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お元気ですか?うめきちです(^o^)/
原作:日向夏氏、作画:ねこクラゲ氏、構成:七緒一綺氏、キャラクター原案:しのとうこ氏という四氏合作の「小説家になろう」発のヒーロー文庫のコミカライズ「薬屋のひとりごと」8巻がビッグガンガンコミックスより2021年5月25日に発売されました。
これが中々読み応えがあって面白いんです!
8巻では猫猫の出生の秘密が語られます。
- 羅漢は若い頃に身請けをしたかった妓女・鳳仙と引き裂かれ、やっと戻ってきたときに彼女はいなかった。
- マオマオを産んだせいで落ちぶれた鳳仙は帰ってこない羅漢を待ちすぎて病にかかり・・・。
- 「変人軍師に『パパと呼んで』と言われたらどうしますか?」とマオマオに聞かれた壬氏は「眼鏡をかち割りたくなるな」とつぶやく。
という事で今回は「薬屋のひとりごと」8巻の紹介したいと思います。
「薬屋のひとりごと」8巻
- あらすじと感想
- 9巻の発売日を予想
- 原作紹介
- 「薬屋のひとりごと」を無料で立ち読みする方法
- まとめ
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「薬屋のひとりごと」8巻
あらすじと感想
羅漢の夢
マオマオとの象棋(シャンチー:中国の将棋)の試合に負けた羅漢は、運び込まれた緑青館で夢を見ていました。
『生まれた頃から人間の区別がつかなかった。乳母と母どころか男女の区別もつかなっかった・・・』
それは変人軍師こと 羅漢のことでした。
今でこそ相貌失認(そうぼうしつにん)という脳障害による失認の一種と解明されていますが、このため羅漢の両親の不和の原因となり、長子でありながら従母弟(おとうと)に後継を奪われたことで、日々、碁と象棋にのめり込んで奔放に生きていました。
そんな羅漢を唯一理解してくれたのは叔父の羅門(るおめん)ただ1人で、
「顔ではなく声や素振り、体格を何かに当てはめて覚えるといいね。お前なら象棋かな」
それ以来人の印象を象棋のコマに当てはめて覚えるようになった羅漢でしたが、ある時付き合いで行った妓楼”緑青館”で運命の相手と出会ったのでした。
マオマオの出生の秘密
鳳仙(フォンシェン)というその妓女は碁や象棋がとても強かったので、自信があった羅漢は面白半分に対戦したところ完敗してしまったことから初めて人の顔(鳳仙)を顔として認識することができ、それから碁と象棋を介して二人の逢瀬が始まったのですが・・・。
如何せん鳳仙は妓女なので程なく見受け話が持ち上がり、その値段は羅漢ではとうてい払えない額だったことからふたりはやってはならない計画を実行しました。
結果 鳳仙の見受け話は破談になりました。
ところが間の悪いことに羅門の失脚の余波を被った羅漢も遊説に出されることになって、鳳仙のところに行くことができなくなってようやく戻ってこれたのは3年も後だったのです。
自室で机の上に置かれていた赤黒いシミの付いた一通の文と、鳳仙と赤子の干からびた2つの指が入った巾着を見つけた羅漢は、急いで緑青館に行きますが、時既に遅く、鳳仙はどこにもいませんでした。
それからも何度も緑青館に向かい、その度にやり手婆に箒で殴られていた羅漢ですが、ある日、行方不明のはずの羅門に育てられていた幼いマオマオに出会うことに。
羅漢が選んだ妓女は・・・
緑青館の一室で目を覚ました羅漢は、マオマオとの約束通り、やり手婆からどの妓女を身請けしたいのか選べと言われ、ズラッと並んだ美しい女たちの中から仕方なく馴染みのメイメイを選ぼうとしました。
けれどメイメイが「ちゃんと選んでくださいね」と言って窓を開けると、窓の向こうから聞き覚えのある鳳仙の歌声が聞こえてきたのです。
声のする家に飛び込むと、そこには病で記憶も鼻も無くなった病人の鳳仙がいました。
羅漢は探し求めた鳳仙にようやく会うことができ、余命短い彼女を身請けすることができたのでした。
パパとは絶対に呼びたくない!
久しぶりに後宮に戻ったマオマオは壬子のところで水蓮からお菓子をご馳走になっていると、壬子に「軍師殿のことを恨んでいるのかと思っていた」と言われます。
「嫌っていますが、恨んじゃいません」と言いつつ、「壬子様、あのモノクルに『パパと呼んで』と言われたらどう思いますか?」と尋ねたマオマオに、「眼鏡をかち割りたくなるな」と嫌そうな顔で答えるしかない壬子でした。
マオマオにとってやり手婆に箒で殴られて血まみれだった羅漢との初対面は、幼心に恐怖を刻み込むのに十分な恐ろしさだったのです。
外壁の上でマオマオが踊る
それから数日後、メイメイから行李が届き、中には手紙と美しい布帛(ひれ)が入っていました。
『いい?マオマオ 私が出ていく時はちゃんと踊るのよ』
マオマオは踊りの衣装を着て布帛をまとい、送り出される妓女の門出を祝って外壁の上でひとりで踊っていました。
かつて花街で教養の一つとして教えられた踊りだったわりには案外覚えているものだなと我ながら感心しながら舞っていると、そこへいきなり顔を出した壬氏に驚いて塀から落ちそうになったマオマオ!
とっさに腕をつかんで助けてくれた壬氏が「何をやっているんだ!」と怒鳴りつけてきました。
壬氏は「変な女が外壁によじ登っている」と衛兵から報告を受けて見回りに来たのです。
「花街で身請けされた妓女を見送るための舞です」
外壁の外に広がる花街にいつも以上に灯る行灯の明かりを指して説明するマオマオは、変人軍師が鳳仙を身請けするための宴の行灯を見ながら『本当はメイメイ姐ちゃんを見送りたかった』と、切なく思うのでした。
花街で生まれたマオマオ
花街で生まれた子供は、産んだ女はいても母はなく、マオマオもそんな子供の1人として育ち、自分の母親のことは知りませんでした。
けれどいつしか自分が生まれたせいで緑青館が潰れかけたことや、その責任が好き勝手に産んだ妓女の責任であること、そして病に伏した女こそが母であることを知りました。
マオマオは自分の歪んだ小指を見る度に鳳仙の『夢』を思いつつ、今は羅門の娘として幸せになったのだからもう関係ないと思うのですが・・・。
ふと気がつけば、怪我をしていた左足の傷が開いて流血沙汰になっています!
慌てた壬氏はマオマオを横抱きにして外壁からスルスルと降りるとお姫様抱っこに持ち替えて後宮に急いでいると、腕の中の女が「どうしても言わなければいけない大切なこと」を言いそびれていたと囁き、ドキッとした壬氏に嬉しそうに言いました。
「牛黄をください」と。
次の瞬間、顔が近すぎるところにあった壬氏から頭突きを食らわされるマオマオでした。
後宮で小説が流行る
近頃、後宮では絵物語の娯楽小説が流行っています。
その原因の大本は、懐妊した玉葉妃のために夜伽を控えている帝の目に、他の女官が万が一お眼鏡にかなった場合にもしも粗相があったら不憫だという理由で、閨のあれこれを描いた本が壬氏に見つかってしまったことでした。
壬氏も男ですから興味はありそうで高順にいじられて焦っていましたが、その10日後に没収されてしまった例の本の版元から出版された別の小説が後宮内に出回り始めたのです。
実は壬氏が帝に上奏して後宮の識字率を上げようという企みだったようでした。
字が読める女官たちに読んでもらっていた宮女たちが、続き読みたさに字を覚えたいと思うようになるように仕向けたのです。
マオマオの友達の小欄(シャオラン)もその1人で、字を教えてと頼んできたのは既に想定内のことでした。
毛毛
そんなある日、一歳半になるリンリー姫のお散歩にマオマオを含めたお付き4人が付くことになり、散歩の途中で子猫を拾うことになったのです。
猫があまり好きでないマオマオがなんとか捕獲しようとしていたところを、フワッと子猫を捕まえてくれた宮女が「これいるの?」と笑いかけてきました。
その宮女は小欄と同じお仕着せをきていましたが、見たことのない顔でした。
汚れてみすぼらしかった子猫はマオマオたちのおかげで元気になって”毛毛(マオマオ)”と名付けられてリンリー姫はじめ翡翠宮や医局のアイドルに!
一方、後宮にゴリ押しで入内した新しい妃の楼蘭妃の姿を見て、気に入らないとボソッと馬閃が悪口を言っていました。
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変人軍師・羅漢の若き日の悲恋・・・あの見てくれとは相反する純愛でちょっと感動的でした(*^^*)
マオマオの気持ちなんかもなんかジーンと来ちゃいましたね。
しかし!「眼鏡をかち割りたくなるな」とつぶやく壬氏・・・爆笑ですwww
マオマオと壬氏という不釣り合いな二人の焦れったすぎる関係がこの先どうなるのかドキドキですね。
マオマオの前ではブスくれたりするけど、何かあればカッコよく助けに来てくれたりして、結局はまだ19歳の大人になりきれない青年だもんね。まあ色々と妄想させてもらって楽しませてもらってます(⌒▽⌒)
9巻の発売日を予想
「薬屋のひとりごと」9巻の発売日は、2021年11月25日です!
関連記事:漫画「薬屋のひとりごと」9巻ネタバレ感想 毒キノコと玻璃の鏡
原作紹介
原作「薬屋のひとりごと」は、現在1~11巻まで出版されています。
11巻は2021年4月30日に発売されています。
原作は文字ばかりなので、その分想像力が刺激されて萌えるという意見をききました。
小説はどこらへんが萌えるのかぜひ読んでみたいですね(#^.^#)
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「薬屋のひとりごと」を無料で立ち読みする方法
どうなるのかとドキドキしましたが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!
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まとめ
今回は「薬屋のひとりごと」8巻の紹介でした。
マオマオの出生の秘密に感動の涙を流してしまいましたが、その一方で、後宮にゴリ押しで入内してきた楼蘭妃・・・またもや何かありそうですね。
ではでは\(^o^)/
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