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お元気ですか?うめきちです(^o^)/
篠原千絵先生の最新刊「夢の雫、黄金の鳥籠」13巻が小学館フラワーコミックスアルファより、2019年10月10日に発売されました。
- 子供たちの命を守るために自分に権力をつけようと考えたヒュッレムは寄進財団(ワクフ)を設ける。
- ヒュッレムが力を持ちすぎることをイブラヒムは危惧する。
- そんな中、イブラヒムの遠征先にムスタファとメフメトを同行させることになったが・・・!
ドキドキの展開です!
今回は「夢の雫、黄金の鳥籠」13巻の紹介をしていきたいと思います。
「夢の雫、黄金の鳥籠」13巻
- あらすじと感想
- 「夢の雫、黄金の鳥籠」を無料で試し読みする方法
- 「夢の雫、黄金の鳥籠」14巻の発売日予想
- まとめ
(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「夢の雫、黄金の鳥籠」13巻
あらすじと感想
クワフを作ったヒュッレムの賭け
オスマン帝国の版図はどんどん広がり、皇帝・スレイマン1世は今回の遠征でハンガリーを圧倒的な勝利で征服するとその地が落ち着くまでと大宰相イブラヒムを駐留させて凱旋してきました。
一方、後宮(ハレム)では皇帝スレイマンの寵姫(ハセキ)・ヒュッレムはオスマン帝国の暗黙の不文律『皇帝となった者が継承権を持つ兄弟を殺す』から子供たちの命を守るを守るために負けられない闘いを繰り広げていたのです。
ヒュッレムはスレイマンの4人目の皇子・自身とっては3人目の息子”バヤジッド”を産み、何としてでも子供たちを守るための方策として貧しい民たちのために食事や寝床を与える寄進財団(ワクフ)を設けることに賭けていました。
ワクフを作ることによって彼女の財力や権力を誇示し、後宮での地位を確かなものにするとともにゆくゆくはメフメトを皇帝の跡継ぎにしようと考えていたのですが・・・。
それを知ったスレイマンの忠臣・大宰相(ヴェジラザム)イブラヒムは、後宮でのヒュッレムの権力がさらに強まることを警戒し、彼女を呼び出して話しをしようとしましたが、イブラヒムの目的がわかっているヒュッレムは会うことを拒みました。
ムスタファとメフメトの想い
そんな中、第一皇子のムスタファと第二皇子のメフメトは異母兄弟とはいえ仲がよく、その日も家臣たちの前で馬に跨って弓の腕前を披露して喝采を受けますが、傍で見ていた臆病な第三皇子のセリムは怖くて姉のミフリマーに抱きついて泣き出してしまうのでした。
そんな和気あいあいな雰囲気の中で、メフメトはムスタファに言ったのです。
「まだまだ先のことですが・・・いつか父上が亡くなられたときに、もしもわたしが帝位に就くことがあっても兄上も弟たちも殺しはしたくありません」
メフメトの言葉を聞いたムスタファは、
「当たり前だ!わたしもそう思う!!こんなに仲良く過ごしている兄弟たちを殺すなど考えられない!!」
その言葉を聞いたメフメトは安心して、
「よかった!それならわたしは帝位になどつかなくてもよいです!」
メフメトはムスタファがオスマントルコの不文律を守ろうとするなら、弟たちを守るために自分が即位しなければと思っていたと言うと、ムスタファは、
「ありがとう。だが次の帝位はやはりお前が継ぐがよい」と言ったのです。
ムスタファの母・ギュルバハルはムスタファが帝位につけば邪魔になる兄弟たちを殺すことは明白でした。
その頃、東アナドルでは”赤い帽子(クズル・バシュ)”があちこちで反乱を起こしていると報告が入り、スレイマンはとりあえずは在地の治事に任せておいて必要があれば第二宰相か第三宰相を送ればいいという判断を下しました。
ヒュッレムとイブラヒム
それからしばらくたったある日、ヒュッレムがワクフに来ていた時に、ワクフに寄進したいと言う男がやって来ました。
男は顔を布で隠していましたが、ヒュッレムはすぐにそれがイブラヒムだとわかり、侍女たちに用事を言いつけて二人だけになって話しをすることに。
イブラヒムの話は予想した通りで、ヒュッレムはメフメトを守るためにはワクフを作ったのだと話します。
「あなたはメフメトを認めておられない。私の後見である大宰相のあなたがメフメトを否定なさるなら、私が守るしかないではありませんか!!」
「ではうかがいます。メフメト殿下は誰の御子ですか?」
「メフメトは私の子です!!」
スレイマンの子か、あの夜のイブラヒムの子なのか、どちらかわからないヒュッレムには答えようもありませんでした。
対立するふたり
『オスマンの皇統を継ぐ者はスレイマンの血を引く方でなくてはならない』と頑なに考えるイブラヒムと、『父親は誰であり大切な子供を傷つけさせたりしない!なんとしても自分が守る!』と心に誓うヒュッレム。
二人の対立はさらに深まっていき、ついにヒュッレムはスレイマンに頼んでイブラヒムをクズル・バシュの反乱の鎮圧軍総司令官として東アナドルへ遠ざけてしまおうとしました。
ヒュッレムが寝所でおねだりするなど初めてのことだったので、面白がったスレイマンはすぐに彼女の願い通りにし、それを聞いたイブラヒムはショックを受けます。
スレイマンの考えは!
しかしスレイマンはただヒュッレムにねだられたからだけではなく、「今後、オスマン帝国の軍を預ける」と言ったのです。
それは大宰相としてのイブラヒムの忠誠心と力量を信頼し、広大なオスマン帝国を治めるために『皇帝の全権を委任して遠征に出る者』という地位を彼に与えた瞬間でした。
数日後、イブラヒムの壮行会を後宮で行うことになった時に、ギュルバハルが突然、イブラヒムの次の遠征にムスタファを初陣として連れて行ってほしいと願いでたのです。
スレイマンが「面倒をみることになるイブラヒム次第だな」と言うと、
「けっこうです。お連れしましょう。つきましては・・・メフメト殿下もお連れしてはどうかと思うのですが?」
イブラヒムの思いつきに、ヒュッレムは反対しますが、スレイマンは、
「いいだろう。メフメトも次の遠征に従い、初陣とするがよい」
ヒュッレムがイブラヒムを遠ざけようとした賭けは裏目に出てしまいました。
こうなった以上、メフメトの無事を祈り、彼をスレイマンの跡継ぎに必ず自分が就かせてみせると決心するしかないヒュッレムでした。
2人の皇子の初陣
東アナドルに到着したイブラヒム一行は、クズル・バシュたちを鎮圧するために作戦を立て、ムスタファとメフメトにもそれぞれ近衛隊の小隊をつけてくれぐれも深追いはしないようにと注します。
初めての戦地でムスタファは、自分の近衛隊のために食事を振るまうことで彼らの信頼を得て、これからの戦いに備えようとしました。
メフメトもまた兄を見習って同じようにします。
そしてついに戦闘が始まり、2人の皇子たちもそれぞれの隊を率いて立派に戦い、すでに勝負がついたと思われた時にメフメトが目の前の敵を深追いしてしまったのです。
そんなメフメトを狙うクズル・バシュの一人が銃を構え、危険に気づいた近衛隊の一人がメフメトを守って馬から突き落とし・・・!
メフメトの無事を確かめたイブラヒムはホッとしましたが、駈け寄ってきたムスタファが「危ない真似をするな」と叱ります。
そんな二人をずっと観察していたイブラヒムは確信しました。
次期皇帝はムスタファ皇子!
『ムスタファ殿下は皇帝陛下によく似ておいでだ。そしてメフメト殿下は・・・私に似ている・・・!!』
遠征から凱旋したイブラヒムは、彼を労うスレイマンに、
「陛下の跡を継ぐお方を目にしました。次期皇帝にふさわしいのは第一皇子のムスタファ殿下でございます」と言ったのです!
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ついにヒュッレムとイブラヒムの対立が表面化してしまいました!
元は愛しあう2人だったのに、立場や想い、優先事項の違いが、愛を引き裂いてしまう結果になってしまったのが悲しいですね。
西太后やマリー・アントワネットと並んで稀代の悪女と称されるヒュッレムですが、なぜ悪女と呼ばれるようになったのかがこれから先のお話で語られていくということか~。
つまるところ子を想う母ということなんでしょうが、権力を得た彼女がこれから何をやるのか想像すると怖いですね(@_@;)
「夢の雫、黄金の鳥籠」を無料で試し読みする方法
どうなるのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!
☟詳しくはこちらをご覧くださいね☟
「夢の雫、黄金の鳥籠」14巻の発売日予想
「夢の雫、黄金の鳥籠」14巻の発売日は、2020年夏頃ということです。
夏頃という事は、今までの発売日から考えると8月あたりではないかと予想そしてみましたが、詳しい情報が入りましたら更新していきたいと思います。
しばらくお待ちくださいね。
※「夢の雫、黄金の鳥籠」14巻は2020年7月8日に発売されました!
関連記事:「夢の雫、黄金の鳥籠」14巻ネタバレ感想 ヒュッレムの味方
まとめ
今回は「夢の雫、黄金の鳥籠」13巻の紹介でした。
ドキドキする展開でしたね!
次にヒュッレムがどう出るのか、イブラヒムがどう受け止めるのか?
早く続きが読みたいです!!
ではでは(^o^)/
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