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お元気ですか?うめきちです(^o^)/
マンガ・荒川弘先生&原作・田中芳樹先生の新巻「アルスラーン戦記」11巻が2019年5月9日にKCマガジンから発売されました。
- 突然起こったイスファーンとギーヴの喧嘩騒ぎで、ギーヴはパルス軍から出ていくことに。
- 一路、エクバターナを目指すアルスラーンとパルス軍。
- 聖マヌエル城に攻め込んだアルスラーンたちの目の前で、塔から身を投げてそのプライドを守るルシタニアの女たち。
今回の記事は「アルスラーン戦記」11巻の紹介をしたいと思います。
「アルスラーン戦記」11巻
- あらすじと感想
- 「アルスラーン戦記」を無料で読む方法
- 「アルスラーン戦記」12巻の発売日
- まとめ
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「アルスラーン戦記」11巻
あらすじ感想
第65章 狼の怒り
突然起こった喧嘩騒ぎの元は、イスファーンとギーヴでした。
原因はギーヴがイスファーンの兄シャプールの死について余計なことを言ったためで、決闘状態になってしまった二人の間に割って入ったファランギース、アルスラーンらの静止を振り切ってギーヴはペシャワール城を出て行ってしまいました。
第66章 別れの四行詩
しかしギーヴがケンカの末に出て行ったと見せかけて、本当は王都やルシタニア軍の内情を探らせるためにナルサスがやらせたことだったのです。
もともとギーヴは新参の者達からはあまり好かれていなかったこともあり、シャプールを殺したのも事実なので、そんな彼をアルスラーンが庇ったりすれば10万にも増えた軍が内部から分裂しかねない恐れもありました。
そこを鋭く読み取ったナルサスはギーヴと話し合った上であんな演技をし、怪しまれないように別行動に移ったというわけです。
ナルサスはいずれ誰にも異議を唱えさせない形で呼び戻してやるつもりだと聞いて安心するアスラーンでした。
そして予定通り5月10日、アルスラーンはルシタニア討伐の群を率いてペシャワール城を新発しました。
一方、その知らせを聞いたエクバターナでは、様々な面倒事を押しつけられて激務に終われるギスカールがさらに兄王からアルスラーン対策として「全ての軍権を委ねる」と言われて怒っていました。
しかしその時、彼が頼みとするボードワン、モンフェラート両将軍は地方に出ていてまともな参謀はいない状態で、やる気が失せそうなギスカールでした。
第67章 パルス流の礼節
エクバターナを目指して行軍する一行は、途中にあったチャーム城をスルーしていく方針をとり、その決定に納得がいかない第1陣のイスファーン、ザラーヴァント、トゥースは、一刻も早く敵と出会おうと先を急ぎます。
パルス軍がチャーム城を素通りしていくのを見ていたルシタニア軍クレマンス将軍は、先回りしてパルス軍を迎え討とう考えましたが、はやる気持ちを抑えて敵を見つけて小躍りするパルス軍の前にはかっこうの獲物としてアッという間に蹴散らされてしまうことに!
しかもこの戦闘はナルサスの謀略で、今、後方にあるチャーム城はパルス軍に攻撃されて陥落寸前!
急いで城へ帰ろうとしたクレマンスはダリューンの刃に両断されてしまうのでした。
その時、ダリューンに一矢報いようとしてファランギースに腕を射られた敵兵・カステリオは、アルスラーンの前に引き出された時におとなし気な王太子を見て『こんな覇気のない子供にわが軍は・・・』と悔しい気持ちになるのですが、
「おぬしは生きてエクバターナに戻り、ルシタニア国王に伝えよ」
「近い日、必ずパルス流の礼節をもってアルスラーンが、お目にかかるであろう・・・とな」
カステリオを見据えるアルスラーンの強い視線に、自分第一印象は間違いだったことに気づくのでした。
その頃、エクバターナへの街道上に位置する聖マヌエル城には、ルシタニア軍から速やかに陣容を整えるようにと通達がきていました。
辛そうな顔で書状を見つめるバルカシオン伯爵を呼び止めた少年・エトワールは、早く騎士として認められたくて第1線に出ることを切望していたので仕方なく認めてもらたのでした。
一方、聖マヌエル城の周囲に広がる狩場で籠城のための蓄えとして狩りをしてはと言う意見から、狩と偵察を兼ねて1000騎ほど出すことにしたのですが、その頃パルス軍もこのシャフリスターンの野で同じように狩猟祭を催していました。
第68章 シャフリスターンの狩猟祭
百騎・二百騎という小さな集団を作って狩りをするアルスラーンたちと、1000騎のルシタニア軍がまさかの邂逅をしたのはまさにこの時で、双方、予想外の驚きと共に始まった戦いは少数とは言え圧倒的な強さのパルス軍が押していました。
そんな中、敵の手を逃れたアルスラーンはジャスワントと共ににげますが、そこに現れた1騎の若い騎士が襲いかかってきたのです!
しかしその少年の顔に見覚えがありました。
第69章 聖マヌエル城の少女
ダリューンによって馬から落とされて兜が脱げた騎士は、少年かと思いきやなんと少女だったのです!
少女を捕えたまま聖マヌエル城を落としにかかったパルス軍は、ルシタニア兵が城へ逃げ帰るのに乗じて門を突破する方策にでましたが、門を閉めるタイミングを城主バルカシオン伯爵が最後の1兵までと思った事が災いしてパルス軍の侵入を許すことになってしまいました。
城の奥では将兵達の妻子が敵の侵入を知って「異教徒の手にかかって殺されたり、辱められたりしたくありません」とイアルダボート信徒のプライドをみせ、彼らの気持ちを痛いほどわかっていたバルカシオン伯爵は、彼女らと共に塔を登って行き・・・。
アルスラーンたちが気づいた時には、塔の上から女子供が飛び降りて次々と死んでいくところだったのです!
自殺を止めさせようとするアルスラーンですが、塔への入り口は中から塞がれていて扉を破壊している最中でした。
そしてなすすべもなく最後の一人としてバルカシオン伯爵が飛び降りたのです。
地面に倒れたバルカシオン伯爵に駈け寄った少女兵は伯爵の腰の剣を抜いて半狂乱になっていました。
そんな彼女の前に現れたのはアルスラーンでした。
お互いに名前や身分は知らなくてもかつて出会ったことのあるふたりです。
「パルスの王太子アルスラーン この軍の責任者だ」
あの時の子供が目の前にいるアルスラーンと知った少女は、縛りつけられてもなお、さらに猛々しく暴れるのでした。
第70章 存亡の時
少女は本名をエステルというルシタニアの見習い騎士エトワールと名乗り、騎士の家のひとり子として自分が騎士にならなくては祖父母や領民が困るのだと言いました。
今度こそはと加わった遠征でも仲間を助けることができず間に合わなかったと悔やんでいました。
エトワールの言い分ではパルスがルシタニアに攻め込まれたのは、邪神を敬う異教徒だからだと言い、同じ神を信じるマルヤムがルシタニアに攻め込まれたのは進行の仕方が間違っていると神が言ったというのです。
聖職者たちに洗脳されたエトワールに、昔、彼からもらった聖典を見せたアルスラーンは、
「明日、敵味方の遺体を埋葬する時にルシタニアの死者のためにルシタニア語で祈ってほしい」と頼みました。
敵の死体を葬るなど今までに聞いたことが無かったエトワールは、牢のカギもかかっていない事に気づいていったんは逃げようとしましたが、考え直して明日の埋葬が済むまでおとなしくしようと思うのでした。
同じ頃、エクバターナではギスカールがマヌエル城の陥落に怒り、軍議に集まった諸卿を前にして強くかたっていました。
「今我らは存亡のときである」
そこへ銀仮面卿が戻ってきたと急報が入ったのでした!
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11巻では、アルスラーンが少しづつ成長していく姿が見れて嬉しかったです。
「必ずパルス流の礼節をもって・・」カッコいですね~!
それにギーヴの芝居も泣かせますね~。
奔放はギーヴゆえにこうなってしまった(ナルサスの計略とは言え)なんだか切ないですが、これも軍師の壮大な計画の一つだと思えば、やがてたくさんの情報を持って帰って来る姿が目に浮かびますね。がんばれギーヴ!!
それにしてもルシタニア王のグータラぶりはギスカールへの同情が絶えませんね。
敵とはいえこれではあんまり気の毒で・・・(ノД`)・゜・。
あんな王様いらないし!と思っちゃいますよね!
でももしもルシタニア王が討たれてギスカールが王様になったとしたら、キレる男だけにすごい強敵になりそうなのでそれはそれで困りモノですね。
「アルスラーン戦記」を無料で読む方法
どうなるのかとドキドキしましたが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!
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「アルスラーン戦記」12巻の発売日
「アルスラーン戦記」12巻の発売日は2019年11月8日の予定です!
まとめ
今回の記事は「アルスラーン戦記」11巻の紹介でした。
いよいよエクバターナを目指して新発したアルスラーンたち!
次はどんな敵が待っているのだろう!!
ではでは(^0^)/
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