お元気ですか?うめきちです(^o^)/
2020年12月26日に発売されたばかりのメロディ2月号(2021)掲載の最終回「大奥」第79回をさっそく読んでみました。
いよいよついに最終回!と銘打たれた79回目・・・スゴイ展開です!
人間とはかくも逞しい!!と感激の嵐です!
- アメリカへと向かう洋行船の甲板で、江戸城無血開城後のことを話す胤篤と瀧山
- あの日、切腹したはずの瀧山は、今は実業家となっていた
- 種篤は私財を食いつぶし、中澤と共に借金して船に乗り込んできて、瀧山に雇ってくれないかと持ちかけるが・・・。
ということで、今回はメロディ2月号(2021年)に掲載された最終回「大奥」第79回を紹介したいと思います。
「大奥」第79回最終回
- あらすじと感想
- コミックス最終19巻「小冊子付き特装版」「通常版」の発売日は?
- メロディ2月号の検索はこちら
- 「大奥」を無料で試し読みする方法
- まとめ
(※ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「大奥」第79回最終回
あらすじと感想
明治四年、洋行船の甲板で
「胤篤様 本日はとりわけ風が冷とうございまする」
船の甲板で胤篤にそう呼びかけるのは大奥でも傍近くにいた中澤です。
天璋院から「ただの男」にもどった胤篤は、今、初めてアメリカへの洋行に向かう船の上で妙に気持ちが高ぶっているのを鎮めようと風に当たっていたのですが・・・。
「そうであったな。我ら帰国するまでこの先達の教えにきちんと従わねば。のう瀧山、いや、瀧山どの」
中澤の忠告に従って風邪など引かないようにしなければと胤圧が振り返ったところには、シルクハットを被り、洋装に身を包んだ瀧山が
「私の洋行はあくまでも商談のためで、物見遊山ではありませぬぞ!」と怖い顔で睨んでいます。
3人の会話から、御一新後すぐに島津家を出た胤圧は自らの貯えで英語塾に通ったりして日々を過ごしていたようですが、働いたことのない身の上故に貯えをすべて食いつぶしてしまったのです。
なのでこのままではいかんとばかりに何か生業を身につけようと考えて、西郷から瀧山が商売を成功させていると聞いたことから、借金をしてこの船に乗り込み、目の前の瀧山に「雇っていただきたい」と頼んでいたのです。
「英語ができるから」という胤篤に、「英語なら私自身が話せますよ!」と断ろうと必死な瀧山ですが、そこへ中澤が、”かの江戸城無血開城のおりの瀧山が起こした出来事を楯に”食い下がってきました。
切腹しそこなった瀧山と家定の懐中時計
あの日、瀧山は江戸城と共にこの世から消えてしまおうと切腹を図ったのです。
しかし悪い予感がした仲野に発見され、中澤と天璋院の機転によって薩摩藩上屋敷に運び込まれて一命を取り留めたのでした。
瀧山を治療した蘭方医は(黒木の実兄)は、
「懐にこれが入っておりました」
そう言って壊れた懐中時計をを差し出したのです。
それはかつて今は亡き家定の形見の懐中時計で、彼女の死を知らされた胤圧が悲しみのあまり瀧山に突き返したもので、瀧山はそのままずっと懐に忍ばせて持っていたのです。
その懐中時計に脇差の切っ先が当たって逸れて致命傷を免れたようで、それは家定が『まだ来るのは早すぎる!さっさと戻るが良いわ、このたわけ者!!』と言っているようだと微笑みあうのですが・・・。
襖の外に控えていた仲野は天璋院に呼ばれて中へ入ると、瀧山の枕元に駆けより涙を流しています。
「そなたの声が聞こえたのだ」
と、あの日、切腹するつもりでいた瀧山は、天璋院のお籠に付けた仲野が思いの外早く駆けつけてきた声に焦って、作法も装束も何もかもすっかり忘れて慌てて腹を切ったのだと言いました。
その時、懐に懐中時計があったことも忘れていたのだと。
そんなにも瀧山のことを思ってくれている忠臣・仲野を前にして天璋院は、瀧山が再び自刃することを固く禁じました。
「これほどの忠節を尽くされて得た命だ。間違っても己が生き恥を晒しているなどと思うてはならぬぞ!」と!
その後、西郷から天璋院が女性であった証として写真を残してはどうかと言われたことから、身代わりとしてお志摩にその役を命じます。
家定の臨終の様子に涙する天璋院
そして天璋は家定の臨終に立ち会った蘭方医である黒木の兄から、家定の臨終の様子を聞くことになるのでした。
そこで天璋は長年の懸念であった『家定毒殺疑惑』について聞いてみることにしました。
すると黒木(兄)は、「私は今でも家定公は御病にてお亡くなりあそばしたと思うておりまする」と、毒殺疑惑を否定し、さらに今際の際の家定が自分の命がもう助からないことに気づいて、
「御台 許せよ。もうそなたに会うことも、そなたの子を見せることも叶わぬのか・・・」
「腹の子にもすまなんだ 生かして産んでやりたかった・・・なのにそなたはそんな母に恨み言ひとつ言わずあの世まで一緒に行ってくれるのだな。なんと良い子じゃ・・・」
家定の最後の様子を聞いた天璋院は、ようやく愛する人の死を受け入れる事ができたのでした。
大きくなった仲野
そんな昔ばなしに花を咲かせていた彼らに声をかけてきたの成長して大人になった仲野です。
「養子に入ったので、今は瀧山でございます。どうぞ吉兵衛とお呼びください」
そう言って話しかけてきた吉兵衛は小姓であったころの面影はなく、髭をたくわえ、背も瀧山よりも大きくなっていっぱしの紳士で、実業家:瀧山の片腕となっていました。
実業家:瀧山
薩摩藩上屋敷で養生していたときには、この先は余生としてのんびり暮せばいいと言っていた瀧山ですが、暇つぶしに横浜で通詞のまねごとをしていた時に織物問屋の主に頼まれて一緒にアメリカへ行ったのが始まりで、今では美術品や洋服、小間物などの貿易商をしているのだ言います。
それを聞いて『さすが大奥で一番の着道楽と言われた男・・・』と感心する胤篤たちでした(笑)
主従逆転・新米社員胤篤
そんな瀧山に「雇ってくれ」という胤篤と中澤を見る瀧山は『中澤は何かと便利に使えそうな・・・天璋院様はおまけです』という心の声を隠して、彼らを雇い入れることにOKします。
と、その時、ビュウッっと一陣の風が吹いてきて瀧山の帽子を飛ばしたので、
「さっそく新米に仕事を与えよう 胤篤!!取って参れ!」
「ははッ 瀧山様 ただちに!!」
笑いながら帽子を取りに行った胤圧は、向こう側の甲板にたむろする女子の1団の一人である梅(津田 梅子(つだ うめこ)6歳)が拾ってくれた帽子を受け取りました。
幼い梅は「私達がアメリカで学ぶのは将来お国のために働く偉い人の妻になってお助けするためだって・・・」と女であることを悔しがっていましたが、そんな彼女にこっそり教えたのです。
「内緒ですが私はその昔、将軍の御台所だった男なのです。この国はかつて代々女が将軍の座に就いていたのでございますよ・・・」
女だって国を動かす人物になることはできるのだと!
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終わってしまいました~
寂しいです・・・これからもうメロディを開いても「大奥」が無いんですよね・・・(TOT)
家定の臨終のシーンでは、泣けました~~~ううう
瀧山を助けるために馬を駆って駆ける天璋院、かっこよかったです!!
もっともっと見たかったですね。
とはいえ、16年もの永きに渡って楽しませてくださったよしながふみ先生には深く深くお礼ですm(_ _)m
それにしてもこんなラストシーンが待っているとは思いませんでしたね。
死んだと思っていた瀧山が生きていて、実業家になって天璋院の雇い主になるなんて誰が想像しましょうかwww
実に楽しそうな逆転主従なので、彼らのその後も見てみたいものですね。
そこにはあの少女:津田梅子が絡んで来るのかもしれませんね。
コミックス最終19巻「小冊子付き特装版」「通常版」の発売日は?
「大奥」19巻最終巻は、「小冊子付特装版」と「通常版」の2種類です。
- 発売日・・・2021年2月26日
- 特装版予定価格・・・1980円(税込み)
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「大奥」を無料で試し読みする方法
毎回、次はどうなるのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!
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まとめ
今回はメロディ2月号(2021年)に掲載された最終回「大奥」第79回の紹介でした。
とうとう終わってしまいました。
16年の永きに渡った男女逆転のSF時代劇「大奥」でしたが、最後は胤篤と瀧山の主従逆転で大変良いオチとなりました!
よしながふみ先生お疲れさまでしたm(_ _)m
ではでは
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