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お元気ですか?うめきちです(^0^)
多部未華子主演のエンターテイメントコメディ【あやしい彼女】が2016年4月1日公開されました。
この映画は韓国で大ヒットした20歳に若返ってしまったおばあちゃんが巻き起こす大騒動を描いたコメディ映画『あやしい彼女』を水田伸生監督がリメイクした映画です。
水田伸生監督と言えば、『謝罪の王様』『綱引いちゃった』『舞子Haaaan!!!』などを手掛け、コメディ部門では定評のある監督です。
若いのに妙におばちゃん言葉が似合う多部未華子さん、その無防備な目くばせにはノックダウンさせられちゃいました。
今回の記事は、映画【あやしい彼女】のあらすじと感想や見どころ・気になるキャストや評価を紹介していきたいと思います。
(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
【あやしい彼女】のあらすじ
おばあちゃんはトラブルメーカー
73歳の瀬山カツは町内でも知らない人はいないというチョートラブルメーカーです。
何かと周りともめ事ばかり起こしています。
はっきり言って街の嫌われ者です。
その日も一人娘の幸恵とケンカして家を飛び出してしまいました。
「お母さんの苦労した人生を、何でもかんでも私のせいにしないで!これからは自分の好きな事をしたら!」と言われてしまったのでした。
『あたしの何が悪いんだよ。良いことも悪い子とも何もかも子供がいたからじゃないか・・』
と、近所の神社でしょんぼりしながら見つめている先にあるのは、昔、奉納した絵馬、願い事は〈長生き〉と書いてありました。
謎の写真館とハタチの大鳥節子
商店街をトボトボと歩いているとふと目に付いたのは入り口に”オードリー・ヘップバーン”の写真を飾っている何だかレトロな写真館でした。
屋号は「オオトリ写真館」
何となく入って写真なんか撮ってみました。
写真館からの帰り道でひったくりに合い、必死で捕まえた犯人のヘルメットに映った自分の顔を見て、口から心臓が飛び出しそうなくらいびっくりしてしまいました。
鏡で見直してまたびっくり!二十歳くらいの自分の顔が映っています。
どうやら若返ってしまったようです。
どうしたものか・・・と少し戸惑いましたが、娘の幸恵とケンカして幸恵に「自分の好きな人生を生きたらいい!」と言われたことを思い出して、それならばと美容院で”オードリー・ヘップバーン”のヘアスタイルにしてみました。
しかし、この姿では家には帰れず公園で野宿して、次の日に近所の銭湯へ。
湯に浸かりながらいろいろと考えているうちにのぼせて倒れてしまったのです。
気がつくと、目の前にいるのは銭湯の主人で幼なじみの次朗と娘の麻衣子でした。
名前を聞かれて思わず、
「大鳥節子」
「両親は亡くなり、住んでいた家は火事になっていく所がないんです」
同情した次朗がこの家の空いている部屋に住んでいいと言ってくれました。
孫のバンドで熱唱
ある日、商店街ののど自慢大会を見物に行き、飛び入り参加した節子は「見上げてごらん夜の星を」を熱唱し、その透き通った美しい声に魅了されたロックバンド【あやしい彼女】にスカウトされたのです。
そのバンドとは、節子(カツ)の実の孫がメンバーのグループで孫の翼hがギターを担当していました。
彼は将来はメジャーデビューを夢見ていました。
バンドに参加した節子は路上ライブで「真っ赤な太陽」を実に楽し気に熱唱するのでした。
カツの行方を心配する娘の幸恵はカツの昔の知り合いを訪ねてまわり、カツが自分を育てるためになりふり構わず、友達にさえ押し売りのようなことまでしてお金を稼いだことを知りました。
そして、幼なじみの次朗は節子がカツの行方を知っているのではないかと思い、罠をしかけると、節子が実はカツであることを知りました。
歌手デビューで人生大逆転?
ロックバンド【あやしい彼女】に目をつけたプロデューサーの小林は、彼らに大人気音楽番組への出演を打診してきました。
そのステージで歌ったのは「悲しくてやりきれない」という往年の名曲でしたが、この一曲がロックバンド【あやしい彼女】を一気に人気バンドへと押し上げました。
ついには有名なロックフェスに出演することになったのでした。
ただし、リメイクではなくてオリジナルの曲でなくてはなりません。
この曲に【あやしい彼女】のメジャーデビューがかかっています。
気弱になった翼に節子は活を入れるつもりで「男なら付いてるもんがあるだろう!しゃきっとしな!」と言って股間を摑むまねをしました。
そのしぐさがまるで祖母のカツそっくりで翼はビックリしました。
幸恵も次朗に教えられた後、翼の部屋で見た節子の写真と、若い頃のカツの写真を見比べて驚くのでした。
大切なものは・・・
メジャーデビューがかかった大切なロックフェスの日に、忘れ物を取りに帰った翼は事故に合ってしまいました。
なかなか会場に来ない翼をみんなが心配していると、やっと到着した翼は全身大ケガで血まみれの姿です。
救急車で運ばれる翼を見ながら、これでは出演は無理だとあきらめようとするメンバーに、節子は
「あたしは歌うよ!それが翼の一番望んでいることだから」
ステージに立ち、新曲を披露する【あやしい彼女】は喝采をもって観客に受け入れられていきました。
病院では翼の血液型と同じ型の血液のストックが足りなくて困っていました。
翼は特殊な血液型で、家族で一致するのは祖母のカツだけでした。
しかし、カツはいま、行方がわかりません。
ステージがはねた後、急いで病院に駆け付けてきた節子の
「私の血を全部使って!」
という言葉に、その場にいた次朗は思わず節子を物陰に連れていき、
「そんな事をしたら、元の姿に戻ってしまうけどいいのか?新しい人生はどうするんだ?」
とたずねました。
(節子はケガなどで血が出るとその部分が老化してカツに戻ってしまうのです。献血なんかしたら全身が老女カツに戻ってしまうのは必定です)
幸恵は子供の頃、身体が弱くて大人になるまで生きられないと言われていた事や、そんな幸恵に「生きろ、生きろ!」と言って背中のツボを押して病気を治してしまったことなどを、カツの友達に聞いたとロビーで節子に話すのでした。
「お母さんありがとう」
「あたしは何度生まれ変わってもあんたのお母さんになるつもりだよ・・」
抱き締め合うふたりでした。
1年後、ステージでリハーサルをする翼たち【あやしい彼女】を嬉しそうに客席から見ているのは、カツと幸恵です。
ステージの脇ではプロデューサーの小林の姿もあります。
ほんの短い間でしたが、節子と小林は恋人でした。
遠くからカツはさみしげに小林を見つめ、会場を後にし、ぼんやりと歩いていると、バイクが猛スピードでやって来ました。
「危ないじゃないか!」と怒鳴るカツに、ヘルメットを取った若い青年がニッコリ笑いかけました。
「次郎じゃないかい!」
「なかなか腕のいい写真館だね、さあ出かけようか!」
と、ヘルメットを渡してきたのは若返ってハタチの青年の凛々しい姿をした次朗でした。
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感想と見どころ
いかにも韓国映画といった感じのちょっとレトロな設定で、マンガみたいですが純粋に面白い映画でした。
DVDが出たら購入したい一本ですね~
見どころは、もちろん多部未華子さんが歌うシーンの数々です。
「真っ赤な太陽」を歌う生き生きとした多部さんもすてきですが、
「悲しくてやりきれない」を歌いながら涙が頬を伝うシーンは泣かされました。
カツは自分が幸恵を育てている辛いころの事を思い出しながら歌っていました。
戦後間もないころ、親もなく幼なじみの次朗の静止を振り切って駆け落ちした夫は事故で亡くなり、女ひとりで乳飲み子を抱えての暮らしは辛いことばかりでした。
多部未華子さんは歌う演技のために、ボイストレーニングの猛特訓をうけたそうですが、CDが出たら欲しいです~
それともうひとつ、多部未華子さんのおばちゃん言葉!
似合いますね~
違和感なくしゃべり倒すおばちゃん言葉とその表情が、多部未華子さんを不思議な存在に仕立てあげてしまうマジックですね。
ところで、謎の「オオトリ写真館」などこにあるのでしょうか?あったら行きたいですね!
気になるキャストは誰が?
大鳥節子・・・多部未華子さん
瀬山カツ・・・倍賞美津子さん
小林拓人・・・要潤さん
瀬山翼・・・北村匠海さん
瀬山幸恵・・・小林聡美さん
相原みどり・・・金井克子さん
中田次朗・・・志賀廣太郎さん
監督・・・水田伸生氏
脚本・・・吉澤智子氏
評価は?
最初から最後まで(笑)(感動)(驚き)の繰り返しで一気に過ぎた2時間20分でした。
多部未華子さんと要潤さんの掛け合い漫才が面白かったです~~
そして、多部未華子さんの歌声は素晴らしかったです。
私の個人的な評価としましては、《☆4.5》を差し上げたいと思います!
まとめ
今回の記事は、映画【あやしい彼女】のあらすじと感想や見どころ・気になるキャストや評価を紹介してみました。
前評判通りの面白い映画でとても満足させてくれる映画でした。
多部未華子さんや要潤さんの表情がすっとぼけていて、やっぱこの人たちはコメディ部門だなと思ってしまいました。
韓国は日本のドラマや映画をリメイクしますが、今回はその逆でしたが、バッチリのできでしたね。
次は何を見に行きましょうか!
ではでは(^0^)/