引用元http://www.mbs.jp/kioku/
おげんきですか?うめきちです(^0^)
MBS開局65周年記念番組で、新春ドラマ特別企画【しあわせの記憶】が2017年1月8日(日)201:00~に放送されました。
主演・渡辺謙×北川景子×二階堂ふみ×麻生祐未、その他豪華なキャストと大石静氏の脚本で綴る愛情いっぱいのホームドラマです。
借金が原因で離婚した父親がふらりと舞い戻った家では、別れた妻の再婚問題や成長した二人の娘たちの生活などの日常のさまざまな問題にあふれていました。
今回の記事は、
◆【しあわせの記憶】のあらすじと感想
◆キャスト
◆まとめ
以上の紹介をしていきたいと思います。
(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
【しあわせの記憶】のあらすじと感想
母の口紅
5年前に離婚して父が出て行き、母娘3人の津島家の朝はいつものように始まりました。
母の純子はコーヒーショップでパートをしています。
長女の夏波は会社経営をしてガンガン働いています。
妹の冬花は就職浪人で今はコンビニでバイトしています。
今日もいつもと同じ朝の光景でした。
が、一つ違っていました。
それは、母の純子が口紅をつけていたのです。
口紅なんて何年もつけたことなかったのに何かあったのでしょうか。
父の出現
父の三浦太郎は清掃会社に努めていましたが、リストラに合い、住んでいたアパートも家賃不払いで追い出されていく所もお金もなくなって娘の夏波の経営している会社『インターモシュ』にやって来ました。
かつて両親は弁当屋をやっていました。
その頃はまだ珍しかった弁当屋は大当たりして5号店まで持つようになりましたが、大手の弁当屋が出現してきて、あっという間につぶれてしまったのです。
それからの父はまったく働かなくなり、浮気までする始末でした。
不貞の現場を見つけた夏波に「お母さんと離婚して!」と言われ、ある日、離婚届けを置いて姿を消したのでした。
夏波と吉岡
夏波と大学時代の友人の吉岡幸起は大学生の頃に共同経営で始めた仕事が、今は大勢の社員を抱える大きな会社になっていきました。
しかし、今『インターモッシュ』は経営の危機に差しかかっていました。
父、探偵になる
父の太郎が会社に訪ねてきたのに、夏波は冷たく追い払いました。
しかし夏波は気が変わり、太郎がガッカリして出て行くところを追いかけきてある話を持ちかけました。
それは最近、恋人ができたらしい純子の相手の調査でした。
「どうせお金もないし、やることもないなら1日1万円でやって!いくとこもないならうちに来ればいいわ」
そう夏波に言われて津島家に居候しながら調査を始めました。
家に入った太郎はソファのごろっと寝転んで懐かしさを噛みしめています。
引用元http://www.cinemacafe.net
夏波は冬花には父を家に入れた本当の理由を話しましたが、純子には夏波の会社に訪ねて来た時に高血圧で倒れたから家に連れて来たと言いました。
純子、デートする
純子の恋人の尾方正志は、コーヒーショップに豆を卸しているいる店『まめや』の店員でした。
純子の働く店に配達に来るうちにつき合うようになったのです。
二人はカフェで楽しそうにデートをしています。
太郎の胸中は複雑なものがありましたが、かつて自分が純子にしたことを思えば、今度こそ幸せになってもらいたいとも思うのでした。
冬花、バイト先で怒られてばかり
冬花は50社以上の入社試験に失敗して、自分がやりたいこともわからずただ流されるままにコンビニで働いています。
だから些細な失敗が絶えず、先輩の田島佑からはいつもキツイ口調で怒られていました。
たまたま冬花の様子を覗きにきた太郎がその現場を見て、あまりの叱り方に腹を立てて田島に抗議したりする場面もありました。
父の気持ちはうれしいけれど冬花にはどうでもいいものでもありました。
冬花は自分に自信がなく、自分なんかいない方がいいんだなんて思ったりすることもあったのです。
尾方正志について報告その1
太郎の調査の結果、尾方正志は『まめや』で働くようになったのは2年ほど前からで、それ以前は不動産業をやっていたようですが、事業に失敗して大きな借金を抱えたのです。
『まめや』の店主から話しを聞いた帰りに、偶然通りかかったキャバクラの前でホステスとイチャついている尾方を見かけました。
『借金があるくせに何やってんだ・・・!』
田島佑と冬花
田島はシフトが休みの日にバイト先のコンビニに来て冬花を叱っていきました。
バイト仲間の言うことでは、田島は今日は声優のオーディションを受けに行ったのだそうですが、あの様子ではダメだったみたいですね。
彼もまた、自分がやりたいことが何なのかわからない人間でした。
純子の失恋
家に帰った太郎は、純子に尾方のことを話しました。
太郎がここにいる本当の理由が尾方の身辺調査だと知った純子は、ちょうど帰宅した夏波を責めて自室に閉じこもって泣いています。
「バレちゃったね・・・」
冬花の言葉に
「これで良かったんだよ」
太郎と夏波は言いました。
翌朝、自分の役目は終わったからと言って出て行こうとした太郎に純子は言いました。
「行く先が決まるまでもう少し居ていいわよ」
「お前には幸せになってもらいたいんだよ・・・」
夫婦ではなくなっても家族のなごりを残すふたりです。
次の日、パート先のコーヒーショップにいつものように配達に来た尾方を避ける純子でした。
吉岡と父
この前に『インターモッシュ』に行った時に吉岡の親の出身が青森だと知った太郎は、自分も青森出身なのでなんだかうれしくなって、故郷からリンゴが届いてるから家に取りに来いといってありました。
吉岡がリンゴをもらいに来たので、そのまま飲みに誘って夏波との進展具合を聞いてみました。
けれど吉岡の返事はあまりいい返事ではありませんでした。
「ビジネスパートナーって難しいんです・・・」
吉岡にその気があっても、夏波にはないということですね。
ある日のコンビニ
冬花はいつものごとく、小さな失敗をしてしまいました。
ところが田島は今日は怒りません。
それどころか
「お前のこといろいろ言ってごめんな」
と謝ってきたのです。
田島はバイトを今日でやめるのだそうです。
「やめてどうするんですか?」
「まあ、いろいろとな・・・」
経営者としての考え
『インターモッシュ』には他の企業から融資の話がいくつか来ていましたが、夏波はまったく乗り気ではありませんでした。
融資を受ければ、それは事実上の合併ということだからどうしても嫌だというのです。
一方、吉岡は融資を受けてこの危機を乗り切り、社員たちの生活を守りたいと言います。
何度話し合っても二人の意見は平行線でした。
その夜、家に帰る途中でボーリング場の横を通りかかった夏波は、思いついたようにボーリング場へ入って行きました。
夏波を待っていた太郎は、ボーリング場へ入って行く夏波を見かけてついて行きました。
夏波と太郎はボーリングをやりながら昔、家族でボーリングをした思い出を懐かしそうに話しました。
引用元http://www.cinemacafe.net
太郎に吉岡をどう思っているのかと聞かれて
「ビジネスパートナーって一つの時代が終われば別れるものよ。意見が違えばそれぞれの道を行くのよ。そういうものよ」
強がっているのは見え見えですが・・・。
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尾方正志について報告その2
次の日の夜、再び例のキャバクラの前で尾方を見かけました。
しかし彼は客ではなく、従業員でした。
改めて話を聞いてみると、尾方は不動産投機に失敗して4000万円の借金を作ってしまい、その心労から身体を壊した妻が亡くなってしまいました。
もう何もかも無くなったと思った尾方はこのまま死んでしまってもいいかなと思っていたけれども、その時『まめや』で飲んだコーヒーがとても美味しくてなんだかもう一度頑張ろうと思ったのです。
『まめや』とキャバクラで働いて借金を返しながら、自分の店を持つための資金も貯めているのです。
『まめや』で働くうちに純子と出会って、この人と一緒に店が持ちたいと思うようになりましたが太郎が戻ってきたので諦めようとしていました。
「もう一度、家族が欲しいんです」
尾方は振り絞るように言いました。
家に戻ってきた太郎は押し入れの中から懐かしい物を見つけました。
昔、純子と初めて出会った野球の試合会場で買ったマスコットやメガホンです。
二人の大切な思い出の品でした。
やがて帰宅した純子とその思い出を語り合いながら、さっき尾方に聞いたことを伝えました。
「あいつはホントはいい奴だった。お前があんまり美味そうにコーヒーを飲むから惚れちまったんだってさ」
太郎の話を聞いてももう結婚はしたくない、一人の方がいいと言う純子に
「結婚しなくても家族になればいいじゃないか」
幸せになれよと太郎は言いました。
冬花の家出
その時、冬花のバイト仲間から電話があり、冬花がバイトに行ってないことがわかりました。
冬花の部屋には
『わたしにはなにもないーーー』
という書置きが!
最近元気がなかった冬花がもしかしたら・・!
最悪のことが頭に浮かんでいた3人は警察にも連絡して冬花の行方をさがしました。
と、その時、冬花から山梨の古村町(西湖の畔)にいるというメールが来ました。
3人は大慌てで山梨へ向かいました。
この時に3人が乗って行った車は前に太郎が勤めていた清掃会社の清掃車で、同僚の佐藤から無理やり借りたのです。
ともかく3人が乗った清掃車は一路、山梨の西湖へ向かいます。
現地に着いた3人は大声で冬花を捜しました。
すると湖のほとりに佇む冬花を太郎が見つけました。
てっきり冬花が湖に飛び込むかもと思った太郎は焦りました。
ところが、実は冬花は田島に誘われて古村町で行われている農業体験に参加しに来ていたのです。
田島がバイトを辞める理由を聞いて、自分も何かやりたいと思ったから田島についてきたのだと言いました。
冬花の決心を聞いた太郎は田島に言いました。
「冬花の名前は、冬でも一輪、凛と咲いてる花のように冬花がいればみんなが幸せになれるようにって意味なんだ!萎れさせたら許さないからな!!」
「はい!」
「あたし、がんばる!!」
車に戻った3人は冬花の思い出を話しながら弁当を食べました。
「あなたもいいお父さんしてたわよ」
しみじみと純子が言いました。
家族の旅立ち
やがて、純子は尾方と結婚する決心をして引っ越しをする日がやって来ました。
太郎は玄関で、新しい夫と旅立つ「元妻」を見送ります。
もう夫婦ではなくなった父と母に今までよりも家族って感じがすると思う夏波でした。
純子のいなくなった家で夏波とコーヒーを飲みながら
「記憶なんだなぁ・・家族って。離れ離れになっても家族って糸みたいなもんでつなっているんだなぁ・・・」
太郎がつぶやきが二人の胸の底に沁みて行きます。
次のお正月、津島家に集まった家族4人は、それぞれの近況を話しながらおせち料理をつついています。
夏波は『インターモッシュ』を他社に合併吸収させて経営を譲り、吉岡と二人でミャンマーとバングラデシュでエステの会社を立ち上げることにしました。
冬花は農家の出荷や仕事で忙しそうです。
純子も幸せそうです。
太郎もこの広い家で一人は嫌だから家を出て、新しい人生を踏みだすのでした。
キャスト
三浦太郎 / 渡辺謙さん
津島夏波 / 北川景子さん
津島冬花 / 二階堂ふみさん
津島純子 / 麻生祐未さん
田島佑 / 千葉雄大さん
佐藤友義 / 山崎樹範さん
吉岡幸起 / 三浦貴大さん
尾方正志 / 菅原大吉さん
脚本・・・大石静氏
音楽・・・木俣良氏
プロデューサー・・・志村彰氏
まとめ
今回の記事は、
◆【しあわせの記憶】のあらすじと感想
◆キャスト
以上の紹介でした。
良いドラマでしたね。
新春一番かもしれません。
録画は消さずにとっておこうと思います。
ではでは(^0^)/