青池保子【ケルン市警オド】1巻ネタバレの内容と感想・2巻発売日予想

     

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引用元www.amazon.co.jp

お元気ですか?うめきちです(^0^)

中世ドイツヲ描かせたら右に出るものはいないと

言われる青池保子先生の最新刊

【ケルン市警オド】がプリンセスコミックスより

2016年8月25日に発売されました。

中世ドイツの大都市ケルンを舞台にした、

治安を守る市警オドが活躍する

ミステリーコメディまんがです。

気真面目で融通がきかないけれども

すこぶる有能な市警である

オドことオドアケル・ショルツは、

デキル男だったためにお偉方たちから

厄介払いされてしまいます。

代わりに与えられた小さな事件から、

貴族たちの財宝をめぐる大事件に

巻き込まれていきます。

今回の記事は、

・【ケルン市警オド】あらすじと感想

・治安役人について

・2巻の発売日予想

・まとめ

以上の紹介をしていきたいと思います。

(※なお、ネタバレにため、

結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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【ケルン市警オド】あらすじと感想

中世ドイツの自由都市のケルン市はその人口の

多さから、警備のために14世紀半ばから警視の

下で常時活動する治安役人(現代の警察官)が

置かれました。

オドアルド・ショルツはその警吏の一人でした。

1】

フェルベルク家の祖父の

エドムント・フェルベルクは認知症を患い、

もう家族の顔さえわかりませんでしたが、

唯一、初恋の女性ユリアーネ・ロスドルフの

顔だけは覚えていました。

ある日、エドムントを訪ねてきた

ユリアーネ・ロスドルフにその昔、

今は亡き父親から聞いた昔話を語って

聞かせました。

ケルン市のまじめすぎる市警の

オドアルド・ショルツは今夜も職務を忠実に

まっとうしていました。

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今夜 最後に起こった事件は娼家の

『うさぎ屋』からの訴えでした。

それは最近できたもぐりの娼家に客を取られた

腹いせに『うさぎ屋』で働く女たちが殴りこみに

行ったというモノでした。

ただちに現場に向かい、逃げ去った女と客の

残した証拠物件を持って捜査を始めたのです。

しかし事件を調べられては困る人間もいるのです。

オドが押収した証拠物件の中に

市参事会員(今の市会議員)の息子の持ち物が

ありましたが、これで市参事会員の息子が

逮捕されでもしたら大変な不名誉です。

こんなことを調べられては困る市参事会は、

オドに別の任務を命令したのでした。

それは、ケルン1の鉄鋼商フェルベルク家の

使用人のヨハンが、フェルベルク家が60年前に

建てたという山の上の僧院に主人の使いで

行ったきり失踪してしまったという事件です。

2】

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フェルベルク家の当主ゲオルク・フェルベルクに

経緯を聞き、オドは僧院に向かいました。

途中で立ち寄った山のふもとの宿屋では僧院の

あまり良くない評判を聞きました。

僧院ではオドは市警の身分は隠していましたが、

歓迎されたいないことはハッキリしています。

飲み物に混ぜた薬で毒殺されそうになったり、

逃げ出したら崖から突き落とされそうに

なったりしました。

そして、翌朝、崖下の渓流でヨハンの遺体を

見つけてしまったのです。

考え合わせると、僧院の僧たちに

殺されたのは明白です。

取りあえずヨハンの遺体を家族の元に

返してあげるために、いったんケルンへ

帰ることにしました。

何だか僧院と僧院の所有者のフェルベルク家には

何か途方もない秘密が隠されているようです。

3】

60年前の曾祖父が建てた僧院ですから、

今となっては分からないことだらけでしたが、

調べていくうちにとんでもないことが

分かってきました。

それは、あの僧院が建っている場所には

金の鉱脈が眠っていて、それを隠すために

曾祖父は僧院を建てたのです。

その事を認知症のエドムント・フェルベルクから

聞き出したロスドルフ家の母子は、この財宝を

乗っ取ろうと計画を立てたのでした。

その計画とは・・・

『フェルベルク家が財宝目当てにこの僧院の

取り壊しを計画している。

だから名門貴族のロスドルフ家が守ってやる』

と言えば、世間知らずの僧たちは簡単に騙せる

というものでした。

4】

オドたちよりも先に僧院へ行って僧たちを

取りこもうと考えたロスドルフ家の当主は

口先三寸の嘘で僧たちを騙し、後からやって来た

オドとゲオルク・フェルベルクたちと

言い争いになってしまいました。

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それを見ていた院長が3人に

「かつてこの地で黄金が見つかった時に

血で血を洗う争いが起こった。

アドルフ・フェルベルクはそれを封印するために

この僧院を建てたのだ・・・」

「そんなに言うのなら、

その黄金の輝きを見せてやろう」

と言って地下の行動へと連れて行きました。

その場所には、

60年前にアドルフ・フェルベルクに命じられて

僧院の初代院長となったアドルフの弟・

マルクス・フェルベルクのミイラが

座っていました。

ミイラをどかして、さらに地下へと向かいます。

そしてついに金の鉱脈が見えてきました。

金を見たロスドルフ家の当主が大喜びした

その瞬間、坑道は崩れ出しました。

元々、マルクス・フェルベルクによって

金鉱の秘密を暴きに来たものは生き埋めに

されてしまうように仕掛けがさていたのです。

ロスドルフ家の当主と院長は逃げきれません

でした。

間一髪で助かったゲオルク・フェルベルクと

オドは曾祖父の想いを守るために僧院の継続を

決めたのでした。

ロスドルフ家の陰謀を暴こうと、ロスドルフ家に

オドは訪ねてきましたが、陰謀の計画の首謀者の

はずのユリアーネ・ロスドルフはショックの

あまり気がふれてしまったというのです。

・・・が、それはうそです。

おかしくなったふりをして、残りの人生を

楽しく暮らそうと考えていたのでした。

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悪い奴の方が一前上でしたが、

そんなことはオドは知る由もなく、

今日も市内の治安維持に奔走しています。

書籍情報

感想

【ケルン市警オド】たいへん笑わして

もらいました(≧▽≦)

青池保子先生のマンガはいつも、

気まじめすぎる主人公がその頭の良さをフルに

活用した事件を解決するなどの活躍を

絶妙なコメディタッチで描く、

青池ファンにはたまらない設定ですね。

わかっていてもついつい一気に最後まで

読ませられてしまうのです。

オドの表情を崩さない真面目な顔にブフフと

つい笑いを誘われてしまいます。

オシャレな市長さんにも笑わせてくれました。

時代考証がきちんとされていてすごいなーと

いつも感心させられますが、

昔のフアッションっておもしろいですよね。

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巻末の関連作品の紹介で「修道士ファルコ」に

オドが修道士になって出ていると書いてあり、

そうだったんだーとビックリしました。

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治安役人について

13世紀のケルン市は中世ドイツ屈指の

商工業都市に発展し、自治権を持つ

自由都市となりました。

ケルン市の政治は豪商や貴族等の富裕層が

行いましたが、人口3万人もの大都市ともなれば、

犯罪もそれなりに・・です。

そこで14世紀半ばから現代でいうところの

警察官に当たる、治安役人が置かれることに

なりました。

現代とはかなり異なる服装をしていた当時は、

一般人と見分けるための制服変わりのマントが

支給されていたのです。

それはフード付きの赤いマントだったそうです。

遠くからでもかなり目立っていたようですね。

2巻の発売日予想

【ケルン市警オド】1巻が8月16日に

発売されました。

ページ数などから推理すると、

来年2017年の4月半ば頃が予想されますが、

まだ未定のようですね。

もう少し情報が集まりましたら、

順次更新していきたいと思います。

まとめ

今回の記事は、

・【ケルン市警オド】あらすじと感想

・治安役人について

・2巻の発売日予想

以上の紹介でした。

大好きな中世物で久しぶりに笑わせて

もらいました。

2巻の発売が楽しみですね。

ではでは(^0^)/

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