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お元気ですか?うめきちです(^o^)/
「今度のるーみっくわーるどはMAO!」というキャッチフレーズの元、高橋留美子先生が犬夜叉に続くシリアス怪奇ロマンとして描き上げた「MAO」1巻が、小学館サンデーコミックスから2019年9月18日に発売されました。
- 8年前に陥没事故で両親を亡くし、同乗していた菜花は奇跡的に助かるが、その時、自分は一度死んだと思っている。
- ある日、その事故現場であるシャッター街で別に世界へ迷い込み、摩緒と乙弥に出会う。
- 摩緒は、自分は猫鬼に呪われて900年生きているというが、どうやら菜花もそうかもしれないと考え、妖を探してあちらの世界とこちらの世界を行き来することに。
そこで今回は「MAO」1巻の紹介をしたいと思います。
「MAO」1巻
- あらすじと感想
- 「マオ」2巻の発売日は?
- 「マオ」を無料立ち読みする方法
- まとめ
(※、なお、ネタバレが含まれていますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「MAO」1巻
あらすじと感想
第1話 菜花
中学3年黄葉菜花(きばなのか)は小学1年のころ死んだことがありました。
8年前のその事故現場は学校の近くにあるシャッター街で、偶然通りかかった菜花と両親が乗った車を巻きこんだ陥没事故でした。
両親は亡くなり、どういう訳か車外に放り出された菜花は血だらけで息が止まっていたのです。
そういう訳で菜花はおじいさんと家政婦の魚住さんと暮らしています。
今はもうその事故のことを覚えているクラスメイトも少なくなり、知らない子はシャッター街で幽霊がでるなんて噂をして見物に来たりしていました。
菜花は学校への通学路でもあるこのシャッター街で、その日に限って奥の方から何か物音が聞こえることに気づきました。
何だろうと思って2~3歩入ったことろで、いきなり景色が歪み、なぜか昔の風景の中に立っていて、周りの人も昔っぽいし、よく見れば透けているのに気づいて気味が悪くなってアーケードの入り口に戻ろうとしたその時!
「ねえ・・・ちょっと・・・あなた・・・人間よね・・・?」
そう声をかけてきた女学生姿の女の子が頭からビシビシっと裂けて中から大カマキリの化け物が出てきたのです!
びっくりして逃げようとした時、アーケードの入り口に若い男・”摩緒”と子供の”乙弥”が立っていました。
「た、助けて!」と言うと、
彼は「いや、戻ろう」と言ったのです。
「はあ?」と別の意味で驚く菜花に、大カマキリは襲いかかってきて彼女の腕を切りつけました。
けれど菜花の返り血を浴びると、どういう訳か体が溶けだし、逃げようとしたところを摩緒に退治されてしまったのです。
それから菜花の目の前で乙弥が地面を掘り、小さなカマキリの妖を捕まえました。
ところが菜花は自分の腕が切り落とされていたことに気づかず、乙弥に「ここに落ちていますよ」と差しだされて、ショックで気絶してしまったのです。
菜花が次に目を覚ますと、腕が繋がっていたので不思議に思っていると、摩緒が「おまえ、なぜ闘わなかった?」と言いました。
そして「どう見てもお前の方が格上だった。おまえ、妖だろう。」と!
訳がわからない話しに菜花は途中で向きを変えて帰ってしまい、アーケードの入り口をくぐると、追いかけてきた摩緒の前で消えてしまいました。
元の世界に戻ってきた菜花が振り返ると、そこにいたクラスメイトが、
「って、菜花どうしたの?なんでいきなり薄汚れてんの?」と泥だらけの彼女を指さします。
腕に傷も残っていないし、菜花はアレは夢だったのかと思うのでした。
一方、向こうの世界では乙弥が摩緒に話しかけています。
「そういえば摩緒さま。手当てする時、飲ませていた丸薬・・・あれはなんですか?」
「ああ、手がうまくつかなかったので試しに解毒してみたんだ。あの妖、何かで力を封じられているようだ」
菜花のことを妖だと認識しているようでした。
翌日、いつものように学校へ向かっていた菜花は、足が遅いはずなのに自転車よりも早く走り、トラックにはねられそうになるととっさに屋上までジャンプしてしまったのです。
第2話 摩緒
信じられない出来事ショックで、急に体調を崩してしまった菜花は家に帰ってベッドに転がって何が起こったのか考えていました。
そしてあの摩緒という男が何か知っているはずだと思いついたら、あとはもう聞くしかありません。
ドキドキしながらシャッター街へやってくると、やっぱり昨日のように別の世界に来てしまいました。
そこで乙弥から、彼らがここの住人じゃなくて昨日着いたばかりの陰陽師だと聞いたのです。
その頃、摩緒は巡査に化けた妖からこの町の情報を聞き出し、最後に「猫鬼(びょうき)」を知っているかと聞くと、妖は「知らん!」と言って襲いかかり、摩緒の血を浴びると溶けて死んでしまいました。
驚いている菜花に摩緒は「私は猫鬼に呪われている」と言うのでした。
菜花は菜花で、私は人間だったのに昨日から訳のわからないことばかりで、その理由を聞きたくてここに来たのだ!と言いながらふと思い出したのです。
『そうだ あの時、私は・・・化け物を見た・・・!』
第3話 門の向こう
話しの途中で「車をつかまった」からとそのままさっさと切り上げて行ってしまおうとした摩緒に、ムカついた菜花は走って車を追いかけました。
追いついた場所では人は透けていなくて、摩緒の持っていた新聞から今が『大正12年5月8日』だと知ってビックリします!
その新聞には『またも首なし死体発見さる』と書かれていました。
ミルクホールに入った3人は、女給の貂子(てんこ)さんから紹介された奉公人の小夜子から、彼女の奉公先の子爵家で旦那様の様子がおかしいとを聞かされたのです。
「最初はお顔に腫れ物ができたできたとかで、手当ては奥さまが一人でされていたのですが、そのうち日が暮れてからおでかけになることが増え、ある夜、旦那様のカバンから血のようなものがしたたって・・・」
彼女の話から猫鬼とのかかわりがあるのか考えていた摩緒は、かつて自分も死んだはずだったと思い出していました。
戦国時代、陰陽師の摩緒は「身体を差しだせ!命を差しだせ!」と言う猫鬼と刺し違えたと確信していたのですが・・・。
「猫鬼は人の身体を器にする」
3人はそのまま子爵家に忍び込んで妖の正体を探ることにしました。
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第4話 顔のない子爵
邸内では旦那様の部屋にいる奥さまに手当ての道具を届けにきた小夜子に、
「おまえ、わしのことを外の者に話しただろう」と、
旦那様が剣を抜いて襲いかかってこようとしています。
そこへ窓ガラスを蹴破って摩緒が飛びこみました。
「連続首なし事件・・・お前の仕業だな?」
摩緒と子爵は屋根の上に出て戦い始め、子爵を切りつけるとその首からは無数の子蜘蛛が!!
子爵はすでに死んでいて蜘蛛に操られていたことに気づいた摩緒が、家の中に取って返すとそこはすでに奥さまに化けた大蜘蛛の巣になっていました
大蜘蛛の妖は糸で菜花を捕え、「女はいらないから花壇の肥やしにでもしてさしあげますわ」と、首を絞めてきたのです。
第5話 蜘蛛女
摩緒が駆け付けた時、菜花の目は猫の目のように縦長になってました。
菜花は必死に自分の力で糸を切ろうともがいていますが、ついに力負けして気を失ってしまいます。
けれどその直後、摩緒の首も子蜘蛛たちのエサにしようと襲いかかってきた大蜘蛛を、糸ごと引っ張って引き離そうとしたのは菜花だったのです。
菜花は自分の血で糸を溶かしていました。
そして大蜘蛛と摩緒が死闘を繰り広げているところに、いきなり刀の魔力を使って割って入ってきたのも菜花だったのです。
大蜘蛛を倒してしまったその力を見た摩緒は、
「それは私にしか使えない刀だ。お前は私と同じ・・・?」
第6話 呪われた者
「この刀は私同様、猫鬼に呪われている。これは破軍星の太刀という、昔、私が猫鬼と戦った時に使った刀だ」と、摩緒は話し始めました。
猫鬼の血を浴びて呪いの刀となった破軍星は、夜盗や妖怪たちに盗まれても盗んだ者に非業の最期を与えて自分の所に戻ってきてしまうと。
「呪いあるあるだな」と菜花(笑)
そう言いながらも、破軍星を使うことができたという事実から、菜花も猫鬼に呪われたものかもしれないと辛そうに話す摩緒ですが、そこに乙弥が声をかけます。
「先ほどのあれで巻き添えをくいました」
蜘蛛の糸にぶら下げられた乙弥は胴が真っ二つに切れていたのです。
彼らの隠れ家に戻った3人は、真っ二つになってしまった乙弥の口に護符を巻きつけた本体の人形を入れると・・・。
すると切られたところから本体が出てきて護符に厄災を移すと、上下の体が繋がりって元に戻りました。
乙弥は人間ではなく、摩緒の式神だったのです。
今までのことを考えあわせた摩緒は、もしや菜花も事故に遭った時に血だらけだったのは猫鬼の血を浴びたからではないかと推理しました。
けれど菜花はその時のことを覚えていません。
ただこの町が火事で燃えていたことを思い出したのです。
その後、家に帰るとこの前は一瞬だったのに、今回はなぜか1週間も立っていた事が分かり、驚く菜花でした。
第7話 陥没事故
菜花は友達のつてであの陥没事故のことを良く知っているクラスメイト・白羽に話しを聞いてみることにしましたが、分かったのはこんな感じでした。
- ただの陥没じゃなくて、シャッター街の方からの強い力で横にえぐり取られたような穴だった。
- レスキュー隊のグローブが酸か何かで溶けた(菜花は猫鬼の血かもと思う)
- 菜花乗っていた乗用車の窓はすべて閉まっていて、なぜ彼女が車外で発見されたかは謎(菜花はあの時、強い力で引っ張られたような気がすると・・)
これだけ調べても菜花は当時のことは思い出せませんでした。
それからすぐに摩緒たちの所に戻ると、「十日も何をしていたんだ?」と言われ、あっちとこっちの時間の流れが読めないと焦ります。
そして彼らの調査ではあの当時こちらでは火事などなかっと言い、菜花はますますわからなくなったのでした。
その頃、こっちの世界では人の寿命を自由に操ると言われる『鍾呼さま』と言う霊能者が評判になっていました。
第8話 寿命を操る
かつて摩緒が仕えていた師匠の宝物殿に忍びこんだ猫鬼は師匠を殺し、秘伝書を食って最高奥義を会得してしまったのだと語る摩緒に、菜花はこの前から気になっていたあることを聞いてみることにしました。
「年・・・いくつなの?」
すると「900年くらいは経ってしまったかな・・・」と恐ろしい答えが!
ほとんど不老不死と言えるその事態に摩緒は猫鬼が呪いを刻み込んだといいますが、菜花はもしや自分もどうにかされてるかもと気が気じゃありません。
彼らの話を聞いていた貂子さんが、
「その鍾呼様が猫鬼から術を教わったかもしれないってことですね」
そう言うと、摩緒が「そいうことだから行け、菜花」と意味不明な命令を下します。
裕福な学生や女学生が信者に多いことから、スパイとして送り込まれることになった菜花は女学生姿で会場入りしました。
三方の上に山盛りの、鍾呼さまが念を入れたという守り石を見た菜花は『商売?』と詐欺を疑いますが、目の前で不治の病の子供が鍾呼さまに抱かれて気を込められると元気になってしまったのです。
「寿命がつながりました」
その様子を見ていた菜花は『うーん・・・なんか芝居じみてるような・・・』とうさんくささを感じています。
と、なぜか横にいた女学生がひどく怯えているのに気がついたのです。
一方、摩緒たちは町の貧乏道場の道場主が、新興宗教にかぶれてしまった娘を取り戻しに行ってから3日後にポックリ逝ってしまった話しを聞き、道場の門前の地面を掘ると、そこから出てきたのは呪いの人形だったのです。
のっけからスゴイ展開の、なんか気になるマンガですね~
あっちの世界とこっちの世界を行き来するとか犬夜叉を彷彿とさせる部分が意識的なのかと妙に面白く思っちゃったりします。
でも犬夜叉とはひと味違った真面目な摩緒の真面目な返事が(笑)ですが、彼はともかく菜花の正体が気になりますね~。
もしかしたら菜花自身が猫鬼の生まれ変わった姿だとか、あり得るかもしれないじゃないすか!
いや、妖怪なんだから違うか・・・。
とにかく次の展開が気になりますね!
このまま3人で猫鬼探しの旅に出るんでしょうか!?
「MAO」2巻の発売日は?
「MAO」2巻の発売日は2019年11月18日です。
「MAO」を無料立ち読みする方法
どうなるのかとドキドキしましたが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!
☟詳しくはこちらをご覧くださいね☟
まとめ
今回は「MAO」1巻の紹介でした。
まじめなイケメン摩緒と菜花の間にもラブは芽生えるのだろうか?
それにしても乙弥がカワイすぎる!!
ではでは(^o^)/
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