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お元気ですか?うめきちです(^o^)/
くずしろ先生の最新コミック「雨夜の月」1巻が講談社ヤンマガKCより2021年10月20日に発売されました。
- 高校に入学する少し前の春休みの夕方、咲希は聴覚障害者の奏音と出会う
- クラスメートになったふたりは急速に仲良くなるが、あることから咲希意外に奏音は心を開こうとしない
- 唇の動きを読むためとはいえその距離感の近さと奏音の笑顔にドギマギしてしまう咲希
そこで今回は「雨夜の月」1巻のあらすじや感想、2巻の発売日の紹介したいと思います。
「雨夜の月」1巻
- あらすじと感想
- 「雨夜の月」2巻の発売日は!?
- 「雨夜の月」1巻を無料で読む方法
- まとめ
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「雨夜の月」1巻
あらすじと感想
第1話 奏音と咲希
高校に入学する少し前の春休みの夕方、岩手のとある街を歩いていた金田一咲希(きんだいちさき)は出会い頭に美少女とすれ違った拍子に転んでしまい、持っていた楽譜を落としてしまいました。
その美少女は楽譜を拾ってくれ、おまけに転んだはずみで手のひらにケガをしていた咲希に絆創膏を渡すと無言のまま立ち去って行ったのです。
キレイなロングにボーイッシュな格好をした美少女にしばらくボーッとなってしまった咲希は、ピアノ教室に遅刻しそうになり、さらに7歳の頃からレッスンしてもらっていた梅原先生が妊娠、結婚するので教室をやめると聞いてショックを受ける咲希でした。
そんな中、高校に入学した咲希は『会えたらいいな』と思っていたあの美少女と同じクラスになり、しかも隣の席だったのです。
『うそでしょ・・・』と密かに嬉しい悲鳴を上げる咲希!
ところが担任の先生からの紹介で、その美少女・及川奏音(おいかわかのん)は耳が不自由だからサポートしてあげるようにと聞かされたのですが、なんと奏音はそれを「サポートは要りません。逆に迷惑」と真っ向からぶった切ってしまいました!
咲希は奏音と仲良くなれたらいいなと何度も話しかけては無視されたりキツイ対応をされてたりしてしまうのでした。
奏音は小5までは普通に聞こえていたので普通にしゃべることができることから「本当に聞こえてないのかな」「ぶっちゃけ怪しいよね」と陰口を叩かれ、中学の時に虐められていたという噂までありました。
『こんなことを言われ続ければ大きな壁もできるよな・・・』
クラスメートたちの嫌な言葉を聞くのが嫌になった咲希は、いきなり「ごめん 帰る」と言って昇降口に行ったのです。
すると外は雨が降っていましたが、ドアの向こうに傘を持っていない奏音の姿が見えたのでめげずに声をかけるとまたもや素気ない態度であしらわれてしまいました。
でもクラスメートたちの側には入りたくないと思った咲希は、急いでコンビニで傘を買ってきてびしょ濡れで差し出したのです。
「補聴器が濡れるとよくないから帰れないんでしょ?」と言った咲希に「あんたバカ?」と言った奏音。
「そうだね・・・及川さんは耳が悪いけど、私は頭が悪いみたい・・・」
と言った咲希の一言に奏音は「あはは!!うまいこと言うなあ」と可笑しそうに笑い出しました。
このことがきっかけで奏音は「私が反応しないのは無視じゃなくて聞こえにくいだけ。覚えておいてくれたら嬉しい」と、咲希に親しみを覚え、お互いに名前で呼び合うようになりました。
第2話 鍵
ところで咲希と仲良くなってからも奏音は昼ごはんだけはどこへ行って一人でたべていたので、ある日、その理由を聞いてみると、
「食べながらしゃべるとみんな口元を手で隠すから唇の動きが読めない」と、
「聴く」「話す」「食べる」の3つ同時が今の自分にはできないからだと教えてくれました。
それから数日後、咲希は学校帰りに新しく紹介されたピアノ教室に行く予定で奏音と下校していました。
「家 こっちじゃないよね。どこ行く気?」と聞かれて、新しいピアノ教室に行くのだと行った咲希は、それが奏音の家で、彼女の母親が先生だと知ってビックリします。
「・・・うちのママ・・・鬼だから頑張って」と言った奏音の言葉通り、初日から及川先生の鬼教師ぶりに息も絶え絶えの咲希でした。
しかしレッスンが終わると鬼の顔はお母さんの顔に早変わりして、奏音とクラスメートである咲希に学校での娘の様子を聞き出し、中学時代のいざこざもあって「仲良くしてくれた嬉しい」と言ってくれました。
奏音の部屋は庭に作られた元は防音のレッスン室で、帰りに寄ってみた咲希は奏音からソファの右側に座るように言われます。
右の聴覚の方がまだマシだと言う奏音は、防音室で右側に座った咲希の顔に顔を寄せてきて、
「これくらいの距離なら咲希の声 聞こえる。なんかしゃべって」
その近すぎる距離に咲希は思わず「エッエロイ・・・」と言ってしまうのでした。
いくら唇の動きを読むためとはいえ、美少女の奏音にキスできるくらいの近距離に顔を近づけられてドギマギする咲希に、「なんだ そりゃ」と笑う奏音。
「ここのプレハブの鍵」と自分の部屋の合鍵を渡してきたシチュエーションに咲希はまたもや「エロい・・・」と言ってしまい、焦った奏音は咲希がドアをノックしても自分には聞こえないからの配慮だと拗ねてしまいますが・・・。
そんな奏音の反応や笑顔はさみしがりやの普通のかわいい女の子だと思い、学校でも笑えばいいのにと思う咲希でした。
第3話 聖域
奏音はいつも本を読んでいて彼女の部屋にはすごい量の本やマンガがあります。
「本は音がなくても楽しめる、私にとって聖域」という奏音。
ある日、好きな本の新刊がすでに出ていたことに気づいた奏音が「ママだいないと書店に行けない」と残念がっているのを見た咲希は「一緒に行く?」と誘いました。
書店の帰りにはソファがあって防音でご飯も頼めるからカラオケに行こうと楽しそうに咲希に提案していた奏音ですが・・・。
奏音は偶然にも書店内で中学の時に揉めてしまった同級生に遭遇してしまい、咲希のことを「今はその子なんだね・・・お世話係」と囁かれ、唇を読んだ奏音はショックを受けてしまいます。
ほんの一瞬のことだったので気づかなかった咲希に奏音落ち込んでいる理由をはカラオケで話しました。
「私が頼りすぎて彼女の限界が来るまで追い詰めた。もう依存の域だったと思う・・・」
いずれは咲希もそうなるかもしれないと不安に感じている奏音に、
「私は大丈夫!どんなに頼られたって平気!言ったじゃん。私 頭悪いって」
ムキになってそう言う咲希に「ばーか」と言いながら抱きついて泣くのでした。
第4話 願い
それからしばらくたったある日、咲希は奏音が意外にもミーハーなことを発見しました。
レッスンの後でいつものように奏音の部屋へ行くと、彼女がトヨエツのドラマをタブレットで観ながら「やばい~トヨエツかっこいい~❤」とうっとりしていたのです。
奏音が観ていたのは『愛していると言ってくれ』という聴覚障害者の役を演じているトヨエツが手話をする指がエロすぎると頬を染めながらはしゃいでいました。
こういう顔をここだけじゃなく学校でも見せてくれたら誤解されずにもっと皆になじめるんじゃないかな・・・と咲希は思うのでした。
学校でも咲希と昼ごはんを一緒に食べている女子たちは奏音に興味があるけど近寄りがたいと言っています。
そんな時に、ドラマで手話に興味を持った奏音が家にあった手話の本を持ち出してきて咲希に教えてくれたのです。
そして学校で奏音に咲希が手話で話しかけてちょっと言い合いになったところに、奏音が読んでいた本に目をつけた女子が「ねえ及川さん、それラノベ?」と声をかけたことからその子の発案でチャットのグループを作ることになったのです。
スマホで会話すれば大勢との会話を聞き取れないで奏音にも負担にもならないことに、「なんで今まで気づかなかったんだろ 私・・・」としょげていた咲希のほっぺを指でプニッとついて「全部 咲希のおかげーーー」と奏音がもたれかかってきました。
「ありがとう咲希 「友達」になってくれて」と嬉しそうに微笑む奏音。
家に帰った咲希はベッドの上で、以前に奏音が教えてくれた手話の「結婚(※)」を小指同士でなぞり『こうなれたら・・・ね』と思うのでした。
※結婚は男を親指、女は小指で示す
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「雨夜の月」というのは、作中で咲希のお母さんが「雨で隠れてしまった月みたいに、目では見えないもののたとえ」だと言っていますが、まさに奏音の聴覚障害は言われなければわからないですよね、ハッキリしゃべれるし。
殻に閉じこもっていた奏音が咲希の働きかけによって外部と接触できるようになって変わっていく様も気になりますは、二人の関係がこの先どう変化するのかとかラストでの咲希の想いはもしや百合?って示唆してるのがちょっと気になりました。
・・・いやいや、この年頃の少女にありがちの精神的でプラトニックな少女愛なんでしょうね、きっと。
それにしても、聴覚障害者✕健常者の少女たち・・・問題作ですね~(+_+)
美少女の奏音のプライベートと学校でのギャップにかなり萌えるのはわかります。ウンウン!
続きが楽しみです!
「雨夜の月」2巻の発売日は!?
「雨夜の月」2巻の発売日はまだ未定のようです。
また詳しい情報が入りましたら更新していきたいと思います。
「雨夜の月」1巻を無料で読む方法
次はどうなるのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!
☟詳しくはこちらをご覧くださいね☟
まとめ
今回は「雨夜の月」1巻の紹介でした。
聴覚障害にもいろいろなタイプがあることを初めてしりました。
ではでは\(^o^)/
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