おげんきですか?うめきちです(^0^)
「美容室でシャンプーした後に体調を崩し、脳卒中と診断された男性に美容室側が慰謝料1300万円を支払った」
というビックリな出来事がイギリスで起きたというニュースはまだ耳に新しいと思います。
病名は【美容院脳卒中症候群】と言います。
シャンプー台に横になって首をそらせる姿勢が原因なのだそうす。
もしも自分の勤め先の美容室でこんなことが起こったら・・・。
考えるだけでも恐ろしいものですね。
でもご安心あれ!
こんな最悪の事態にならないようにという対策もたくさんあるのです。
そこで今回は友人のサロンで実行した対策を紹介したいと思います。
今回の記事は
●【美容院脳卒中症候群】の原因と症状
●実行した対策有効な対策
- 1.ネックピローを変える
- 2.お客様に注意を促すポスターを貼る
- 3.もしもの時のために「サロン店舗賠償責任保険」に加入する
●まとめ
以上の紹介をますね。
【美容院脳卒中症候群】の原因と症状
原因
【美容院脳卒中症候群】の原因はシャンプー台に寝て首を後ろに大きく反らせることによって血管が圧迫され、首から脳への血流が一時的に阻害されて血流不全を起こします。
すると脳貧血状態となって起きあがった時にめまいや吐き気を感じることがあるのです。
さらにこの状態が長く続くと小さな血栓(血の塊)ができることがあります。
シャンプーが終わって体を起こして首を元の位置に戻した時に抑えられていた血液が一気に流れ、血栓が脳へと運ばれて血管を詰まらせてしまうと歩行障害などの脳卒中の症状が現れるのだそうです。
【美容院脳卒中症候群】は年齢に関係なく起こるそうなので、若いからといって侮ってはいけません。
症状
- 吐き気
- めまい
- 頭痛
- 立ちくらみ
シャンプー時に血流不全が続くと起きあがった時に吐き気やめまい、頭痛、立ちくらみなどが起こる時があります。
一時的な軽い症状はしばらく静かに座っていればおさまります。
しかし、5分以上過ぎてもめまいがおさまらない時や、立ちあがった時にふらついて歩きにくいなどの場合は「脳卒中」が起こっている可能性があります。
お客様には急いで病院へ行くことをおすすめした方がいいと思います。
実行した対策有効な対策
対策その1. ネックピローを変える
シャンプーする時にシャンプー台の首を支える部分にクッションになるもの(ネックピロー)を置きますが、よりクッション性の高いもの、首を支える面積が広いものに変えると、首を反らせる角度が軽減されて首への負担が和らぎます。
気をつけたい注意点は、シャンプー時には常にお客様の様子に注意して、首を動かす時は声かけてからそっと動かします。
いきなり首を動かすなどはしないようにすることが大切です。
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首を乗せる部分の幅が広く、安定感があります。
対策その2. お客様に注意を促すポスターを貼る
店に入るとすぐに目に入る、目立つ場所に
「体調に不安がある方は事前に相談してください」
と書いたポスターを貼って、お客様の注意を促すようにしてみます。
友人のサロンは高齢者のお客様がめだって多いですが、先日もトイレで立ち上がれなくなってしまったりとか、一人では対処しきれないことが起きるようになってきたのです。
2017年3月1日に日本人の平均寿命が発表されましたが、女性は86.99歳、男性は80.75歳ということで過去最高を更新しました。
なんとG7の中でもトップなのだそうですよ!
現在、日本は空前の高齢化社会ということで、当然、美容室に訪れるお客様の平均年齢も上がってきます。
【美容院脳卒中症候群】は年齢に関係なく起こるそうですが、高齢者は特に気を付けなければ最悪のケースにもなりかねません。
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対策その3. もしもの時のために「サロン店舗賠償責任保険」に加入する
【美容院脳卒中症候群】を防ぐためにいろいろ対策を講じても、間の悪い時はあります。
もしも脳卒中を起こしてしまい、原因はサロンだとされた場合に助けてくれるのが「保険」です。
いきなり1300万円の慰謝料の支払いなんて請求されたら、サロンの存続にも関わって来ますからね!
脳卒中以外にも、施術中に起こるいろいろな『もしも』にも対応してくれる心強い味方です。
- カットしていて耳を切ってしまった。
- 床にこぼれた水で滑って転んだ。
- まつ毛パーマで目に薬液を垂らしてしまい、お客様が病院にかかった。
- ヘアカラーでお客様の服を汚してしまった。
- フェイシャルケアでお客様の肌にトラブルを起こしてしまい、病院に通院した。
- スチーマーの熱湯で火傷を負わせてしまった。
など、普段の仕事中に起こる身体障害や物損の損害賠償のカバーをしてくれます。
ミスしてしまった時には、誠心誠意お詫びをしなければいけないのはもちろんですが、美容室専門の損害補償責任保険に加入しておけば金銭的な面でも、さらに安心できるというものです。
引用元http://www.salonhoken.net/
普段の生活の中にも潜んでいる!?
体質にもよりますが、頭を上に向けて首に負担をかけるような姿勢をした場合にほんの数分でも首の血流を阻害してしまう事があります。
- 映画を鑑賞している時。
- パソコンを使用している時。
- 天井の電球を取り変えている時。
- 草取りをしている時。
- 美術館など、高いところにある物を見上げた時。
他にもいろいろあり、普段の生活の中でも起こりうることなので、首を圧迫するような姿勢には十分気をつけることが大切です。
まとめ
今回の記事は
●【美容院脳卒中症候群】の原因と症状
●実行した有効な対策
- 1.ネックピローを変える
- 2.お客様に注意を促すポスターを貼る
- 3.もしもの時のために「サロン店舗賠償責任保険」に加入する
以上の紹介でした。
1300万円の慰謝料のニュースを見た時は驚いてしまいましたが、あり得ないことではありません。
いずれにしても、首への注意を怠らないように気をつけることが大切なんですね。
ではでは(^0^)/