映画【猫なんかよんでもこない】ネタバレ内容と感想&評価・ミツオと子猫

     

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引用元http://nekoyon-movie.com/

お元気ですか?うめきちです(^0^)

映画【猫なんかよんでもこない】が公開されました。

監督は山本秀監督、主演・風間俊介さん、プロボクサーを目指す男(実は猫嫌い)ミツオのところにやって来た2匹の子猫に振り回されるながら、プロの厳しい現実と挫折を描いたヒューマンドラマです。

マジ泣けましたよ~!

これは猫好きにはたまらない映画のひとつになるんではないでしょうか!

この映画は実話を基にした杉作先生の大人気コミック「猫なんかよんでもこない」を実写化した映画として話題に上がっています。

やわらかなタッチで描かれたマンガが、実写になるとこんなかんじになるのね~と思わせる心に沁みる作品です。

さて、どんな映画に仕上げられたのでしょうか?

今回の記事は、映画【猫なんかよんでもこない】のあらすじと感想・キャスト&評価を紹介していきたいと思います。

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映画【猫なんかよんでもこない】のあらすじ

プロボクサーを目指すミツオはある日、2匹の猫と同居することになりました。

なぜかと言うと、同居しているマンガ家の兄貴が捨て猫を拾ってきたからです。

ミツオはボクサーを目指してはいるとは言え、まだアマチュアです。

兄貴のところの居候なんで文句は言えません。

仕方なく猫の世話係になりました。

そもそもミツオにとって猫ってなんだったんでしょうかね。

・猫はお世話させていただくご主人様。

・猫はできの悪い子供に狩りを教えてくれる先生。

・それとも単なるペット。

黒猫のオスは「クロ」、ブチ猫のメスは小さいから「チン」と名付けられました。

網膜剥離

ボクシングの試合にあと一勝すれば世界のリングに手が届く、その悲願を達成した夜、アパートの玄関の外で待っていたのは2匹の猫・チンとクロ。

猫たちの肉球の冷たさが、自分の帰りを待っていて冷え切ったんだと思うと何だか熱いものがこみ上げてきました。

けれど、人生には思いもつかない出来事も待っています。

数日後、ミツオは医者から「網膜剥離」を告げられます。

このままボクシングをやれば必ず失明すると。

ボクシングを辞めて落ち込むミツオを励まそうと兄貴は

「これで美味いもの食って遊んで来い!」と万札を握らせてくれました。

減量を気にすることもなくなり、定食屋で思いっきり食べ、バッティングセンターやパチンコに行き、帰ってくるとまたお金を渡され、外へ行かされました。

なんて気前がいいんだ!!

けれども、ある日突然、兄貴は田舎へ帰って結婚すると言って、故郷へ帰ってしまうのでした。

ひとりと2匹

ミツオは2匹の猫と、アパートに取り残されて呆然とした日々を送っていました。

ある晩、外へでたまま帰らないチンを探していたミツオは、チンを保護してくれていた若い女性の「うめさん」に出会います。

うめさんは、「メスは避妊手術を、オスは去勢手術をしてくだい」と忠告してくれましたが、ミツオにそんなお金はありません。

そのままにしていたら、チンに恋の季節がやって来てしまったのです。

妊娠したらえらいことだと慌てて獣医へ連れていき避妊手術を受けさせました。

退院して帰ってきたチンは人が(猫が!)変わったように外へは行かなくなり、今度はクロが外出するように!

クロは近所の猫たちと戦って、戦い抜いてボスになったのです!

強くなったクロはトカゲを取って来てミツオにくれたりしました。

クロに負けないように、ミツオもバイトを探し始めました。

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引用元http://nekoyon-movie.com/

ショック!

そして見つけたのは幼稚園の給食作りの仕事です。

なんとそこに、うめさんが努めていたのでした。

この偶然を舞い上がるような気持で喜び、バイトに励む毎日です。

うめさんと仲良くなり、自然と猫の話題で話しははずみます。

猫に詳しい彼女から、トカゲをくれるという行為はクロはミツオに狩りを教えようとしているのだ。それは子猫に駆りを教えようとする親猫の態度で、ミツオを子供と同等に見ていて、つまりは見下していると言われ、ショック!

「猫たちにダメなやつと思われないように自分には何ができるのだろう?そうだ!マンガ家になろう!」

いくら兄貴のマンガを手伝っていても、ミツオは素人です。

そう簡単にはいきません。何度も応募しては落選の繰り返しでした。

それでもめげずにがんばるミツオでしたが、悲劇はまたも待っていたようにやって来ました。

クロは「猫エイズ」に感染してしまったのです。医者から、症状も進んでいてもう助からないと告げられたのです。

やがて、ミツオの腕に抱かれてクロは天国へと旅立っていきました。

もう一度

ミツオがしばらくバイトを休んでいたので心配したうめさんが訪ねてきました。

クロが亡くなったのは自分のせいだと言って自分を責めるミツオにうめさんは

「そうじゃないわ、あなたといてクロは楽しかったのよ。幸せだったと思うわ。私も飼っていた猫が亡くなった時に悲しかったけれど、そう思うことにしたの」

と慰めてくれ、お見舞いのお弁当をくれました。

弁当を食べながらチンに話しかけている時に、ふと思いついてまたペンを取り、マンガを描き出しました。

そこには、2匹の猫が描かれていました。

今度は猫のマンガでしょうか。

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引用元http://ameblo.jp/

その日、散歩から帰ってきたチンが昼寝しているミツオのそばにトカゲのお土産が。

眠っているミツオの腕の中へチンがもぐりこみ丸くなったところに一本の電話がかかってきました。

でも熟睡しているミツオは起きる気配はありません。

電話は切れ、留守電のメッセージがまわり、

「こちらは○○編集部です。先日、投稿された作品について少しお話が伺いたいと・・・」

おだやかな風が吹きこむ部屋でミツオとチンは静かにまどろむのでした。

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キャスト

ミツオ・・・風間俊介さん

兄貴・・・つるの剛士さん

ウメさん・・・松岡茉優さん

大家さん・・・市川実和子さん

定食屋のオヤジ・・・杉作さん

他の方々

監督・・・山本秀監督

原作・・・杉作先生

感想&評価

この作品は原作者・杉作先生の実体験だそうです。なるほどな猫・猫・猫ですね。

猫にまみれてうらやましいです~

ペットと一口に言ってしまいますが、猫だって一緒に暮らせばもはや、共同生活者ですね。

自分ひとりじゃ抱えきれない自分の悩みや苦しみも、ただ一緒にいるというだけで癒され前に進もうという気にさせてくれるのも猫たちがいてくれたからです。(犬だってそうですがね)

そうやって猫たちに助けられていくのは人間の勝手な気持ちで、当の猫はどう思っているのでしょうか??

映画のエンドロールを見ると「うんうん!」と思わず吹き出しちゃいますよ!

ミツオの呼び声に、

チン「よんだ?」

クロ「なんだ?めしつかい」

きっとどの猫だって飼い主のことを犬みたいに「ご主人!」なんて思ってないですね。

それが猫なんですから。

ミツオにとって猫とは、単なるペットなんかじゃなく、共に暮らす共同生活者、人生の先生(?)で、大切な心の支えです。

ーー淡々とした日常の中にある猫との優しいかかわりが人生の大きな意味になってくる・ほんとに心に沁みるいい映画でしたーー

評価としましては私的には☆5つ!ですよ。マジいい映画です。

まとめ

今回の記事は、映画【猫なんかよんでもこない】のあらすじと感想・キャスト&評価を紹介いきました。

最初のシーンで、拾われてきた2匹の子猫が狭い部屋中をドタバタと走り回ります。

ミツオが帰ってくる時間を知っていて2匹は外で待っています。

トカゲを持ってきて、生きる術を教えようとしてくれます。

別れの時、ミツオの腕の中でそっとサヨナラを告げて逝きました。

動物はものが言えない分、全身でいろいろな事をおしえてくれます。

彼らの何倍もの時間、生きて行かなければならない人間は、あの世でまたクロたちに出会った時に、

「あれからこんな風に生きてきたんだよ」

と、胸を張って言えるようにささやかでも頑張りたいですね!

ではでは(^0^)/

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