おげんきですか?うめきちです(^0^)
よしながふみ先生の最新刊『大奥』15巻特装版が2017年12月28日にヤングアニマルコミックスより発売されました。
家定にとっては3人目の夫・胤篤。大奥で2人の愛が静かに燃える一方、中奥では井伊直弼が恐ろしい政策を取り始めた。
世に言う『安政の大獄』です。
幕末の嵐に翻弄される胤篤は・・・。
15巻はドラマCD付き特装版なので期待感も倍増しです!
今回の記事は
- 「大奥」15巻特装版のあらすじと感想
- 特装版ドラマCDの内容
- 「大奥」16巻の発売日予想
- まとめ
以上の紹介をしていきたいと思います。
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「大奥」15巻のあらすじと感想
あらすじ
家定と胤篤
紀州徳川家の福子姫(とみこひめ)VS水戸徳川家の一橋慶喜(ひとつばしよしのぶ)で長らくもめていた十三代将軍家定の跡目争いは、福子姫が次期将軍となることで決着しました。
若干14歳の思慮深い福子姫に対して、水戸の慶喜は俊英という噂とは裏腹になぜ自分が選ばれなかったのか理解できずにただ困惑するだけでした。
その頃、江戸城では家定の懐妊をめぐり、老中たちが困惑していました。
家定の跡目は福子姫と決まった今、御子が生まれればまた跡目騒動が勃発しかねない上に、身ごもったことで家定自身の命も危ういのです。
特に現在、日米修好通商条約を結ぼうとしている井伊掃部頭直弼(いいかもんのかみなおすけ)は、厄介な時に懐妊したものだと苦々しく思っていました。
身重の家定は悪阻のために食欲がなく、
「それなら甘い菓子の一口でも召し上がればいかがでしょうか」
という胤篤の言葉に、御膳所で得意のカステラを作ってみることにしたのでした。
家定の作ったカステラを美味しそうに食べながら
「これは!格別の味にござりますな」
と喜ぶ胤篤にドキッとする家定です。
季節はだんだん暑くなってくる初夏、羽織ではなく涼し気な流水文の裃を身につけた胤篤のすこぶる良い男ぶりにさらにドキドキが止まらない家定でした。
胤篤も薩摩のために輿入れしてきたはずなのにいつの間にか家定を好きになり、二人の愛は静かに静かに深まっていきました。
二人が縁側で夜空を見上げて寄り添う様子はほんとに幸せそうでため息が出てしまいます(*´▽`*)
一方、井伊直弼は天皇の勅許を得ずに日米修好通商条約を強引に結んでしまったことで、怒り狂った水戸徳川家の斉昭公が乗りこんできたことを逆手に取り、御法度破りとして処分したことが水戸藩士たちの反感を買うことになっていくのでした。
通常、将軍は中奥で暮らして大奥へ渡ってくるのですが、ここのところまったく姿を現さないのです。
もしや体調が悪いのではと心配で居ても立っても居られない胤篤は瀧山や中澤に家定の様子を聞きますが、元気だというばかりで何の情報も得られませんでした。
訃報
そんな中、七月十六日、胤篤の義父”島津斉彬”が急死したという知らせが届いたのです。
そして同時に将軍家定もすでに亡くなっていることも知らされたのでした。
取り乱す事を避けるために、将軍の死はひと月以上過ぎてから大奥へ知らせる決まり事のために、臨終にさえ立ち会えなかった胤篤は悲しみのどん底に沈んでいました。
胤篤が徳川家に輿入れして1年余の短い結婚生活でしたが、本当に深く愛しあっていた二人は永遠に引き裂かれてしまったのです。
井伊直弼が毒殺したのではないかと疑う胤篤ですが、何の証拠のありません。
八月八日、家定の遺骸は寛永寺に葬られ、胤篤には『出家、落飾することまかりならぬ』という遺言が残されましたが、どういう意味なのか全くわかりませんでした。
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井伊直弼
勅許を得ずに日米修好通商条約を結んだ事で孝明天皇の怒りを買った井伊直弼は、朝廷から水戸藩に幕府の頭越しに勅諚が下されるという面目丸つぶれの大恥をかかされました。
その結果、反撃に出た井伊直弼によって、世に名高い恐怖政策「安政の大獄」が始まったのです。
家茂
その年の十月二十五日、次の将軍となる十四代将軍家茂(福子姫)が大奥の胤篤の所へ挨拶にやって来ました。
まだ14歳の若い家茂はかつて神田祭で見かけた家定と胤篤に憧れていたと話し、親子になったばかりの二人はこれからは共に助け合い、正しい道を探していこうと誓い合いました。
『出家、落飾することまかりならぬ』という遺言は、家茂を助けるためにここに残れと言うことであったのかと思う胤篤でした。
一橋慶喜
「安政の大獄」によって次々と粛清が進み、水戸徳川家の一橋慶喜もまた隠居謹慎を命じられたのでした。
勝鱗太郎
その頃、江戸城では家茂のところに軍艦奉行の木村摂津守と勝鱗太郎が咸臨丸の模型を持って登城してきました。
勝たちの話に感激した家茂は強い海軍を作ってほしいと要望したのでした。
井伊直弼は攘夷派を黙らせるために公武合体を考え、天皇の弟の和宮を家茂の結婚相手に決めました。
しかし、和宮はどうしても嫌だと言って納得しないということでした。
そして三月三日、日本史の大事件『桜田門外の変」が起きたのです。
討幕を目論む薩摩藩と恨みに燃える水戸藩の手の者によって、やりすぎた井伊直弼は討たれてしまいました。
和宮
その年の十二月十一日、和宮の華麗な東下りの行列が江戸城に入城し、家茂と和宮の婚儀がひっそりと行われました。
そしてその夜、和宮の入浴を手伝おうとした幕府方の湯殿係が、瀧山の所にビックリ仰天の報告をしてきたのです。
なんと和宮が女だと言っています!
瀧山が湯殿へ駆けつけると風呂桶に浸かっているのは、不気味に笑う「女」の和宮でした。
感想
前半の胤篤と家定には泣けました(ToT)
妊娠したいう設定にはびっくりですが、NHK大河ドラマや歴史で語られる家定とは違って、スゴク聡明で薄幸な女性としてえがかれているのでよけいに可哀想です。
胤篤でなくても悲しみで暴れ出しそうですよ!!
カバーイラストの仲睦まじい二人の様子が切ないですね。
後半、井伊直弼も国のためを思ってとは言え、あまりの強行ぶりはコイツやり過ぎ!ダイジョブかって突っ込みたくなってしまいました。
それにしてもラストの女和宮・・・不気味です。
いったいこの後どうなるのでしょうか!?
史実では篤姫と嫁姑問題でもめるようですが、ドキドキしますね(≧◇≦)
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「大奥」16巻の発売日予想
「大奥」16巻の発売日予想は15巻の巻末に2018年秋発売と記載されていました。
今までの発売スケジュールから9月~10月あたりではないかと思います。
詳しい情報が入り次第更新していきたいと思います。
🌺「大奥」16巻の発売日は2018年10月29日です!(追記9月1日)
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特装版ドラマCDの内容
【ドラマCD】
テレビドラマ化もされた大人気の2巻「有功&家光編」を完全再現!ボリュームたっぷりの本編60分弱。
主要キャラ声優
有功・・・興津和幸さん
玉栄・・・河西健吾さん
家光・・・金元寿子さん
春日局・・沢田敏子さん
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まとめ
今回の記事は
- 「大奥」15巻のあらすじと感想
- 特装版ドラマCDの内容
- 「大奥」16巻の発売日予想
- まとめ
以上の紹介でした。
次回はとんでもない展開になりそうです!
本物の和宮はいったいどこへ!?
16巻が待ち遠しいですね!
ではでは(^0^)/
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