慶喜はいかにも頭が切れそうで生意気な少年でした。
慶喜より少し年下の福子姫は頭の良さそうな可愛らしい少女でした。
家定の作ったカステラを喜んで食べたのですが、直後に倒れてしまいました。
どうやら毒を盛られたようでした。
考えらえる犯人は水戸の徳川家しかないようですが、確たる証拠もありません。
家定も将軍になる前は何度も毒を盛られたことがあったと言っていました。
江戸城とは恐ろしいところですね。
大老井伊直弼誕生!
アメリカとの通商条約のことで老中首座・堀田正睦は悩んでいました。
どうするのが一番いいのか悩み過ぎてもはやわからくなっていました。
悩みぬいた挙句、堀田は最悪の決断を下してしまいました。
『条約の調印には天皇の勅許がいるからしばらく待つように』
これは政に朝廷が口出しができるという先例を作ってしまったことになります。
この大失態により堀田正睦は失脚し、井伊直弼が大老に抜擢されることになりました。
歴史に名高い大老井伊直弼の誕生です!
懐妊
一方、心労で倒れてしまった家定は布団から起きあげれない日々が続いていました。
胤篤は自分が無理をさせたせいではないかととても心配していました。
やがて医者の見立てでとんでもないことが判明しました。
家定は病気ではなく、懐妊していたのです!
詳しくこちらもご覧ください
感想
波乱万丈の徳川家定です!
このドロドロの大奥でやっと幸せを摑んだと思ったのに時代の波と人の思惑に翻弄されていく家定がかわいそうです~。
歴史上ではふたりの間には子供はいませんが、これからどういう展開が待っているのかハラハラドキドキですね!
早く15巻が読みたいです!!!
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「大奥」15巻の発売日予想
「大奥」15巻の発売日予想は、14巻の巻末に2018年初冬発売予定と記載されていました。
2017年になったばかりだと言うのにずいぶん先で待ちどうし過ぎます!
また詳しい情報が入り次第更新していきたいと思いますので、しばらくお待ちくださいね。
●15巻は2017年12月28日に発売されました。
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まとめ
今回の記事は
「大奥」14巻のあらすじと感想
「大奥」15巻の発売日予想
以上の紹介でした。
陰謀渦巻く大奥とそれを取り巻く妖怪たちに囲まれて、やっと夫婦になったばかりの家定と胤篤はうまく乗り切っていくことができるのか!
次巻に乞うご期待です!!
ではでは(^0^)/
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