「サバイバルファミリー」ネタバレ感想・大停電!父親と自転車が大活躍!!

     

おげんきですか?うめきちです(^0^)

矢口史靖監督の映画「サバイバルファミリー」が2017年2月11日から公開されました。

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引用元http://survivalfamily.jp/

ある日、突然電気がなくなってしまった!

原因不明の伝記消滅で壊滅状態になった東京を脱出した一家は、自転車での移動を決行しました。

電気どころか水も食料もなくなって、この日を境に豊かだった日常は一変してしまいました。

生きるために目指したのは妻の実家・鹿児島。

そこまで行けばまだ電気はるかもしれない!

一家はたどり着くことができるのでしょうか!?

今回の記事は

  • 「サバイバルファミリー」の見どころ
  • 「サバイバルファミリー」のあらすじと感想
  • キャスト
  • ロケ地
  • まとめ

以上の紹介をしていきたいと思います。

(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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「サバイバルファミリー」の見どころ

●高速道路を自転車で走るシーンは、矢口監督が特にこだわりどうしてもやりたかった場面のひとつなのだそうです。

●ここでサイクリングスタイルでバッチリ決めたアウトドア一家の斎藤と出会いますが、彼らはサバイバル知識はハンパなく、食べられる草などいろいろ教えてくれますが、鈴木一家の一般人ぶりが浮き彫りにされた一場面でもあります。

●鹿児島まであと一息というところで川に阻まれ、イカダで渡ろうとします。

このシーンは11月の冷たい川で撮影されて、映画「サバイバルファミリー」の中でももっとも過酷な場面です。

●一家の父親・義之が川に流されて行方不明となり、母子3人で山の中の線路をたどって鹿児島へとむかう場面で、かわいい顔をしたワンコ1匹がク~ンと鳴いています。

結衣が持っていたベーコンをあげるとくわえてどこかへ走って行きますが、すぐに仲間の犬たちを連れて襲いかかってきました。

ペットも野生化すると怖い存在になるという恐怖の一場面です。

●全編に散りばめられたサバイバル対処法は「へ~!」と思うことばかりです。

「サバイバルファミリー」のあらすじと感想

停電

東京に住んでいる鈴木義之は朝、起きた時に停電していることに気づきました。

大学生の長男・賢司と高校生の長女・結衣も「マジかよ~!」と言っています。

でも停電なんてすぐに復旧するだろうと思い、会社へ出勤すると停電のために仕事は何もできないということで、みんな退社することになりました。

帰宅するために駅へ行くと、そこは人で溢れています。

2017-02-12_215729引用元http://survivalfamily.jp/

電車が動いていないのです。

ふと見回せば、自転車販売店から続々と自転車に乗って帰宅する人たちが出てくるのが目につきました。

義之も自転車を買って帰ることにしました。

電気がない!

すぐに復旧すると思っていた停電はなかなか直りませんでした。

やがて停電はただの停電ではないことがわかってきました。

電気と言う電気がすべて消えてしまったのです!

電気がないと、電車も動かないし、車も動きません。

水道の蛇口からは水も出ないし、ガスも使えないし、スマホやパソコンなんて論外です。

こうなると電気に頼る、現代社会ではわずかな情報さえ入ってこなくなり、大都会と言えどもそこらじゅうが孤立化していました。

じきに街から水も食べ物もなくなり、マンションの住人は次々と田舎へと向かって出て行くのでした。

鈴木一家も妻の実家の鹿児島へ行くことにしました。

目指すは鹿児島

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引用元http://survivalfamily.jp/

最初は飛行機で行くつもりで空港まで自転車で向かいましたが、飛行機も動かないことがわかって急きょ、そのまま自転車で鹿児島へ行くことに!

街は、水や食糧を求める人であちこちに行列ができ、道路のそここには「水・1本2500円」なんて張り紙がしてあります。

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引用元http://survivalfamily.jp/

無人となった古本屋で地図(小学生の地図帳)を手に入れ、それを見ながら道に迷いながら右往左往している情けない夫に、妻の光恵の提案で高速道路で行くことにしました。

高速道路なら一本道ですからね。

高速道路を自転車で走るってすごい!

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引用元http://survivalfamily.jp/

しかし高速道路に出るとそこはすでに避難する人で溢れていました。

とは言え、高速道路を自転車で走るなんてこと、普通だったらありえません。

真っすぐに伸びる道路を自転車で走るのは気持ちがいいものでした。

アウトドア一家

多くの人に混じって一路、鹿児島をめざして進む彼らの持っていた食糧も底をつきかけていました。

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引用元http://survivalfamily.jp/

そんな時に出会ったのが、サイクリングスタイルがカッコいい斎藤一家でした。

彼らはアウトドアの知識を豊富に持っていて、そこらへんの草や虫を食糧にすることを教えてくれたのです。

記念に斎藤が持っていた機械式のカメラで写真を写し、いつか送ってほしいと頼んで別れました。

イカダ

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引用元http://survivalfamily.jp/

幾多の困難をを経験し、食べられる物は猫缶でもバッテリー補充液でも口にいれ、へとへとになって岡山までたどり着いた時には停電から2ヶ月が過ぎていました。

(あまり知られていませんが、猫缶はツナ缶と同じ工場で作られているし、バッテリー補充液は蒸留水なのだそうです)

極限状態の中で一家の目に映ったのは一頭の豚でした。

4人で追い回してやっと捕まえた豚は、近くに住む田中善一が営む養豚場から逃げ出した豚でした。

結局ひとり暮らしの田中の家にしばらく滞在し、養豚場の手伝いをするかわりに食事と宿をゲットしたのでした。

普通の食事や風呂や布団がこんなにも嬉しいと思ったことはありません。

1週間ほど滞在してたくさんの食糧を分けてもらい、再び鹿児島を目指して出発しました。

鹿児島までもう少しと言うところまで来て川に阻まれてしまい、橋もなく、河原に転がっている廃材でイカダを作って川を渡ろうと試みました。

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引用元http://survivalfamily.jp/

どしゃ降りになってきたので慌てて自転車を積んで渡ろうとした時に、義之は自転車もろとも川に流されて行方がわからなくなってしまったのです。

雨がやんだ後、河原に打ち上げられていたのは義之のカツラだけでした。

恐ろしい野犬の集団

母子3人になってしまった鈴木一家は悲しみをこらえて線路を伝って歩いて鹿児島へ行こうとしました。

途中で、可愛い顔をした犬がクーンと鳴いて彼らを見つめていました。

結衣が「おいでおいで」と言って持っていたベーコンを差し出すとくわえて走って行ってしまいました。

ところがすぐに仲間の犬たちを連れて戻って来て、鈴木一家に襲いかかってきたのです!

ペットならかわいい犬たちも、野犬となった今は恐怖の獣です。

犬に飛びかかられた光恵が、山の斜面を転がり落ちて足を骨折する大けがをしてしまいました。

でも犬たちは彼らの持っている食糧欲しさに追いかけてきます。

大ケガをしている光恵を抱え、必死で逃げますがもう逃げきれないと思った時に天の助けがやって来ました。

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引用元http://survivalfamily.jp/

機関車

線路の向こうからSLが煙をあげながらこっちへ向かって走って来るのです。

犬たちは一目散に逃げていきました。

汽車に乗り込んで光恵の手当てをしてもらった3人は安堵の表情を浮かべ、このまま機関車で鹿児島へ行くことにしました。

奇跡の再会

汽車の窓から何気なく外を見ていた結衣がその時、畑の向こうに発煙筒の煙を見つけたのです。

それは義之が持っていた発煙筒の煙でした。

義之は川に流されたけれど、生きていたのです!

畑の向こうを走るSLを見て、誰か気づいてくれたらいいと思って発煙筒を炊いたのです。

義之が汽車に乗り込んで再会を喜んだ鈴木夫妻は、むかし結婚を許してもらうためにここを何度も往復したという話を懐かしそうに語り合っていました。

やがて懐かしい鹿児島の浜辺にたどり着きました。

電気が戻ってきた!

光恵の実家に世話になり、2年半ほどたったある朝早く、なぜだか目が覚めた義之は家の外に出て物置に置いてある彼らの荷物を開けてみました。

どういうわけだか、電池式の目覚まし時計がなっているのです。

電気が消えた時にならなくなった義之の目覚まし時計でした。

「どういうことだ・・・」

家の中から光恵たちも外へ出て来ました。

周りの家の住人たちも家から出て来ていました。

すると、街灯の明かりが灯ったのです!

見れば次々に電気のあかりが着いて行きます。

いきなり電機は帰ってきました。

政府の発表では世界的に起こったこの大停電の原因は太陽のフレアのせいだとかいろいろな説が語られましたが、実のところは原因はわからなくて不明でした。

再出発

東京に戻った鈴木一家は前の生活を取り戻し、また元通りに暮らしていましたが、少しだけ前とは違っていました。

前はバラバラになりかけていた家族が今は一つになり、確かな信頼と絆を感じる家族に変わっていました。

その朝、弁当を忘れたと電話してきた義之の弁当をマンションのエントランスまで持ってきた光恵は郵便配達から手渡された一通の手紙の封を開けて微笑んでいました。

一緒に降りてきた子供たちも母親の手もとを覗き込んで笑っています。

届けられた郵便の中身は、あの日 斎藤一家が取ってくれた写真だったのでした。

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引用元http://survivalfamily.jp/

感想

なかなか面白い映画でしたね。

電気がないとこんな風になってしまうのかと、改めて電気のありがたさを実感させられました。

電気がないと電車も自動車も電話さえも使えないんですねぇ。

水道も電気で汲み上げているので水が出なくなるんです。

ガスも同様です。

現代生活の崩壊です!

水や食べ物を手に入れようと街へ出ると、1本2500円の500mlのペットボトルとか、まるで戦時中のヤミ屋のようですね。

ビックリですよ!

ところで、次は映画の中で気になった場面です。

●山の中の線路上で野犬に襲われた時に、どう見ても足を複雑骨折している母親を連れて走って逃げる。必死になるとけが人を担いでいてもけっこう早い!

●犬が追いついて来てもうダメだという時に、タイミングよく機関車がやってきて犬を追っ払い、助けられる。

●機関車の窓から外を見ていると、川で流されたはずの父親が炊いた発煙筒の煙が偶然見えて父親も助けられる。

●犬には襲わたけれど、人間には襲われたことはなくてむしろ助けられ場面ばかり。

いくら日本人でもそこまで良い人ばかりとは思えないのだが・・。

すごく都合がいいですよね。

現実ではなかなかあり得ないことですが、映画なんで有りなんです!OKです(笑)

この映画を観終ってまず真っ先に思ったことは、物置にしまいぱなしになっているキャンプ道具の点検をしてみようかなということです。

文明の利器にばっかり頼っていずに、ためには昔の暮らし方を試してみるのも省エネにつながるんじゃないかと思いました。

地震国日本ですから、いつ何時どんなことが起こっても対処出来るようにしておかなくちゃいけないなぁと改めて考えさせられましたね(^_-)-☆

書籍情報

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キャスト

鈴木義之 / 小日向文代さん

鈴木光恵 / 深津絵里さん

鈴木賢司 / 泉澤祐希さん

鈴木結衣 / 葵わかなさん

斎藤敏夫 / 時任三郎さん

斎藤静子 / 藤原紀香さん

斎藤涼介 / 大野卓朗さん

斎藤翔平 / 志尊淳さん

古田富子 / 渡辺えりさん

高橋亮三 / 宅麻伸さん

佐々木重臣 / 柄本明さん

田中善一 / 大地康夫さん

菅原大吉さん

徳井優さん

桂雀々さん

森下能幸さん

田中要次さん

有福正志さん

左時枝さん

ミッキー・カーチスさん

監督・脚本・・・矢口史靖氏

ロケ地

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ロケは仙台市戸山口県を中心に大阪、神戸、静岡、横浜、羽田空港などで行われ、その移動距離は約1万km以上です。

高速道路と蒸気機関車は山口県で、海老名SAは千葉県の廃墟になっているショッピングモールで、日本坂トンネルは千葉県のトンネルを使って撮影されたそうです。

山口県の県境の川をイカダで渡るシーンは静岡県の天竜川で撮影されました。

このシーンの撮影は当初、夏に予定されていましたが、実際は11月にずれ込んでの撮影となり、冷たい川に入ってのシーンはとても過酷なものだったそうです。

まとめ

今回の記事は

  • 「サバイバルファミリー」の見どころ
  • 「サバイバルファミリー」のあらすじと感想
  • キャスト
  • ロケ地

以上の紹介でした。

矢口監督の最新作「サバイバルファミリー」で人間は生きるために強くなるんだなぁとしみじみ思いました、

少しぐらいは食べられる草に見分け方を覚えとかなくちゃいけないな~と思った人はけっこういると思います。

明日は野草の本が良く売れるかもしれないですね(笑)

ではでは(^0^)/

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