かねもりあやみ【サチのお寺ごはん】1巻ネタバレ内容と感想&精進料理

     

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引用元www.amazon.co.jp

お元気ですか?うめきちです(^0^)

かねもりあやみ先生の【サチのお寺ごはん】1巻が2015年11月25日に発売されました。

発行元は秋田書店のALC DX、原案協力・久住昌之氏&監修・青江覚峰氏による、精進料理グルメまんがです。

「幸薄い」という諺になぞらえたような名前の「臼井幸(うすいさち)」と、たまたまコンビニで知り合ったイケメンの料理名人坊主の源導さん&唐丸くん・小木さんの3人の精進料理をテーマにしたおいしくてキュートでグルメなマンガです。

今回の記事は、

・【サチのお寺ごはん】1巻のあらすじと感想

・精進料理とは?

・まとめ

以上の紹介をしていきたいと思います。

(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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【サチのお寺ごはん】1巻のあらすじと感想

1)幸せの大豆だし

臼井幸27歳・・名は体を表すという

諺をなぞるようにすべてのアンラッキーを

背負っているような人生を歩いているOL。

すべてをあきらめて生きてきた彼女の座右の銘は

『人生期待したら負け』

そう思っていたのに、ある夜のコンビニで

出会った3人組によって目から鱗が落ちるような

美味しい料理に目覚めることになったのです。

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今日も今日とて終わらない残業を持ち帰り、

よろよろと立ち寄ったコンビニで

ビールを買おうとしたその時、

昨日の3にんのうちのひとりと再会したのです。

彼「唐丸篤」に強引に連れてこられたのは

《縁泉寺》というお寺でした。

その寺の住職の「源導さん」と精進料理を

学んでいる「小木さん」と唐丸くん、サチの4人で

花見をし《なすの利休汁》をご馳走になりました。

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(利休汁というのは、ゴマの入ったお味噌汁の

ことで千利休が好んで食べたことから利休汁と

呼ばれるようになったということです)

ほっこり心まであったかくなったサチは

自分でも作ってみようとがんばりました。

でも、確実に同じ材料が揃えられるわけはないので、

取り敢えず手近な材料で作ってみましたが・・・

なんか違うんです。

源導さんは「こだわりは捨てなさい」

と言っていたけれど、

料理にはやっぱりこだわりが必要みたいです。

大豆のお出汁からきちんと作ってみるのでした。

2)揚げたての春

サチと同期の前澤さんは仕事もできるしキレイだし、

上司からも一番期待されていて

サチはとても羨ましいと思っていました。

またまた今度は駅で唐丸くんにバッタリ会って、

お寺に連れてこられてしまいました。

今日のお寺のご飯は「春素材の揚げ物」でした。

精進料理にも揚げ物があるんですね~。

実は今朝、コンビニでフライドチキンを買って

食べているところを唐丸くんに

目撃されていたのです。

唐丸くんに野菜不足を指摘されて

ドキッとするサチでした。

さて、源導さんが作ってきた揚げ物とは、

《春巻き》でした。

「春巻きは春の節句の料理として

食べられているので春巻きと言うのだそうです」

そう説明する小木さんは将来オーガニックの店が

持ちたいので源導さんに弟子入りしているのだといいました。

ちなみに唐丸くんは実家の寺を継ぐために

仏教系大学に通うかたわら、源導さんのところで

勉強しているのだそうです。

少し元気がなかったサチの小さな悩み

(同僚を羨ましく思うこと)

を聞いてくれた源導さんに

「臼井さんも誰かから羨ましく思われているかも

しれないですよ」

そう言われて何だか元気が出てきました。

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そして、日曜日 今度はきちんと材料を揃え、

根気よく落ち着いて春巻きを作ってみるのでした。

3)焦げてほっくり

サチは久しぶりに大学時代の友達と会っていました。

そして学生時代から引っ込み思案で大人しく、

彼氏ができない事では絶対に自分と仲間だと

思っていた友人のまっちゃんに彼氏ができたと

聞いてショックを受けるのでした。

ぼんやりと歩いているといつの間にか縁泉寺の

前まで来てしまいました。

「負のオーラを全開にしている」

と唐丸くんに指摘され、お寺に連れ込まれて

源導さんの所まで連行されてしまいました。

サチの話を聞きながら源導さんは七輪で火を

起こしていました。

そこへ小木さんが持ってきたのは空豆でした。

空豆を七輪の網に直置きして焼くのです。

「じっくりゆっくりです。

急いては事をし損じる、焦ってはいけませんよ」

「空豆は空豆だから美味しいのですよ」

そう言いながら焼きあがった空豆を

渡してくれました。

そしてこの空豆に田楽味噌をつけて食べると

めちゃくちゃに美味しいのです。

味噌のうえにのせたケシのツブも

プチプチして言い食感です。

じっくり、ゆっくり、のんびり、焦らない焦らない!

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翌日、一駅先の先の大きなスーパーでしっかりと

材料を揃えたサチは空豆をトースターで

ゆっくりと焼きながら、

八丁味噌をすり鉢ですり、味噌田楽を作りました。

まっちゃんからのメールにも素直に心から

「おめでとう」と返すことができたのでした。

4)塩と水だけ

臼井幸27歳、「今日の私はひと味ちがう!」

健康診断の結果が思わしくなかった彼女は

今日から一日一万歩を歩く決心をし、

ウォーキングをしていました。

数分後、息が切れてきたサチは縁泉寺で

休憩をしていました。

すると、本堂の中から何やら声が聞こえてきます。

それは来週からやるお祭りの会合でした。

本堂に来た源導さんにサチは子供の頃の

お祭りの思い出を話していると

唐丸くんにトウモロコシの粒を切り取る手伝いを

たのまれました。

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今日はトウモロコシの料理のようですね。

(トウモロコシって芯までたべれるのだそうです!

知りませんでしたね(≧▽≦))

出来上がった「トウモロコシのすり流し」は

とても美味しいものでした。

トウモロコシ以外は塩と水だけで作れるのです!

感動しながら役員のおじさんたちと食べていると、

唐丸くんがサチに爆弾発言をしたのです。

縁泉寺の住職は

源導さんのおじいさんで、源導さんは若さん。

なんと源導さんのおとうさんはお寺を継ぐのが

嫌で家出したのだそうです。

ビックリしながらも結局、後片付けまで手伝って

トウモロコシご飯のお昼をご馳走になっていると

さっき話題に上った縁泉寺の住職である

おじいさんが現れました。

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穏やかな源導さんとは対照的な

迫力あるおじいさんです。

そしてサチのことを嫁候補の女性だと

しっかり勘違いしていきました。

5)まーるくなーれ

ある日、奇跡的に残業なしで帰宅した

サチのところに届いた荷物は実家からの

大量のジャガイモでした。

「・・・こんなにどうしろと・・・」

会社の人に配ってもまだたくさんあるので、

常日頃お世話になっている縁泉寺におすそ分け

することにしました。

そして例によってお寺ご飯の登場です。

サチの持ってきたジャガイモが《肉じゃが》

ではなくてお麩を使った

《お麩じゃが》になりました。

源導さんは、サチがいびつに剥いたジャガイモの

ひとつひとつに面取りして

「まあるくなれば口当たりも優しくなって

ケンカもしないのです。

この一手間が料理を美味しくするのです」

と何気なく言いました。

いつもなら残った料理を分けてもらって

持ち帰っていたサチですが、

今日は自分で作ってみたいからと

お持ち帰りは遠慮しました。

初めて縁泉寺を訪れた頃より格段に成長したサチは、

さっきの源導さんの何気ない一言に

考えさせれたのです。

大量のジャガイモに腹を立てていたはずの実家に

お礼の電話をかけました。

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週明けにいつもはコンビニ弁当のサチが

お弁当を持ってきていました。

おかずはお寺で教わったお麩じゃがです。

6)旬のときだけ

今夜のサチは人数合わせのために

合コンに参加していました。

もちろん美人でおしゃれな

前澤さんも参加しています。

ところが・・・30分後におしゃれな前澤さんは

酔いつぶれていました。

酔っぱらってしまった前澤さんをタクシーで

家まで送ると、彼女の部屋は

なんと汚部屋だったのです。

数日後、サチと前澤さんは

縁泉寺を訪れていました。

サチがお寺の影響で変わったことが

うらやましかったという前澤さんの相談に

のってもらおうと連れてきたのです。

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源導さんが用意してくれたお茶請けのお菓子は

《スイカのフラッペ》でした。

タネを丁寧に取り除いたスイカを氷と一緒に

ミキサーにかけて作るのです。

すっきりと甘いおいしさです!

スイカのフラッペに感動しながらみんなで一緒に

食べました。

前澤さんの悩みは

「やる気が出ない自分をどうにかしたい」

というものでした。

しかし、源導さんに

「スイカだって一年中おいしい実があるわけじゃ

ありません。実がない時でもスイカはスイカです」

「そんなに頑張る必要はないのでは?

休むことも大切ですよ」

そう言われて肩の荷が下りた前澤さんは

今日もますますバリバリ頑張っています。

書籍情報

感想

精進料理というチョイスは意外でした。

日本料理やフランス料理のシェフの物語はよくありますよね。

同じ日本の料理なのにあんがいとなじみがない分野です。

そのせいかスゴク新鮮なカンジがして一気に読んでしまいました。

家庭でも簡単に作れそうなメニューもあり、ちょっとやってみようかなって気になってしまいますね~

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精進料理とは?

精進料理というのは、修行僧の食事のことです。

動物性のたんぱく質とネギ類を抜いた料理です。

牛豚鳥肉はもちろんのこと、魚も貝もいけません。

牛乳も卵もアルコールも×

当然ですが、カツオ出汁やイリコ出汁も使ってはダメなのです。

つまり、完全な菜食主義ということですね。

でも、動物脂肪の代わりに大豆やゴマから植物脂肪を取っています。

工夫次第では野菜類ばかりでもかなりのボリュームがあるメニューもあるそうです。

かなりヘルシーなのでダイエットになること間違いないと思いますよ。

まとめ

今回の記事は、

・【サチのお寺ごはん】1巻のあらすじと感想

・精進料理とは?

以上の紹介でした。

グルメマンガはいろいろありますが、精進料理とは面白いですね。

美味しそうな精進料理を期待しています。

ではでは(^0^)/

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