お元気ですか?うめきちです(^0^)
ろびこ先生の待望の最新刊「僕と君の大切な話」1巻が2016年3月に出ました。
恋に不馴れなふたりが手探りで次第にお互いの距離を近づけていこうとしますが、その不器用さとじれったさにに思わずにやけてしまいそうな物語です。
今回の記事は、「僕と君の大切な話」1巻のあらすじと感想・2巻の発売日予想について紹介していきたいと思います。
(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「僕と君の大切な話」1巻のあらすじ
好きです 好きです 届け この思い
相沢のぞみは今日こそ2年4組の東司朗くんに告白しようと決心していました。
それでは、単行本の各章のタイトルごとにあらすじを紹介していきます。
1話目.これから大切な話をします
二人は学校帰りのプラットホーム(平和台駅)で電車が来るのを待っていました。
東くんは小節を読んでいます。相沢さんはどうでもいいことを話題にして話しかけています。
そして、やっと本題の告白をしますが、予想外の訳のわからない理屈が返ってきます。
なんとか「友だちになってください」
と言ったその瞬間、目に入ったのはしゃがみこんだ東くんのズボンの裾から覗く、水玉模様の靴下をはいた脛毛の生えた足首でした。
見てはいけないものを見てしまった相沢さんは「用事を思い出した」と言って逃げてしまいました。
翌日、相沢さんと学校で目があったけどそらされてしまい、訳のわからない展開に、すべて忘れることにする東くんでした。
2話目.男と女の交差点
今日もふたりは平和台駅のプラットフォームで会話しています。
「どうして女は弱い生き物なのかしら・・・私、あなたに恋をするまで自分がこんな人間だなんて思ってもみなかった・・・」
『自分に甘いんじゃないか』
イヤホンをしているから聞こえないと思ったら、まさかの遮断性の低いイヤピースで独り言は全部聞かれていました。
相沢さんは今朝、電車で痴漢から助けてもらったお礼を言いに来たつもりが、また「男と女談義」になってしまいました。
「やっぱり僕と君ら女性とは同じ星の人間だとは思えない」
「ただ・・誰であれ、なんの話であれ、自分から会話を閉ざすようなことはしたくないんだ」
「あのね、改めて私と友達にーー」
その時、電車が相沢さんのスカートを盛大にまくって行きました。
「---!!!」
後日、ストッキングをはいていたからセーフだと無理やり落としどころを決めた相沢さんでした。
3話目.女の不安は納豆のようにからむ
「消したい記憶ってある?」
ふたりは今日も平和台駅でおしゃべりしています。
相沢さんは自分の消してしまいたい過去の失敗談を語っていました。
しかし、今日の会話の本題は別のところにありました。
いつも、東くんウオッチングにいそしむ相沢さんは今日、東くんがクラスの女子と親しげに話しているとことろを目撃していたのです。
「今日、クラスの女子と親し気で、東くんてとーっても交友関係が広いんだなって。私 感心したの!」
『始まったな・・身辺調査が』
「男の行動を観察し、値踏み倒し、人格までも否定する気だろう!」
強迫観念による妄想とも思えるような勢いでしゃべり倒す東くんを見て、
「ああ・・失敗しちゃった」
相沢さんの最近の悩みは、学校ではなぜか東くんに話しかけられなことでした。
彼に気軽に話しかける女子にやきもちを焼いたゆえの失言だったのでした。
なぜか落ち込む相沢さんを盛り上げるために東くんは、大昔のジョークを言ってシビアな目で見られたりするのでした。
そして、クラスの女子に囲まれていたのは、自分が何か彼女たちを怒らせることを言ったんだろうと今日の事を話しだしました。
「私のことを気にかけていてくれるのかしら」
うれしくなってついにやけてしまう相沢さんの激しく変わる表情に、つい
「今日はあの日か?」と聞いてしまった東くんに
『違うわ!』
即答が返ってきました。
デリカシー欠如の東くんでした。
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4.相談男
相沢さんは今日の調理実習で作ったクッキーを持って平和台駅で東くんが来るのを待っていました。
駅にやって来た東くんは今日は友人のカフェインと一緒でした。
そして、なんと相沢さんにカフェインの話を聞いてやってくれないかと頼まれたのです。
話とはカフェインの彼女が二股しているらしいという内容でした。
話をいろいろ聞いてみれば、カフェインにも悪い点はありました。
メールの返信をしないのが特にダメだという判断により、たとえ返信しにくいメールでも共感してあげなければいけないと熱くアドバイスをしてあげる東くんと相沢さんでした。
カフェインが元気が出たところに問題の彼女からのメールが入り、
「・・・フラれたっぽい・・」
ズーンと落ち込むカフェインに
「さっさと帰るぞ!手作り魔女の魔の手から逃れられたことを祝って祝勝会だ」
カフェインの元カノは手作りのクッキーをよくゲタ箱に入れてくれてあって、それが美味しかったんだそうです。
「ゲタ箱に食べ物を入れるなんてまともな人間の発想じゃない!」
と言う東くんの言葉に思わずカバンの中にクッキーを押し込んだ相沢さんでした。
翌日、東くんのゲタ箱には相沢さん手作りのクッキーがカード付きで入っていました。
5.ほめられて伸びるタイプなんで
東くんは教室の入り口で女子に絡まれています。
それはけっして好意からのようではないようですが、彼にはその理由が全然わかりません。
ふたりはまたも平和台駅で語り合っていました。
相沢さんはいつものように東くんウオッチングで見ていたのですべて知っていました。
いろいろと自分の心の葛藤のすえ、女子にはほめてあげたり、共感する感想を言うことが大切だと言って、褒める特訓を開始するのでした。
そして、練習をするうちに時折相沢さんが褒めてくれるので、褒められるうれしさを知り、彼の心にも何かが芽生えようとしているのでした。
6.高嶺の花は意外とフリー
ある日、今度は相沢さんが男子を伴って平和台駅にやって来ました。
彼は2年1組別名「ハーレムクラス」の環一臣くんです。
実は東くんと友達になりたくて相沢さんに声をかけたのでした。
環くんは自己主張のない天然野郎でしたが、みんなにちやほやされるぬるま湯から飛び出したいと東くんに相談にきたのです。
3人で話しているうちにまたしても、「男と女談義」になって行き、見かけと中身のどちらがより重要かというふたりの話から、環くんは視覚的要素は相手に与えるインパクトがデカいという結論を導き出したようでした。
書籍情報
僕と君の大切な話1巻を読んだ全体の感想
相沢さんが東くんウオッチングするために行った数々の観察(ストーキング行為手とも言う)や、その時に手に入れた(盗んだとも言う)いろいろな品物。
それらをゲットした瞬間の喜びたるや筆舌に尽くし難いものがあるのでしょう。
間違いなくストーカーですよね!
また、電車の風圧で相沢さんのパンツを見てしまった時の東くんは世の男性の反応にたがわず嬉しそうでした。
綺麗な顔で清潔そうな外見を裏切って、東くんもやっぱり男の子だったんですね。
時折、東くんの口から意図せずにポロリとこぼれる殺し文句にドキドキしてうろたえ、瞬間的に相沢さんが陥る妄想が「ブフフ~」と笑えます。
ふたりは平和台駅で落ち合うたびにさまざまな「男と女談義」を繰り返していますが、その熱い戦いがふたりの心を徐々に近づけていく様子はマジ・ニヤニヤものですね~
次巻はどんな「男と女談義」を展開してくれるのか楽しみです!
2巻の発売日予想は?
2巻の発売日は1巻の巻末によると、2016年の10月頃ということでした。
ということで、10月になりましたが2巻発売の情報はまだありませんでした。
新しい情報が入り次第更新していきたいと思います(10月11日追記)。
まとめ
今回の記事は、「僕と君の大切な話」1巻のあらすじと感想・2巻の発売日予想について紹介してみました。
なかなかうまくかみ合わないふたりが平和台駅のプラットフォームという特殊な空間で交わす「男と女談義」の妄想具合がまるで経験者は語る!みたいで面白いですね~
一話ごとに差し込まれている4コマには思わず吹き出してしまうほど笑わしてもらいました。
2巻が出るのは10月ということですが、半年も先なんて待ちどうしいです。
じっと我慢の子で待ちましょう。
ではでは(^0^)/