お元気ですか?うめきちです(^o^)/
2019年12月28日に発売されたばかりのメロディ2月号(2019)「大奥」第74回をさっそく読んでみました。
- 元は陰間だった大奥総取締・瀧山
- 家茂が薨去し、徳川宗家は一橋慶喜が継ぐこととなった今、大奥の存続は危ういものになってきていた・・・
- 幕末を迎えつつある大奥での瀧山の最後の仕事とは・・・
ということで、今回はメロディ2月号(2020年)に掲載された「大奥」第74回《大奥総取締・瀧山》を紹介したいと思います。
「大奥」第74回《大奥総取締・瀧山》
- あらすじと感想
- この続きはいつ読める?
- メロディ2月号に検索はこちら
- まとめ
(※ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「大奥」第74回《大奥総取締・瀧山》
あらすじと感想
元陰間だった瀧山
今でこそ大奥総取締・瀧山は、大奥に勤める前は芳町で働く陰間でした。
若い頃から瀧山のことを贔屓にしてくれた松坂屋が今も変わらず通ってくれて、勉強したいという彼にオランダ語の辞典を贈ってくれますが・・・。
真面目な彼のことを良く思わない同僚の陰間たちに、せっかくもらった本をビリビリに破られてしまったりし、トウが経った陰間は幇間になるしかないとイジメられ、何をどうやってもこの狭い鳥籠から出られないと絶望していました。
そんな時に声をかけてくれた、時の老中・阿部伊勢守正弘(あべいせのかみまさひろ)によって瀧山は、大奥へと勤めを変えることができたのです。
ある朝、新しく部屋子になった仲野に起こされた瀧山は『狭い鳥籠から大奥というより広大で堅固な鳥籠に移された』だけなのかもしれないと思うのでした。
新しい部屋子の仲野
3ヶ月前に来たばかりの仲野は、この日初めて瀧山の朝の支度を仰せつかったと喜んでいました。
大火で両親を一度に亡くした仲野は、弟妹たちを叔父夫婦に預けてここに勤めることになったと聞きましたが、なかなかどうして気働きができる少年で『久々の当たりだな』と喜ぶ瀧山です。
でも当の仲野は同僚から、「家茂公が亡くなったことで一橋慶喜公が跡目を継ぐからもうすぐ自分たち男衆はお役御免になる」と聞かされてビックリしてしまうのでした。
勝は慶喜と気が合わない
一方、天璋院のところには勝安房守が登城していて、家茂の死の直後に命がけで長州藩との停戦交渉をしたというのに朝廷の力で停戦させたことにされて怒っていました。
さらに長州藩では約束を反故にされたと激怒していると、慶喜公とは到底わかり合うことはできないと吐き捨てるように言うのです。
天璋院の傍に就く瀧山は、そんな勝を見ながら『これが今の徳川の姿か・・』と、幕末維新を目前して弱体化した幕府、ひいては大奥の存続は危ういものになってきているとつくづく考えさせられていました。
瀧山の最後の大仕事
ある日、瀧山は田安家から越後上布という高価な布を贈られました。
上奏した仲野はその理由が田安領のご領地替えを白紙に戻したお礼であったことを聞き、大奥総取締の力をスゴイと感動するのでした。
そんな中、慶喜公が徳川宗家を継いだことによって大奥の縮小が命じられることは間違いないと予想した瀧山は、御座之間に大奥中の男衆たちを集めて大切な話をしました。
「遠からず男衆たちの数を減らすように御沙汰が下るはず。帰るべき家のある者は今のうちに大奥を去ってほしい。今ならまだ暇金(退職金)も従来どおり支払うことができる!」
故郷に錦を飾ることができるうちに1人でも多くの者に決断してほしいという、瀧山の切なる思いを聞いた男衆たちは次々とお暇願いをして大奥を去って行くことになりました。
そして瀧山は、去って行く彼らのために先日注文した高価な革小物を別れの品として贈ったのです。
瀧山の部屋子たちも次々と故郷へ帰ることに決めますが、仲野は「もともと帰れぬ旅路と心に決めてお城に上がって参りました」と、瀧山が大奥を去るまで一緒にいたいと言うのでした。
第74回目の大奥は、大奥総取締・瀧山にスポットを当てたお話でした。
真面目すぎて堅苦しい瀧山にこんな過去があったとは!
扉絵の色子時代の瀧山、妙なまじ影のあるイケメンだからこういう姿だとな色気があってドキッとしますね。
端から見れば大奥総取締にまで上り詰めたすごいサクセスストーリーのようですが、権力がある分自由がない大奥を巨大な鳥籠に見たてそこで忙しく気配りする瀧山・・・。
仲野が憧れるのも無理ないですね(#^.^#)
この続きはいつ読める?
この物語の続き「大奥」第75回は、2020年2月28日発売の「メロディ4月号」に掲載されます。
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まとめ
今回はメロディ2月号(2020年)に掲載された「大奥」第74回《大奥総取締・瀧山》の紹介でした。
もう幕末直前まで来てしまいました。
勝海舟がメッチャ怒ってましたね(笑)
大奥最後の総取締・瀧山はどんな幕末を迎えるのか。
4月号の展開が待ち遠しいです!
ではでは(^o^)/
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