お元気ですか?うめきちです(^o^)/
2019年10月28日に発売されたばかりのメロディ12月号(2019)「大奥」第73回をさっそく読んでみました。
家茂のために自ら子を産むことも考えていた親子(ちかこ)の元に届けられたのは突然の家茂の訃報だった・・・。
あまりのことに声も出ないと言う表情の親子の「 扉絵」は、そのショックの大きさを物語っています。
読んで思わず泣けましたとも・・(;_;)
今回は涙なくして読めません!覚悟して読んでくださいね!
ということで、今回はメロディ12月号に掲載された「大奥」第73回《家茂の薨去》を紹介したいと思います。
「大奥」第73回《家茂の薨去》
- あらすじと感想
- この続きはいつ読める?
- メロディ12月号に検索はこちら
- まとめ
(※ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「大奥」第73回《家茂の薨去》
あらすじと感想
虚弱な体をおして上洛を繰り返す家茂のために、せめて自分が子を産んで彼女が産んだことにしようと考えた親子ですが、黒木との寝所に突然押しかけてきた瀧山が持たらした知らせは、
「家茂様、御薨去」
しかも五日も前に亡くなっているのに、将軍の死は発喪までは正室と言えども知らせてもらえないという掟だと聞き、呆然となる親子は黒木と瀧山に「退がってよい」と静かに命じるのでした。
そんな親子の様子を心配する瀧山。
家茂がたった二十歳の若さで脚気で亡くなったという知らせは勝のところにも届けられ、悲しみをこらえる彼に、慶喜は「家茂の死は千歳一隅の好機だ」と長州との停戦交渉を命じるのでした。
家茂の死を利用するがごとくの冷たい慶喜の言葉に驚きながらも、命に逆らわないわけにもいかない勝はたった一人で長崎へ向かい、1対8という死を覚悟しての停戦交渉をまとめあげることに成功します。
一方、江戸城では家茂の死後、深い悲しみの底に落ち込んで抜け殻のようになってしまった親子を心配して、黒木が毎日のように何かしら届け物をしています。
そして親子の様子を天璋院に話す瀧山は、
「いっそ、天璋院様のように物でも投げつけてくださった方がどれほど・・・」
家茂以外にはまだ心を開く相手もいなかった親子の心を思うと、やるせない気持ちにかられる瀧山です。
そんな瀧山に天璋院はつぶやきました。
「生きるという事は結局のところ、自分にとって大切なお方と1人ずつ別れていく道行きの事なのだな・・・幾度も 幾度も・・・」
そんな中、家茂の側仕えとして大阪に行っていた能登(お志摩)が江戸城に戻ってきました。
天璋院は彼女に、これからは今まで以上に親子を慰め、心を尽くして仕えてくれと言います。
親子に目通りした能登は、家茂の最後を聞かれて、帝からの宸翰(しんかん)を差し上げるとともに最初は型通りの「主君として立派な最後であった」こと伝えようとしますが・・・。
家持の最後を看取った能登に親子は聞きます。
「そんな上っ面の言葉など聞きたくない!」
「上さんは慣れぬ地でどないに心細かった事やろう・・・せめて・・・ご最後は安らかに眠るように逝かれたのか・・・?」
そんな親子に能登は決心して、家茂の最後の様子を話しました。
「上様は苦しい息の下で、自分の弱い体が恨めしいと言い、
『無念だ、死にとうない!生きたい!宮様にお土産を持って必ず帰ると約束したんだもの・・・!宮様に会いたい!天璋院様に会いたい!瀧山に会いたい!江戸城に帰りたい!!』とお泣きになり、最後に、『親子様・・・ちかこ・・』と言って息を引き取られました」
そして家茂が約束したお土産の美しい西陣の着物二枚を献上しました。
一枚は親子に、そしてもう一枚は家茂が着て、ふたりで一緒に着ようとあつらえたものでした。
着物を手に取った親子は、それを着た家茂が嬉しそうに振り返る姿が目に浮かび涙が止まりません。
「生きて私の側におってよ・・・!!」
もうこのくだりでは涙が溢れて困りました。
記事を書いてる時も、何度読みかえしても、ふたりが可哀想で泣けました(ノД`)・゜・。
それからしばらくして、養子の亀之助がお悔やみにやってきました。
悲しみに沈んだままの親子はぼんやりとしたまま亀之助を見ていましたが、その小さな姿に気づき「少し見ぬ間に大きゅうなって・・・」と言います。
「ははうえさま おやさしゅうしてくださったのに・・・もう おられぬの・・・?」
悲し気にそう聞く亀之助に親子は「うん もうおられぬ」
そして「私のひざにお乗り」と言ったのです。
「亀之助 そなたのお母様は亡うなってしもたのやけど、私はここにこうしておりますよってな・・・これからは私のひざに乗るとええ」
そう言いながら親子は、膝の上の亀之助の小さな体を抱いて涙を流すのでした。
そこへ天璋院が京の菓子職人に作らせたと、「花びら餅」を持ってやってきました。
「聞けば上様も宮様のお話を聞き、大変ご興味を持った菓子であったとか。きっと宮様が召し上がれば上様もお喜びでございます」
黒木の言葉に、親子は隣に座る亀之助に「食べるかえ?」と聞き、彼に柔らかい花びら餅の食べ方を教え、また周りにいたみんなにも一緒に食べようと言いました。
亀之助を優しく見つめる親子の心の中では、家茂が初めて食べた花びら餅に喜んでいる姿が浮かんでいるのでした。
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幼い亀之助の存在や周りの気遣いにようやく立ち直ってきた親子ですが、この花びら餅のシーンでも泣かされました。
もう号泣ですよ!!
大奥17巻中でも一番泣ける回かもしれませんね。
この続きはいつ読める?
この続きが読めるのは2019年12月28日発売のメロディ2月号です!
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まとめ
今回はメロディ12月号に掲載された「大奥」第73回《家茂の薨去》の紹介でした。
歴史上ではこの先は一気に幕末へと向かうはずですが、「大奥」ではどんな幕末がまっているのでしょうか?
次の展開が楽しみですね!
ではでは(^o^)/
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