【ぼくは地球と歌う】4巻 元凶はキチェス?ネタバレ感想・5巻発売日も

     

2018-07-21_220116

おげんきですか?うめきちです(^0^)

日渡早紀先生の新作【ぼくは地球と歌う】4巻が2018年7月20日に花とゆめコミックスから発売されました。

「ぼく地球シリーズ」第3章4巻です。

富士の神社で知ったことをカチコや春彦に話す蓮。

蓮の知っているヘンルーカは優しく美しい女の子です。

小林家で眠っていたはずのヘンルーカが目を覚ましたけれど、それは狂気をはらんだ恐ろしい怪物だったのです。

今回の記事は、

【ぼくは地球と歌う】4巻

  • あらすじと感想
  • 【ぼくは地球と歌う】5巻の発売日予想
  • まとめ

以上の紹介をしていきたいと思います。

(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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【ぼくは地球と歌う】4巻

あらすじと感想

第19話

輪に言われてちまを一成のところに預けにいったありすですが、事情を聞いた桜は怒り狂っています。

その頃、蓮は春彦とカチコに富士の神社で見たことを話していました。

蓮はヘンルーカがSOSを発信しているのではないかと思っています。

春彦が、自分たち月基地メンバーではなく蓮のところに現れたのか疑問に思っていると、

「あのね、春彦おじさん ぼくの前世は木蓮のお父さんのロジオンなんだよ!もしかしたらロジオンがカギなのかなって」

オイさんに案内された神社の奥宮にいたのはヘンルーカのお母さんで、桜の大木の根元に取り込まれてはいるけれどまだ生きているらしいのです。

「きっとヘンルーカはお母さんを助けたいんじゃないのかな」

しかし春彦が目撃したヘンルーカはそんな優しいタイプではなかったと言いながら、春彦の脳裏に浮かんだのはかつて東京タワーを欲しがって暴れた幼い頃の輪でした。

ヘンルーカの瞳はあの頃の輪に似ていると思ったのです。

一方、小林家で寝かされていたヘンルーカは目を覚まし、見下ろしている輪に言います。

「私はお前が成り損ねた地球の使徒だ」

不気味な笑顔を浮かべながら、輪が東京タワーを手に入れることが出来ないままタダの人間になってしまったのは、四葉の魔女(ありす)に喰われたからだと言うのです。

「宇宙の元凶はキチェ=サージャリアンで、その災厄を知らずに運びこんだのだ!頭の足りぬ仮母星(シア)人共よ!!」

第20話

さらにヘンルーカはサージャリム発祥の地である大母星が、人の住めない荒れ果てた星になったのは、そこにおびただしい数のキチェスが巣くっていたからだとしゃべり続けます。

キチェスたちが歌えばその地はどうなるか想像してみろと!

月基地で木蓮が歌ったために植物だらけになったことは「輪・紫苑」の記憶の底にはっきりとありました。

「地殻変動で多くのキチェスは死んだが、いくらかはシアに移動し、そして今この地球に移されたキチェスはありすと蓮だ」

この元凶の二人を殺してしまえば地球は救われるのだと、自説をとうとうと並べている時に輪が紫苑になっていることに気づいたヘンルーカは嬉しそうに言いました。

『紫苑、そのまま小林輪を喰らって私に服従しろ!』

しかし彼女を見る輪(紫苑)は恐ろしい形相をしていたのです。

一方、撮影のためにスタジオ入りしていたありすのヘアメイクの担当が急きょ代わり、やってきたのは錦織一成でした。

偶然ののサプライズに大喜びのありすでしたが、いろいろ話しながら実は「ありす・木蓮」と「輪・紫苑」はまだ完全に転生していなくて今、転生の途中なのだと打ち明けました。

そしてもう輪が暴走することはないと言うと、一成は今回暴走してるのはもしかしたら「大介・柊」かもしれないと言うのです。

男だけ集まったあの日の帰り道、大介は月基地の記憶から確かめたいことがあると言い出したのでした。

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第21話

カプツンはいつまで待っても、いっこうに蓮から連絡も何もこないので心配になって小林家にやって来ました。

『やっぱり出ないなぁ・・・』

すると偶然、大介がやってきました。

留守のようだから取りあえず神社の方を見に行くことにしたカプツンですが、中から人の気配がするような気がしてなりませんでした。

大介もどこかで時間をつぶそうと思った時、家の中から大きな音が聞こえました。

場面は変わり、神社です。

小雨が降る神社でカチコと春彦は、富士から戻ってきた蓮に何をどうやって聞いたらいいのかとまどっていました。

特にカチコはロジオンをマージの幻覚を見たことを話すべきかどうかということで、よけいに混乱していたのです。

そこへやって来たカプツンが蓮の顔を見ると、いきなり怒り出しました。

「もう待ってるのは限界なんだよ!独りで悩むな! 僕に話せ!! 僕を透明人間にすんなり!! 本気で怒るぞ!!!」

カプツンの本気の気持ちに触れて、蓮が堰を切ったように泣き出したのをみたカチコは、蓮はカプツンにだったら全部話すかもしれないと思いました。

第22話

一成がありすの付き人を引き受ける話をしている最中に突然、春彦から緊急会合の連絡が入りました。

小林家に集合と、かなり切迫した電話です。

富士の神社に来ていた迅八のところにも小林家に緊急集合の電話が入りました。

「輪くんが壊れた!」

小林家のリビングはめちゃくちゃ荒らされ、輪が放心状態で座りこんでいます。

大介は子供たちにはその惨状は見せずにカフェに行かせ、ありすにもカフェに向かうように指示しました。

部屋の中は、床と言わず天井と言わず至る所に緑色の液状物質と輪の血痕が飛び散っていて、輪は全く反応しません。

成は輪に呼びかけ続けています。

「僕はテレパしストだよ。何があったか全部教えて」

そう言って一成は輪の手に自分の手を重ねました。

輪の手からヘンルーカの正体と、この部屋で起こったことを知った一成は凍りつきました。

※要約するとこうなります。

  • 彼女の本当の名前は「ヘンルーカ=ホリー=アース」
  • 大母星に生まれ、キチェスを統括していたサージャリム一族の末裔だった。
  • 大母星と仮母星を滅ぼしたのはキチェス。
  • キチェスの下らない反乱さえなければ「テス(月)戦争」は起こらず、紫苑の人生はもっと穏やかなものだった。
  • しかも紫苑との運命の相手は、木蓮ではなくヘンルーカのはずだった。
  • キチェスは宇宙の元凶なので地球を守るために駆除しなければいけない。

ヘンルーカの言葉を聞いた後、輪&紫苑はブチ切れてヘンルーカに摑みかかるとメチャクチャな戦いになって、後はもうなんかよく憶えていないと言うのです。

傷は浅いけれど、パワーダウンしてしまった輪はまだ動けないようでした。

その頃、カフェでもひと騒動持ちあがっていました。

「正直に言うよ・・・。カチコちゃんとカプツンと、特別な関係になるのがどうしても嫌だったんだ。カチコちゃんがカプツンを好きなのボク知ってるもん・・・」

それを聞いたカプツンは「そんなこと言ったら、僕もカチコのこと好きだけど・・・」

第23話

カプツンが両想いになりたい宣言をぶちかまし、煮え切らない蓮にお前の気持ちをハッキリ言えと迫ります。

しかしここで三角関係の頂点になってしまったカチコが、思いっきりネガティブな発言をしたのです。

「ウチのせいやわコレーー それやったらウチがアンタらから身ィ引くわっ!」

3人を見ていたありすは、嬉しそうに仲裁に入りました。

「蓮もカプツン君も、カチコちゃんのそーゆーところが好きなんだじゃないかな?今はまだ二人ともスタートラインね」

そこへ「甘酸っぱいところに悪いけど・・・」

春彦は今、小林家でとんでもない事が起こっているのだと割り込んできました。

同じ頃、桜の所に預けられていたちまこは、鏡の向こうの見知らぬ男と見つめ合って不安を感じていました。

小林家のリビングでは、まだ動けないでいる輪は白昼夢を見ていました。

紫苑が子供の頃、母親と一緒にいる夢です。

『大母星のサッジャリの天子がいつか緑の涙を流す時、それがそんな遠い未来でも私の息子はきっと私を思い出すだろう』

目を覚ました輪は夢の意味がわかりませんでしたが、どうしたわけか涙が止まらないのです。

泣いているのは紫苑でした。

第24話

ありす達が家に帰ってきました。

輪がケガをしたと聞いて真っ青になるありすが部屋に飛びこむと、どうにか元気を取り戻した輪が現れてホッとするのもつかの間。

無意識に空間サイコメトリをして何が起こった知ってしまった蓮は、ヘンルーカはこんな子じゃないと誤解を解こうと必死にになっています。

「ヘンルーカには事情があるんだ!! 一人ぽっちで・・」

蓮の肩に触っていたカチコは蓮と同じものを見ていたので、再び怒りに燃えだした輪の鉄拳から逃がそうとした瞬間、二人の前にカプツンが飛び出してきて庇いながら叫びました。

「蓮、お前は一人ぽっちじゃない!!」

子供たちの必死さと、ありすや春彦、一成達に取り押さえられていることで無理矢理怒りをこらえることができた輪でした。

「子供たちを見て腹が座った」と、今度は大介がメガトン級の爆弾を落としてくれました。

「月基地を起動しないか。東京タワー解禁だよ」

と言いだしたのです。

「ヘンルーカが月基地を欲しがっているのなら、先取攻撃が一番の防御なんじゃないかと思うんだ」

けれども月基地は植物だらけだと言って気乗りしない輪に、

「僕は知っているんだ。”黒聖歌”の存在をね」

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☆大介はいったい何を確かめたいのでしょうか?

そして多重人格かとも思えるヘンルーカの本当の正体とはいったい何なのでしょうね。

「大母星に生まれ、キチェスを統括していたサージャリム一族の末裔だった」ということは神様の子孫ってこと?

疑問だらけですね~!

それはともかく、紫苑の子供時代が出てきました。

紫苑のお母さんが言っていた「緑の涙」とは、もしかしてヘンルーカの緑の体液のことなのかもしれません。

なんかいろんな材料が集まってクライマックスに向かって一気に畳みかけてきたみたいです。

ラストは近いかもしれませんね。

【ぼくは地球と歌う】5巻の発売日予想

【ぼくは地球と歌う】5巻の発売日は、2019年初夏発売予定と記載されていました。

初夏と言うからには、5月~6月くらいと見当をつけたみましたがどうでしょうか?

また詳しい情報が入り次第更新していきますね!

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まとめ

今回の記事は、

【ぼくは地球と歌う】4巻

  • あらすじと感想
  • 【ぼくは地球と歌う】5巻の発売日予想
  • まとめ

以上の紹介でした。

ドッキドキの4巻でした。

東京タワーと月基地!

次回の展開が怖いです。

ではでは(^0^)/

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