「オンリー・ザ・ブレイヴ」ネタバレ感想・森林消防隊&キャストや評価

     

2018-06-22_210238引用元https://eiga.com

お元気ですか?うめきちです(^o^)/

森林消防隊の実話を元にした映画「オンリー・ザ・ブレイヴ」が2018年6月22日に公開されました。

アメリカには森林火災を専門とする消防隊があり、アリゾナ州プレスコット市の森林消防隊は市レベルの消防隊なので、ホットショット(国農務省の消防精鋭部隊)としては認められるために日夜厳しい訓練に明け暮れていす。

ある日、入隊を希望してきたブレンダン・マクドナウ(マイルズ・テラー)は堕落した生活を送るろくでなしの男だったのです。

今回紹介したいのはこちらの映画です。

映画「オンリー・ザ・ブレイヴ」

  • あらすじと感想
  • キャスト
  • 評価
  • まとめ

(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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映画「オンリー・ザ・ブレイヴ」

あらすじと感想

森林消防隊

猛烈な勢いで山を焼き尽くす炎と、その中を駆け抜けていく炎に輝く巨大な熊の映像で物語は始まります。

舞台はアリゾナ州プレスコット市、登場するのは森林消防隊員たち20人の男たちです。

近隣住民も森に住む動物たちも一斉に逃げ出す森林火災の中、指揮官の指揮官のエリック・マーシュ(ジョシュ・ブローリン)の元、炎に突入してチェーンソーで次々と木を切り倒し、溝を掘って火の動きを読み、迎え火を焚き、火をもって火災を抑え込もうとしています。

けれど現場の権限を持つのは米国農務省の『ホットショット(精鋭部隊)』です。

「たかが“市”レベルの消防隊員が余計な口出しをするな」と、彼らに言われて悔しさをかくせまないマーシュでした。

ろくでなしの男マクドナウ

一方、薬物と女に堕落した日々を過ごしていたブレンダウ・マクドナウ(マイルズ・テラー)は、ある日、仲間たちの噂から数か月前に別れた恋人・ナタリーが妊娠している事を知りました。

急いでナタリーに会いに行きますが、すでに妊娠5ヶ月だということに動揺しているマクドナウに彼女は冷たく言いました。

「この子は私と家族で育てるから、あなたは関わらないで」

彼女に拒絶され、むしゃくしゃした気分から駐車中の車を車上荒らしをして、その場で逮捕されてしまうのでした。

母親に保釈金を頼みこんで仮釈放されたのもつかの間、母親に家から追い出され、行く所が無くなったマクドナウでしたが、生まれて来た娘を見てこれではいけないと思うのでした。

入隊

そして彼がが向かったのは、新人募集の案内を出していたマーシュ率いる森林消防隊でした。

すでに1人採用されたあとで、枠はないと言われながらも臨んだ面接では、指揮官のマーシュに一目で薬物中毒だったことを見抜かれてしまったのです。

しかも他の隊員が「あいつは何でも中途半端なダメな奴だ」と猛反対します。

しかしマーシュは今だ窃盗罪で保護観察中の彼を採用する決定をしました。

「生まれたばかりの娘を幸せにしたい」

「人間として生まれ変わりたい」

という彼の決意を買ったのでした。

新しいメンバーも増え、またいつも通りの地獄のような訓練が始まります。

マクドナウのことを信じていなかった他の隊員たちとも、厳しい訓練や命を預け合う現場を通して次第に絆が深まっていき、いつしか”ドーナツ”というあだ名で呼ばれるようになりました。

消防隊で働くようになったマクドナウは毎日のようにナタリーの家のドアの前に何かしらの届け物を置いていきます。

ナタリーはそんな彼の姿を窓から見ながら頑なな心が少しづつほぐれていったようです。

★ろくでなしから一人前の男へと成長したドーナツです。

やがてナタリーと結婚し、母親とも和解して幸せそうですね。

ホットショット

マーシュは自分の指揮する隊員たちを誇りに思い、自分たちもいつかは『ホットショット』になりたいという夢を捨てきれないでいました。

ある日、妻のアマンダ(ジェニファー・コネリー)に強く勧められて、市の消防署長で親友のデュエイン(ジェフ・ブリッジス)に、自分たちのチームを『ホットショット』に認定してほしいと相談したのです。

とは言ったものの地方自治体の消防隊が『ホットショット』に昇格した前例はありません。

しかし彼らの実力に惚れ込むデュエインはさっそく段取りを組んで市長を説得し、審査を受けられるよう手配してくれたのです。

ところでマーシュとアマンダは結婚する時に子供は作らないと約束したので二人きりの生活でしたが、アマンダは子供が欲しいと思うようになっていました。

そんなある日、チリカウア山脈で発生した火災の連絡を受け、現場へ駆けつけると、そこで一発勝負の本番で認定審査を受けることになたのでした。

2018-06-22_204149引用元http://gaga.ne.jp

火災によって起こる強風にあおられさらに勢いを増す火災を食い止めるために、マーシュは炎の“燃料”となる木々を焼いて火災を食い留めるという判断を下しますが、審査官から迎え火で火事がさらに勢いを増すと反対されてしまいました。

口論の末、マーシュは審査官に「あんたは黙ってろ!」と怒鳴ってしまいます。

勝手にしろとばかりに口をつぐむ審査官。

結果は、マーシュの判断の勝ちでした。

そうは言っても審査官の心象は最低なので、認定は見送るしかありません。

マーシュを心の底から尊敬する副官ジェシー(ジェームズ・バッジ・デール)は、

「審査がダメでも俺たちは森を救ったのさ」

と誇らしげに胸を張り、隊員たちも深くうなずくのでした。

やがて審査発表の日、マーシュは自分の判断に間違いはないという気持ちと、せっかくの審査をフイにしたのは自分だというジレンマから、自室で椅子をぶっ壊してしまうのです。

グラニット・マウンテン・ホットショット誕生!

ところがそこへやって来たのは、

「君たちのボスは生意気だが、君たちは最高の消防士だ」

という審査官からのメッセージと共に地方自治体初の『ホットショット』への昇格の朗報でした。

グラニット・マウンテン・ホットショットの誕生です!

だが、隊員たちの歓喜も束の間、山を飲み込むような巨大山火事が待ち受けていたのです。

それは彼らの住む町のすぐそばの山で起こりました。

未曾有卯の大森林火災

その前日、子供のことでマーシュはアマンだとケンカて怒りに任せて車から降りてふてくされて歩いて帰るのでした。

「あなたはいつの間にか消防オタクのようになっている!」

そう指摘されたマーシュですが、子供が欲しいという彼女の願いは当たり前のことです。

家に帰り、仲直りをしたマーシュは妻の願いを叶えようと思うのでした。

翌朝早く、マーシュのケータイに火災の連絡が入り、いつものように仲間たちを集めて火災の現場へ向かいます。

今度の火災現場は自分たちの町を見下ろすヤーネルヒルでした!

ベッドに横たわるアマンダにキスをして「夕方には帰る」と言って出動していくのでした。

★このシーンに何か嫌な予感を感じました。

やがてそれが現実のなっていくのをスクリーンで見るのは辛かったです(;´Д`)

ヤーネルヒル火災

現場についたマーシュは当初立てた計画を、航空機の撒いた消火剤の位置がずれたことから変更することにしました。

マクドナウを見張り役にして、火と自分たちの位置を目視できる場所に置き、常に風速や湿度、風向きを見ていて炎の向きが変わればすぐさま連絡を入れるのが彼の役目でした。

午後になり、マクドナウ以外の19人は防火のための措置を施しながら注意深く進んでいきます。

マクドナウは1時間ごとの計測をしていたところ、国立気象局の警告で上空では強い風が起こっていることがわかったのでマーシュに報告を入れしました。

しかしその時、すでに炎の向きは急速に変わって彼のいるところに向かっていました。

「俺の方に火が向かっている!」

慌ててマーシュに連絡を入れ、急いで逃げるマクドナウは火に巻かれてあわやという所で通りかかった他のホットショットの車に乗せてもらって下山することができました。

★まさかもしやドーナツが!?と、手に汗握る緊張の一瞬でした。

その頃、マーシュたちは焼け跡になっている場所から、安全地帯とされていた牧場を目指してい胴を開始していました。

最悪の炎

ところが炎の進む速度は予想以上に早く、マーシュたちは逃げ道を失っていました。

無線での連絡も激しい風の音にかき消され、上空を飛行しする航空機にも発見しずらい場所のために、一行はやむなく炎を回避するシェルターを展開するために茂みを焼き払いました。

引火しそうなものはなるべく遠くに投げ捨て、各自防火テントにもぐり込み地面に密着する姿勢を取って頭上を炎が通り過ぎるのをやり過ごすのです。

先に牧場に下山していたマクドナウは、マーシュの無線で彼らの様子を知って神に祈っていました。

しかし洪水のように迫りくる炎は温度が2000度以上もある巨大さで、防火テントが耐えられる限界を超えていました。

炎が収まった後で捜索隊が現場へ到着して見つけたものは19人の無残な遺体だったのでした。

マクドナウはただ1人の生き残りとなったのです。

地元の中学校にグラニット・マウンテン・ホットショットの隊員の家族たちが集められて悲しみのどん底に落ちていました。

★最悪の事態となったこの火災は2003年当時、同時多発テロ事件も含めてアメリカ史上6番目に多く消防士を失った出来事だと知りました。

森林消防隊というのは日本ではあまり聞いたことがありませんが、広大な森林を持つアメリカには必須の存在なのすね。

ラストで炎に包まれて走る火だるま熊のシーンがありましたが、マーシュたちの最後と重なり見るのも辛かったです。

エンドロールで写し出されたグラニット・マウンテン・ホットショットの隊員たちの年齢や残された写真を見て思わず息を飲んでしまいました。

みんな20台の若者ばかりなのです。

どんなに熱かっただろうかと思うと涙が出そうでした。

犠牲になった彼らの冥福をただただ祈って映画館を出ました。

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キャスト

  • エリック・マーシュ(指揮官)・・・・・ジョシュ・ブローリン
  • ブレンダン・マクドナウ(ヤク中のろくでなし)・・・マイルズ・テラー
  • ジェシー・スティード・・・・ジェームズ・バッジ・デール
  • デュエイン・スタインブリンク・・・ジェフ・ブリッジス
  • クリストファー・マッケンジー・・・テイラー・キッチュ
  • アマンダ・マーシュ(エリックの妻)・・・ジェニファー・コネリー

監督・・・・ジョセフ・コジンスキー氏

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評価

私個人の評価です。

日本ではお目にかかることがほぼない森林火災の恐ろしさと、それに立ち向かう消防隊に(☆3.5)を差し上げたいと思います。

まとめ

今回紹介したのはこちらの映画です。

映画「オンリー・ザ・ブレイヴ」

  • あらすじと感想
  • キャスト
  • 評価
  • まとめ

犠牲になった19人の隊員の冥福と、ただ1人生き残ったマクドナウの勇気を讃えて今回の記事は終わりたいと思います。

ではでは(^0^)/

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