お元気ですか?うめきちです(^o^)/
スケールの大きなミステリーやオカルト的な作品で知られているひかわきょうこ先生の最新作「魔法にかかった新学期」2巻が2018年11月5日に発売されました。
高3の春、新居に引っ越しした一ノ宮琴美は転入先の三葉高校(さんようこうこう)で幼なじみで今は先生のまーくん(阿雲雅己)と同級生の宇野隆介、円城護、押方咲良と共に突然奇妙な空間に閉じ込められてしまいます。
動く埴輪とヲシテ文字に導かれて5人の冒険は始まりました。
今回の記事は「魔法にかかった新学期」2巻の紹介です。
「魔法にかかった新学期」2巻
- あらすじ
- 感想
- まとめ
以上の紹介をしたいと思います。
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「魔法にかかった新学期」2巻
あらすじ
別の時空間に飛ばされた5人
図書室に閉じ込めらてしまった5人は、取りあえずヲシテ文字について調べてみることにしました。
埴輪の指示すワードに従ってそれぞれが気になる本を探す図書室の外の廊下では、化け物がザワザワと蠢いています。
すでに外は日が暮れて、壁の時計を見ればすでに7時13分を示しています。
ところが腕時計やスマホの時刻はまだ3時45分のままなことに気づいた雅己は、自分たちがいるのはこの図書室とは別の時空間ではないかと考えていました。
ヲシテ文字
と、その時、いきなり電気が消えて真っ暗になり、同時に化物からの精神攻撃が始まりました!
しかし精神力では負けてない隆介のパワー勝ちですぐに明りが戻ってきました。
隆介のパワーによってみんなすぐに平常心に戻ります。
次に護が探し出した本の次号予告で『ヲシテ文字の謎』というページを見つけ、次号は貸し出し検索から1年5組の吉田が持っていることが判明しました。
止まったままのスマホの時刻を信用するならまだ吉田は学校にいるはずなので、1年5組に行ってみようという結論になったのです。
だが、しかしどうやって廊下の化け物に見つからないように1年5組まで行けばいいのだろうか?
ふと雅己をみると、一心不乱に本を調べているその周りで埴輪がパッパッとテレポーテーションしながら飛び回っているのが見えました。
そして彼の後ろに白い影が立っているのに気づいた琴美は雅己を庇うように彼の前に立ちはだかりますが、影に悪意はなくむしろ『それでいい』と言っているような気がしたのです。
正巳は白い影は埴輪たちの親玉で、自分たちに何かをさせようとしているのではと言うのでした。
テレポーテーション
しかしそうしているうちにも廊下の化け物は力を増してきて、図書室に入って来ようとしています。
そこで隆介が電気のエネルギー攻撃を仕掛け、怯んだところで咲良が結界を張り、護がそれを広げて化物を撃退したのです。
この連係プレーを見ていた琴美は、自分にできることはもしかしたらアレかもと埴輪がやっていたテレポーテーションを思い出しました。
つまり5人の能力を具体的に整理するとこうなります。
- 雅己・あ行「(空)あ」➜開ける・中心・始まり➜導く
- 琴美・い行「(風)カセ」➜時間の流れ・空間の広がり➜テレポーテーション
- 隆介・う行「(火)ホ」➜循環する熱くて尽きないエネルギー➜電気玉
- 護・え行「(水)ミツ」➜川のように四方八方に流れて移動する・変化➜空間を広げる
- 咲良・お行「(地)ハニ」➜四角で囲む・閉じる。固まる・止まる➜結界
ということで、琴美は始業式の時にもらった校舎の全体図を折り曲げて、図書室と1年5組を重ね合わせて『つながれ!』とイメージしてみたのです。
すると5人は1年5組にテレポートしていました。
あわのうた
隆介、咲良、護が教室に結界を張って化け物が近寄れないようにし、急いで吉田のカバンから貸し出した本を出して例のページを開いてヲシテ文字の50音図をみつけました。
それをノートにあいうえおの50音順」に書き変えて、雅己の読み上げる古代の神が歌ったとされる『あわのうた』に合わせてなぞって行くと、ノートに書かれた表の右上端から始まり、下まで行くと今度は左のページに移って上に進んで左上端で終わるということがわかったのです。
そしてそれはこの学校の校舎の形にもピッタリ当てはまるのでした。
正巳は自分たちに託された役目はこの校舎の空間を「あいうえお」と見なして移動しながら「あわのうた」を完成させることだと解読しました。
埴輪が「正解!ピンポーン」と言っています。
宇宙とつながる神様との出会い
琴美が5人を校舎の最上階右端の教室にテレポートさせ、隆介、咲良、護が教室に結界を張って化け物が近寄れないようにし、雅己が「あ行のヲシテ文字」を唱えると、瞬く間に教室内の化け物は消えて空気が変わっていきました。
この要領で50音表48文字に従ってすべての教室の浄化をすると真っ白になった教室は宇宙とつながり、そこに立つ御柱にあの白い人影が現れたのです。
それはこの地を守る神の姿で、『ありがとう』と言っていました。
次に5人が我に返った時、そこはあの異空間に飛ばされる前の瞬間の1年5組の教室でした。
ポケットの中の埴輪もどこかへ消えて、何事もなかったかのように元に戻っていたのです。
5人以外の誰も信じてくれそうもない事件は無事に解決しました。
その後、琴美は卒業したら雅己とつき合うことになり、咲良と隆介、円城となぜか吉田がいい感じになるのでした。
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感想
なんかちょっと中途半端なスペクタクルマンガでしたね。
出だしの化物からの精神攻撃は怖かったですが、すぐに隆介によって撃退されるとそれにつられてみんな自己の持つマイナーな部分をあっさりと克服してしまったので拍子抜けしてしまったのが残念でした。
宇宙の法則も丁寧に描かれていてスゴイと思いましたが、なんか盛り上がれませんでしね~。
高3の琴美が雅己との再会によって初恋が再燃することやカップル誕生はすでに予測できてたので、もっとドロドロハラハラドキドキの冒険譚を期待してしまったのがいけなかったのでしょうか。
なので、この物語は序章として、埴輪たちや土地神様と再び冒険する続編があったらいいなと思ったのですがどうでしょうか?
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まとめ
今回の記事は「魔法にかかった新学期」2巻の紹介でした。
ではでは(^0^)/
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