「フォルトゥナの瞳」ネタバレ感想・神木隆之介のラストに衝撃と涙!

     

2019-02-15_202108引用元http://fortuna-movie.com/

お元気ですか?うめきちです(^o^)/

公開前から評判になっていた映画『フォルトゥナの瞳』が2019年2月15日に公開されました。

もうすぐ死ぬ運命にある人がわかってしまうという特殊な能力を持つ青年・木山慎一郎に神木隆之介さん、彼の運命の恋人・桐生葵を有村架純さん、『アオハライド』や『僕は明日、昨日の君とデートする』などを手掛けた三木孝浩監督、『海賊と呼ばれた男』の百田尚樹氏が原作とくればこれはもう期待するしかありません!

そこで今回は『フォルトゥナの瞳』について紹介したいと思います。

『フォルトゥナの瞳』

  • あらすじと感想
  • 評価
  • キャスト
  • まとめ

(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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『フォルトゥナの瞳』

あらすじと感想

人の運命が見えると言う気妙な能力

木山慎一郎(神木隆之介)は6才の時に飛行機事故に遭って両親をなくし、その時に人の運命が見えると言う気妙な能力を得ることになりました。

死を間近にした人の姿が透けて見えるという能力のせいで苦しめられる慎一郎は、自分から何かを選ぶということができない臆病な人間でした。

時折フラッシュバックのように飛行機事故で助けを求める少女のことを思い出すことがあり、その記憶は彼を苦しめていました。

葵との出会い

そんな慎一郎が運命の恋人・桐生葵(有村架純)に出会った乃は、彼女の勤めるケータイショップに故障したガラケーを持ち込んだことからでした。

慎一郎からケータイを受け取った葵の手が透けて見えてショックを受けた彼は思わず葵に大切な話があるからと、葵の仕事が終った後でカフェで待ち合わせをするのです。

はたしてやって来た葵の手は透けてはいなくて、彼女の命が助かったことを喜んでその場はわかれますが、そのすぐ後で、慎一郎は強い胸の痛みを感じるのでした。

『フォルトゥナの瞳』の意味と黒川の忠告

その頃、慎一郎は勤め先の自動車鈑金工場の社長・遠藤哲也(時任三郎)にかわいがられて2号店の店長という話しが持ちあがっていました。

反対に彼を妬んで虐めていた先輩社員の金田大輝(志尊淳)は不正がバレてその場でクビになったのです。

遠藤の手が透けて見えた慎一郎は思わず彼を晩飯に誘い出し、二人で歩いているところへ物陰から飛び出してきた金田が鉄パイプで襲いかかって来たのです。

とっさに慎一郎が庇ったので遠藤は無傷で助かりましたが、慎一郎は胸の激痛で倒れてしまいました。

救急車で運ばれた慎一郎は狭心症と診断されますが、病院のベンチで通りかかった女の子が透けて見えたので追いかけようとした時、担当医の黒川武雄(北村有起哉)に「やめろ」と止められたのです。

フォルトゥナというのは運命の女神の名前の特殊能力『フォルトゥナの瞳』だと黒川は言い、昔、生死を彷徨ったことのある彼もまた慎一郎と同じように人の運命が見える人間でした。

そして人の運命を変えると、その代償で自分が死に近づくから関わるなと忠告してくれました。

恋人

それからしばらくたったある日のこと、2号店の店長として仕事をしていた慎一郎のところに葵が訪ねてきました。

そして「あなたに命を助けられました。ありがとうございます」と言うのです。

何のことかわからないでいた慎一郎に、葵はあの日の晩に彼女の通勤経路で火事があり、慎一郎と会っていなかったら確実に巻き込まれて死んでいたのだと言いました。

そんな形で知り合った二人はアッという間に恋人同士になり、幸せな日々を送っていました。

傲慢な客・宇津井

ある日、本店から紹介されたと言って2号店を訪れた傲慢な金持ち・宇津井和幸(DAIGO)がやって来ました。

慎一郎は宇津井がつき合っていた本店の受付をしていた植松真理子(松井愛莉)は元気にしているかと聞くと、最初、彼女の思い出せないでいましたが、

「ああ、貢ぐ金が無くなったというから知り合いの風俗店を紹介してやったよ。なに?惚れてたの?会いに行けばサービスしてくれるんじゃないの?」

そのあまりの言い草に怒りを覚える慎一郎ですが、彼よりも先に宇津井に跳びかかったのは金田でした。

けれど「お客様だから・・・」と慎一郎は金田を止めるのでした。

金田は遠藤にあんなことをしてしまってけれど、慎一郎が必死に掛け合ってくれたので今はこの2号店で慎一郎の部下として一緒に働いているのです。

宇津井の死

ところが後日、宇津井に車のキーを渡す時に、彼の手が透けて見えることに気づいた慎一郎は動揺を隠しながらキーを渡しますが、宇津井は居眠り運転で事故死してしまったのです。

宇津井の死を止めることができなかった慎一郎は、ショックで落ち込み、元気づけに来てくれた葵にも酷いことを言ってしまいました。

そんな慎一郎が公園で遊んでいた園児たちの姿が透けているのに気づいて近寄ると、保育士たちに変質者と間違われてしまったのです。

足下に落ちていた保育園のプリントから数日後に遠足があることを知り、翌日、その集合時間帯に最寄りの駅に行ってみると、通勤客たちがみんな透けて見えたのです。

「このことだったのか・・・(この時間の電車に何か起こる)」

そしてその時間の電車には早番の時に葵が利用することを聞いていた慎一郎は、彼女に沖縄旅行に行かないかと誘い、運命から助けようとするのですが・・・。

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(ここからはネタバレ部分なので注意してくださいね!)

約束の時間に葵はなぜか駅で電車を待っていました。

慎一郎には「旅行は仕事の都合で行けなくなった」とメールが届きます。

メールを見た慎一郎は慌てて外へ飛び出すと、アパートの階段を塞ぐように刑事たちが立っていました。

保育園から不審者として通報されたようです。

けれど慎一郎はこんな所で油を売っている暇はありません。

スキを見て階段から飛び降り、走って逃走しました。

走って走って走って駅へ駆けこむと、葵を乗せた電車は目の前で出発してしまったので、駅間にいたタクシーに乗り込み。次の停車駅へと急ぎます。

慎一郎がホームへ駆けつけると、駅の横で行われていた工事現場でクレーンに乗っている人たちが透けて見えました。

『これか!』

慎一郎は近づいてくる電車を止めるために、持っていた発煙筒を炊いてホームから人々を遠ざけると、自分は線路に飛び降りて迫ってくる電車に向かって立ちはだかりました。

その時、工事現場の地面が陥没してクレーンがバランスを失って慎一郎のすぐ後ろに倒れてきたのです!

電車の中から線路に立ちはだかる慎一郎を見ていた葵は必死で「電車を停めて!」と叫びました。

そして急ブレーキをかけた電車が止まった時に、電車のすぐ前では慎一郎が座りこんでいてその後ろにはクレーンが倒れていました。

急いで扉をこじ開けて外へ飛び出した葵は、動かない慎一郎に抱きつくと号泣するのでした。

慎一郎を追いかけてきた警察もその光景を見て息を飲みます。

あまりにも多くの人の運命を変えてしまった慎一郎は、黒川の忠告通りまさに自分の命と引き換えにしてしまったのです。

葵の懺悔

慎一郎の葬儀が終わって、彼の遺品を片付けながら葵はあの飛行機事故のことを考えていました。

葵もまた『フォルトゥナの瞳』を持つ人間だったのです。

彼女も慎一郎と同じ飛行機事故に遭い、彼に助けられた少女でした。

彼に出会った時に運命の人だと思い、彼の過去を聞いた時に運命を確信しました。

でも自分が『フォルトゥナの瞳』を持っていることは言えないでいました。

黒川と同じく、なるべくそれに関わらないように生きてきたのです。

だから慎一郎が透けて見えた時、沖縄旅行に行かなければ彼の運命を帰ることができると思いました。

やがて机の中から結婚指輪が入った箱と彼からの手紙を見つけた葵は、手紙を読んで大きすぎる指輪をはめて泣くのでした。

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どうやっても運命からは逃れられないパラドックスに陥ってしまったような二人でした。

お互いに相手を助けようとして助けられない・・・。

でもこの映画、疑問も多かったですね。

第一になぜ、葵は最後まで自分も同じ力があることや、飛行機事故のことを話さなかったんだろうか?

また、こういう能力があるのになぜ葵は接客業を仕事にしていたのだろうか?お客の手が透けて見えたら動揺して仕事なんかできないはずじゃないのかなぁ・・?それともスルーすることに慣れていたのかも?

そうすると葵という女性の内面が黒く見えちゃって、当初の可憐で純粋な女性と言うイメージが・・・(ノД`)・゜・。

そしてそんな女を助けるために命をかけた慎一郎の愛が悲しすぎます。

最後のシーンで空を見上げる葵の表情が悲しすぎて感情が欠落してしまったのか、逆にサバサバしているように見えたのが不思議でした。

ところで、DAIGOさんがとんでもない悪い男の役で出ていたのをみてショックでしたね~( ゚Д゚)

あんな人がいいを絵に描いたみたいな人があんなヤクザな男の役をやるなんて・・・。

なのに妙に似合いすぎてそれはそれでビックリでした。

評価

私個人の評価です。

ラストシーンの衝撃がすごかったです。

もしも自分にこんな能力があったらこわいです。

きっと耐えられないですね!だから葵はスルーすることにしたのかも?

ということで(☆3.5)を差し上げたいと思います。

キャスト

  • 木山慎一郎・・・神木隆之介さん
  • 桐生葵・・・・・有村架純さん
  • 金田大輝・・・・志尊淳さん
  • 宇津井和幸・・・DAIGOさん
  • 植松真理子・・・松井愛莉さん
  • 黒川武雄・・・・北村有起哉さん
  • 遠藤美津子・・・斉藤由貴さん
  • 遠藤哲也・・・・時任三郎さん
  • 監督・・・・・・三木孝浩監督
  • 原作・・・・・・百田尚樹氏

まとめ

今回は『フォルトゥナの瞳』についての紹介でした。

ラストシーンの衝撃は、今だにショックから覚めることができません。

明日の朝になれば復活できるでしょうか。

ではでは(^0^)/

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