「ももももっと!」3巻完結巻ネタバレ感想 鬼に呪われた兄妹の宿命

     

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引用元https://www.amazon.co.jp/

おげんきですか?うめきちです(^0^)

中条比紗也先生の最新刊「ももももっと!」3巻完結巻が2019年3月20日に花とゆめコミックスから発売されました。

桃太郎や鬼の生まれ変わりである6人の人間と刀の精・ハリ丸が過去世からの運命に翻弄される物語です。

  • 突然自分の正体を明かすような発言をした仁科葉月。
  • 葉月と同じ夢を見ていることを知った桃。
  • 病に苦しむ親友の菫とその兄・葉月の間にあった信じがたい事実とは?

桃太郎の生まれ変わりの百瀬桃の命がかかった最終巻です!

今回の記事は「ももももっと!」3巻完結巻の紹介をしていきたいと思います。

「ももももっと!」2巻 

  • あらすじと感想
  • まとめ

(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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「ももももっと!」3巻完結巻

あらすじと感想

4人の結束

葉月は夜の公園で傀儡針を仕込んだ妖を作りだして桃たちの帰りを襲わせると、たちまち4人は半透明の妖にグルグル巻きにされてしまいました。

ハリ丸が咄嗟に志朗、アサヨシ、爽太の3人にそれぞれの体に刻まれた星の痣に意識を集中させ、桃には鍔を強く意識させます。

すると4人がバチーッと繋がった瞬間、鍔が光り、刀を握ったように構えた桃が妖を切りつけると、そいつは霧散して後にはたくさんの傀儡針が残されていました。

不思議な夢

その夜、桃は時々見る不思議な夢を見ました。

浜辺で子供が泣きながら「なんで兄を斬った・・・お前を許さない!!」と言うのです。

鬼の正体は!?

翌日の朝、登校すると元気になった菫と彼女を守るように付き添う葉月に出会うと、昨夜、忍者たちに負わせた妖の消えた先が仁科だったことを思い出しました。

けれど『まさかね・・・』と思う桃の気持ちを裏切るように、葉月は突然桃たちの正体を知っているとつぶやき、それは逆に彼の正体を明かしているようなものでした。

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そこに疑問を感じた桃は、直接本人に聞いてみると言う手段に出たのです。

ところが桃が浜辺で泣いている子供の夢の話をすると、突然大きな声を出す葉月!

明らかにあの夢に動揺している葉月に「あの子は先輩だったんですね」と桃は言いました。

葉月は鬼の子孫だけではなく、鬼の生まれ変わりなんだと確信し、お互いの深い因縁を感じるのでした。

化け猫の招待

そんなある日、再び菫が倒れてしまい、心配する桃のところに葉月から『菫と一緒に待っている』というメールが入ります。

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不安を感じつつも会いに行ってみることにした4人を迎えに来たのは尾が二つになった化け猫でした。

化け猫に連れられて行った先は人気のない病院で、いつの間にか桃はみんなとはぐれてしまい、気がつくと浜辺に来ていたのです。

しかしすぐに幻影だと気づいた桃に、「残念・・・もう正気に戻っちゃったか」と言う葉月が彼女を案内した部屋では菫がベッドに横たわっていました。

「菫を蝕んでいるのは鬼の呪いだよ」

葉月は自分と菫にかけられた鬼の呪いの話を語り始めたのです。

鬼の呪いの話

その昔、葉と言う名の少年は生まれてすぐに山に捨てられていたところを『兄』に拾われて育てられました。

やがて兄を慕う仲間が集まり、生きて行くために人を襲い、村を焼き、いつしか『鬼』と呼ばれるようになったのです。

ところで葉には不思議な力があり、岩に穴を開けるほどのパワーで倉を破ったりできるけど乱暴なことはからきしダメでした。

その反面、傷を治したりもできるのです。

ある時、浜で出会った桃太郎という少年の傷を治してあげた時に「すげー!」と感心されたこともありました。

鬼退治

けれどまた会いたいと思っていた桃太郎と次に再会したのは最悪のシチュエーションでした。

桃太郎は鬼退治にきて、兄を殺したのです!

その時、葉のパワーで鬼切り丸は粉々になりました。

そして葉は桃太郎たちに呪いをかけたのです。

鬼の呪いと兄妹の宿命

葉月の家はその直系の子孫で、桃太郎を殺すために一世代に1人鬼の血を引く男子が生まれるのですが、葉月と菫の場合事情は少し違っていました。

どういうわけか鬼の力は葉月に、呪いは菫に被ってしまったのです。

鬼の呪いを受けたものは短命で、日増しに強まる呪いに今や菫はいつまでもつのかわからい状態でした。

菫を助けるためには桃の命であがなうしかないというのです。

菫の体から発生している妖の触手のような物が桃の首に巻きついてきて、菫の苦しみを知った桃は、苦しい息の下でつぶやきました。

「桃太郎だったのに気づいてあげられなくてごめんね」

意識の無いはずの菫の目に涙が・・・。

シュルッと外れる触手。

二人を包む繭

一方、桃とはぐれたあと化け猫との猛攻に勝ったハリ丸たちはようやく結界を破って桃のいる部屋に現れました。

しかし彼女の首の絞めあとを見てカッとなった志朗たちが振り返ると、そこには繭のようなものが葉月と菫を包み込んでいたのです。

鬼斬丸の復活!

ハリ丸は傀儡針はすべて取り戻したと桃の手に乗せ、ポケットに入っている鍔を出すとシュルルルっと鬼斬丸が現れました。

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鬼きり丸を手にした桃と志朗、アサヨシ、爽太が力を合わせて繭を切り裂いて中の二人を救いだすと葉月がとんでもない事を!

「僕を殺して鬼退治をすれば菫は助かる!」

けれどそれで呪いが解けるわけではない言うとハリ丸は、

「呪い本体をたたく必要があります」

それは菫をってこと?

するとそれを聞いていたかのように菫の体から呪いの触手が伸びて来て、今度は葉月と菫をグルグル巻きにしてしまったのです!

「呪いの最後の悪あがきです!」

「僕ごと斬れ!」

意を決した桃は、「呪いだけ斬る!」と、みんなの力が結集した鬼切り丸を二人に突き刺しました。

次の瞬間、そこに見えたのは暗闇で苦しむ葉の姿でした。

桃がそっと手を触れるとその暖かさで彼は自らの呪いから解き放たれて、鬼の呪いも消えてなくなりました。

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あのあと鍔とハリネズミの根付けを残してハリ丸はどこかへ消えてしまって、いつまでも忘れないと誓う桃を見守る志朗のまなざしが次の展開を予想させてくれてニヤついてしまいました。

それはまた別の物語でってことですね(#^^#)うふふ

いや~怒濤の展開でした!

それにしてももっと続くと思っていたのに3巻で終了はちょっと寂しいカモです。

化け猫のシーンとかはちょっと怖かったですけどね~!

ハリ丸が続編とか後日談ででも登場してくれたらいいのになって思いました。

それと仁科葉月がもっと悪に徹してくれたら面白かったのに、彼はやっぱりだから悪者にはなりきれない優しいお兄ちゃんだったんですね。

まとめ

今回の記事は「ももももっと!」3巻完結巻の紹介でした。

もっと読みたいです~(ノД`)・゜・。終わるのが寂しい・・・。

ではでは(^0^)/

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