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お元気ですか?うめきちです(^o^)/
心霊サスペンスホラーでドキドキさせてくれる山本まゆり先生の「霊能者緒方克己」シリーズの最新作『保健室の魔女』が2019年1月9に発行されました!
大好きな漫画家さん大好きなシリーズの新シリーズ嬉しいですね~!!
SC(スクールカウンセラー)になった緒方克己が今回手がける安件はどんな悪霊が潜んでいるのでしょうか?
今回は『保健室の魔女』の紹介をしたいと思います。
『保健室の魔女』
- あらすじと感想
- まとめ
(※なお、ネタバレを含む部分もありますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
『保健室の魔女』
あらすじと感想
緒方克己がスクールカウンセラーとして訪れた学校は大きな問題を抱えていましたが、その裏には恐ろしい心霊事件が潜んでいました。
カマイタチの祠
克己はスクールカウンセラーをしているとある中学校で、女子生徒・中西優奈から最近持ち物が盗まれて困っていると相談されていた時に、偶然通りかかった千川織江に憑いている禍々しい生霊を感じていました。
これがなんと義理の娘に執着する義父の生霊だったみたいですね~ゲロゲロ~
千川織江(14)は雑誌のモデルをしている美少女で、クラスでも人気者で担任の石丸先生みたいな大人でさえ、その美しさをうらやましがるほどでした。
やがて克己は脳裏に浮かんだ竹林のビジョンを手がかりに、学校の裏手の竹林に行ってみると盗まれた中西優奈の持ち物が溜め込まれていたのを見つけました。
しかも竹林の奥から妙な気配がするので行ってみると、そこにはかつてはカマイタチを祭っていた朽ち果てた祠があったのです。
カマイタチは必要とされなくなって長い年月が過ぎ、獲物に飢えているようでした。
中西優奈の持ち物を盗んだ犯人は織江で、その原因は彼女の家庭環境にありました。
母親は2年前に再婚してやっと幸せを摑んだのもつかの間、夫が失業して昼も夜も働き詰めで、夜は必然的に織江と義父だけになるのですが・・・。
そんなある日ついに織江についていたカマイタチがついに発動して克己と優奈が切りつけられてしまいました。
克己は織江に憎むべき人間は他にいると諭します。
「八つ当たりはやめて、自分を犠牲にしてはいけないよ」
義父による性的被害を受けていた織江は、その晩もやって来た義父を見て克己の言葉を思い出し、心の中で強く拒否したのです。
するとカマイタチは義父に襲いかかり、帰宅した母親は夫が娘にしていた事を知り、離婚することになりました。
克己は竹林の奥のカマイタチの祠に参ってお礼を言って帰りますが、なぜかそれからカマイタチは克己について来てしまうのでした。
こういうケースってよく聞きますが、ホント許せませんね!!
読んでて気分が悪くなりました。
こんなやつはカマイタチに体だけでなく、この先の運さえも切り刻まれたらいいのにと思ってしまいましたよ!
保健室の魔女
また別の学校では、生徒のみならず先生たちも学校へ来ると体が重く辛いという悩みを抱えていました。
この学校は土地自体に問題があるようだったので、克己は学校の中を探ってみると、保健室に霊が集まっていくのが見えました。
生徒たちの間でも保健室で寝ると金縛りにあったりして怖がられていましたが、毎日ここにいる養護教諭の小久保綾先生はものすごい光を放って霊たちをはね除けています。
けれども見たところ霊能者のようではないようでした。
そんな中、不登校の男子生徒・龍人の面談に行くことになりました。
話しを聞いてみると、龍人は見えるたちで学校が怖くてイヤなので不登校になっていたのです。
そして保健室が一番イヤだと言っていました。
小久保綾が「保健室の魔女」と呼ばれているのもここで知りました。
調べてみると、かつてこの学校が建っていたところには祠があったようですが、学校を建設する時に勘定してもらったけど失敗していたということがわかりました。
そして最初に祠を立てたのが小久保綾の曽祖父だったこともわかったのです!
それで彼女だけは守られていたんですね~!なるほど!
彼女は生徒が保健室を怖がるので、少しでも良くなるかと思って曽祖父の数珠を保健室のベッドサイドテーブルの引き出しに入れていたのですが、これが逆効果になって霊を呼んでいたようですね。
克己が数珠を手にしたことで曽祖父が克己に憑いて、群がる霊たちを数珠に集めてくれたので、元々祠があった所に数珠を埋め直すことでこの学校に溜まっていた霊たちを鎮めることができました。
龍人の家は、かつて父親が一家殺人事件を起こした事故物件で、龍人の部屋には事件で殺された母親と子供が出るというので克己が対処してくれましたが、そもそも事故物件なんかに住みたくないです!
いくら割安でも、家選びは慎重にしたいものですね!
ところでこの保健室の魔女は人の秘密や弱みを握るのが大好きな悪魔だったのす。
こっちの方が怖いかもですね~。
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幻惑の白樺荘
今回、克己に入った仕事は家出人探しです。
奥居真奈香は学校でいじめにあっていましたが、その事を知らなかった母親に学校へ行くようにキツク叱られて家を飛び出してそのまま行方不明になっていました。
せめて生死だけでも知りたいという真奈香の両親に克己は言いました。
「亡くなってはいないと思います。白樺に囲まれた別荘が見えますが、心当たりはありませんか?」
すると真奈香が小学生の頃に祖父が所有していた別荘へ毎年遊びに行っていて、別荘に来ていた高校生くらいの男の子とよく遊んでいたことがわかりました。
そこで克己は別荘の場所を聞いてひとりで行ってみると、とつぜん霧が出てきて気がつくと目の前に白樺に囲まれた別荘が現れたのです。
窓から中を覗いてみると、ソファに寝ている真奈香が見えたので、中へ入って「助けに来た」と言いますが、ナオヤという青年が現れて別荘から追いだされてしまい、霧が晴れるともうそこには何もありませんでした。
突然の訪問者に怯える真奈香を元気づけるためにナオヤは彼女を池へと連れていきました。
幼い頃に遊んだ思い出の場所だったその池には龍のような形の1本の倒木があり、玉を摑んだような形の龍の手に夕日が差し込むと、不思議なことに黒龍が現れたのです。
2人は龍の背に乗って遊んでいます。
一方、克己は近くの住人にこの辺りに白樺に囲まれた別荘が無いか聞いてみると、今はもう廃屋状態だけど昔はあったと教えられた場所へいってみました。
すると朽ち果てた別荘の傍に倒れている真奈香を見つけたのです。
しかし彼女の魂はナオヤと黒龍によって遠くに連れ去られていました。
その時、不意にナオヤの両親の霊が現れて、ナオヤは闇の龍に囚われているので助けてほしいと言い、1キロほど先の池にいると教えてくれたのです。
『そういう事か』
克己は池の畔で朝日が龍の手に差すのを待って、現れた白き龍に囚われになっている二つの魂を助けてほしいと頼みました。
白き龍は黒龍と戦って池のほとりの龍の形の倒木に雷を落とし、真奈香とナオヤの魂を助けてくれました。
病院で目を覚ました真奈香はナオヤの別荘が7年前に強盗に襲われたことを知らされましたが、その時、病室の外では7年間意識不明のまま入院していた患者・”ナオヤ”がついさっき目を覚ましたと、看護師さんたちが騒いでいる声が聞こえました。
目を覚ましたナオヤは克己から黒龍に囚われていたことを聞いて、やっと昔のことを思い出しました。
ナオヤの両親は強盗に殺されてしまいましたが、命からがら逃げ出したナオヤは池までたどり着いてそのまま意識不明になったのでした。
黒龍か~・・・
水辺には霊が集まると言いますが、ナオヤは池の周りに集まっていた魔物たちに利用されてしまったってことですね。
でも何だか眠っていた間の記憶がないみたいですが・・・。
まあそれも二人にとっては改めて新しい恋の始まりってことで結果オーライなんですかねぇ(#^.^#)
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まとめ
今回は『保健室の魔女』の紹介でした。
高校生を17年、大学生を12年間もやった緒方克己は今度は何年スクールカウンセラーをやるのでしょうか?
ずっとやっててほしいですね~!!
ではでは(^0^)/
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