お元気ですか?うめきちです(^0^)
日渡早紀先生の新作【ぼくは地球と歌う】の第1巻が2016年2月25日に花とゆめコミックスから発売されました。
この作品は「ぼくの地球を守って」「ボクを包む月の光」に引き続く「ぼく地球(たま)シリーズ」の第3章です。
小学6年になった蓮は、「生死の境」での事件から4年が過ぎ、月基地組の7人にはない不思議な能力に目覚めつつありました。
かつて月の基地で暮らした不思議な前世の記憶を持つ、当時高校生7人が活躍する「ぼくの地球を守って」から始まったこのシリーズ、今回はどんな事件に発展していくのでしょうか?
第2章から4年後、新たな登場人物が現れて物語は再び始動しはじめました。
蓮と月基地組7人を巻き込んでなんだかとんでもない事が起こる予感がします。
今回の記事は、「ぼくは地球と歌う」1巻のあらすじと感想、謎の少女へンルーカについて紹介していきたいと思います。
(※なお感想とネタバレのため結末を知りたくない方はご注意ください)
「ぼくは地球と歌う」1巻のあらすじと感想
第2章の「ボクを包む月の光」を読んだときにも思いましたが、月基地のメンバーたちの滅びてしまった大母星から転生したのは、
そもそも、きっとあの7人だけじゃないはずだということです。
その代表がまず「蓮」ですよね。
・その他の転生者は何人ぐらいいるのだろうか?
・蓮の前に突然現れた「謎の美少女へンルーカ」の目的は何なのか?
・みんなとはちがう蓮の能力とはいったいどのようなものなのか?
本編を読み進めていくと本人が気づいてないだけで、この人もそうではないのかと思う人が何人か出てきます。
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謎の美少女との出会い
母親の小林ありすの仕事について東京タワーの近くに来た蓮は、友人に電話をしながらぼんやり歩いていました。
すると、いきなり突風が吹いてきて桜の花びらの中に現れたのは、ものすごい美少女!と思いきや猫の着ぐるみのゆるキャラ・・?
家では先に帰宅した父親の小林輪と妹のちまこが昼寝をしていました。
眠っている輪の夢に現れたモクレンは、シオンのパスワードについてしつこく聞いてくるので、いぶかしんだシオン(輪)は
「だれだ、お前?」
すると、
「知りたいか、だったらまず、私に東京タワーをよこせ!」
と、モクレンの姿から変身を解いた少女が詰め寄ってきました。
それは蓮が東京タワーの近くで見た謎の美少女でした。
蓮の悩み
シオンやモクレンは今もずっと守護天使として小林家を見守っていて、時々みんなの前に現れていましたが、やがては現世での輪やありす、地球の大気などに溶けていくのだと言っていました。
けれども、輪は自分の前世であるシオンとはいまだ完全には同期しきれていなくて、シオンやモクレンに「シオン90%の輪」が見たいと言われてふてくされてしまいます。
一方蓮は自分の中にロジオンの存在を感じ、習いもしないキサナドがスラスラと歌えるようになったら、なぜだか急にシオンとモクレンの姿を見ることができなくなってしまいました。
ショックのあまり悲しみにくれる蓮でしたが、どかかからかすかに聞こえる歌声に気づくのでした。
それは一度しか聞くことはできなかったけれども、地球の歌声だと確信するのでした。
月基地組の身体から聞こえる音と、ただの地球人の身体から聞こえてくる音がちがうともいうことも気づくことになりますが・・・
しかし、地球人と月基地組の身体から違う音がすると言ってもだれも信じてはくれず、”かちこ”には「痛すぎる」とまで言われてしまい、ますます悩みが深まっていくのでした。
それはかちこのことを密かに恋する蓮には手痛い一言です。
それもこれもすべての悩みをシオンに聞いてもらいたい漣でした。
そんなある日、輪の車に、かつて輪が作ったピラミッド型の機械の絵が貼り付けてありました。
「コレナーニ」というメッセージ付きで。
不気味な事件の始まりのようです!
眠り姫の脱走事件
その頃、アメリカの国際連邦科学情報局EPIAではひとりの少女がいなくなっていました。
少女の名は「へンルーカ」、EPIAの中で生まれたエスパーのひとりですが、生まれてからずっと眠ったままっだたけれど、昨年やっと長い眠りから目覚めました。
けれども彼女の能力は謎のままでした。
それが、突然3ヶ月前に脱走して今も行方がわからないということだったのです。
輪が作ったピラミッド型機械
ある日パソコンで遊んでいたちまこは変なEメールを受け取り、強い不安を感じます。
その不安の元は輪が作ったピラミッド型の機械。
輪にどこにあるのか聞くと、無くしたと言うので家族に聞いてみたら、なんとかちこが川に捨てたというのです。
ピラミッドは捨てたけどメッセージについては知らないと言うので、やはりただのいたずらではなくメッセージの犯人は何かを企んでいるのかも?
その時、輪のケータイに月基地組からまた会合を開くというメールが届いたのでした。
そして、その会合に集まった彼らに少し遅れて輪が合流し、ムーンドリームの話から、まだ知られていないキーワードの謎の部分の話が出たところへ一成のケータイに着信がありました。
電話の相手は輪!じゃあここにいる輪はだれだ!?
輪がふたり?
謎が深まる終わり方ですね。
2巻は2016年晩秋の発売ということです。
次回作が待ちどうしいです~
蓮はただでさえみんなの中でも孤独を感じているのに、まったく理解を示さないかちこへの蓮の気持ちが切なくて、痛々しいくらいです。
「ボク月」ではあんなに理解しあっていたのに、これが成長するってことなの??って言いたいですっ!
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「ぼくは地球と歌う」2巻発売予定(追記・10/29)
「ぼくは地球と歌う」2巻は2016年12月20日に発売予定されました。
2巻はこちらをご覧ください
謎の美少女へンルーカとは?
へンルーカはソルやティモシーと一緒にEPIAで人工授精によって生まれた3人のエスパーですが、ちょっと変わった卵子から生まれた3人は普通のエスパーとは能力も質もちがい、ティモシーは臭いに敏感、ソルは他人の網膜に幻影を焼きつけて他人に成りすますことができます。
へンルーカの能力は謎でしたが、どうやら他人の能力をコピーできるらしいのです。
そして、輪の前に現れたへンルーカは月基地と東京タワーの事を知っています。
ということは、へンルーカも漣達同様に異星人の転生者ではないのでしょうか?
もしかしたら、ソルやティモシーもそうなのかもしれません。
やはり、異星人の転生者は地球に大勢いると思いませんか?
次巻ではどんな展開がまっているのかドキドキですね。
書籍情報
「ぼくは地球と歌う」1巻
まとめ
今回の記事は、「ぼくは地球と歌う」1巻にのあらすじと感想、謎の美少女へンルーカについて紹介してみました。
第1章「ぼくの地球を守って」が12巻、第2章「ボクを包む月の光」は15巻ありましたから、第3章「ぼくは地球と歌う」も10巻以上のなると予想できます。
また長いお付き合いになりそうでうれしいですね。
今までなんとなくスルーしていた月基地の隠された秘密の部分や、新たな異星人の転生者についてがわかると思うとワクワクしますね。
早く2巻が出ないかな~
ではでは(^0^)/
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