【かげきしょうじょ】1巻ネタバレ内容と感想・さらさの目標はオスカル様

     

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お元気ですか?うめきちです(^0^)

斉木久美子先生の話題作

【かげきしょうじょ】1巻が

花とゆめコミックスから

2015年11月10日に発売されました。

大正時代に創設された未婚の女性だけで

構成された『紅華歌劇団』に、

晴れて入学した渡部さらさの

音楽学校ライフの数々を描いた物語です。

さらさは歌劇団のトップスターとなり、

憧れの『オスカル様』を演じることを

目標に今日もがんばります。

今回の記事は、

・【かげきしょうじょ】1巻の

あらすじと感想

・まとめ

以上の紹介をしていきたいと思います。

(※なお、ネタバレのため、

結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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【かげきしょうじょ】1巻のあらすじと感想

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大正時代に創設されて未婚女性だけで

構成された『紅華歌劇団』。

この『紅華歌劇団』に入団するための

人材を育成する「紅華音楽学校」

創立100年目に入学した100期性の

渡部さらさ・奈良田愛(愛ちゃん)と

彼女たちを取り巻く仲間たちの

青春ドラマです。

第1幕)

紅華音楽学校予科生(1年生)の授業は、

毎日が基礎、基礎、基礎づくしの

講義ばかりでした。

中でも、演劇の授業は座学ばかりで

実技がまったくありません。

みんなの授業に飽き、

不満は募る一方です。

こんな時に先陣をきって余計なことを

するのはいつも渡部さらさでした。

さらさは演劇の授業中に、

講師の安藤先生(あだ名はファントム)に

言いました。

「他の先生たちにもいつも大切なのは

【表現力】と言われているんです。

座学が大切なのは承知していますが、

そろそろ実技もやりたいなーと

思うわけで・・・」

すると、ファントムは言いました。

「そうだな。【表現力】ってやつで

俺をやってみ?それが面白かったら

考えてやらなくもない」

責任重大の役を仰せつかり

汗をかきながら(?)ファントムの

まねをしてみせました。

その出来は似過ぎるほど似ていました。

ファントムの反応は「・・・」でした。

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寮へ帰ると、さらさ宛に真っ赤なバラが

届いていました。

数は16本。

明日のさらさの16歳の

バースデープレゼントが贈られて来たのです。

贈り主は実は、歌舞伎役者の煌三郎でした。

しかし、メッセージカードが付いている

だけなので、SNSの『botの中の人』だと

みんなは思いました。

そしておまけに「マジ、不気味~」とも

言うのでした。

『botの中の人』とは、さらさの幼なじみで

本当は梨園の名家美里屋の宗家16代目

「歌鷗」に一番近いとされている

『白河暁也』でした。

また、煌三郎は暁也の兄弟子でしたが、

さらさとの関係は特別な何かが

ありそうな感じです。

翌日の演劇の授業は座学ではなく、

課外授業となりました。

さらさのパフォーマンスもしくは、

みんなの祈りが天に届いたのでしょうか!?

集合場所は大劇場裏口、

授業内容は歌劇団の裏方の仕事の見学です。

ドレス造りや大道具、かつらやシューズ、

すべて役に合わせて制作するのです。

順番に見学していくうちに、

さらさは奥にあるドアがとても気になり、

つい開けてしまいました。

ドアの向こうは舞台でした。

この大きな舞台に立ち、

トップスターになることをみんな夢見ています。

さらさもその一人でした。

第2幕)

ある日、学校では演技指導の先生を集めて

予科生の授業カリキュラムについて

話し合いが行われていました。

予科生の授業にもう少し実技を増やして

みてはどうかという、安藤先生の発案です。

しかし、大御所の紅華音楽学校名誉教授で

脚本家の国広先生の反対で一蹴されて

しまいました。

さらさは公園で頭をもたげたまま

ずっと動かない老人を見つけ、

死んでるんじゃないかと心配で

顔を覗き込んでいました。

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考えに没頭していた老人は

さらさに気づいてビックリ仰天!

心臓が止まるかと思ったほどでした。

老人はさらさの着ている制服を見て、

紅華音楽学校の生徒だと知りました。

そしていろいろな話をするうちに、

自分の紅華歌劇団に対する思い出を

語り始めました。

少年の頃、紅華歌劇団に憧れ、入団したいと

思ったけれど女性しか入れないと知ると

今度は舞台を作る側の人間になりたいと

思いました。

そして当時のトップスター白バラのプリンス

『櫻丘みやじ』に貰ったサイン入りの台本を

大切な宝物にしました。

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その宝物が空襲で燃えてしまい、

家も、憧れの紅華歌劇団の大劇場も

すべて消えてしまったと思い、、

落胆の毎日を送っていた彼の前に現れたのは

あの、白バラのプリンスでした。

再び気力を取り戻した少年は、

紅華歌劇団の脚本家をめざしたのでした。

老人の話を聞いていたさらさは感激して

自分もいつか必ずトップになりたいと

言いながら、紅華歌劇団の演目の話題の中で、

「巴里の白い花」の歌を歌いました。

亡くなったおばあちゃんがお気に入り

だったのだと言いながら、

おばあちゃんとやった歌劇団ごっこで

覚えたセリフや振りつけで

「巴里の白い花」を演じて見せました。

さらさとしゃべっているうちに、

老人は気づきました。

演技指導に実技を増やしてほしいというのは、

安藤先生の発案ではなくて生徒の

要望だったのだと。

さらさは知りませんでしたが、

老人は実は紅華音楽学校の名誉教授の

国広先生だったのです。

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老人は病室で待っている老夫人に

白いバラを手渡しながら

「今日、面白い子に会ったよ」と話します。

「だがね、この白いバラが一番似合うのは

やはり君だよ。白バラのプリンスよ!」

第3幕)

なぜか突然予科生の実技授業が許可されて

大喜びしている100期生に

与えらえた課題は【ロミオとジュリエット】

役柄は「ロミオ」「ジュリエット」

「ティボルト」「ジュリエットの乳母」の

4役です。

4人一組のグループになってそれぞれ各班で

話し合い自主練し、

発表は2週間後という厳しいものでした。

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さらさと同じEグループになったのは

仲良しの奈良っち、

そして沢田千夏・星野さん。

Eグループの役柄は「ロミオ・星野」

「ジュリエット・奈良田愛」

「ティボルト・さらさ」

「ジュリエットの乳母・沢田千夏」です。

練習場所は公園、時間は早朝、

すべて自分たちで確保して練習に

がんばりました。

いざ練習を初めてみるととんでもないことが

分かりました。

あいちゃqは漢字が読めなかったのです。

実は愛ちゃんは人気アイドルグループ

「JPX48」の元メンバーで、

仕事に謀殺されて小中学校に

ほとんど行ってなかったのです。

そのために漢字が読めないので、

アイドル時代にはマネージャーが

漢字すべてに振り仮名をふってくれて

いました。

だから今は、その手の中にある台本の漢字が

読めなくて困っていました。

そして対人関係の作り方もよく知らなくて

不安が残っていました。

すったもんだのあげくに、

アッという間に2週がたっていきました。

第4幕)

いよいよ発表の当日、1番の発表は

E班からでした。

すべての発表を観た後に、安藤先生から

それぞれ批評をもらいました。

E班のメンバーへの批評は、

・「ロミオ・星野」・・・演技する時には

余計なことは考えず役に没頭すること。

・「ジュリエットの乳母・沢田千夏」・・・

役作りで、役の年齢とかもっと想像力を

養うこと。

・「ジュリエット・奈良田愛」・・・

愛想がなくて娘らしくない、

笑わないジュリエットで可愛げがない。

・「ティボルト・さらさ」・・・

冬組の里見星のトレースはすばらしく

上手くて驚いたが、

渡部さらさ自身のティボルトを演じること。

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安藤先生から個性がない・人まねだと

言われて、子供の頃に歌舞伎役者の

煌三郎から教わったこととは真逆の

批評に大きなショックを

受けるさらさでした。

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書籍情報

【かげきしょうじょ】1巻

感想

【かげきしょうじょ】の紅華歌劇団は

言わずもがなの宝塚歌劇団の

ことですね~!

だから紅華音楽学校は宝塚音楽学校が

モデルなんですね。

音楽学校ってどんなところか普通は

知りません。

だからこんなにたくさんの勉強するんだ

なんてビックリですね。

歌と踊りだけじゃないんです。

なかなか見ることのできない世界を

垣間見せてくれるこのまんがの

これからが楽しみですね。

(ちなみにヤングジャンプで2013年に

出版されている【かげきしょうじょ】が

前作のようです。

さらさと奈良っちが紅華音楽学校を

受験する物語みたいです。

そっちも合わせて読んでみたいですね。)

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まとめ

今回の記事は、

・【かげきしょうじょ】1巻のあらすじと感想

以上の紹介でした。

なかなか興味深いマンガです。

続きが気になります~!

2巻もさっそく読まなくてはいけません!

ではでは(^0^)/

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