引用元https://www.amazon.co.jp/
お元気ですか?うめきちです(^0^)
よしながふみ先生の最新刊『大奥』17巻が2019年8月28日にヤングアニマルコミックスより発売されました。
- 観行院は和宮が恋しくてうつ病になってしまう。
- どんな慕ってにもちか子に目を向けてくれない母・観行院。
- やがて家茂は229年ぶりの上洛をすることに・・・。
今回は「大奥」17巻の紹介をしていきたいと思います。
「大奥」17巻
- あらすじと感想
- 「大奥」18巻の発売日予想
- 「大奥」を無料読み&試し読みする方法
- 17巻の続きをすぐに読みたい方はメロディ10月号を検索!
- まとめ
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「大奥」17巻
あらすじと感想
観行院の病
家茂の優しい思いやりに打たれた偽・和宮の親子(ちか子)は、毎朝の総触れに出るようになりました。
一方、ちか子の母の観行院は京へ帰って息子の和宮に会いたいと思い詰めて気鬱の病にかかり、毎日頭痛や体調不良を訴えるようになっていました。
ちか子がどんなに慰めても観行院は「京へ帰りたい」と泣くばかりでした。
やがてちか子の世話役の土御門にまで面倒をかけるようになり、土御門にも不満が溜まっていることを知った家茂は、かつて自分の乳母であった波江を呼び寄せようと考えました。
しかし波江は病気で半身がきかない身体になっていたので、代わりに家茂の幼なじみで母親・波江そっくりの三女・志摩が仕えることになったのです。
男装し、官人の”能登”と名を変えた志摩が観行院の世話をすることになりましたが、病状はいっこうによくならず、心配する娘のちか子を見向きもしないで和宮を恋しがる観行院の言動はちか子を苦しめるばかりでした。
母を慕うちか子の悲しみ
とうとうちか子は「母を京へ帰してほしい」と家茂に頼むと、彼女の悲しみ、苦しみを間近で見ていた家茂は、能登を付き添いにして密かに観行院を京へ帰すことにしました。
しかし家茂からちか子の気持ちを聞かされてもなお和宮だけを慈しむ観行院は、「ちか子さんも可愛い」とは言ってくれませんでした。
その夜、寝屋でちか子から自分が和宮ととりかえばやをした本当の理由を聞かされた家茂は、母親の愛情が欲しかっただけの彼女を哀れに思い、「ちか子様が死んだら私が悲しみます」と言いました。
その後、京へ帰った観行院は出家していた和宮と会うことができ、ほどなく彼が亡くなるとその後を追うようにひっそりと観行院も息を引き取ったそうです。
上洛
文久三年、徳川家茂は大名・幕臣3000人を率いて将軍としては229年ぶりに上洛をおこないました。
さと姫と天璋院
一方、江戸城では天璋院が猫のさと姫に嫌われていました。
天璋院があまりに可愛過ぎてかまい過ぎたせいで、彼の姿が見えるとどこかへ姿をくらましてしまうようになったさと姫は、近頃はちか子の所に入り浸るようになっていたのです。
さと姫をあちこち探してようやくちか子の部屋へたどり着いた天璋院は、
「宮様もぜひさと姫の顔を見に、私の部屋まで遊びにいらしてください」
と懐かない猫を抱いて帰りしなにそう言って帰りました。
やがて家茂もいなくて暇を持て余したちか子は、さと姫を口実に度々天璋院の部屋を訪ねるようになっていきました。
そして世継ぎを産むことも将軍に取って大切な仕事なのに、女同士の夫婦では子供ができるわけもないからと、ちか子は天璋院に家茂の側室となるべき男を見つくろってほしいといいだしたのです。
瀧山と相談した結果、白羽の矢が立ったのは”黒木”でした。
帝に気に入られた家茂
その頃、京の御所では家茂が上洛したときの出で立ちや、凛とした征夷大将軍としての帝を守る覚悟に感動した孝明帝に、猛烈に気に入られていました。
なので滞京予定日を大幅に過ぎてすでに3カ月を過ぎた頃になって、ようやくちか子のことをしたためた宸翰(しんかん・天皇の直筆の手紙)を渡され、江戸へ帰参することができたのです。
やっと江戸城に帰ってきた家茂は、ちか子に土産として西陣の衣を贈りました。
それを着て久しぶりに女の姿に戻ったちか子は、家茂に「実はな・・・」と側室の話しをしますが、近いうちにまた上洛しなければならないからとやんわりと断る家茂でした。
一橋慶喜
家茂が帰ってしまった京では、臆病な孝明帝が薩長の動きや、一橋慶喜を上洛させるべきかなど悩んでいました。
慶喜の方は長州が罷免されたことを聞き、やっと話が通じる者達を従えて政が行えるとほくそえんでいました。
そして一橋慶喜をはじめ、「薩摩の島津久光」「宇和島の伊達宗城」「越前の松平春嶽」「土佐の山内容堂」「会津の松平容保」が帝によって”朝廷参与”となり、『参与会議』を作って今後の政について協議することになったのです。
二度目の上洛
この事を家茂に報告した慶喜は、帝が心待ちにしているので年内にも二度目の上洛をしていただきたいと言うのでした。
けれどこの『参与会議』は、発足して二カ月、家茂が京へ上洛して間もなく慶喜の横柄な態度が原因であっけなく瓦解してしまいました。
慶喜の態度に怒りを抑えきれない島津久光はやがて反幕・倒幕へと傾いていき、後に薩長同盟へと動いて行くのです。
ちか子、人生の面白さを悟る
二度目の上洛を終えて江戸に帰ってきた家茂は、すっかりちか子と天璋院が仲よくなっているのを知って喜びます。
「片手の無い哀れな公家のお姫さんとして薄暗い座敷の隅で一生を終えていたはずやのに、今や大奥で将軍の夫になっていますのえ?面白うて面白うて笑いが止まらへんわ」
些細なことが発端となって運命が大きく変わってしまった自分の波瀾万丈な運命を語るちか子の言葉を聞いた家茂、滝山、天璋院は、自分たちも数奇な運命に導かれて今ここにいることを面白いと感じていました。
養子縁組
それからしばらくして家茂が脚気で倒れました!
当時の脚気はいい治療法も見つかっていず、悪化すれば心臓が弱って死んでしまう重い病気の一つでした。
家茂が病臥していることを隠すためにしばらくは大奥で静養すことになったと滝山に話す周防守は、以前、家茂から相談されていた養子縁組の件を進めねばなるまいと思いました。
やがて体調が良くなった家茂から養子縁組の話を切り出されたちか子は、女同士に上ニセの夫婦である自分たちが人の親になれるのかと焦ります。
けれど家茂はちか子とは死ぬまで夫婦であり続けるつもりだと言い、
「ふたりでこの徳川家を守っていただけませぬか?」と言うのです。
しばらくしてふたりは”亀之助”という3才になる田安家の次男を養子に迎えました。
三度目の上洛
家茂は万全とは言い難い体調をおして三度目の上洛をするこになりました。
家茂の無事を祈るちか子は、ある時とんでもない妙案を思いつきました!
それは家茂の代わりに自分が懐妊して、生まれた子を将軍の子とするというものです。
彼女の真剣な提案を相談された天璋院は・・・!?
スポンサードリンク
息子を溺愛するあまり、会えない悲しみでうつ病になってしまった母親・・・哀れだけどちか子が可哀想過ぎて殴ってやりたかったです!
家茂とちか子の絆が徐々に強くなっていき、あんなにも上から目線だったちか子が天璋院とまで真剣に話しをするようになっていく、その変化が面白かったですね。
でも表紙のカバーイラストを見たときに、この先に待っている悲劇を想像すると家茂の笑顔がスゴク儚く見えて泣けてしまいそうでした
「大奥」18巻の発売日予想
「大奥」18巻の発売日は、2020年6月26日に発売されます
関連記事:
「大奥」を無料読み&試し読みする方法
毎回、次はどうなるのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!
☟詳しくはこちらをご覧くださいね☟
18巻の続きをすぐに読みたい方はメロディ10月号を検索!
書籍情報↓Amazon
楽天での検索はこちらから↓
まとめ
今回は「大奥」17巻の紹介でした。
ちか子の子づくり宣言、果たしてどうなるのでしょうか!?
ではでは(^0^)/
合わせて読みたい↓
書籍情報↓Amazon
楽天での検索はこちらから↓
☆