引用元http://everest-movie.jp/
お元気ですか?うめきちです(^0^)
2016年3月12日夢枕獏先生・原作の映画【エベレスト神々の山領】が公開になりました。
主演は岡田准一さん・阿部寛さん・尾野真千子さん、平山秀行監督、原作は夢枕獏先生による映像不可能と言われた壮大なスケールの山岳映画です。
標高8,848m・氷点下50℃の極限状態の世界での、伝説の登攀者・羽生丈二の決死の冬季単独登攀。
それを追いかける山岳カメラマン深町誠と山に命をかける男たちを描いた手に汗握る物語りの数々。
今回の記事は、映画【エベレスト神々の山領】のあらすじと感想&評価とキャストを紹介していきたいと思います。
(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
映画【エベレスト神々の山領】のあらすじと感想&評価
この映画は、ネパールのカトマンズで深町誠が孤高の天才クライマー羽生丈二と出会ったことから始まります。
しかし羽生は数年前にネパールで消息を絶ち、生きていないと思われていたはずの男でした。
そもそも死んだと思われていた男がなぜネパールにいたのでしょうか?
そしてその謎を追っていたはずの深町がなぜ今度は自らエベレストに登ることになったのでしょうか?
理由はいくつかあげられます。
・伝説のクライマー「ジョージ・マロリー」の遺品であるカメラの意味が知りたかった。
・羽生の登攀を最後までカメラに収めることができず、悔しかった。
・エベレストに登り、羽生の心を知ろうとした。
やがて、標高8000mの猛吹雪の中であきらめかけた深町の耳に響いた声は彼を生還へとみちびいて行きます。
偶然の出会い
引用元http://everest-movie.jp/
1993年二人の犠牲者を出して失敗に終わった日本のエベレスト遠征隊に山岳カメラマンとして同行した深町誠は、予定していた写真集がキャンセルになり、目的を見失いあてもなくカトマンズの街を彷徨っていました。
ふと立ち寄った古道具屋で見つけたカメラは、あの伝説のクライマー「ジョージ・マロリー」のカメラではないかと気づきます。
そこへシェルパのアン・ツェリンとビサル・サルパが現れてそのカメラは盗品で本当の持ち主は自分たちであると言って持ち去って行きました。
深町はビサル・サルパの顔に見覚えがありました。
かの天才クライマーの羽生丈二だと直感が訴えていました。
日焼けして浅黒い顔の岡田准一さんは濃い顔立ちのせいもあってか、まるでネパール人と言ってもいいくらい、あちらの人と違和感なく見えました。メイクさんの力ってすごいですね!
最初、岡田くんだと思えませんでしたよ。
さすがなりきり度100%です!
羽生の過去
日本へ帰国した深町は「ジョージ・マロリー」のカメラをめぐって大スクープが狙えるとふんで、まず羽生丈二のことを調べることにしました。
羽生の過去を調べるうちに天才的な登攀センスをたたえられながらも、人間的には最低だと彼がいかに周りから嫌われていたかを知ることとなります。
そんな中ただひとり、羽生を慕う若いクライマー岸文太郎と出会いますが、二人で登攀中に岸が転落死してしまいました。
岸の死は羽生がザイルを切り自分だけ助かったという噂が広まり、ますます単独の登攀をするようになって行ったのです。
口下手だったり、人付き合いの不器用さから孤立してしまう羽生の屈折した心と、山が好きでたまらないと言う時のいかにもうれしそうな顔のギャップがたまりませんねぇ。
孤独な男って母性本能をくすぐるんですよ~
岸涼子
羽生の過去を調べている深町のところに一本の電話がかかってきました。
それは岸文太郎の妹の岸涼子でした。
彼女は岸文太郎の妹で、羽生の恋人でもありました。
ある日突然自分の前から姿を消した羽生をずっと探していたのです。
深町のことを知り連絡してきた涼子は、自分も一緒にカトマンズへ行きたいと言いだしたのでした。
カトマンズでやっと探しあてた羽生は、そこで結婚していて、子供もふたりいました。
涼子はあきらめて日本に帰国することにしましたが、深町はもう一度、羽生に会いに行こうと思いました。
やがて羽生は必ずもう一度、エベレストに登攀すると確信して登山道で待っていると、予想通り羽生が登ってきました。
「あんたが登る姿をうつさせてくれ!お願いだ!」
「・・・俺を撮れ!俺が逃げ出さないように!」
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ふたりはクライマーとカメラマンとしてエベレスト登攀にいどみます。
そして、深町が離れた所から撮影していると、突如天候が変わり、羽生は猛吹雪の中に消えてしまいました。
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すごいシーンでしたね!
見る間に吹雪に包まれていく様は思わず、逃げてーって叫びたくなりましたよ!
一緒に帰ろう
不器用で一本気な羽生の心を知りかけた矢先の突然の悲劇は、深町の心を暗い雲で覆い、帰国しても悲しみから抜け出すことができません。
撮った写真も公開することなく焼いてしまいました。
そしてまた涼子と再会し、ふたりは再びカトマンズへ行くことにします。
深町は羽生が挑戦した「冬季南西壁・単独無酸素登頂」の道をたどりひとりで登攀していましたが、やはり急な天候の変化で遭難しかけてもうダメかとあきらめかけた時、耳に響いた「深町!あきらめるな!」と言う声を頼りに進むと、そこには岩陰に凍りついていてもなお前を見据え座る羽生がいたのでした。
その足元には伝説のクライマー「ジョージ・マロリー」の遺品と見られる物も散乱しています。
羽生はエベレストの登頂に成功したのでしょうか?
それとも、実は「ジョージ・マロリー」の所へ来るのも目的のひとつだったんでしょうか?
深町は羽生の凍った手に涼子から託されたペンダントをかけると、
「羽生さん、一緒にかえりましょう。俺に取り憑いてくれ!」と羽生にすがりつくのでした。
やがて、ベースキャンプで深町の無事な帰還を祈り、待っていた涼子とアン・ツェリンの目に今にも倒れそうな深町の姿が映るのでした。
エベレストで1ヶ月のロケで実際に登山したんだと聞いて驚きました。
岡田准一さんも、阿部寛さんも体力があるんですね~
さすがに、8800mからのシーンは日本で撮影したそうですが、最後の氷ついた羽生は、阿部寛さん本人の渾身の演技です。
パンフレットで確認するまでは人形かもねって思っていました。
-15℃の冷凍庫で微動だにせずの撮影だったのだそうです。ご苦労様です!
そして、最後にエベレスト山をバックに流れる「喜びのシンフォニー」の曲に、山は人間のことなど些少な事はもとより、すべての出来事にさえ我関せず、「ただあるがままと言う大きな流れに意味があるのだ」と言われているようでそこに感動してしまいました。
【この映画の私の個人的な評価です】
映画自体はわりと淡々とした記録映画的なカンジもして途中ちょっと眠たくなりました。
なので映像の素晴らしさと最後のシーンは文句なしの【☆5】ですが、途中で眠くなっちゃったので総合評価【☆4】です~(^_-)-☆
気になるキャスト
深町誠・・・岡田准一さん
羽生丈二・・・阿部寛さん
岸涼子・・・尾野真千子さん
岸文太郎・・・風間俊介さん
アン・ツェリン・・・テインレイロンドゥップさん
長谷歩・・・佐々木蔵之介さん
宮川さん・・・ピエール瀧
甲本雅裕・・・井上眞紀夫さん
その他多くの方たち
監督・・・平山秀行監督
原作・・・夢枕獏先生
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まとめ
今回の記事は、映画【エベレスト神々の山領】のあらすじと感想&評価とキャストを紹介してみました。
エベレストの山々の映像がすごい迫力ですが、岡田くんや阿部寛さんの鬼気迫る演技に圧倒されてしまいました。
観終わってしばらくはボーっと」なりましたよ!
それにしても、カトマンズの街のごちゃごちゃ感と、エベレスト山の静かな迫力とに、ネパールに旅行に行ってみたいと思わされる映画でした。
ではでは(^0^)/